Motorcycle 〜RF900R〜

SUZUKI RF900R



 近況
 2003 年 12 月下旬。SUZUKI RF900R から DUCATI M800S i.e. に乗り換えました。
現在慣らし中。慣らしが終わったらページを本格的に切り替えます。
 ぷちインプレッション「軽い〜、曲がる〜、回る〜、低速無い〜」

RF900R.JPG

3代目愛機 SUZUKI RF900R('96 夏 青森県龍飛崎にて)

 サーキット走行からロングツーリング、はてはダイクマへの買い物までこなす、頼もしい相棒です。ヨーロッパでは結構人気ある車種なんですが、日本では人気なくて、かなりのレア車です。
 '96 年春に日本仕様が販売中止になり、'97 年にはついに生産終了してしまいました。

 そして、時は流れて 2003 年 12 月某日、機種変更に伴い売られていきました。今は埼玉県で第二の人生を過ごしています。


PARTS Impression
RF Owners Club
RF-ML (Mailing List)
RF な人たち (Links)
主要緒言(国内仕様 オリジナルスペック)
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○PARTS Impression

 はっきり言ってマイナーな RF900R ですが、そうは言ってもアフターパーツは存在します。どのくらいあるか、というと、まぁ選択肢は少ないものの、とりあえず一通りはそろっています。詳細は小関さんのページを参照してください。 (^^;
 じゃぁ、ここでは何を説明するのか? 私が装着してみたパーツ、消耗品について、個人的見解を述べてみます。パーツを選ぶときの参考にでもしてもらえれば幸いです。



1.タイヤ

 私はたまーにサーキット走行をする関係もあって、かなり短いサイクルで交換してます。現在4セット目です。

・DUNLOP D203 (OEM)
 OEM タイヤなので、比較しようがないんですが、リーンも軽いし、雨の日のグリップ感もまずまずで、「可もなく不可もなく」といったところでした。贅沢を言えば、もう少しもう少しライフを長くしてほしかった。7,000km あたりで無くなってしまいました。といっても、ほとんど箱根の峠道ばっかり走り回っていたので、当然の結果かもしれません。

・MEZLER MEZ-2
 D203 の後に前後セットで装着。兄弟機(?) GSF1200 の OEM だったので期待して装着したんですが、これが期待はずれで・・・。
 装着後にまず思ったのは、「フィーリングが硬い」。最初は、内部構造がアラミド繊維じゃなく、スチールなので仕方ないかと思っていたのですが、使い込んでもほとんど変化しませんでした。
 リーンそのものは軽快で、グリップ間もあったんですが、路面の凹凸をより拾うようになったので、なんか乗ってて不快なときもありました。ウェット時のグリップはいまいちだったようにも思います。これも硬いフィーリングのせいかも。
 上記はまだ我慢できたんですが、フロント回りのマッチングがぜんぜん駄目でした。80km/h 〜 100km/h あたりでフロント回りにシミーが出まして・・・。少なくとも、私の相棒とのマッチングは最悪でした。他の RF ではそういうことはないかもしれませんね。

ひょっとすると組み付けとかの問題があったような気もしますが・・・

・BRIDGESTONE BT57
 MEZ-2 の後に前後セットで装着。「次は国産」「付けたことないやつ」ということであっさりブリジストンに(をいをい)。
 装着後の感想「ねばっこい」。とにかくフィーリングがねばっこい。どのくらいねばっこいかというと、

路面とタイヤの間で糸引いてるんじゃないか?


というくらいでした。
 フィーリングは格段に向上し、フロント回りのシミーも消えてスッキリしました。が、リーンのフィーリングに関しては重い、というよりねばっとしていてなんか違和感がありました。
 このタイヤからサーキットを走り始めたんですが、グリップ力も安定していて、不満はありませんでした。サーキット3回走って、交換末期までそんなに性能低下しなかったのも好印象です。

・DUNLOP D207
 BT57 の後に前後セットで装着。オリジナルのフィーリングを取り戻したかったのと、当時評判が良かったので、指名買いです。
 OEM とメーカーが同じなだけあって、フィーリングは OEM と似ています。リーンも軽いし、グリップ感もある。グリップ感は1ランク上のような気もします。クラス的にはハイグリップ系ですが、ウェットグリップもそんなに不安を感じません。

