◆02/08/31 vs G大阪@万博(away)

 悔しい終わり方をした 1st ステージから2週間。気持ちを切り替えて 2nd ステージの開始である。坊っちゃん移籍後は精神力だけで頑張ってきたフシもあったので、はたして気持ちが切り替わっているのやら。その点だけは不安なところである。

 個人的にはこの日から1週間の夏休み。実家に帰省するついでに立ち寄るつもりで大阪へ。当初は深夜バスを考えていたのだが、意外と人気があるようで三日前ほどには全て満員だったので、今回も芸無く新幹線で移動となった。

 新大阪に到着し、友人と落ち合った後に、まずは関西観光。大阪は何度か来たが、実は観光らしい観光をしていないのだ。向かったのは梅田。遠征の第一目的・関西風鰻を食べるためである。ご存知の方もいるかと思うが、関西と関東では鰻の調理方法が違う。関東では背から割いて一度蒸した後に焼くが、関東では腹から割いてそのまま焼きに行く。武家社会と商人社会の違いなど、いろいろあってこうなったらしいが、自分自身は後者のほうが慣れ親しんだ味であり、蒸してないので食感がしっかりしている後者のほうが好みだったりするのだ。丁度昼時に訪れ、しっかり鰻を堪能。
 食後は大阪城に向かい、とりあえず天守閣に登る。眺めを堪能した後、豊臣大阪城と徳川大阪城の違いなど、いろんな資料を拝見したが、それにしても天守閣にエレベーターがあるというのはどうにも興ざめである。観光していると韓国語会話らしき声が耳に入ってきた。見ると韓国からの団体ツアー客のようだ。自国を侵略しに来た人間の居城とその一族の歴史を見て、彼らは何を思うのだろう?

 大阪城を見ていたら時間が近づいてきたので、友人宅に荷物を置いて、そこから阪急、モノレールと乗り継いで万博へ。大阪のモノレールは世界一の営業距離らしくモノレールの乗り換え駅なんてのもあって驚いた。車上から見る千里ニュータウンは大きくて、道路も立派。港北ニュータウンなんて目じゃないくらいだ。

 友人に言われるままに降りると、そこは万博競技場の目の前だった。実は万博に来るのはこれが初めてだったのだ。まぁ、どこにでもある2万程度の規模の競技場で、感じとしては瑞穂に似ているだろうか? 堂々と横切れる関係者入り口の前を通って(ガードは居たけどね)、アウェー側へと進む。ゲートを入ってスタンドに足を踏み入れると、そこは聞いていたとおり、芝生席だった。芝生に腰を降ろして試合開始を待つ。右には夕焼けをバックに太陽の塔が見えた。

 2nd の開幕ということで、大阪府知事がキックインにやってきたが、なんと上から下までレプリカ着てきたのには驚いた。ってのがあっての試合開始。

 試合のほうは、多くを語ることはない。判定の問題はあるが、つまるところは自滅である。この日の上川氏には文句を言ってはいけないこと、元々上川氏はカードで試合をコントロールしたがる主審であること、そんなのは見ているほうでも判っているのだから、やってるほうは認識しているべきなのだ。それに、松田は本来、文句を言う奴を止めに行かねばならんのだし、そいつが行ってるなら他の奴も止めに入るべきなのだ。

 黒星スタートとなり、内容的にも厳しい試合であった。2nd は天皇杯のためのプレシーズンマッチと考えたほうが良さそうである。


◆02/08/17 vs 清水@国立競技場(Home)

 最終節を前にして首位の座から陥落した横浜。2年前と違い、相手は優勝慣れしている磐田だけに再現は難しいとは思うけれど、せめて自分たちでやれる最大限の結果は出して欲しいものである。そんなことを思いながら、仮ホーム最後になる国立へ(まぁ、また秋にありますが)。

 開場2時間ほど前。外苑前の駅を降りると、阪神ファンに混じってマリノスファンもちらほら。お父さんの夏休みが最後になるせいか、家族連れが多い。背番号に俊輔の10番が多いのはご愛嬌ってところだが、やっぱり人気があったのねぇ。最近では松田の番号も目立ちますな。流石、横浜将軍。

 神宮球場までの道は、ヤクルトのホームなのに阪神関係の露出が多い不思議な空間。他のカードでは売っていないジェット風船も売ってて、思わず買いそうになってしまったが、思いとどまって国立を目指す。

