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    第┃23┃号┃  お┃こ┃総┃研┃通┃信┃  03┃10┃01┃
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■目次■
 1.最近気になる言い回し
 2.飛行機と、例えばインサイダー
 3.オススメの本:「遊ぶ日本語 不思議な日本語」
 4.編集後記

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1.最近気になる言い回し
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 その20.まぎゃく

 これは「真逆」と書くんでしょうか。私は「正反対」「全くの逆」といった表現を
使っているのでなかなかなじめなくて、まだ違和感があります。
 いっそのこと、もっともっと強調する意味で「まぎゃくぎゃく」なんていうのはど
うでしょう。へそまがりの私のこと、こっちなら使ってみたい気もします。(^o^)

 さて、ここで終わってはおもしろくないので、先日、満員電車に揺られながら、
「真(ま)」のつく言葉を思い出してはメモしてみました。辞書を引いてみれば、
もっと見つかると思います。

真っ白(真っ白け)真っ黒(真っ黒け)真っ赤(真っ赤っか)真っ青/真っ黄色
(真っ黄っき)真緑?真紫?/真東・真西・真北・真南/真水/真上・真下・真横
真夜中・真昼(真っ昼間)/真っ暗・真っ暗闇/真ん丸・真四角/真っ平(たい)ら
真っさら(真っさらさら)/真ん中(真ん真ん中)真正面(真っ正面)真裏
真っただ中・真っすぐ・真っ逆さま・真向かい・真っ向/真人間・真っ正直・真面目
(しんめんもくともいうらしい)/真心・真砂・真っ裸・真っ二つ・真っ先・
真ん前
真後ろ←加筆しました
真鯛・真鰯・真鰺・真蛸・真鯉……ありゃっ

 このほかに真骨頂・真実など「しん」と読んでの表現もたくさんありますし……。
ということは「真逆」が市民権を得るのも案外近いのかも〜。(でもまだヤだなあ)

                                 (はずみ)
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 2.飛行機と、例えばインサイダー
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 「国立国語研究所が提案する外来語の言い換え」がこれまでに何度か発表されてい
ますが、そこに出ている外来語のほとんどが英語です。そういえば、実際のテープ起
こしの現場でも今かなりの頻度でカタカナ語が乱発されているけれど、それもほとん
どが英語ばっかだなあ、ドイツ語やフランス語なんてそんなにないもんなあと、妙に
納得したきょうこのごろ。

 その中から一つだけ、別に深い意味もなく取り上げた「インサイダー」という言葉
には、「内部者、部内者、内部」と三つの言い換え例が出ていますが、最初の二つは
何がどう違うんでしょう。
 なんだか名詞にこだわりすぎたようで、最初のやつならば普通の感覚でむしろ「内
部の者」といったほうがしっくりくると思うのですが。

 また、最近いきなり出てきた感のある「マニフェスト(宣言書、声明書)」という
言葉は、朝日新聞上でも「政権公約」「政策綱領」「実行公約」と、なかなか一つに
定まらない様子。
 私はなぜこれに違和感があるのかなあと思ってたんですが、 manifestoという言葉
の響き自体が英語っぽくないからじゃないかという結論に至ったきょうこのごろ。

 ところで、ある機械を「飛行機」と名づけた(訳した)のは森鴎外らしい(1901
「小倉日記」より)との記事がだいぶ前の朝日新聞にありましたが、そのときに参考
にしたのはドイツ語「Flugzeug(飛行道具)」だったようです。

 アメリカのライト兄弟がその「machine(機械)」を発明したのが1903年、それを
見た人々が「Airplane(空の板)」と名づけたことを思うと、森鴎外氏がドイツに留
学していてくれて本当によかったなあと思うきょうこのごろ。

 ちなみに中国語では「飛机」ということですから、どの国もそれなりに言い換えて
いることになりますかしら。
                                  (LV)
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 3.オススメの本:「遊ぶ日本語 不思議な日本語」
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 今回久しぶりにご紹介する本は、
 「遊ぶ日本語 不思議な日本語」(飯間浩明著 岩波アクティブ新書)です。

 まず中のイラストを見て、はてどこかで見たような、と思ったのですが、なんと、
これはうちの「情報閲覧室」でもご紹介している「Yeemar's Homepage」の管理人さ
んが書かれた本ではありませんか――と思ったら、うかつにもまだこちらではご紹介
していませんでした。
 実は私、「メルマガ・ネタ帳」として何件かお気に入りに登録したものがあるので
すが、いずれご紹介しようと思っているうちに忘れてしまっていたようです。(こう
いうのって、かなりくやしかったりする)
 ちなみに飯間さんは学者であり、イラストレーターでもあるんです……かね?

