映画の怪人たち
- Part 1 -

サイレント時代から1980年代まで

「オペラ座の怪人」と名のつく劇場用映画やTV用映画を見てみましょう。
あなたのお気に入りはどれですか? ああ、似たようなタイトルばっかりで目がくらむ。
コーナーの性格上、それなりにネタばれしています。ご注意ください。

むかしむかしNHKで放映された、チャールズ・ダンス主演の海外ドラマ「オペラ座の怪人」はこちら
「オペラ座の怪人」っぽいゲストキャラ登場の海外ドラマはこちらへ。
ミュージカル「オペラ座の怪人」に関するビデオ・DVDはこちらへ。
ミュージカル「オペラ座の怪人」のCDはこちらへ。
ミュージカル・コンサートのCD・DVD・楽譜は、ミュージカルなCD屋さん出張所へどうぞ。

Last Modified: 11/16/2010

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■Part 1 サイレント時代から1980年代まで

THE PHANTOM OF THE OPERA (1925) .......... 06/30/2010
THE PHANTOM OF THE OPERA (1943) ........... 06/01/2001
THE PHANTOM OF THE OPERA (1962) .......... 11/16/2010
PHANTOM OF THE PARADISE (1974)
THE PHANTOM OF THE OPERA (TV) (1983)
THE PHANTOM OF THE OPERA (Animated) (1986) .......... 07/16/2004
OPERA (Terror at the Opera) (1987)
THE PHANTOM OF THE MALL (1989)


■Part 2 ミュージカルで認知度アップ以降 .......... 03/24/2012

THE PHANTOM OF THE OPERA (1989)
THE PHANTOM OF THE OPERA (TV) (1990)
DANCE MACABRE (The Phantom of the Opera 2) (1991)
夜半歌聲 (The Phantom Lover)(1995)
PHANTOM OF THE OPERA (Il Fantasma dell'Opera) (1998)
THE PHANTOM OF THE OPERA (2004)

THE PHANTOM OF THE OPERA (1925)

いろいろなバージョンが出てます。さすが古いだけはありますね。  ロン・チェイニー (Lon Chaney) 主演の古典映画。ものの本によると古典的名作中の名作で、クリスティーヌがオペラ座の怪人のマスクをはぐ「アンマスク・シーン」は怪奇映画有数の名場面として未だに語り草! なんだそうですが……。

紙芝居のようにのどかな展開の後、いよいよクリスティーヌの手がマスクに伸び、ついに暴かれたファントムの素顔は……藤山寛美 !どうしてまた藤山寛美なんだ。怪奇映画なのに。 130Rのホンコンさんにも似てるかもしれません。 あのー、ただのデコの広い不細工なおじさんにしか見えないんですけど。マスクがまた「ひょっとこ」に激似で、面白すぎるんですけど……。ほんとうに当時の観客はこれを見て失神したのでしょうか。申し訳ありませんがどうしても面白くてしょうがないので、 私はいつも指の動きだけ見ることにしています。これはなかなかお素敵です。

一方、メアリー・フィルビン (Mary Philbin) 演ずるクリスティーヌの美人度はあらゆる映画の中でも一番だと思いますが、驚いたとき、または怖いとき、見得を切りつつ後ろに飛びすさっていく姿は何度見ても苦笑してしまいます。 この時代のヒロインの演技って、みんなこうだったのでしょうか。ラウル役ノーマン・ケリー (Norman Kerry) のオヤジ度も、群を抜いてます。

こちらも内容充実でお勧め。Region 1ですが。なるほどアンドリュー・ロイド・ウェバー (ALW) 版ミュージカルのあのシーンはここから取ったのかとか、興味深くは観られます。ただ怪奇映画としては、いったいどこをどう怖がればよいのか、正直困ってしまいます。唯一怖いといえば、兄ジョセフの復讐に燃える弟(!)に率いられた大群衆がファントムを延々追いかけ回し、袋だたきにしてセーヌ川に投げ込んでハイおしまい!、というあんまりなラストくらいでしょうか。

原作からの乖離具合も凄まじく、だいたいエリックの設定が単なる脱獄囚という時点でダメダメ、地べたに転がってるクリスティーヌを見捨ててスタコラ逃げる姿がダメダメ、映画自体としての価値はともかく、「オペラ座の怪人」を愛する者としてはいろいろと複雑です。