 ちょい厳し目の手荷物検査をまたしても無検査で通過し、いつもの場所を確保。優勝争いの結果が出ることもあってか、お客さんも結構な入りで、横浜側自由席は早くから結構埋まっていく。横浜国際もこのくらいの比率で埋まってくれると良いのだけど。

 この日は一つだけ覚悟していたことがあった。少なくとも、自分からは他会場の結果を聞くのは止めよう、試合に集中しよう、そう決めていた。上手く言えないが、他の会場の結果よりも、優勝という結果よりも、この日この試合に勝つことのほうが遥かに大事なように思えていたし、だからこそ目の前の試合に集中したかった。そして、集中を切らさないためにも、携帯サイトの途中経過は極力耳に入れたく無かった。
(とはいえ、それに拘るあまりに少なからず周りに不快感を与えたと思う節がある。その点は、この日私の周りに居た皆様に、この場にて陳謝いたします)。

 とまぁ、優勝争いにふさわしいテンションで望んだ試合ではあったけれども、ふたを開けてみれば毎度の清水戦とでも言おうか、とにかくぬるい展開に終始。選手は勝つ気満々だったろうが、どうしても攻めきれない展開に不満蓄積。それに輪をかけたのがラザロニの判らない采配だった。なんとしても勝ち点3が欲しい状況だったにもかかわらず、90分の間に打った手はジロー→平瀬というFWの交換と、遠藤→永山という守備固めとも思える交代。FWを増やす手にも出ず、淡々と試合を終わらせようにも思えた。結局0−0の引き分けで終わり、おかげでラザロニに対する不満が小噴火。最後の挨拶でもラザロニには文句たらたらであった。

 他方、柏の葉では柏が0−2から一度は同点に追いついたものの、磐田が結局競り勝って90分勝利で優勝を決めてしまった。

 昨年のどん底を思えば、ここまで来たことは素直に誉めたい。が、やはりタイトルを取るには詰めの甘さが目立ったのも事実。この悔しさを糧にして、2nd ステージも頑張ってほしいものである。

今日のコトバ
・淡々とした交代を繰り返し、攻め手(FW)を増やさないラザロニ采配に呆れる
 「お前、i-mode ぐらい使え! 俺たちだって結果知ってるんだ!」
 まぁ、これがラザロニ采配なんだけどさ。


◆02/08/11 vs 鹿島@カシマスタジアム

 国境の長い橋を渡ると鹿島帝国だった     

 西日本遠征を終えて首位を守った横浜を待つ次の関門は難敵・鹿島帝国。毎年のごとく 1st ステージは調整と言わんばかりのパフォーマンスで、序盤こそ低迷したものの夏場を境にしっかり仕上げて来ている嫌らしい相手です。日曜日の午後7時に鹿島国という、まるで「来るな!」と言わんばかりの日程にもめげず、一路鹿島帝国へ。

 車なら、帝国への道は意外と簡単。横浜からは湾岸線にのって、道なりに東関東道に接続、そのまま終点まで行けば帝国入管がある潮来インターに到着できる。渋滞が無ければ、所要時間は2時間弱。でも、広がる田園風景は、はてしなく遠いところに来た気にさせてくれる。途中のSAに寄ろうものなら、しばしば外国語も耳に入ってきて、国境に近いことを実感するだろう。やはり鹿島は別の国だ。

 日本の租借地だからか、入管ではパスポートチェックも無く通過してしまい、欧州制覇編で「どうでしょう」班が味わった徒労感を自分も味わう。せっかく用意したのに・・・。ワールドカップのために新しくできたというバイパスを通ってスタジアムへ向かうと、以前よりも格段に短い時間でスタジアムまで到着できた。帝国内も交通インフラは着実に整備されているようだ。

 スタジアムに着いたは良いが、この時点で時間は午後2時。流石にこんな炎天下で2時間以上も待っていられないので、車で10分少々のところにあるクラブハウス(帝国議事堂と定義)を見物しに行くことに。鹿島のクラブハウスには一般公開エリアがあって、グッズショップや軽食コーナーも併設されて、当然、練習見学も可能。初めて行ったけど、かなり立派な施設でびっくり。練習場も天然芝が3面あって、まだまだ拡張できそうな勢い。田舎っていいなぁ。いやいや、帝国の国有地だから簡単なのか(笑)。軽食コーナー「鹿ガーデン」に行くと、これまた結構な賑わい。メニューを見ると本山スペシャル(4種類あった謎のドリンクメニュー)だとか、いとしのタカユキ(ワッフル・ソフトクリーム乗せ)だとか、らしいメニューもあったけど、その辺りのセンスは札幌の「梟巣」に負けているぞ。

帝国議事堂を占拠 ヤバイ、ばれる!?

