◆98/06/22 戦いすんで

 3敗。初挑戦の結果は惨敗だった。冷静に考えれば妥当な線だったかもしれない。だが、どう控えめに観ても、ジャマイカには勝てた。少なくとも、1、2戦のパフォーマンスを発揮できれば、圧倒できた相手だ。なぜ、あの精神で闘えなかったのか。暑い寒いは理由にならない。相手だって同じ条件なのだから。3戦を振り返って、あの時間帯だけが残念でならない。

 選手や監督個人に言いたいことは、いろいろある。だが、今回の敗戦を個人のせいにしては、これ以上進歩がない。日本のサッカーとして、何が通用し、何が通用しなかったのか。それを分析することが、まず急いで行うべきことだろう。その上で、次期監督と、2002 年へのロードマップを示さねばならない。協会幹部と強化委員会は、そういう意識があるのだろうか? どうも、意識が希薄のような気がする。

 選手個人に注文があるとすれば、22 名が持ち帰った経験を、一人でも多くの選手に伝えてほしい。そうすることで、リーグは活性化し、日本人プレイヤーの実力も増すのだから。

 ともかく、2002 年へのスタートは切られた。井原の言葉を借りれば、4年間は長いようで短い。その間には五輪、ワールドユースもある。若い才能の開花と、ベテランの更なる奮起を期待しよう。がんばれ、日本。


◆98/06/19 負け方

 「負けるなら点を取って負けろ」と言う人がいる。気持ちは分かる。が、それで本当にいいのか? 私は嫌だ。1-0 でも、2-1 でも、負けは負けだ。勝ちを狙い、ほぼプラン通りに行き、それで負けたのなら、結果は甘んじて受けようと思う。
 しかし、昨日は違った。勝てる相手だった。クロアチアは足を止め、中盤を省略し、ロングボールを放り込むだけだった。カウンターのチャンスだって、こちらのパスミスが契機になっていた。プレスで奪った形はほとんどなかったと思う。そんなチームに負けたのだ。悔しくて仕方ないのは当然だろう?
 悔しい。とてつもなく悔しい。が、あれが世界との差なのかもしれない。あの瞬間、残った力を振り絞るように、中田のバックパスを猛然と追いかけ、かっさらったあのクロアチア選手のダッシュは、勝利への執念を、恐怖という形で感じさせた。日本には、悔しいかな、まだ試合のメリハリがないようにも思えた。
 ともかく、日本は決勝トーナメントに進めなかった。だが、まだ戦いは、ワールドカップは終わっていない。あと1試合。持てる全てと、+αの力を発揮して、1点、そして1勝をぜひとももぎ取ってほしい。そして、次回のホスト国代表として、恥じない結果を残してほしい。ともかく、悔いのないように。頑張れ、日本。

 ところで、この敗戦でかなりのページに誹謗中傷の書き込みがあった。中田や城といった個人ページを持つ選手にも、かなりの罵詈雑言メールが行ったようだ。中田に至っては、嫌気がさしてページへのメール掲載をやめてしまった。まったく・・・選手のやる気を削ぐような行為だけは、慎んでもらいたい。何度もい言うが、まだ闘いは終わってないのだから。


◆98/06/14 世界への距離

 1998 年 6 月 14 日。我々サッカーファンは、絶対にこの日を忘れないだろう。

 結果は 0-1 の負けである。そう、負けた。しかし、相手はあのアルゼンチンだ。 数年前、1-5 で一蹴された相手なのだ。そのアルゼンチンに、本気の舞台で、0-1 という スコア。これはかなりの進歩ではなかろうか。