 そこで、まずHPを先にご案内しますと、ご覧になればおわかりのとおり、サイト
そのものが飯間さんのお宅になっていて、どのお部屋もお掃除がとても行き届いてい
るので、ついつい長居をしてしまいます。特に「ことば」の間では、なんと飯間さん
ご本人がお茶を出してくれます!

 私の偏見で言わせていただくと、「言葉」関連のサイトって割と暗くて、それこそ
敷居が高いところが多いのですが、飯間さんちはやたら明るいです。
 ということで、ここでは「言葉」だけでなく「絵(イラストレーション)」の魅力
まで感じさせられること間違いなしです。

             ■Yeemar's Homepage■
       
http://www.asahi-net.or.jp/~QM4H-IIM/index.htm

 そして本のほうですが、まず「不思議な日本語」として、「でも」か「ででも」か
青い空と青空/のむヨーグルト/「猫々」とは言えないのか、などなど、そして「き
らわれる日本語」「変わる日本語」「遊ぶ日本語」「文学の日本語」と続きます。

 実はこの中で、私も「〜気になる言い回し」にそのうち書こうかなあ、と思ってい
たものと重なるものがありました。もちろん盗作をする気はありませんけれども、影
響を受けてもマズイと思って、今はちょっと読むのをやめています。
 オススメの本やらサイトやらをご紹介している中で、その辺がいつも痛しかゆしの
ところなんでして。

 でもまあ、おのずとメルマガの中で書ける長さというものもありますし、とりあえ
ずそこは読み飛ばしておいて、私なりに書いてからまた改めて読ませていただこうと
思っていますので、皆様も、そのネタはどっかでもう読んだわよ、ってなツッコミは
ひらにご容赦くださいませ。<(_ _)>

 ちなみに飯間さんからは、このメルマガを通じて新しく読んでくださる方がいらっ
しゃれば、ということで掲載許可をいただいたのですが、そのメールによると、読者
からの反応は二通りあり、言葉の正誤というものは性急に決められないことがわかっ
たというものと、この本を読めば気になる言葉の正誤がわかるというものだったそう
です。

 同じ本を読んでも、それこそ「真逆」の反応があるんですね〜。←私も違和感あり

                                  (LV)
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 4.編集後記
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・だいぶ前のNHKテレビでは、「真ん真ん中」は東京言葉で、関西の人は「ど真ん
中」をよく使うという話を聞いた記憶があります。でも今や「ど真ん中」くらいのこ
とは、すかしてるといわれる東京人でも多くの人が使っていますよね。
 おっと、「すかしてる」っていうの、はずみさんぐらいの年代だと聞いたことがな
いかな。(^o^)

・もう一つ。私は新聞記事にしてもテレビ番組にしても、具体的な日にちなどを記録
しておくことを忘れてしまって、このメルマガでもいつもアバウトな書き方になって
しまうのですが、上に紹介した飯間さんの本はスゴイです。○年○月○日の何の番組
で誰が言ったとか、○年○月○日の何新聞のどこに出ていたとか、実に実に詳しい。
 私も見習わなければいけないなあと、いたく反省をしたのでありました。

・といいつつもう一つ。「メセナ言い換え語提案に反対する会」が発足し、9月30日
に声明を発表した、との記事が。(朝日新聞10月1日付朝刊)
 「メセナ=文化支援」じゃないでしょうが、というのがその理由のようですが、私
もここで勝手に1票投じさせていただきます。
                                  (LV)

・えっと、何となくわかったような、わからないような。(^^ゞ
 最愛のお姉さんを亡くしたショーケンこと萩原健一さん、お葬式のときにインタ
ビューされて、「もう…………まあ、でも…………僕はその…………ただやっぱり
………今後の仕事を見ていただければ〜」といった感じの答え方をしていました。
 あわててメモをしようと思ったのですが間に合わず。でも妙にリアルで、感心か
つ感動してしまいました。
                                 (はずみ)
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