'99 World Grand Prix 〜Round 11 イモラ〜

 シーズンも2/3を消化し、チャンピオンシップの行方も見えてくる時期になりました。今回はイタリアで行われる2度目のGP、イモラGPをお送りします。
 サーキットはF1でも有名なエンツォ・エ・ディノ・フェラーリ イモラサーキット。セナが散った地でもありますね。レイアウトの割にはテクニカルなセクションの多いサーキットです。

・GP125
 フロントローはメランドリ(伊)、ボルソイ(伊)、ザンナ(伊)、バンサン(仏)と欧州勢が独占。日本勢は宇井が5番手と一人気を吐きますが、東が13番手、上田が16番手と調子が上がってません。東は現在ランキングトップですが、アルツァモラが4ポイント差まで追い上げてきており、このレース次第では逆転される可能性もあります。
 一旦スタートしたものの、すぐに雨が降り出して一旦赤旗中断。ウェットレースの宣言が出されて再び仕切りなおしでスタート。
 序盤はメランドリ、ザンナ、チェッキネロ、ボルソイとイタリア勢がリード。これに宇井や上田がついて行きます。気になるアルツァモラは6位、東はその後方まで下がってしまいます。怪我の影響でしょうか、気になります。
 中盤にかけてはメランドリが後続をさらに突き放し、一人旅状態に。後方ではロカテリとアルツァモラが激しい5位争いを展開します。また、チェッキネロが転倒し、ボルソイもマシントラブルと、サバイバルレースの様相も呈してきます。
 ファイナルラップもメランドリは危なげなくトップを独走。その後ろではロカテリがまたまたファイナルラップで転倒をやらかしました。そしてアルツァモラが執念を見せ、前の上田をかわして4位でフィニッシュ。一方の東はファイナルラップに10位まで順位を下げてフィニッシュ。ついに開幕以来守っていたポイントランキングトップの座を明け渡す結果となりました。しかし、その差は3点。今後の逆襲に期待しましょう。

・GP250
 フロントローはジャック、カピロッシ、ロッシ、ペルジーニとこちらも欧州勢が並びます。日本勢は8番手に中野、9番手に宇川、16、17番手に眞子、徳留と続きます。
 スタートから飛び出したのはカピロッシ。1周目から飛ばして後続を突き放そうと試みます。それを追いかけて飛び出したのはロッシのみ。3番手以降との差は次第に大きくなっていきます。
 中盤にかけて追い上げてきてレースを面白くしたのは宇川。ペルジーニに手間取る宇川をパスして3番手に浮上し、先行するロッシ、カピロッシの追撃体制をとります。ところが、丁度半分を過ぎた12周目にスリップダウン。再スタートするものの、チャンピオンを狙うにはなんとも痛い転倒となってしまいました。
 こうなると、日本勢の期待は5番手を走行する中野にかかります。ペルジーニと、チームメートのジャックともに3位争いを展開しますが、怪我の影響があるのか思いきりが感じられません。次第に後退し5位単独走行に近い形になってしまいました。
 結局、最初から最後までカピロッシが逃げ切り優勝。まぁ、先頭走っていればぶつけようもないですね(毒)。2位もそのままロッシで、手堅く2位をキープしています。3位はジャック。久々の“ジャック・アタック”(笑)を見せて最後の最後でペルジーニをかわしました。
 日本勢では5位に中野、宇川が12位、眞子が14位、徳留が16位に終わっています。

・GP500
 先のチェコGPで優勝した岡田。このレースでは連勝をかけて挑みます。
 フロントローはクリビーレ、ロバーツ、バロス、チェカと、このクラスも日本勢はフロントローに並べませんでした。5番手に岡田、6番手にノリックと2列目からのスタートとが最上位になります。以下、10番手に青木宣篤、13番手に原田、14番手に青木治親と並びます。
 スタートからまず飛び出したのはロバーツ、クリビーレ、岡田。しかし、中盤にかけて後続が追い付き、GP500 にしては珍しい8台ものトップ集団が一時形成されます。中盤はこのまま8台による我慢比べになりました。
 レース動きはじめたのは14周目。クリビーレが満を持してトップにたつと、一気に後続を突き放しにかかります。突き放しこそできないものの、自らのペースでレースをコントロールし、その後の展開を自分に優位な展開に持ち込みます。
 終盤にかけて集団はばらけるものの、クリビーレは一度もトップを譲ることもなく、そのままチェッカー。レースの運び方もエースらしくなってきました。2位はバロス、3位はビアッジとなっています。実は、残り2周まではノリックが3番手を走っていたんですが、カーブ進入の下りでフロントからスリップ転倒してしまいました。残念。
 日本勢は岡田が4位、宣篤が7位、ノリックが再スタートで11位、治親12位、原田13位で終わっています。

 各クラス、チャンピオン争いもいよいよ佳境です。今年はどのクラスも終盤戦まで楽しませてくれそうですね。

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