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LIVE ONLY 2×2
(武道館)と題した、長渕剛コンサートに行ってきた。ここ数年チケットが手に入らなかったので、ひさびさの「生(なま)剛」だ。
九段下の改札口を出た辺りからもう人、人、人の群れ。ツァーグッズの屋台が並び、ダフ屋が呼びかけ、「剛小僧」たちが、思い思いにミニコンサートを開催、己に酔う中を、人々に揉まれながら会場の日本武道館に向かう。このときから既に、コンサートは始まっているのかもしれない。
覗き込むような位置にステージがあり、そこから最も遠く離れたE-W-50番が私の席。ウヮォーーンというどよめき……これがたまらない。小さく固いイスに座り、腕組みし、開演前の高鳴る気持ちを静かに味わう。
コンサートは、予定より20分ほど遅れてスタートした。アコースティックギター中心の思いきった編曲で、“乗り乗り”という感じでもないのに、1万3千の聴衆を飲み込んだ武道館は、「つよしコール」で大揺れ。
一緒に行く予定だった相手がいけなくなり、急きょ同行してもらったKさんに遠慮し、最初のうちは座っていたけれど、つまらなくなって立ち上がった。
リズムに乗って知らず知らずのうちに体が動き出し、手拍子をし、腕を上げる。体が汗ばんでくる。ステージの剛に向かって笑顔を送る、手を振る。
あぁ、いい気持ち! 最高! 最高!
アンコールで「勇次」が始まると、場内はまさしく爆発寸前となった。
♪激轍がおとされ(ガァーーン)
2番のそのフレーズの瞬間、パンパーン、パン、パーンと、一斉にクラッカーが炸裂し、会場内に音が響き渡る。
♪勇次、あの時の空をわすれちゃいないかい
♪勇次、あのときの エネルギッシュなおまえが ほしい
♪帰りたい 帰れない 青春と呼ばれた日々に
♪ラララーラララ ラララーラララ
そして、アーティストと観客が、一つになっての大合唱。
「こういうの初めて」ということで、けっこう醒めていたKさんもいつの間にか立ち上がり、手拍子している。良かった!
たかが流行の歌、と人は言うかもしれない。けれど、私は歌によって、辛いときをずいぶん慰められてきた。押さえきれない気持ちを静めようと、朝から晩まで一日中、音に浸っていたこともある。されど歌、である。
2時間45分立ちっぱなし。久々のコンサートで、今日は少々くたびれた。でも満足!
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