.......... (05/23/2000)

この1925年映画の北米盤DVD (All Regions) は、

この北米盤DVDはNTSC方式のAll Regionsです。そのまま見られます。* The Phantom of the Opera [北米盤DVD] (NTSC, All Regions) (amazon.com)

 All Regions (No Region Code) ですので、日本のDVDプレーヤー (NTSC, Region 2) やパソコン (Region 2) でそのまま見ることができます。


こちらの北米盤DVDは、

ご注意!この北米盤DVDはリージョン1です。* The Phantom of the Opera: The Ultimate Edition [北米盤DVD 2枚組] (NTSC, Region 1) (amazon.com)

 もともとの1925年バージョンと後の1929年バージョンを見比べることができます。その他いろいろ盛りだくさんのデラックス2枚組。

 日本のDVDプレイヤー(NTSC, Region 2)やパソコンでは見られません。Region 1やコードフリーのDVDプレーヤーをご用意ください。その他の再生方法は各自お調べください。


日本国内盤DVDは、

日本国内盤DVDです。* 映画 「オペラ座の怪人」 [日本国内盤DVD] (NTSC, Region 2) (amazon.co.jp)

 2005年7月発売。安っ。

日本国内盤DVDです。* 映画 「オペラ座の怪人」 [日本国内盤DVD] (NTSC, Region 2) (amazon.co.jp)

 2008年発売のこちらも安っ。


どうしてこの映画がああなっちゃったのかのいきさつや脚本などは、「ガイドの怪人たち」もご覧ください。
この映画のサウンドトラックは、「その他オペラ座の怪人CD」をどうぞ。
1925年
DIRECTOR: Rupert Julian
Universal Pictures

公開時邦題: オペラの怪人
ビデオ・DVD邦題: オペラ座の怪人 (IVCV3027S) (CLPB3049) etc...

CAST LIST:
Erik (The Phantom) .... Lon Chaney
Christine Daae .... Mary Philbin
Vicomte Raoul de Chagny .... Norman Kerry
Ledoux (The Persian) .... Arthur Edmund Carewe
Simon Buquet .... Gibson Gowland
Comte Philippe de Chagny .... John St. Polis
Carlotta .... Mary Fabian
Carlotta's Mother .... Virginia Pearson

THE PHANTOM OF THE OPERA (1943)

あらかわいそう。こちらは日本国内盤DVDです。  この頃もまだ「オペラの怪人」ですね。「オペラ座の怪人」ではなくて。クレジットを見てみると、「怪人」役クロード・レインズ( Claude Rains) の名前が、「オペラ歌手アナトール」役ネルソン・エディや、「クリスティーヌ」役スザンナ・フォスターの下に来ています。もう既にこのあたりから、嫌な予感はするのです。この映画、「オペラ座の怪人《オペラの怪人》」はあまり出てきません。そもそもその「怪人」自体が魅力の乏しいキャラなので、出番が少なくても大して気になりません。

さて映画冒頭、オペラ歌手アナトール(勝手にこんな役増やすなよ)と警部のラウル(なんでだよ)の二人からちょっかいを出され、舞台上でもヘラヘラとぜんぜんやる気のないクリスティーヌ。お前はそれでもプロなのか。万事こんな調子で、クリスティーヌを巡るアナトールとラウルの恋のさや当てが、コミカルに延々と描かれます。

いったいこれのどこが「オペラ座の怪人」なんだろう? と観ている方がイライラしだす頃、とってもかわいそうな老バイオリン奏者のエリックがようやく登場。指が動かなくなったのでオペラ座を首になり、家賃も払えなくなったので下宿のおばさんにがぁがぁ言われ、金の工面のため楽譜の出版社に行けば担当のおっさんがすごい嫌な奴。自作のコンチェルトを盗まれたと勘違いして激昂し、おっさんに飛びかかったらあっという間に殺してしまい(握力強いな)、たまたまそこに都合よく置いてあった酸(ほら出た!)を顔に浴びせられ、警察に追われて下水に逃げ込み、さらにオペラ座の地下にたどり着き、ようやくオペラ座の怪人が誕生するのでした。

