'98 All Japan Road Race 〜Round 7 筑波サーキット〜

 9 月 20 日。秋晴れの中行われた全日本ロードレース第7戦を観戦しに、筑波サーキットまで行ってきました。生観戦の様子をレポートします。

・第6戦までの状況
 GP125 は GP 経験を持つ仲城が頭一つリード。中村、稲毛田が後を追う展開となっています。GP250 は中野がダントツ。今ラウンドにもチャンピオン決定かという状況です。そして、SuperBike はこれまた混戦。優勝はないものの着実に表彰代を獲ってきた北川がトップ。それを伊藤、武石が追う形になっています。

・観戦ポイント
 今回はパドックに入れるゲストパスを運良く入手できましたので、パドックを通って第1ヘアピンのスタンドの陣取って見ていました。でも、筑波のパドックパスは¥2000程度なので、結構購入しやすいです(全日本の場合)。では早速レースのほうを。

・GP125
 フロントローは1番手から順に稲毛田、上江洲、仲城、藤岡。とはいえ、筑波はコースが短い上にマシン差もあまり出ないので、全ライダーが1秒以内に納まっています。個人的に応援している酒井大作は8番手スタート。
 GP125 らしい団子状態から次第にトップグループが形成され、上江洲、仲城、岡田、稲毛田と並びます。この中から仲城がトラブルで脱落。岡田も若干遅れはじめて、トップ争いは2台に絞られました。残り4周、上江洲が早めのスパートをかけて逃げに入ります。しかし、残り2周で稲毛田もスパートして再び接近。勝負は最終ラップに流れ込みます。1ヘアは上江洲がトップで通過したものの、最終コーナー飛びこみで稲毛田が遂にパス。「シナリオ通り」と言わんばかりの走りで優勝を飾りました。

・GP250
 もはやポールが定位置となった中野真矢。今回もポールを獲ってこれで7連続ポール。手がつけられません。2番手以下には亀谷、松戸、加藤と続きます。
 その中野がホールショットを決め、1周目から全開走行。2番手の加藤、松戸を引き離していきます。加藤も必至に追いますが、熟成の進んだ YZR とデビューシーズンの NSR では差が歴然。みるみる離されていきます。1ヘアで私が見ている限りでは、NSR は初期旋回に難があるように見えました(根拠なし (^^;)。
 中野はそのまま逃げ切って、シナリオもへったくれもない、ぶっチギリの優勝。今シーズンの年間チャンピオンを早々と確定させました。おめでとう、真矢! 参戦が決まっているオーストラリア GP ではいいレースをしてほしいですね。

・Super Bike
 フロントローは武石、芹沢、伊藤、梁の順。前回優勝の武石、それに芹沢とカワサキ勢が好調です。一方、ランキングトップの北川は6番手スタートです。
 ホールショットを決めたのは4番グリッドの梁。それに芹沢、伊藤、武石と続きます。ところが、レースは次第に荒れ模様に。まず4周目に芹沢が私の目の前で転倒。レースに復帰するものの、順位を大幅に遅れてしまいます。その後武石も転倒。そして北川も今期初の転倒、ノーポイントに終わります。他のレースでも転倒が多く、この日のダンロップ〜シルコリンコーナーは鬼門でした。
 こうしてレースは梁と伊藤のマッチレースに。周回遅れをなかなかパスできない梁を、伊藤は後ろで余裕を持って様子を伺います(青旗が振られないのも問題でした)。そしてファイナルラップ突入前に伊藤は満を持して梁をパス。こちらも「シナリオ通り」と言わんばかりのレースで快勝でした。伊藤が抜いた瞬間、周囲からは歓声が上がり、あいかわらずのイトシン人気の高さを証明していました。

 生観戦は日本GP以来だったのですが、やっぱり生はいいですね。確かに、レース全体を見るにはテレビなどのほうが向いてますが、音、そして匂いは絶対に現場でないと味わえません。この秋、皆さんもぜひ生観戦に出かけてみてください。全日本クラスのレースは、四輪でも二輪でも、結構楽しめますよ。(空いてる分、F1などよりも楽しめるかも (^^;)

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