第8回 「イタリアンコンストラクター」

 各モータースポーツも一斉にシーズンオフとなり、来年のモンテカルロ(WRC)まで一休みといったところですね。WGPも、オフテストが精力的に行われているようですが、各ライダーの動向が気になるところです。個人的には、遅れてチャンピオンが確定した坂田和人の体制が心配です。なんでも、宙ぶらりんの間にいくつかのスポンサーとの話しがフイになってしまったようで、来期体制作りがスムーズに進んでいなかったようです。来期、再びライダー坂田の勇姿が見れることを期待しましょう。

 さて、WGPについて初心者向けの解説をしてほしいとのリクエストを頂きました。この「WGPでポン!」は初心者向けWGP講座として昨シーズンオフに連載されたものです。バックナンバーは私のホームページにありますので、基本的なことはそちらを参照していただければ幸いです。(昨年の結果を元に今シーズンを予想した内容もありますので、ギャップを楽しむのも一興です(笑))。

で、今回はその中にもない新しいご質問がありますので、お答えしましょう。

Q:「アプリリアってなんですか? カジバってなんですか?」
A:
 アプリリアもカジバもイタリアのモーターサイクルメーカーです。詳しい社歴などは私は知らないのですが、どちらも 50cc のスクーターから大型バイクまで、一通りのバイクを作っています。
 アプリリアは、'90 代に入って WGP に参戦しはじめたイタリアのメーカーで、フレームからエンジンまですべてワークスでレーサーを作成し、参戦しています(ただし、市販車は SUZUKI からエンジンを供給してもらってたりもしていますが)。アプリリアは '94 にマックス・ビアッジのライディングによって GP250 タイトルを獲得。以後、マックス+アプリリアのジョイントは GP250 最強のタッグとして、日本メーカー、日本人ライダーの前に立ちはだかりました。今期は原田、カピロッシ、ロッシのアプリリアワークス3人が常にトップ争いを展開。「今年の GP250 はアプリリア・カップだ」とも皮肉られました。GP125 クラスでも坂田和人やヴァレンティーノ・ロッシらのライディングによってチャンピオンを獲得。HONDA RS を相手に優勝争いを演じています。来期は、いよいよ原田哲也を擁して GP500 に本格参戦。まずは V2 マシンでの参戦のため苦戦は否めませんが、いずれ投入される新型 V4 マシンの出来しだいでは、NSR を脅かす存在になるかもしれません。
 カジバも、同じくイタリアのメーカーで、'90 代初頭までは GP 活動を行っていました。'91 にはエディ・ローソンの手によって一度優勝しています。が、日本ではパリダカなどでのカジバ・エレファントの活躍が有名ですね。最近はワールドクラスのロードレース関係の活動はしていなかったと思います(間違ってたらご指摘下さい)。
 イタリアには他にもドゥカティが WSB でワークス活動をしています。

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