違う……違うよ何もかも……。このあまりにもベタな不幸のたたみかけが、もうコントのようです。

さて、このかわいそうなオペラ座の怪人もどきは、ひそかにクリスティーヌの歌のレッスン代を援助していたのです。そして、クリスティーヌを主役にするために、邪魔なプリマを何とかしようと……、という展開はかろうじてそれっぽいのですが、なんにしても唐突感は否めない。もたもたとシャンデリアを落とし(これがまたどんくさいんだ)、そして特に必要もなさそうなのに一応クリスティーヌを地下に誘拐。颯爽とクリスティーヌ救出に向かう、恋がたき二人組。あくまでもこっちが主役です。この片割れがたまたま威嚇で一発撃ったら、なんと地下の隠れ家の壁がガラガラ崩れてしまい、エリックは下敷きになってあっけなく死んでしまうのでした。ああ、死に方まで情けない……。

まあかわいそう。こちらは北米盤DVDです。一応、準備稿段階ではエリックはクリスティーヌの生き別れの父親で、名乗れぬままに娘を成功させようとするという「父モノ」話だったようです。でも決定稿ではそのへんをすっぱり削ってしまったため、どうしてエリックがクリスティーヌにこだわるのかさっぱりわかりません。クリスティーヌもエリックに特に何の思い入れもないため、エリックが死のうが生きようが、別にそれほどショックは受けてません。相変わらずヘラヘラとスター街道をバク進し、アナトールとラウルの恋のさや当てが続く中、ほのぼのとエンディングを迎えます。なんなんだ。

所詮はネルソン・エディの為のスター映画ですし、ネルソン・エディが歌っていればそれでよかったのでしょう。今さら原作との違いをいちいち挙げるのも馬鹿馬鹿しくなるほどの、「なんちゃってファントム」映画です。題名にファントムとついてさえいなければ、それなりに面白いような気もします。

私は今のところ北米盤DVDしか持ってませんが、オマケのドキュメンタリー "THE OPERA GHOST: A Phantom Unmasked" は、映画本編より面白かったです。それはどうよ……。

記憶にとどめるべきはただ一点、ファントムのマスクがすっごいツリ眉毛だったことだけ。

.......... (06/01/2001)

この1943年映画の日本国内盤DVDは、

日本国内盤DVDです。* 映画 「オペラの怪人」  [日本国内盤DVD] (NTSC, Region 2) (amazon.co.jp)
* または、こちらをどうぞ (amazon.co.jp)
* こちらもどうぞ (amazon.co.jp)

 興味のある方はどうぞ。


この映画のサウンドトラックと関連CDについては、「その他オペラ座の怪人CD」をご覧ください。
1943年
DIRECTOR: Arthur Lubin
MUSIC: Edward Ward
Universal Pictures

公開時邦題: オペラの怪人
DVD邦題: オペラの怪人 (UJSD-35001)

CAST LIST:
Anatole Garron .... Nelson Eddy
Christine Dubois .... Susanna Foster
Erique Claudin (The Phantom) .... Claude Rains
Inspector Raoul D'Aubert .... Edgar Barrier
Signor Ferretti .... Leo Carrillo
Biancarolli .... Jane Farrar

THE PHANTOM OF THE OPERA (1962)

あらかわいそう。こちらは日本国内盤DVDです。  以前見たときは開始早々に睡魔に襲われてしまい、ハーバート・ロム (Herbert Lom) 演じるファントムがやたらといいひとで、クリスティーヌがブサイクだったことしか覚えていません。この時代はこういう顔が美人顔だったのだろうかと、本筋とは全然関係ないところで謎でした。あれから数年、ふと思い立って北米盤のDVDで改めて見てみましたよ。

舞台はロンドンのオペラ座(まあ、イギリス映画だから)。見るからに悪役っぽい作曲家の新作オペラの初日。オケが荒らされたり、プリマが脅されたり、死体がブラーンとぶら下がって来たりと、お約束の妨害工作が。プリマが逃げてしまったのでオーディションをしたところ、クリスティーヌがその美貌(え〜〜)と才能で見事主役の座をゲット。作曲家も、ロンドン一の敏腕プロデューサー、ハリー(この人がラウルもどき)も、影から覗いてるファントムも、みんな大満足です。

さっそく作曲家にディナーに誘われて舞い上がるクリスティーヌ。壁越しにファントムが忠告してくれますが(いいひとだ)、無視。案の定わかりやすいセクハラに遭っているところへ、敏腕プロデューサーが颯爽と登場して助けてくれます。これで仲良くなった二人は、オペラ座とファントムの謎を探ろうと、現場で聞き込みを始めます。このへんのノリはほとんど刑事モノです。

