◆04/09/03〜05/09/03 買物ツアー、そして帰国へ

 いよいよマドリッド最後の日。この日の予定はお土産購入と、名物料理堪能。

○がっちり買いまショー

 まずは自分や両親のために革製品を購入。スペインで財布を新調すると決めていたのだ。王宮近くにある、日本人が経営する革製品店「Le Punto」にて、小物をいくつか購入。品質もよいし値段も抑え目で、免税手続きもその場で可能だし、ブランドに拘らない人にはお奨めです。ブランド物命な人はセラーノ通りへ行きましょう。
 次はチョコレート。海外旅行の定番だが、スペインにおいてはチョコレートはちょっとした歴史のある食べ物である。実は、欧州にはじめてチョコレートが入ってきた場所が、ここスペイン。アステカを征服したコルテスがスペインに持ち帰ってきたのが始まり。まぁ、今でばベルギーとかのほうが有名だけど、スペインのチョコレートもなかなか美味しい。セラーノ通りにある有名な「Mallorca」でお土産に購入。ちなみにここ、中にカフェも併設してあるので一休みできます。
 あとはデパート「El Corte Ingres」の食品売り場にていろいろ物色。ワインは、普及品コーナーのにある Rioja の Vino tinto から店員お奨めのものを購入。好みを伝えるのに筆談で大変だったが、まぁこれも楽しみの一つだね。デパート(つーか、スーパーマーケット)は観ているだけでもスペインの食生活が垣間見えて興味深いので、観光の途中にぜひ行ってみるべし。水なんかは、滞在期間の最初に買いだめしておくと、高い水をキオスクで買わなくて済みます(冷たいのは BAR で飲めばよい)。
 買物はしなかったが、Gran via にあるお店はいろいろ見て回った。洋服の「ZARA」には日本に入ってないデザインも多かったけど、サイズが大きいものしかなくて断念。最近日本で有名な靴「CAMPER」はスペインでもやっぱり高かったし、荷物になるのでこれも購入せず。「YANKO」も同じく。大きめの本屋でスポーツ関係のコーナーを覗いたら、マドリー 100 周年記念本の隣に、裏の 100 年史を紹介する本などもあり、興味深かった(これも購入せず後悔)。ちなみにこの年はアトレティの 100 周年で、記念本が出ていたな。

○LA BOLA

 アンダルシアに行ったときはかろうじてガスパチョを食べられたものの、マドリッドではほとんど名物料理っぽいものを食べていなかった。だから、最終日のこの日は何か名物料理っぽいものを食べたくて、トレド観光でお世話になったガイドの大森さんに相談したら、このお店を紹介された。同じく王宮近くにある、マドリッド名物の煮込み料理「コシード」の専門店で、日本のガイドブックにも紹介されているくらい有名なお店。結構な人気店らしく、ランチタイム(スペインでは 14:00)に行くと入れないこともあるらしい。なので、ちょっと早めの 13:30 にお店に行ってみた。  結構こじんまりとした店構えのお店に入る。伝統店らしく、かなり古い写真なども飾られていた。客席は1階と2階があるようで、1階の席数は20席くらいだったろうか。結構狭い。お店の CARTA(メニュー)には日本語のものも用意されているので、安心して料理を選べる。進められたコシードのセットを注文。  コシードは文字通り煮込み料理で、鍋の中に肉類、野菜類、豆類、etc を入れて煮込んだもの。このお店では壺で煮て出てくる。最初に壺からスープだけをお皿に注ぎ出し、細く短いヌードルと一緒にすする。それを食べ終わったら、壺の中の具材を皿に取り出し、ザワークラウトのようなものとトマトソースを乗っけて頂く。1人前としては丁度良い量でなかなか美味しかったが、きっと冬に行くともっと美味しく食べられるんだろうなと思った。冬場に行く人にはぜひ味わってほしい料理である。