 以降、D208 まで、代々 DUNLOP 系のスポーツタイヤを装着しました。個人の嗜好にもよりますが、DUNLOP のほうが本来の乗り味で満足させてくれると思います。プロダクション・スポーツ系のタイヤは、多分フレームが負けるので付けないほうがいいと思います。


2.エンジン回り(吸気、排気、点火、添加)

 大掛かりにやっちゃうと6桁単位でお金がかかる場所ですが、貧乏でも涙ぐましい努力やってます。

・YOSHIMURA CYCLON

SUZUKI といったら YOSHIMURA

というくらい、SUZUKI 車のマフラー交換では定番のブランドですね。効果のほうですが、抜けがよくなったせいか、吹けあがりがちょーっと早くなった気がしますが、数値的にはどうなんでしょうね? パワー捻出よりも軽量化のほうが効果あった気がします。純正のサイレンサー、はっきり言って重いです。

・M-MAX
 リミッタカットでは定番らしいです。付ける目的は、そりゃ当然 over 180km/h を出せるようにすることが一つですが、RF900R 国内仕様の場合はもう一つ目的があります。

4速にやる気を出させるのです((c) 西川さん)。


あの、4速にシフトアップした直後の“もたもたっ”とした感じを完全に取り去ります。「自分はスピード出さないから」という人も、いや、ぜひ!

・Militec-1
 最近氾濫しているエンジントリートメント剤です。
 これを入れたころはマイクロロンという製品が多く出回っていたんですが、オイルの組成とか、混合比率の精度とか、条件がいろいろとあったので、面倒くさがりの私は敬遠してしまいました(ならやるなっつー話もありますが・・・)。それに、「被膜を作ったら半永久」というのも信じられなくて、手を出す気になれませんでした。
 で、Militec-1 ですが、Oil の銘柄選ばず、混合比率の精度も適当(ボトル横の目盛りで行う)、効果が40,000km程度、なんといっても U.S.NAVY 御用達というのに負けて採用しました。
 入れてみると、効果はテキメン。エンジン回転もスムーズになり、シフトタッチも向上しました。ただし、燃費に関してはあんまり効果がありませんでした。難点は、独特の香りを発するようになることですね。これのおかげで、Militec-1 を入れたバイクは一発でわかります。
 パワーアップは疑問ですが、メカノイズや振動抑制にはあきらかに効果があります。少なくとも 深夜番組で宣伝している MotorUp よりは信頼できます、私は。

・Sprit Fire
 いまやスペシャルプラグの代名詞にもなっているプラグです。装着してみたら、たしかに反応が若干よくなりましたが、Sprit Fire によるものなのか、新品に換えた結果なのか、よくわかりません。ということで、はっきりとした効果は自信をもって進められません。
 それと、Sprit Fire にはトラブル例が報告されています。脱着時、スパーク部がエンジン側に残ってしまうケースがあるそうです(情報源:RF-ML)。幸い私は大丈夫ですが、装着するときはアンチシーズ等の焼き付き防止剤をネジ部に塗って装着することをお勧めしておきます。
 追記:耐久性はほとんどなく、安定して性能を発揮できるのは 3,000 〜 4,000km までです。それ以降はセンターがずれたりするので、使用する人はこまめに交換要。

・K&N Power Filter
 吸気系チューンの第一段階として装着しました(第2次計画は準備中)。いまのところ、 純正品のリプレイスという以上の意味はありませんし、それほど劇的な効果は認められません。 あ、多少は燃費が上がったかな?

