◆02/09/03 たっぷりマドリッド

 今日は前売り券を買いに行くくらいのもので、特にサッカーの予定は無いから、普通に観光ができる。なので、時間のかかる美術館巡りを行うことにした。ガイドブックを見ると、一番大きくて有名なプラド美術館は朝早く行かないと入場制限がかかる、と書いてある。朝食を急ぎ目に済ませて、マドリッド市内観光に出発。

注:ちなみに美術館は Plado 以外は撮影禁止、プラドでもフラッシュ禁止、なのでこの日の観光の写真は少ないです。

○Museo del Plado

 世界三大美術館の一つといわれるのが、このプラド美術館。三大美術館と言われるところは実は合計5箇所あるらしいが、とにかく「三大」美術館の一つ。実際、でかいんだな、これが。
 地下鉄 2 号線 Banco de Espana 駅で下車すると、そこはあのシベーレス広場。今春の優勝では実行されなかったけど、Real Madrid が優勝するとメンバーが噴水に飛び込んで大騒ぎするあの噴水だ。広場と言っても実際にはロータリーの真中に噴水があるだけで、なるほどここでバカ騒ぎすると迷惑この上なさそう。市が禁止にするのも判らんでもないな・・・。広場に繋がる通りを Atocha 駅に向けて下って行くと、左手に Museo del Plado が見えてくる。

シベーレス広場の噴水

 入場口に行き、Plado を含めた代表的 3 美術館のセット券を購入。2 館回るならトントンだが、3 館回るつもりならこれを購入したほうが安い。有効期限は半年くらいあるから、滞在期間中に 1 日 1 館ペースで回ることも可能だ。
 例のごとくセキュリティチェックを受け、手荷物をクロークに預けて(無料)いよいよ中へ。丁度やっていた夏の特別展「Tiziano 展」をはじめ、常設展示のゴヤの名作やら、とにかく沢山の絵を見て回った。途中、所々に日本人団体客が居て、ガイドさんが沢山説明していたので、団体客に紛れて説明を聞いたりしていた。
 館内には売店スペースがあって、お土産を購入することができる。ちなみにプラド美術館の売店は入場しないと利用できないので、結構価値があるかも(買い忘れないようにね)。ボールペンなどはお勧めです。
 11:00 過ぎに館外に出ると、入場口には長蛇の列が。見る予定の人は開館時間頃に行くほうが無難かな。

美術館正面。入口は横に。 館内にて。

 Plado を後にして、2 館目は picaso の「ゲルニカ」があるという Sopha 王妃芸術センターへ。ところがここは火曜日は休館日だった(Plado は月曜休館)。仕方が無いので翌日ここに来ることにして、再びプラドの前を通って Thyssen-Bornemisza 美術館へ。

○Museo Thyssen-Bornemisza

 セット券で回れる三つの美術館のうち、この Thyssen-Bornemisza(以下、Thyssen)は今ひとつ地味な存在。だが、実際に見て回って、一番頭を使わず気楽に見れたのは、ここだった。もしもう一度行くなら、ここをゆっくり見たい。所蔵品に中世印象派の風景画が多く、個人的には好きな画風も多くて、気楽に回れた。
 売店は入り口のところにワゴンでちょこっと(だから入場しなくても購入できる)。地下には Cafe があって休憩することができる(値段は市価よりちょっと高めかな)。

ティッセン・ボルネミッサ美術館

 美術館二つ回ったら、すでに1時を回っていた。昼食を探すために、徒歩で Puelta del sol を通って mayor 広場へ。

○Plaza Mayor

 マドリッドで一番歴史のある広場。大昔は火炙りの公開処刑も実施されたらしい(怖)由緒ある場所らしいが、今ではカフェが沢山あるのどかな広場になっている。何があるって感じではないのだが、とりあえず見物。
 マヨール広場近くのレストランを探していたら、広場に面した BAR のカマレロ(ウェイター)が流暢な日本語で呼び込むので、そこでパエジャを頂くことに。OK.Paella と書いてある看板は市内あちこちの BAR にあったので、おそらくチェーンというか、調理パックになっているんだろう。イカ墨のパエジャを注文し、待つこと20分くらい(だから、きちんと炊いてるってことか?)、黒々としたパエジャが出てきた。食べてみると、これが結構イケる。お手軽にパエジャを食べたければ、OK.Paella でいいかもしれない(ヴァレンシアに行って食べたいところだが)。