このまま刑事モノが続くのかと思われた半ば、やっとこさ クリスティーヌがさらわれた! でも、なんということでしょう。誘拐作業は変な手下(ノートルダムのカジモド君もどき)に丸投げです。ファントム御本人は地下の隠れ家でオルガンをブカブカ弾いてるだけ。やる気が感じられません。大体誘拐シーンと言えば「オペラ座の怪人」の見せ場。「ドア・トゥ・ドアで真心こめて親切丁寧お運び致します」がモットーではなかったのでしょうか。オペラ座の地下まで、クリスティーヌを背負ってヨッコラヨッコラ降りていく手下。しんどそうです。

そして地下では、ファントムが挨拶もそこそこに歌唱指導を開始。これがまたいきなりハイテンションな熱血指導で、クリスティーヌが疲れてきたら気合注入往復ビンタ、失神したら水ぶっかけ。そのうちうさぎ跳びか千本ノックでも始めそうな、アナクロなスポ根路線です。一方クリスティーヌはといえば、何しろついさっき誘拐されてきたところだし、大して知りもしない相手だしで、思いっきり迷惑そうな顔をしているところが笑えます。やはりレッスン前にはもっと壁越しに話をして(例えそれが音楽の天使がどうしたとかわけのわからない話でも)、信頼関係を築いておくことが重要ですね。

さて、そんなかみ合わない二人の前に、颯爽と現れる敏腕プロデューサー。独力で地下の隠れ家への道を発見し、独力で手下をやっつけての登場です。さすが敏腕。さらには、独力でファントムの正体も探り出してきました。ああ敏腕。

その昔、貧しいピートリー教授(エリックのえの字も出てこない)は、自作のオペラをあの悪い作曲家に奪われ、思い余って印刷所(また印刷所か)に押し込み、何だかんだで(だから何でよ)火事になって酷い火傷を負い、地下に逃れて、変な手下に助けられて、復讐の機会をうかがっていたのです。またしてもベタな不幸のたたみかけがコントのようです。とにかく今上演されようとしているあのオペラは自分の作品なので何とかしたい、協力してくれと懇願するファントムの姿に胸を打たれた二人。再開されるレッスン。そしてついにオペラの幕が上がるのですが……。

要するにこの映画は1943年映画のリメイク発展系。というわけで、原作との乖離度がさらにとんでもないことになっています。ファントムの描写は「とってもひどいめにあった、かわいそうな被害者」の一点張り。代わりに傲慢な悪役は作曲家が担当、バイオレンスな悪事は手下が担当。ますます悪とは切り離されて「いいひと」面が強調され、同時に存在感も削られてしまっています。

また、この映画のファントムが愛するのは自分の音楽だけ。クリスティーヌに関わるのは、あくまで自分のオペラの主役として最高のパフォーマンスを発揮してもらいたいから。従ってラウルもどきの敏腕プロデューサーとの三角関係も嫉妬も存在しません。ロマンス方面での存在感までも削られてしまったファントムって、いったい何のために存在するんだろう。なんでそうなるのよというラストの展開とあわせて、首をひねりっぱなしです。

というわけで、これも、タイトルに「オペラ座の怪人」とついていなければそれなりに面白いような気もする映画、です。

.......... (08/04/2006)

 これもようやく日本国内盤のDVDが出るそうで、よかったよかった。TV放映時の日本語吹替も収録というのも、面白そう。この手の微妙な映画は、よく深夜に地上波でローカルCM入りまくり&カットされまくり状態で見たな〜〜なんて、懐かしい気分が味わえそうです。

.......... (11/16/2010)

この1962年映画が収録されている北米盤DVDは、

ご注意!この北米盤DVDはリージョン1です。* Hammer Horror Series [北米盤DVD2枚組] (NTSC, Region 1) (amazon.com)

 Brides of Dracula / Curse of the Werewolf / Phantom of the Opera (1962) / Paranoiac / Kiss of the Vampire / Nightmare / Night Creatures / Evil of Frankenstein ……という8作品のラインナップで、他のハマーフィルムズのホラー映画と一緒に収録されています。

 日本のDVDプレイヤー(NTSC, Region 2)やパソコンでは見られません。Region 1やコードフリーのDVDプレーヤーをご用意ください。その他の再生方法は各自お調べください。


