'00 World Grand Prix 〜Round 3 Japan〜

 2年ぶりに鈴鹿に GP が帰ってきました。やっぱり鈴鹿は本来は二輪レース用のサーキットですからね〜。無粋なバンクのあるツインリンクもてぎよりは、こちらのほうが好きです。
 いやー、内容も最高で結果も最高の、良いレースでした。

○GP125 〜名門復活〜
表彰台:1.[41] Youichi Ui 2.[5] Noboru Ueda 3.[3] Masao Azuma
日本勢:7.[55] H.Nakajyo 8.[56] Y.Fujioka 14.[57] H.Kikuchi
    15.[58] K.Uezu DFN. [59] S.Sugaya
 ホームで表彰台独占という、これ以上にない結果でしたね。素晴らしい。拍手です。また、優勝した宇井選手のマシンはデルビというスペインのメーカーのバイク。かつては小排気量クラスを席捲したメーカーの復活を成し遂げました。次のスペインGPはかなり盛りあがることでしょう(行きたかった・・・・(泣))。
 それにしても、転倒の多い荒れ模様のレースでしたね。2年ぶりの鈴鹿とはいえ、外国人勢は走り方を忘れてたんでしょうか? 中でも不運だったのは、ロカテッリ。2秒差きっちり守っていれば優勝できたんですが、シケインでまさかのハイサイド転倒。中継の  さんが「レースは何が起こるかわかりません」と言ってましたが、本当にその通りですね。まさに「やっちゃった!」という感じでした。日本人の怨念か?(笑)

○GP250 〜鈴鹿マイスター〜
表彰台:1.[74] Daijiro Kato 2.[4] Toru Ukawa 3.[56] Shinya Nakano
日本勢:6.[8] N.Matsudo 9.[49] O.Miyazaki 10.[48] S.Nakatomi
    11.[50] N.Ohashi 15.[32] T.Sekiguchi 18.[47] T.Kayo
    21.[41] D.Sakai
 このクラスでも日本勢が表彰台独占。もっとも、今期はこれは鈴鹿だけではなくて、今後も見られる光景でしょう。宇川、中野、大治郎、この3人のうちの誰かがチャンピオンを獲得することは間違い無いでしょうね。
 レースはこの3人による仕掛け合いが終始続く、非常に面白い内容でした。誰が優勝してもおかしくない内容でしたが、ホームコース鈴鹿で負けられない HONDA の意地と、これで WGP 鈴鹿3連勝になる大治郎の実力が噛み合った結果ということでしょう。流石鈴鹿マイスター。
 全日本出身の3人がハイレベルの争そいを展開する今期 GP250ですが、裏を返せば、それだけ全日本ロードレース(R2-1)のレベルが高いということです。皆さん、ぜひR2-1 も観戦にお出かけください。

○GP500 〜最速! ニッポン〜
表彰台:1.[6] Norick Abe 2.[2] Kenny Roberts Jr. 3.[8]Tadayuki Okada
日本勢:4.[9] N.Aoki 10.[19] A.Ryo 16.[15] Y.Konishi
    DNF.[31] T.Harada
 いっやぁ、最高に面白いレースでした。序盤のダンゴ状態では「おいおーい、GP125 見てるんじゃねーぞぉ」なんてぶつくさ言いながら見てたんですが、残り5周で非常に面白くなりましたね。最後の2周くらいは、もう心臓バクバクでした。ノリック、よくやった!!!! これで3階級制覇です。表彰台独占こそなりませんでしたがね。サーキットに行かれた方は、儲けと思っていいですよ。
 ビアッジがこけ、クリビーレが脱落し、これでロバーツがミスれば3クラス日本人完全制覇だったんですが(爆)、まぁ世の中そんなに甘くはないですね。ロバーツも、どこが本気でどこが手を抜いてるのかよくわからん走りでしたが、全体的に混戦に持ち込んだ見事なペースコントロールでしたね。まぁ、日本勢に花を持たせてくれたということで。
 それにしても残念なのは、原田のリタイア。マクウィリアムズのマシンと何の違いがあるのかわかりませんけど、どうにかならんもんですかね。次までの3週間、イタリアで立てなおしをお願いしたいものですが。どうにかせぇよ >Aprilia

 次はスペインGP。実は、は現地からレポートする予定だったんですが、ツアーが中止になったのと、本業(会社)も仕事のピークがずれ込んだんで、断念。仕方ないんで BS で堪能することにします。秋ごろのバレンシアあたりに行けたら行きたいっす。

○Information:
 WGP は 2002 シーズンから 4 Stroke マシンの導入が検討されています。そのレギュレーションの概要(暫定板)がオフィシャルページにありました。

・2 Stroke マシンの燃料タンクは最大 32 リッターとする。
 (基本レギュレーションは変わらないようですね)

・4 Stroke マシンについては次の通り
 1)最大排気量は 990cc 。最低3気筒。気筒上限なし(!)
 2)最低重量
  a) 3気筒エンジン車両           135kg
  b) 3気筒楕円ピストン(!) エンジン車両   145kg
  c) 4or5気筒エンジン車両         145kg
  d) 4気筒以上楕円ピストン(!) エンジン車両 155kg
  e) 6気筒以上エンジン車両         155kg
 3)燃料タンク
  a) 最大 24 リッター(2002 年および 2003 年)
  b) それ以降は 22 リッター
 4)騒音
  a) レース前:115 dB/A
  b) レース後:120 dB/A

また、次の項目も検討中とのこと

・排気量のみで、シリンダー数下限なし
・その場合、3気筒以下は135kg 以下(楕円ピストン車両は +10kg)

 まだまだ検討中とのことですが、楕円ピストンが採用になったあたり、ワクワクさせてくれそうですね(ホンダしか出してこないでしょうけど)。
 元ネタはこちら

余談:
 最近「Number」から、'89 の日本 GP のビデオが発売されました。私が GP にハマるきっかけになったレースがこれです。歴史に残るレースですんで、よかったら一度ご覧になってみてください。

当コーナーで取り上げてほしいテーマなど、ご要望は下記までメールにてお寄せください。
e-mail : nakamu@qb3.so-net.ne.jp


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