 適当に時間を潰した後に再びスタジアムへ向かう。駐車場は、帰りに脱出しやすいように、高速道路に向かう方向の駐車場に止めた。民間駐車場なので値段が張るけど、時間を惜しむならお勧めの方法です。車を降りて、道を渡ったら即スタジアム。改修されてホームとアウェーが逆転したらしく、アウェー側入口が駅方面から近い方向に移動していた。ところが、もろに西日が当たる方角になっていて、直射日光の攻撃を受ける。アウェーの洗礼。到着時にはもう入場が始まっていたけれど、並んでいても仕方ないので、カキ氷を食べながら列が履けるまで待つことにした。そのくらい暑かったのだ、このときまでは・・・。

 ちょっと厳しいセキュリティを通り抜けて入場。事前情報通り、アウェーサポーターは1Fに押し込まれてしまう。改修されたこのカシマスタジアムは後付けの2Fにしか屋根が無いので、アウェーの奴らは濡れろ、ということらしい。最上段に近い席を確保してあったので座ると、これまた事前情報通り最上段はベニヤ板。帝国建築、おそるべし。

 試合開始1時間ほど前だったろうか、クラブハウスで撮った写真などをネタに談笑していたそのとき、冷たい空気がスタジアムに押し寄せてきた。空を見ると、夕暮れどきの青空に白い煙のようなものがかかっている。
 「まさか・・・霧?」。
はたして、心配は的中した。海上から来たと思われる冷気は霧を発生させて、じわじわとスタジアムを白く煙らせていく。気温も下がる一方で、最初こそ涼しさを甘受していたのだが、次第に寒くなってくる。後で知ったが、試合開始30分前で23℃前後だったとか。30分で10度も下がるとは、やっぱり鹿島は日本じゃない。こうして、鹿島帝国代表の実力を増幅する魔空間が出現した。

突如出現した鹿魔空間の中で
鹿島選手は3倍の強さを発揮する

 試合前には代表監督に就任したジーコ帝の壮行会「鹿島立ち」が行われた。鹿島のような汚いサッカーをしてもらっては困ると文句も言ったが、よくよく考えれば前任者よりはマシかもしれないので、まぁしっかり頑張ってもらいたい。が、霧の中の船出とは、何かを暗示しているのかもしれない。この儀式をやってる最中も霧は深くなる一方。まるで、鹿島サポーターの応援に呼ばれて湧いているように見える。まさか、磯闘が裏でドライアイス焚いてるんじゃないだろな?

 試合のほうは、優勝を掛けた戦いにふさわしい内容。波戸とドゥが両翼に張って積極的に仕掛けて結果的に鹿島のサイドバックを封じる一方、鹿島も前の4人を中心にした正面突破攻撃を仕掛ける。ファウルは流し気味の鹿島基準だったがそれほど荒れた印象もなく、なかなか面白かった。
 が、やっぱあそこで勝てなかったのは悔しいなぁ。

 ということで、最終節を前に首位陥落となったわけだけれども、何が起こるか判らないのがサッカー。事実、2年前のあのとき、ぶっちぎり最下位のチームが首位のチームに勝つなんて誰が予想した?(当時、世界的な傾向だったけれども) そんなわけだから、とにかくこちらは勝ち点3、それも可能な限りの得点と点差で勝つしかあるまいて。

 「AGAIN 2000」。人文字でも作るかいな?(笑)

今日のコトバ
・潮来インターを無事に通過。
 「パスポートチェックありませんでしたね」
 「租借地ですから」
ネタもここまで来ると・・・(笑)

・ワールドカップを境に道が随分と整備され、大きな橋が新しく開通していた。
 「道が立派になりましたねぇ」
 「日本の金で整備してますしね」

・試合前に突如襲った白い霧。カシマスタジアムは、さながら魔界の様相。
 「見えねーよ! 金返せ!」
 「まるでマクー空間みたい。怪獣が3倍くらいの力になる空間。」

・おまけに霧に乗って田舎の香水が香る・・・
 「鹿島メルダ!」

「テーハンミングッ!」コールするの忘れた。