 買物ツアーも終わって、最後の晩餐はホテルの近所の BAR「CASA MINGO」へ。シードルと鳥の丸焼きが名物のお店なのだが、鳥は流石に独りでは食べられなかったので、シードルとチョリソとトルティージャで最後の晩餐。お店のウェイターに「明日スペインを出るんだよ」とスペイン語で話したら「寂しいね。君のスペイン語はとても上手だ。」とお世辞でも誉めてくれて嬉しかった。やっぱり、少しでも言葉ができると楽しいね。

 その後もホテルの近くの BAR をハシゴして、タパスで腹を満たす。明日はいよいよ、母国・日本へ。


(というわけで翌日です)


○Principe Pio

 1週間の滞在で、もはや地下鉄の雰囲気も見切った今となっては、いくら荷物満載とはいえタクシーで空港に行くのは正直高い。だから、帰りは空港まで地下鉄で移動することにした(※)。10回の回数券は既に使い切っていたので、周囲に注意しつつ地下鉄で切符を購入。10号線にのり、Nuevos Ministerios で8号線に乗り換える。同様に旅行者の利用が多いためか、乗り換え駅は非常に移動しやすく作られていた。
 ※そうは言っても日本人はカモなことに変わりはありません。移動が夜になる場合には諦めて素直にタクシーを使いましょう。

○Aeropuerto de Barajas

 空港駅を降りて、国際線のターミナル1に移動。到着ロビーはちょっとボロっちかったが、出発ロビーはなかなか綺麗(それでも年代モノ)。IB のカウンターを見つけてチケットを差し出し、登場手続き。最後には「バイバイ、サヨナラ」と日本語で返してくれたが、それは客相手に使う表現ではないぞ(苦笑)。荷物も預けて、出国ゲートに並ぶ。が、行き先がとりあえず EU 内だからか、出国カードの提出も無ければ、スタンプの押印もない。いいんか?
 ロビーに入ったら、まずは免税手続き。AREA Real Madrid で買った分の品物に書類を沿えてカウンターに提出。すると突然、女性の検査官がにっこり笑って 23 Beckham の子供用ユニセットを箱ごと破り捨てる仕草を! 何事かと思ったら、すかさず彼女、
 「私はバルセロニスタよ!(笑)」
なかなか洒落の効いた方です。お礼に 1st 優勝絵葉書をプレゼント。バルサも頑張ってちょうだい。
 還付された税金を別のカウンターで受け取り、足りない分のお土産を購入。登場口で待っていると、時間通りに通されたからこれはラッキー! と思っていたら、タキシングを始めて1時間ばっかし離陸待ち。延々と待たされた後、飛行機はスペインを後にした。adios Espana!

○Heathrow Airport

 定刻よりは遅れたものの、乗り換えにはなんとかギリギリ間に合いそうな時間に到着。でも、行きの経験から、荷物は翌日着になるであろうことは、この段階で予想できた。連絡バスに乗り、行きとは逆の方向を通って国際線のロビーに到着。搭乗時間が遅れ、まだ30分ほど余裕がありそうだったので、行きにはできなかった「空港内のパブでギネスを飲む」を実行。ちょっと離れた場所にあるパブに行き、時間がないのでハーフパイントで頼んだら、この金額ではカード不可だという。困っていたら見知らぬアイルランド人の夫人が「私、アイリッシュなんだけど、そんなにギネスを気に入ってくれてるなら、奢るわよ」と、なんとハーフパイントを奢ってくれた! いい人じゃあ、おばさん! もちろん、飲んだギネスは格別の味だった。

○成田空港

 行きとは違いひたすら長く感じたフライトを終えて、飛行機は成田空港に到着。ドアから出ての第一声は「蒸し暑っ!」。体が欧州に慣れてしまったのだから、仕方ないか。出国手続きを終えて、荷物の到着を待っていると、何やら BA のカウンターに来いという張り紙が台の上を回っていた。カウンターに行くと、Heathrow で予想した通りの結果に。案の定、積めなかったらしい。翌日には到着するということだったので、手続きをして、帰りもとても海外帰りとは思えない荷物で帰宅の途についたのであった。