・フランス仕様化
 吸気系チューン第二段階として、キャブレターを含む吸気系の仕様をフランス輸出仕様に合わせました。なんでフランス仕様かというと、フランス仕様は、日本仕様と比較してエンジンの中身は一緒で、吸排気系だけ異なる仕様なんです。フランス仕様は約 100ps は出ているので、ちょっとしたライトチューンということになります。
 フランス仕様への移行の詳細は小関さんのページを参照してもらうとして(私はバイク屋にレシピを渡して、やってもらいました (^^; )、効果の程をインプレッションしましょう。
 最初に気づくのは低回転域でのツキの良さですね。3000rpm そこそこからアクセルを開けてもエンジンが付いてきます。3000rpm 〜 5000rmp のトルクも少し厚くなった感じで、全体的に扱いやすくなりました。この回転域は街乗りで常用する回転域なので、非常に有効ですね。ワインディングでの効果は、暖かくならないとわかりませんけど、こちらもかなり有効ではないかなと、密かに期待しています。
 高回転域では体感するほど変わりは出ませんでした。そんなに劇的にパワーアップするわけでもないですからね。
 あと、燃費も多少向上しているようです。高速走行が多かったとはいえ、250km/h 走ってメインタンクが残っているので、私の RF では明らかに好燃費です。
 結論を言うと、国内仕様のオーナーにはぜひお薦めのチューニングです。キャブのOH工賃も含めて3.5万程度ですから、既に排気系をチューンしている人は、ぜひやってみて下さい。

・タペットクリアランス調整  40,000km over で

3.足回り(サス、ブレーキ)

 足回りのカスタムは意外と後回しにされがちな部分ですが、日常の利用にこれほど影響与える部分はないです。エンジンよりも先にいじっちゃいましょう。

・EARL'S BREAKE HORS
 「交換したらどのくらい変るのかな?」というくらいの気持ちで交換してみたんですが、結構効果あります。ブレーキレバーを握ったときの“フニャ”とした感覚が無くなって、カチッとしたタッチになりました。
 実は '97/11 にホースだけ盗まれまして(盗んだ奴、出てこい!)、現在はノーマルに戻ってますが、タッチが元にもどってしまい、なんとも「イヤーンな感じ」です。

・GSX-R750 純正パッド(フロント)
 純正品を利用して、ブレーキ強化を図るために試してみました。装着は、パッドのサイズが異なるため、泣き止めのプレート等を取り去っての装着となりました。
 効果は、なんだかんだ言っても純正品の域は出ません。公道での利用には若干効きが増した感じがしますが、サーキットではフェード感が出てくるのが1〜2周後になる程度の効果でした。
 結論として、「効きの向上を求めるなら適切な社外品を選びましょう」ということにしておきます。

・AP RACING パッド(フロント ストリート)
 ストリートとサーキットの両面で使えるようにと思って選択してみましたが、選択を失敗していました。なんでも RF900R はスーパースポーツのグレードがパッドメーカー推奨なんだそうで、装着を考えてる方はよく確認しましょう。私も次はスーパースポーツを装着してみます。
 なお、ストリートのほうも若干の制動力向上は認められました。握り込んだときの制動力は確実にアップします。が、投資効果を問われると疑問です。対フェード性も、FISCO6周分というところでした。

・OHLINS TYPE-4
 RF900R にあるリアサスユニットは、現状確認されているだけで2種類。その一方がこれです(もう一つもメジャーな White Power)。スペシャルサスの味を知りたくて、円安も手伝って安くなってた(といっても¥85,000 くらいしました)ので、おもいきって装着してみました。
 はっきり言って、お勧めです。エンジン関係にお金を使おうと考えている人、騙されたと思ってこっちにしてみなさい。今のエンジンパワーでももっと速く走れるようになります。なんといっても、安定感が違います。ギャップを越えても、一発で吸収します。走行中の挙動が段違いに安定するので、乗ってて非常に気持ちいいです。
 それから、このタイプの OHLINS はプリロード調整機構がサス本体と別体になっているので、ノーマルでは非常に面倒だったプリロード調整が非常にお手軽にできるようになります。スポーツツアラーたる RF900R には非常にありがたい機能です。購入を検討されているかた、迷わず買いましょう(責任は取れませんが・・・)。

・足回りオーバーホール
 パーツのインプレではないですが、30,000km も走ったので、前後サスのオーバーホール(OH)を施しました。フロントは今までも約 10,000km ごとにやってきていたのですが、リアは今回初。OHLINS のリアサスユニットの OH も含めて、リンク周りのベアリングまできっちり交換です。
 お願いしたのは横浜・戸塚の「神戸ユニコーン」。カタナのメンテ・チューンで有名なお店ですが、SUZUKI 車全般に強いお店です。本当は、いつも行ってるサイクルショップ・オオキでお願いしようと思っていたのですが、そこが夏場に転がり込んだ事故車の修理見積もり&修理で大忙しだったので (^^; この際ならば著名なショップにお願いしようと相成りました。
 預けたのは残暑厳しい9月5日。それから待つこと1ヶ月。こういうショップは整備やチューンのオーダーを一杯抱えているので、作業期間に関してはある程度の余裕を持ってお願いしましょう。お願いしたときも、カタナのエンジン周りの整備が5台ほど入っていたそうです。
 そして 10 月 4 日に引き取り。引き取り時にプラグがカブってタンクを取り外すハプニングがあったものの、無事に引き取り。またがって店先の交叉点を曲がるまでにその違いがはっきりとわかります。なんというか、

これがサスペンションだ!

