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          第┃10┃号┃  お┃こ┃総┃研┃通┃信┃  02┃10┃29┃
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■目次■
 1.起こしとは「一期一会」とおぼえたり
 2.急がば回れ?
 3.編集後記

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 1.起こしとは「一期一会」とおぼえたり
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 テープ起こしの仕事(そのテープに出会うこと)が一期一会だと思うのは。

 ほんとに稀ですが、講演者が同じ、テーマが同じというお仕事をご依頼いただくこ
とがあります。もちろん日にちは違うし、場所も違うものです。前回はほんとに理路
整然ときちんとお話しされていて、とってもスムーズに進んだ仕事でした。

 しかし今回は、起こしていて、アレ、なんか違うな、話が飛んだりしてちょっと起
こしづらいんだけど、今度のほうがおもしろい……。そうか、これは会場の雰囲気が
違うんだな、この講演者の方を迎える人たちの気持ちが違うんだなとわかります。

 どんどんお話は興が乗り、とってもおもしろい「ここだけの話ですよ」なんていう
オフレコの話があったりするのです。

 私は思いました。もしどなたかに講演をお願いする機会があったとしたら、誠心誠
意、講演者の方が話しやすい、乗っていただけやすい雰囲気でお迎えしようと。

 何本のテープを起こしたか、いくつの録音取材をこなしたかもう数え切れませんが、
長くこの仕事をしていると忘れられないお仕事があるものです。

 ある自治体のセミナーの中の、ある有名な女優さんの講演でした。どんどん引き込
まれていきます。起こしている途中何度泣いたかしれません。こんなに感情移入して
起こしたテープはありませんでした。あっという間に起こしは終わってしまいました。

 もう1つ、ある事件の中心人物へのインタビューでした。お客様はものすごく急い
でいらっしゃって、とりあえず文字になっていればいいとのこと。
 会社では手分けして起こし、最後に私が皆さんの原稿のチェックをすることになり
ました。

 文字になっていれば、という言葉がアタマにあったものの、そこはしかし起こし人
生○○年、しっかり方言も生かし、クセを残し、臨場感あふれる(?)原稿をお納め
しました。
「納期に間に合わせてくれてありがとう」の言葉を背に意気揚揚と会社に戻ってきま
した。

 そして何日か後、その雑誌を見に本屋さんへ。

 ガーン、たったこれだけ?
 あの超特急で、アタフタしながら起こした原稿が、たったこれだけ??

 文字にして20字あったでしょうか。ショックでした。
 でもこんな起こしもあるんだと言い聞かせて本を閉じました。

 これがなぜ一期一会なのか・・・。

 だってこの方はいまは塀の中。たぶん二度と出てくることはないでしょう。

                                                                  (***)
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 2.急がば回れ?
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 前回は「編集後記」ではずみさんが紹介してくれた翻訳家のインタビュー記事を前
もって読んでいたせいか、いつにもましてエラそうなお説教口調になってしまいまし
た。<(_ _)>

 とはいえ、どうしても言わせていただきたいことが、実はもう一つあります。
 
 最近はSOHO関連の掲示板等に直接「テープ起こしの仕事を依頼」する書き込み
も増えてきたようです。その条件として「60分テープを1日で起こせる人」というの
も、質のいい起こしを望む側の目安の一つとして考えれば理解できます。

 ところがその報酬はというと、なんと「3000円〜」と書いてあるじゃないですか!

 そもそも3000円の報酬に見合う人というのは、60分テープを1日で起こせるだけの
力を持っていないのでは?

 仮にそういう人が徹夜をしてどうにかこうにか起こしたとしても、それは自慢にも
なりませんし、起こした結果も推して知るべしで、あげくのはてに体をこわしでもし
たら、元も子もありません。

 また、たとえオアシスの親指シフト入力等で60分テープを3〜4時間で起こせたと
しても、たぶんそれはほとんど「素材」に近いものでしょう。

 頼むほうは「見直しなし」(「粗出し」とかいうところもあるらしい)でいいから
ということなのかもしれませんが、そのスピードで起こす能力のある人ならばなおの
こと、もう少し高い報酬をもらってもいいのではないでしょうか。

 こういう募集要項を見ると、早く起こしの仕事がしたい、1本でも多くの実績を積
みたいという人の弱みにつけこんだ業者(個人?)の思惑を感じて、私は無性にハラ
が立ってくるのです。

 ちなみに入力スピードが速い先輩の一人は、たとえ3時間で起こせても見直しなし
で納品するのは絶対にイヤだ、とのことでした。

 自分はどういう起こしをしたいのか。この先輩のコメントには、その答えに結びつ
く大事なヒントがあると思います。
                                                                    (LV)
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 3.編集後記
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 どうにかこうにか、やっと10号までお届けすることができました。

 とはいえ、相変わらずの忙しい毎日で、メルマガの原稿を作成する時間がなかなか
とれないメンバーも。

 ということで、メルマガ1号ごとに研究員全員がそろうことはほとんどなくなるか
もしれません。また、いつまで続けられるかわかりませんが、これからも毎回毎回、
心をこめて配信し続けていきたいと思っています。

 さてさて、カタイ話はこれくらいにして、

 ・「目がテン(になる)」と「目からウロコ(が落ちる)」

 ・「ミックス(Mix)」と「ブレンド(Blend)」 

 それぞれはどう違うんでしょー。(^o^)
                                                                  (はずみ)

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