'98 World Grand Prix 〜Round 7 オランダ(ダッチTT)〜
コース:サーキット・ファンドレンテ(アッセン)

 毎シーズン、後半戦の行方を左右するような出来事が起きるアッセン。過去、何人ものライダーが不運に見舞われたりしています。ドゥーハンもその一人。今年も何かが起きるでしょうか。
 今回も、サッカーW杯中継のために、NHK-BS は1週後れのダイジェスト放送ですので、テレビ大阪系列OAの GP500 のみお送りします。GP250, 125 は結果だけでご勘弁ください。
(個人的にはサッカーも大好きですので文句ないのですが、時間はかち合わないから巧くやりくりしてくれないかなぁ・・・ >NHK)

・GP500 〜WSB の意地〜
 ポールを取ったのは王者ドゥーハン。前回は転倒リタイア。今シーズンは不調なのかランキング4位に甘んじてます。続く2番手にサイモン・クラファー、3番手にノリックと、YAMAHA 勢が久々にフロントローに並ぶ好調を示しています。サイモン・クラファーは昨年まで WSB(World Super Bike)を闘っていたライダーで、今年から GP500 に参戦。コシンスキーともども、WSB のレベルの高さを見せ付けます。4番手にビアッジと、ここまでがフロントローです。セカンドローには、今回 SUZUKI からスポット参戦のルカ・カダローラ、そして青木宣篤と、2台の RGV-γが並びます。
 スタートから勢い良く飛び出したのはノリック。ドゥーハンに続き2番手で1コーナーに飛び込みます。3番手にクラファーと、YZR が今回は好位置に付けます。ドゥーハンは珍しく序盤から引き離しにかかりますが、後続をなかなか引き離せません。そのまま5台くらいがトップグループを形成します。
 ノリックはしばしばドゥーハンをプッシュする走りを見せますが、5周目あたりに突然ラインを外したような格好になり、そのまま5番手まで後退。なかなか切れた走りをしていただけに、なんとも残念でした。
 中盤にかけて、ドゥーハン、クラファー、ビアッジ、バロスが時折絡みながら、レースは進んでいきます。クラファー、そしてビアッジがドゥーハンにアタックするなど、 GP500 には珍しい(今年はそうでもない)シーンが繰り広げられます。が、ドゥーハンも徴しがいいのか、なかなか1位を譲りません。こうして、膠着状態のまま、レースは終盤へと進んでいきます。
 残り6周、レースが動きます。まずはクラファーがドゥーハンをついにパスしてトップに出ます。しかし、ドゥーハンもホームストレートですかさず抜き返し、再びトップに。クラファーはさらにビアッジにも抜かれ、再び3位まで落ちます。一方、2位に上がったビアッジも、後ろを気にしながら抜き所を探す難しい状況となり、なかなかドゥーハンを刺せません。結局、ファイナルラップでもこの状況は変わらず、そのままフィニッシュ。面白いレースではあったものの、終わってみればドゥーハンの勝利という、実力通りの結果に終わりました。
 5位を走っていたノリックはマシントラブルでリタイア。宣篤は7位。復帰第1戦の岡田は8位に終わっています。

・GP250
 結果のみお伝えします。
1位 V.ロッシ
2位 J.フック
3位 青木治親
(5位 宇川  7位 辻村  11位 沼田  16位 畠山)
 原田とカピロッシがマシントラブルでリタイアする中、ロッシが確実にトップを奪取。アプリリアの猛威は止まりそうに有りません。治親は初表彰台です。

・GP125
 こちらも結果のみ。
1位 M.メランドリ
2位 坂田和人
3位 眞子智実
(5位 徳留  10位 東  12位 宇井  13位 菊池)
 メランドリが史上最年少(15歳)で初優勝。坂田も2位に入ってきっちりポイントを稼いでいます。

次回は 7/5。Round 8 イギリス・ドニントンパークです。

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