というくらいの動きをします。とにかくスムーズ。路面追従性が格段にアップしています。どのくらいスムーズかというと、おそらく

マグネットコーティングしたガンダム

くらいはスムーズでしょう(笑 解ったアナタは 30 歳近辺ですね)。
 とにかく、オーバーホールによってリアサスは見違えりました。距離を走ったバイクで、もっと乗りたいと思っている人は、やって損はありません。

4.装備(ウェア、メット、etc.)

 バイクのパーツ以外でも気になるのが、ウェアなどのライダー用装備。使ってみた感想などを。

・ARAI SZ-βRR
 アライが誇るツーリング用ジェットヘルの最強バージョン。スクリーン長が延長されて 風の巻き込みを抑えるとともに、通気用のディフューザが完全装備のため、メット内が蒸れません。 2000 年初夏の北海道ツーリングに使用しましたが、非常に快適でした。内装も全部取り外し可能で、 丸洗いできます。

・29 -TWENTY NINE- ジャケット
 '99 の夏以来愛用している薄手の3シーズンジャケット。タウンユースを意識した デザインなので、気に入ってます。

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○RF Owners Club

RF 集合写真
関東支部ミーティング('97/6 大洗海岸にて)

 人気はいまいちな RF ですが、全国規模のオーナーズクラブが存在します。全国各地に支部を持ち、不定期の支部ミーティングと年 1 回の全国ミーティングを行っています。対象車種は RF900R(Limited)/600R/400R(V) です。要は RF シリーズに乗っている方ならだれでも OK ですよ。

関東支部の面々
関東支部の面々。今ではもうちょっと増えてます('97/6 水戸・大洗海岸)
ちなみに、左下隅が私です


興味のある方は私までメールをお送りください

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○RF-ML (Mailing List)

 RF シリーズに関する話題を専門に扱うメーリングリストです。流量は平均で15通くらいです。RF オーナーの方々の参加をお待ちしております。

参加方法はここをクリック!

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○RF な人々 (Links)

RF オーナーの方々のホームページへのリンク集です。
実は、RF オーナーの電脳化率はかなり高いと思われます。たとえば、RF-MLの参加者は3桁を越えているようですし。ここに挙げたリンクは本当に極一部です。


ホームページをお持ちの RF オーナーの方、バイク乗りの方、ぜひ相互リンクを張らせて下さい。ご連絡お待ちしております。

リンク集へ

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○RF900R SPEC


型式GT73E-19A(日本仕様)
エンジン型式T707(GSX-R1100 Base)
最大馬力89ps./9,000rpm(日本仕様)
最大トルク8.7kgm/7,000rpm (日本仕様)
乾燥重量203kg
馬力重量比2.28kg/ps
最高速度約 240km/h
排気量937cc
圧縮比11.3:1
キャブレータMIKUNI BDST36
変速比 1速 2.714(38/14)
2速 1.809(38/21)
3速 1.409(31/22)
4速 1.181(26/22)
5速 1.038(27/26)
2次減速比2.866(43/15・チェーン)
キャスター角24°30'
トレール99 mm
タイヤ 前 120/70 ZR17 (OEM:DUNLOP D203F)
後 170/60 ZR17 (OEM:DUNLOP D203)
全長2,130 mm (2 m 13 cm)
全幅730 mm
全高1,170 mm
ホイールベース1,440 mm
最低地上高120 mm
シート高805 mm
最小回転半径3.2 m
タンク容量21 l
オイル容量3.9 l
バッテリ12V 8Ah
ヘッドライト12V 60/55W
ストップランプ12V 21W×2
テールランプ12V 5W
ウィンカー12V 21W
発売日1994 年 3 月 23 日
価格¥848,000

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