そしてなんと日本国内盤DVDが、

日本国内盤DVDです。* 映画 「オペラ座の怪人」 [日本国内盤DVD] (NTSC, Region 2) (amazon.co.jp)

 とうとう2010年12月に発売。興味のある方はどうぞ。
1962年
DIRECTOR: Terence Fisher
MUSIC: Edwin Astley
Hammer Films

邦題: オペラの怪人
ビデオ邦題: ---

CAST LIST:
Professor Petrie (The Phantom) .... Herbert Lom
Christine Charles .... Heather Sears (Singing Voice .... Pat Clark)
Harry Hunter .... Edward De Souza
Lord Ambrose d'Arcy .... Michael Gough
Lattimer .... Thorley Walters
Dwarf .... Ian Wilson

PHANTOM OF THE PARADISE (1974)

あらかわいそう。 おなじみ、ブライアン・デ・パルマ (Brian De Palma) 監督映画。なんだかよくわからないけどとにかく70年代パワー炸裂の、なんちゃってファントム、ロックオペラ風味です。

作品自体はにぎやかですが、このファントムもどきさんは気の毒なほど気弱な天才作曲家。 自分の作った曲は盗作されるわ、顔はつぶされるわ、好きな彼女は寝取られるわ。おいしいところは全部、謎のおっさんスワン(音楽担当ポール・ウィリアムス)にもっていかれて散々です。ああ〜なんてかわいそうなの〜。 「強く生きろよ!」と、背中のひとつもたたいてやりたくなります。

観るたびに「ガッチャマン」を思い出すのは私だけなんでしょうか。

(↑もういいかげんガッチャマンは古過ぎなんじゃないですか〜?)
(↑じゃあグリフィス様ぐらい言っとくか。)
(↑それもどうだか。)

.......... (書いた時期: 大昔過ぎて不明)

この1974年映画の日本国内盤DVDは、

日本国内盤DVDです。* 映画 「ファントム・オブ・パラダイス」 [日本国内盤DVD] (NTSC, Region 2) (amazon.co.jp)
* または、こちらをどうぞ (amazon.co.jp)
* こちらもどうぞ (amazon.co.jp)

 興味のある方はぜひどうぞ。


この映画のサウンドトラックについては、「その他オペラ座の怪人CD」をご覧ください。
1974年
DIRECTOR: Brian De Palma
MUSIC: Paul Williams
20th Century Fox

公開時邦題: ファントム・オブ・パラダイス
ビデオ・DVD邦題: ファントム・オブ・パラダイス (CFT1473)etc...

CAST LIST:
Swan .... Paul Williams
Winslow Leach (The Phantom) .... William Finley
Phoenix .... Jessica Harper
Arnold Philbin .... George Memmoli
Beef .... Gerrit Graham

THE PHANTOM OF THE OPERA [Made for Television] (1983)

ああ、全てがもったいない……。 TV用の単発ドラマです。クリスティーヌもどき(役名はマリア)を演じているのは、1980年映画「ある日どこかで」(Somewhere in Time) などでおなじみの美人女優、ジェーン・シーモア (Jane Seymour) です。ファントムもどきの亡き妻(!)に似ているという新パターンです。当然の事ながら二役です。

ファントムもどきはもともと高名な指揮者で、愛する若い妻をソプラノ歌手として一生懸命育てておりました。このへんは、妙な具合に「オペラ座の怪人」っぽいです。

さあめでたく妻はデビューです!と喜んだのもつかの間。妻に横恋慕する悪い人の陰謀で、思いっきり激辛批評を書かれてしまい、 とってもデリケートなこの妻はショックのあまり自殺。怒った指揮者は評論家の家に乱入し、 もみ合っているうちになんだかんだで顔が焼けただれ(だから、なんでだよ!)、月日は流れて、ある日オペラ座に亡き妻そっくりの新人歌手が登場し……、あとはお定まりの展開です。

しょーもない。ほんとにしょーもない。せっかく豪華なキャストなのに、どうしてこんなにしょーもないんだ。 ファントムもどきがマクシミリアン・シェルで、ラウルもどきがマイケル・ヨークですよ! ああもったいない。 ファントムもシャンデリアといっしょに落っこちて死んでしまうと言う情けなさ。

