仏像用語辞典

まずは、前書きをお読みください。

■あ行  ■か行  ■さ行  ■た行  ■な行  ■は行  ■ま行  ■や行  ■ら行  ■わ行

 

あみだにょらい 【阿弥陀如来】 極楽浄土(いわゆる極楽)をおさめている如来。⇒如来
いぞう 【倚像】 台に腰かけている姿の仏像。両足をおろしているものと、右足を左足の上に組んで、左足だけを下ろしているものがある。
いちぼくづくり 【一木造】 仏像を一本の材木から刻み出す造り方。この場合、一本の用材からはみ出す部分(両腕や座っている足の部分など。)が別材でも、頭と身体が一材で造られていれば一木造という。⇒寄木造
いんぞう 【印相】 仏の手の形。その仏が何をしているところかを表したり、どういう仏かということをあらわしたりもする。私たちがなにげなくする、「合掌」も印のひとつ。
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がぞう 【臥像】 横に寝そべっている仏像。釈迦の亡くなるときの姿で、右腹を下にして、北に頭を向けた(北枕)姿。これは、釈迦如来独特のもので、他の仏にはない。⇒涅槃像(ねはんぞう)
きょうじ 【脇侍】 仏像の左右に付き添った形で立つ象。
けんぞく 【眷属】 従者。
ゴータマ・シッダールタ 仏教の開祖。実在の人物で、シャカ族の王子だったことから、「お釈迦(しゃか)さま」とも、よばれる。
こうはい 【光背】 仏像の背にある光を表す装飾の事。
こんどう 【金堂】 お寺の本尊を安置する堂。平安後期頃からは、「本堂」といわれるのが一般的。また、本尊の名前によって、「釈迦(しゃか)堂」とか、「阿弥陀(あみだ)堂」と呼ぶ場合もある。
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さいほうじょうど 【西方浄土】 あの世。
ざぞう 【坐像】 座っている仏像。両足を組んで座っているものがほとんどで、瞑想のスタイル。足の組み方も、左足を上にするものと、右足を上にするものでは、意味が違ってくる。他には、片ひざを立てたものなどもある。
さんごう 【山号】 お寺の名前の前につける称号。(比叡山 延暦寺の「比叡山」の部分。)昔、中国では、山の中にお寺が建てられたので、その山の名前がつけられた。その後、日本にも伝わり、平地のお寺にも山号がつけられるようになった。ただし、奈良時代に建てられたお寺には、山号がない。
しゃかにょらい 【釈迦如来】 仏教の開祖ゴータマ・シッダールタが悟りを開いた姿で、唯一実在した如来。
じゅうしょく 【住職】 お寺の首長のこと。
しゅみせん 【須弥山】 仏の世界の中心にそびえ立つという高山。
しんごん 【真言】 密教での、祈祷や呪文などの言葉。真言(マントラ)を唱えることによる力は大きく、祈願がかなうという信仰がある。⇒密教
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だいざ 【台座】 仏像の乗っている台のこと。
だいにちにょらい 【大日如来】 盧舎那仏(るしゃなぶつ)が密教教義の中でさらに発展したもので、全宇宙の根本となる仏として、位置づけられる。他の如来とは違い、宝冠や装身具で飾られた形で造られるのが特徴。⇒如来・盧舎那仏・密教
たんじょうぶつ 【誕生仏】 釈迦の像には、人生のそれぞれの時期に当てはまる像があり、誕生仏は言葉通り、生まれたばかりの頃の像。伝説では、生まれてすぐ歩き、天地をさして、しゃべった事になっている。⇒釈迦如来・涅槃像
てん 【天】 仏教を守護する神々。 元々、バラモン教やヒンズー教など異教の神々。仏教伝来の過程の中国や日本で、その土地固有の宗教に結びついて変化したり、新たに考えだされたものもある。
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にょらい 【如来】 悟った人。仏陀、仏ともいい、如来は、それぞれに浄土(仏国土)を持ち、各浄土の主尊となっている。
ねはんぞう 【涅槃像 釈迦の像には、人生のそれぞれの時期に当てはまる像があり、涅槃像は亡くなる時の姿。(従って、横になっている像。)安らかに寝ているようにも見えるが、まわりに多くの人や動物が集まって、嘆き悲しんでいる像も多く、すでに亡くなっていることが想像できる。⇒釈迦如来・誕生仏・臥像(がぞう)
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はなまつり 【花祭り 4月8日に、釈迦の誕生仏に甘茶をかけたりする習慣が、花祭りとして行われている。甘茶をかけるのは釈迦が誕生した時、天から、甘露の雨が降ったという伝説による。⇒釈迦如来・誕生仏
びゃくごう 【白毫】 仏像の眉と眉の間にある、長くて白い毛が右巻きに渦になったもの。ここから、知恵の光を発する。多くの仏像には、水晶をはめ込んであったり、白い線が書いてあるだけのものもある。
ぶっそく 【仏足】 仏の足の裏には、いろいろな模様がある。いちばん有名なのは、千輻輪(せんぷくりん)といわれる輪の模様で、仏の足はどこでもいけることを車輪で表している。(この輪は手のひらにもある。)
ぶっそくせき 【仏足石】 仏の足跡が、石に刻まれているもの。⇒仏足
ブッダ 【仏陀】 「仏」のことを正しくは仏陀と言う。「目覚めた人」という意味の言葉で、悟った人のこと。
ぼさつ 【菩薩 修行中の人。ただ修行しているだけでなく、みずからも、人々を救おうとするもの。
ほんどう 【本堂】 ⇒金堂
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まんだら 【曼荼羅】 密教において、仏の悟りの世界を寺の中に壇にして作ること。日本では、大日如来を中心とするさまざまな仏達の図を曼荼羅と呼ぶ。⇒密教・大日如来
まんもう 【縵網】 仏像の指と指の間にある水かきのようなもの。少しでも、多くの人を救うためにあるという。
みっきょう 【密教】 密儀に基づく仏教。 初期の仏教では、祈祷(きとう)や呪いなどの秘密の儀式(密儀)の力で、災いを逃れたり、増益を得たりする事は否定されていたが、古代インドの神々が仏教に取り入れられるに従い、密儀も仏教に容認されていった。
みょうおう 【明王】 如来の怒りの使者。
みろくにょらい 【弥勒如来】 釈迦(ゴータマ・シッダールタ)が亡くなった後、56億7千年後に、この世に現われて、人々を救うとされている如来。⇒如来、ゴータマ・シッダールタ
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やくしにょらい 【薬師如来】 人々の病苦や苦悩を救う如来で、左手に薬壺を持つ姿が一般的。東方瑠璃光世界という浄土をおさめているので、「薬師瑠璃光如来」、「大医王仏」ともいう。⇒如来
よせぎつくり 【寄木造】 仏像の造り方で、頭と身体が、二つ以上の木材で作られる方法。この場合、それぞれの木が同等の価値を持っていなければならない。⇒一本造
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らほつ 【螺髪】 仏像の髪全体が、パンチパーマのように縮れているものをいう。髪は右巻きで、古い仏像ではわかりにくいが、色は青。新しい仏像だと、頭の部分が紺青なのでよくわかる。
りゅうぞう 【立像】 立っている姿の仏像。両足をそろえて立つもの、片足を少し楽にしているもの、歩く姿のものなどがある。
るしゃなぶつ 【盧舎那仏】 毘盧舎那仏(びるしゃなぶつ)ともいい、太陽崇拝から、考え出された如来。形を越えた仏法そのものをあらわす仏で、全宇宙の真実の仏とされている。
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わきじ 【脇侍】 仏像の左右に付き添った形で立つ象。