第7回 「シーズン開幕スペシャル がんばれ!ニッポン!」
 WGPも長いシーズンオフが終わり、今週末、いよいよ始まります。これが皆さんにお手元に届く頃、開幕戦、日本GPがエキサイティングなシーズンの始まりを告げることでしょう。そう、今年は久しぶりに日本の鈴鹿が開幕戦です。主要コンストラクタ、特に HONDA のお膝元で行われる開幕戦はライダー達の闘争心を駆り立ててくれます。今年はどんなドラマが見られるのでしょうね。
 ということで、今回は「がんばれ!ニッポン!」と題して、各クラスの日本人ライダーを改めて紹介します。さらに本日開幕する日本GPの見所をお送りします。
 まずは、今年注目の日本人ライダーです。

1.GP500
 今年の GP500 には、岡田忠之(Repsol HONDA)、青木宣篤(Team SUZUKI)、阿部典史(TEAM YAMAHA)、藤原克明(Team SUZUKI)の総勢4名がレギュラー参戦します。青木拓磨(Repsol HONDA)が怪我で戦線離脱したのは痛いですが、その分、兄の宣篤が活躍してくれるでしょう。ぜひとも、Stop the Doohan!
 藤原克明(23 歳)は昨年の全日本スーパーバイクランキング2位、全日本のSUZUKI のエースでした。GP に出るために KAWASAKI から SUZUKI に移籍し、今年念願叶って WGP に参戦です。ルーキーシーズンですが、臆することなく戦って欲しいですね。
(最新情報:その藤原克明、テスト中の怪我の影響でGP出場は微妙とか・・・) この他、日本GPでは主催者ワイルドカードで昨年の全日本スーパーバイクチャンピオンの芳賀紀之が参戦します。芳賀選手は今年ワールドスーパーバイク(WSB)に参戦中で、開幕戦ですでに優勝しています。こちらも期待大です。

2.GP250
 GP250 には原田哲也(aprilia)、宇川徹(BENETON HONDA)、青木治親(F.C.C.TSR)、辻村猛(TEAM Semprucci)、沼田憲保(SUZUKI Arie Molenaar Racing)、宮崎敦(Edo Racing)、畠山泰昌(Penguin Racing)、の総勢7名が参戦します。中でも大本命は、なんといっても原田哲也。aprilia に移籍して2年目の今シーズン、ライバルだったビアッジ、ワルドマンがそろって GP500 に行き、2度目のチャンピオンを取る確率はかなり高いです。これに宇川、治親の二人がどう絡むか。辻村、沼田もマシンの出来しだいでは期待できるかもしれません。

3.GP125
 GP125 には、もはやクラスの顔となったとも言える上田“Nobby”昇(Givi HONDA LCR)と坂田“Kazoot”和人(UGT 3000 aprilia)の二人を筆頭に、眞子智実(UGT 3000 HONDA)、徳留真紀(Docshop)、宇井陽一(YAMAHA Kurz)、加藤義昌(Semprucci)、東雅雄(Liegeois)の7名が参戦。昨年と変らない顔触れ、いずれも優勝を狙える実力者ばかりです。中でもチャンピオンに近いと思われるのは上田昇。今年はイタリアのチェッキネッロと合同でチームを結成し、体制も充実しています。実力的にはチャンピオンを取っていてもおかしくないだけに、今年こそ奪取してほしいものです。

総勢18名の日本人ライダー、あなたも応援するライダーを決めて、シーズンを楽しんでみませんか?

 さて、開幕戦、日本GPの見所です。まぁなんといっても、上に挙げたレギュラー参戦組の活躍は当然ですが、WGPには「ワイルドカードシステム」というものがあります(ちょっと触れましたね)。各国の主催者推薦枠がいくつかありまして、そこに各国の有望なライダーや前年の国内選手権チャンピオンがスポット参戦できます。日本GPでも全クラスあわせて13名のワイルドカードライダーが出場します。「世界で最もレベルの高い国内シリーズ」といわれる全日本ロードレースの猛者たちが、世界を相手に一泡吹かせようと、キレた走りを見せてくれることでしょう(個人的に一番期待できるのは GP250 に参戦する加藤大治郎と中野真矢です)。
 もう一つの見所は、開幕戦ということもあり、やはり各メーカーのマシンの仕上がりです。鈴鹿は HONDA が作ったコースということで、エンジン、車体、ブレーキと、すべての要素に高い次元でバランスされた性能が要求されますから、マシンの優劣が如実に表れます。マシンの基本戦闘力を推し量るのも一興かと思いますよ。

 桜の鈴鹿に、2ストロークエンジンの乾いた排気音が響く
 つんと香る、オイルの焼ける匂い
 さぁ皆さん、コンチネンタルサーカスの始まりです

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