ジェーン・シーモアの大ファンだという方は、探してみてください。ファントムのマスクは大魔神に似ています。

.......... (書いた時期: 大昔過ぎて不明)

この人的資源の無駄遣いなTV映画の、欧州盤DVDは、

ご注意!このDVDはPAL方式です。パソコンでどうぞ。* The Phantom of the Opera (1983) [欧州盤DVD] (PAL, All Regions) (amazon.co.uk)

 話の種にどうぞ。


 日本のDVDプレーヤー(NTSC, Region 2)では見られません。日本のパソコンのDVDドライブ (Region 2) でなら、そのまま見ることができます。その他の再生方法は各自お調べください。
1983年
DIRECTOR: Robert Markowitz
NBC

邦題: オペラ座の怪人
ビデオ邦題: ファントム・オブ・ジ・オペラ (---)

CAST LIST:
Shandor Korvin (The Phantom) .... Maximilian Schell
Maria Gianelli .... Jane Seymour
Hartnell .... Michael York
Baron .... Jeremy Kemp
Kraus .... Philip Stone

THE PHANTOM OF THE OPERA (Animated)

キャラデザからやり直しなさいな。このジャケ絵でも美化しすぎ。  ガストン・ルルーの名作「オペラ座の怪人」を、子供向けに完全アニメ化。長さは約48分。ストーリー自体は、わりと(わりとですよ)原作小説に忠実な作りになっているのですが……。世の中にここまで粗末なアニメーションがあろうとは、驚きを通り越してもう大感動です。
  • 揃いも揃ってカタカタとぎこちなく動く登場人物たち。
  • エンドレスに使い回される同じセル画。
  • 一枚の絵を寄ったり引いたり、つくづく予算のなさが偲ばれる苦心のカメラワーク。
  • ありえない口パク。
  • どう見ても40過ぎにしか見えないラウルとクリスティーヌ。
  • マスク着用時はチャーリー浜師匠、マスクを取ると横山ノック、 そのオーバー・アクションはルー大柴を彷彿とさせるエリック。
しかし何よりも衝撃なのは、仮面舞踏会でのラウルとクリスティーヌのへっぽこ衣装です。どう考えても笑いを取るのが目的としか思えません。このカッコのままで屋上に逃げていって感動のキスシーンですよ。それ見てエリック大激怒ですよ。ああ〜、もうお腹痛い〜。

絵はどうしようもありませんが、先程も言いましたように、ストーリーはわりと原作に忠実。こんな絵なのにもかかわらず、原作の名シーンや名セリフがポンポン出てくるそのミスマッチさが、また何とも言えない妙な相乗効果を呼んでいます。

「エリックがクリスティーヌのドレスの裾に口づけする」せつないシーンでは、 もうアゴが外れるほど笑わせていただきました。地下に降りていく途中のラウルとペルシア人が「ネズミ捕り」に出会う謎のシーンは、文章で読むと何がなんだかさっぱりイメージが掴めませんが、アニメで映像化されたら、ますますわけがわからなくなりました。

というわけで、アニメを紹介しながらこんなことを言うのも何なのですが、これは画面を見ないで音だけ聞くといいんじゃないでしょうか。原作ダイジェストのラジオドラマみたいなものです。セリフも単純だし(なんせ子供向けだから)、初級レベルの英語の聞き取り練習に使えるかも知れません。ヘタに画面を見てしまうと、笑っちゃってもうダメです(なんちゅう勧め方だ)。

.......... (07/16/2004)

このアニメのビデオは、

VHSです。日本のビデオデッキでそのまま見られます。* The Phantom of the Opera [VHS] (NTSC) (amazon.com)
* この輸入ビデオは、こちらでも買えます (amazon.co.jp)


欧州盤DVDは、

ご注意!このDVDはPAL方式です。パソコンでどうぞ。* The Phantom of the Opera [欧州盤DVD] (PAL, All Regions) (amazon.co.uk)

 日本のDVDプレーヤー(NTSC, Region 2)では見られません。日本のパソコンのDVDドライブ (Region 2) でなら、そのまま見ることができます。その他の再生方法は各自お調べください。

