「タイトル文字について」
「岡、展覧会をするのなら、 プロデュースは俺にやらせてくれ」 ぼくの聞き間違いかもしれないけど
デザイナーの西村さんが独り言のように呟いた。その一言を頼りに、ぼくの初めての個展は1996年
のお正月にスタートした。準備を始めて三ヶ月が経ったとき、ようやくタイトルが決まった。なかなか
首を縦に振らない西村さんを前に、ぼくは照れながらこう言った。「風のワンツー! 」 ぼくの立場も
展覧会の内容も、このひとことで許してもらえそうな気がした。その後、このタイトルをぼくの手書き
文字で、という事になり、慣れない筆を使って二百枚ほど書いた。それを西村さんがデザインしてこの
タイトル文字が生まれたのです。これを初めて見た時 「わー、ヘタクソ! 」 と、叫んでしまった。
(もっと上手く書いてたのもあったと思うのに・・・・)
でも、よく見るとなかなかいいね。