<プロフィール>

宮川真人(みやがわまさと)

 富士山のふもと、静岡県富士市に生まれる。4歳よりピアノを始め、少年時代は野球に興じ、爪まっ黒、突き指状態でレッスンに行き先生によく叱られた。(というよりあんまり練習していかなかったから)小学校時代は合唱部の伴奏者として活躍し、中学時代は陸上部、サッカー部と渡り歩き、最後はやっぱり合唱部に伴奏者として強制入部させられる。NHKコンクールに出場し、(TVでも放映された)いがぐり頭のピアニストとして、地元ではちょっとだけ評判になった。その後、猛勉強の甲斐あって名門、静岡県立富士高等学校入学。前途洋々、希望に満ちあふれ、吹奏楽部に入り、アマチュアのオーボエ奏者の父親の影響からオーボエを始めるが、これにすっかり狂って勉学の方があっという間に落ちこぼれる。まったく行き場を失ったため、2年の夏過ぎにオーボエでの音大受験を決意。にわかに東京にレッスンに通い始め、なんとか現役で武蔵野音楽大学入学を果たす。在学中は飲酒を中心に研鑽を積み、(その習慣をいまだに守り続けている)4年次には同大学オーケストラのヨーロッパ演奏旅行のメンバーに選出され渡欧、旧西ドイツ、オーストリア計14都市での演奏会に出演した。そして同大学を首席で卒業した人と一緒に卒業。卒業演奏会、並びに静岡県東部地区の新人演奏会に出演。ただちにフリーの奏者として演奏活動を始める。

 現在は東京を拠点とし、東京フィル、日本フィル、名古屋フィル、東京佼成ウィンドオーケストラ、シエナ・ウィンドオーケストラ等の演奏会やレコーディングに多数出演しているほか、ソロ演奏や室内楽も積極的に行っている。主なソロ演奏では、1997年に韓国の馬山市で開催された現代音楽祭に招かれ、韓国人作曲家のソロと室内楽の計3作品を初演または再演し、いずれも高い評価を受けたほか、2001年7月、日本初のヘッケルフォンによるソロコンサートを催し、音楽関係誌上で話題となった。また、室内楽においては、ダブルリードアンサンブル「エスプレッソ」を共同主宰し、1991年より東京のルーテル市ヶ谷センターにおいて毎年演奏会を行っている。同アンサンブルではアレンジも担当し、バロックからタンゴ、ボサノヴァに至る多種多彩なプログラムと、質の高い演奏によって近年話題を集めている。また、オーボエの個人指導や各地における講習会はもとより、近年は指揮者として全国各地のアマチュアオーケストラ、吹奏楽団、スクールバンド等の指導育成にも力を注いでおり、その手腕を高く評価されている。そのほか全日本吹奏楽コンクールやアンサンブルコンテストの審査員、吹奏楽関連誌への執筆(2000年度、バンドジャーナル誌「ワンポイント・レッスン」連載担当)など幅広く活動してる。

 オーボエを虎谷迦悦、吉成行蔵、インゴ・ゴリツキの各氏に師事。ダブルリードアンサンブル「エスプレッソ」共同主宰。日本オーボエ協会常任理事。静岡県立富士高等学校吹奏楽部指揮者。