 どうしてもという方は、探してもらってください。


……このビデオとDVD、パッケージのイラストが全く違いますが、中身のアニメは同じものです。さらに、どちらのイラストも中身のアニメとは絵柄が違います。これでも(!)相当美化してます。おおらかというか、えーかげんというか、不当表示もいいところです。
1986年
DIRECTOR: Al Guest & Jean Mathieson
MUSIC: Gerard Victory
Emerald City Productions

 こういうのを見てしまうとどうしても、日本製の綺麗なアニメが見たいなぁと思うのですが、仮に日本で「オペラ座の怪人」がTVアニメ化された場合を想像してみると、
  • とりあえず、オリジナルの萌えキャラが投入される。
  • とりあえず、人語を解する手乗り小動物キャラも投入される。
  • とりあえず、クリスティーヌが妙なペンダントとかブローチとかオルゴールとかをムリヤリ持たせられる。
  • とりあえず、それらのグッズは1クール毎に壊れて派手にバージョンアップし、そのうちステッキやバトンに変型しだす。
  • とりあえず、毎回カルロッタが放つ刺客をラウルやエリックが返り討ちにしてくれる。
  • とりあえず、巨大合体オペラ座ハウスは発売される。(人形は別売です)(商品は光りません)
……などなど、いろいろと考えられるので、やっぱりいいです。

アニメじゃありませんが、いかにもニッポンのアニメ風のファントム・「どきどきミステリーランドオペラ座の怪人」については、「原作の怪人たち」をご覧ください。

.......... (07/16/2004)

OPERA (a.k.a. TERROR AT THE OPERA) (1987)

怖いっちゅーねん。これは北米盤DVDです。  ダリオ・アルジェント (Dario Argento) 監督映画。ガストン・ルルーの「オペラ座の怪人」を意識しているのは確かですが、そんなに期待するほどの「オペラ座の怪人」的展開はありません。

ヴェルディのオペラ「マクベス」(さすがイタリア映画!)公演中のオペラ座。 謎の交通事故に遭ったプリマドンナの代役として、若く美しいヒロイン(当然、新人ソプラノ歌手)が大抜擢されます。 一方、オペラ座内を徘徊する謎の人物によって、 関係者がバッタバッタと殺されていき、ついにはヒロインにも魔の手が……と、 まあこのあたりまでは一応「オペラ座の怪人」らしいのではないかと思いますが、 そのあとは例によってヒロインがあの手この手で延々イジメられます。アルジェント映画なんだから当然ですね。

ああっ、ヒロインの瞳に針がいっぱい!やめてー! ひー!

しっかし、なんとまあ手際が良くて根気のある犯人でしょうか。普通、途中で飽きないか?

この監督、よほどガストン・ルルーがお好きらしく、またファントム映画を作ったそうです。

.......... (書いた時期: 大昔過ぎて不明)

この怖い1987年映画の北米盤DVDは、

ご注意!この北米盤DVDはリージョン1です。* Opera [北米盤DVD] (NTSC, Region 1) (amazon.com)

 日本のDVDプレイヤー(NTSC, Region 2)やパソコンでは見られません。Region 1やコードフリーのDVDプレーヤーをご用意ください。その他の再生方法は各自お調べください。


欧州盤DVDは、

ご注意!このDVDはPAL方式です。パソコンでどうぞ。* Terror At The Opera [欧州盤DVD] (PAL, Region 2) (amazon.co.uk)

 日本のDVDプレーヤー(NTSC, Region 2)では見られません。日本のパソコンのDVDドライブ (Region 2) でなら、そのまま見ることができます。その他の再生方法は各自お調べください。
1987年
DIRECTOR: Dario Argento
Orion

公開時邦題: オペラ座・血の喝采
ビデオ邦題: オペラ座・血の喝采

CAST LIST:
Marco .... Ian Charleson
Betty .... Cristina Marsillach
Inspector Alan .... Urbano Barberini

THE PHANTOM OF THE MALL: ERIC'S REVENGE (1989)

これがエリック君です。(うそーん!)  ある休日の昼下がり、テレビ東京系の映画劇場で見たような気がします。ひょっとしてあれは私の幻覚だったのでしょうか。あまりのB級さに、右脳がとろけそうでした。

舞台は、新しくショッピング・モールが建設される予定の田舎町。 高校生(!)のエリック君は、土地立ち退きのイザコザで悪徳不動産屋に家を放火され、大火傷を負って行方不明に。 エリックの恋人メロディーちゃんは、そんなこととも知らずにモールの店員として採用され、ハンサムなカメラマンのピーター君ともお付き合いスタート。このメロディー役のお姉ちゃんの大根っぷりは、いかにB級映画とはいえ、筆舌に尽くしがたいです。

やがて、「あ!有線で二人の思い出の曲がかかってる!」「あ!花束が届いた!」「あ!お気に入りのドレスが車の中に!」と、 ヒロインの周囲で次々におこるセコい怪奇現象。そして今ついに、一年間大火傷に苦しみながらもモールの地下で地道に修行していたエリックが、 復讐の鬼となって立ち上がるのだった!!