マヨール広場 ランチはイカ墨パエジャにサングリア

○再び Bicente Calderon

 食後、ホテルで適当にシエスタをとった後(すっかりアンダルシアモード)、今度こそチケットを購入しにビセンテ・カルデロンへ。実はプリンシペ・ピオからビセンテカルデロンへは乗り換えが多くて(2度)結構面倒だったので、このときは試しに RENFE の近郊線を使ってみた。実は近郊線だと、乗り換えなし一駅で行けるのだ。
 RENFE 窓口で切符を購入しホームに行って電車を待つが、本数は少ないし、やって来たのは定刻の10分後。スペインにしては早かったと思うべきか。なんにせよ、市内の移動にはやはり地下鉄を使うほうが便利だろう。乗ってからは流石に早く、あっさりピラミデス駅に到着。

 Taquilla に到着すると、何人かが疎らに待っていた。そのうちの一人に時間を尋ねると、オランダ人だった。英語のほうがスペイン語より話せるというので、片言で言葉を交わす。

 自分「オノ・シンジを知ってるか?
 蘭人「オノは知ってるよ。あの、UEFA 杯の決勝は見てたんだ。
 自分「そうかそうか。じゃ、フジタ・トシヤは知ってるか?
 蘭人「フジタ? 知らないねぇ。

まぁ、行ったばかりだからね。藤田もよろしく。
 程なく Taquilla が開き、チケットを購入。四苦八苦の末、Preferencia Tribunal Superior Baja ってエリアを購入した(32 Euro)。2階席の前側って意味らしい。ちなみに、後ろ側は 2 Euro 安い 30 Euro。バックスタンドはもうちょっと安くて、北側サイドスタンドは 15 Euro ぐらいだったと記憶(うろ覚え)。ちなみに、ultra が居る南側サイドスタンドは一般に販売されていない。

 チケットを購入した後はオフィシャルショップへ。お店はメインスタンドの建物の中にあって、一旦スタジアムに入ることになる。おかげで購入した席の位置も確認でき、結構な良い席に期待感が膨らんだ。建物の中にはショップのほかにクラブ事務所とかファンクラブクラブ事務所、営業してなかったけどレストランもあった。オフィシャルショップの規模は程よい大きさだったが、アイテムの数はちょっと少なめ。アトレティは今期センテナリオなんで記念グッズを期待していたのだが、予算に見合うグッズが見当たらなくて残念。安売りしていた昨シーズンモデルの練習着と、センテナリオ・マフラー、ピンズ等を購入し、スタジアムを後にした。

スタジアムの中 事務所にはトロフィーも オフィシャルショップ

○La Esquina de Caldero'n

 Bicente Calderon を後にして向かったのは、熱狂的なアトレティ・ファンがやっているという BAR「La Esquina de Caldero'n」。スタジアム下を通っている大通りを駅とは反対方向に歩いて 5 分ほどのところにあった。試合前日の午後ということもあって、お店の中には 2,3 人が飲んでいる程度。とりあえずビールを頼んで、紹介雑誌のコピーを見せながら日本から来たことを告げると、オーナーのマフターニさんがとても感激してくれて、レストランにある貴重な写真などを披露してくれた。このおじさん、実は単なる熱狂的ファンではなく、アトレティの下部組織だかのアシスタントコーチライセンスも持っている、凄い人。写真の中にはアトレティの先々代くらいの会長(この人がビセンテ・カルデロン氏? 「歴代で一番いい会長。でも死んじゃった。」と言っていた)や、マドリーの先代会長と一緒に写っているものもあった。もちろん、ヒル前会長の写真もあった。
 自分からは「これが私達のクラブ。日本のチャンピオンだよ。」と持っていった malicia マフラーと 1st ステージ優勝記念ステッカーをプレゼントしたら、お礼にとアトレティのマフラーをくれた。「アトレティを日本で紹介してくれよ」とお願いされてしまった。
 マドリッドに行くことがあれば、ここお店をぜひ訪ねて欲しい。そこにはきっと、YOKOHAMA と書かかれた Tricolor のマフラーがあるはずだ。

エスキーナ・カルデロン店内 貴重な品々 マフターニさんとマフラー交換

 ホテルに帰って新聞で確認すると今晩はTV でソシエダの試合放映があったので、部屋で食事をしながら見ることにした。Sol までバスで行って、エル・コルテ・イングレスで水とワインを購入し、ボカディージョ(スペイン版サンドイッチ)のチェーン店 PANS でボカディージョとサラダを買い込む。夕食には物足りないかもしれないが、途中でタパスをつまんだりもしたし、十分だった。  ソシエダには今期から李天秀が移籍。リーガ初の韓国人選手としてマスコミの注目度も高い。ソシエダでは2トップの一角として起用され、サイドに開いて起点になったり、相手を追って戻って守備したり、ボールにも絡んで十分に機能していた。順調な滑り出しと言えるんじゃなかろうか。
 窓を開け、マドリッドの喧騒を聞きながら夜風に当たる。冷たくて乾いた風が心地よい。ああ、スペイン最高、マドリッド万歳。