2002年10月1日から東京都千代田区では、 「安全で快適な千代田区の生活環境の整備に関する条例」が施行され、 空き缶や吸殻のポイ捨て禁止はもちろん、 路上での喫煙が禁止されました。 それまでは「千代田区吸い殻、空き缶等の散乱防止に関する条例」がありましたが、 モラル(道徳心)に期待するのは限界として、罰則を設けたのが特徴です。
条例の詳細については、 http://www.poisute.com/を参照してください。
この条例では、 路上禁煙地区に指定された区域での路上喫煙に対して、 2万円以下の過料が罰則として設けられていますが、 11月1日より当面は2000円とし、実際に指導員が巡回指導にあたり、 過料の徴収が開始されましたが、 開き直ったり、逆キレしたり、 振り切って逃げる人 も少なくなく、 改めて歩きタバコをするような人の道徳心の無さを実感します。
たまに携帯灰皿を持っていれば、 どこであろうとタバコを吸っても良いと思い込んでいる人がいますが、 それは何とも都合の良い思い込みでしかありません。 「禁煙」の場所では携帯灰皿を持っていてもタバコを吸ってはいけません。
また、「路上禁煙地区」でなければタバコを吸っても良いかと言えば、 そうではありません。過料が適用されないだけです。条例では『 区民等は、公共の場所において歩行中(自転車乗車中を含む。) に喫煙をしないように努めなければならない。 』と定めています。
ちなみに 神奈川県横浜市 でも 「横浜市空き缶等及び吸い殻等の散乱の防止に関する条例」 (1996年4月1日施行)の中で 『 市民等は、歩行中の喫煙をしないよう努めなければならない。 』と定めていますが、 6年以上経過した現在でも、 平気で歩きタバコやポイ捨てする道徳心の無い人がかなり目立ちます。
千代田区の条例にはいくつか穴があり、 運用方法にも疑問が残りますが、 あきらかに効果があったと実感できるくらいに 歩きタバコが減った点は評価できるでしょう。 痴漢や盗撮などの迷惑行為がなくならないように、 歩きタバコやポイ捨てなどの迷惑行為も根絶が難しいと思いますが、 限りなく0に近づけられると良いですね。
今後は、路上禁煙地区の拡大、明示、巡回指導の強化と共に、 喫煙可能場所の整備など、 喫煙者にとっても納得のできる形で 歩きタバコをなくしていけたら良いなと思います。