……素直に病院行った方がよかったんじゃないのか。

ああしょーもない。エリックと再会しても、「私は新しい恋に生きるのよ!」と一喝。ラストでエリックが死んでも、周りの騒ぎをよそにピーター君とイチャイチャ。そんなヒロインの非情さばかりが光ります。

TV放映時の邦題「復讐のファントム・地獄からの使者」からして、 もう素晴らしすぎ。なんとB級ごころあふれる見事な邦題ではありませんか。チャック・ノリスでも出てきそう。

でもね、そもそもエリックはEric じゃなくて Erikなの……。こんな映画に言ってもしょうがないか。

.......... (書いた時期: 大昔過ぎて不明)

このB級映画の北米盤DVDは、

ご注意!この北米盤DVDはリージョン1です。* The Phantom of the Mall: Eric's Revenge [北米盤DVD] (NTSC, Region 1) (amazon.com)

 日本のDVDプレイヤー(NTSC, Region 2)やパソコンでは見られません。Region 1やコードフリーのDVDプレーヤーをご用意ください。その他の再生方法は各自お調べください。


欧州盤DVDは、

ご注意!このDVDはPAL方式です。パソコンでどうぞ。* The Phantom of the Mall: Eric's Revenge [欧州盤DVD] (PAL, All Regions) (amazon.co.uk)

 日本のDVDプレーヤー(NTSC, Region 2)では見られません。日本のパソコンのDVDドライブ (Region 2) でなら、そのまま見ることができます。その他の再生方法は各自お調べください。
1989年
DIRECTOR: Richard Friedman
Fries Entertainment

TV放映邦題: 復讐のファントム・地獄からの使者
ビデオ邦題: ---

CAST LIST:
Eric Matthews (The Phantom) .... Derek Rydall
Harv Posner .... Jonathan Goldsmith
Peter Baldwin (Photograper) .... Rob Estes
Melody Austin .... Kari Whitman
Mayor Karen Wilton .... Morgan Fairchild



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今までに私が見かけたことのあるものについては、気の向く限り邦題や番号を載せておきましたが、
現在も販売しているかどうかは直接ご自分でお問い合わせください。
廃盤でも、レンタル屋さんや中古屋さんに在庫があったりしますが、それもそういうお店にご自分でお問い合わせください。
私にはわかりません。ダビング等のご依頼もご遠慮ください。
申し訳ありませんが、この手のお問い合わせにはお返事できませんのでご了承ください。

ビデオソフト (VHS) について
ビデオソフトは北米盤も日本国内盤もNTSC方式ですので、どちらも日本のビデオ機器 (NTSC) でそのまま見ることができます。

日本国内盤DVD (NTSC, Region 2) について
当然、日本のDVDプレーヤー(NTSC, Region 2) や日本のパソコンのDVDドライブ (Region 2) でそのまま見ることができます。

北米盤DVD一般 (NTSC, Region 1) について
日本と同じNTSC方式ですが、日本とアメリカではリージョンコードが異なります。日本はRegion 2でアメリカはRegion 1です。
アメリカのDVDソフトのほとんどはRegion 1ですので、通常の日本のDVDプレーヤー(NTSC, Region 2) やパソコンでは見られません。
Region 1のソフトを見たい方は、Region 1やリージョンフリーのDVDプレーヤーをご用意ください。また、その他の再生方法は各自お調べください。

北米盤DVD (NTSC, All Regions) について
上記の通り、北米盤(アメリカ・カナダ)DVDのほとんどはRegion 1ですが、中にはAll Regions (No Region Code) のものもあります。
日本のDVDプレーヤー(NTSC, Region 2) やパソコンのDVDドライブ (Region 2) で、そのまま見ることができます。
Amazon.comの商品説明ではRegion Code 1になっていても、実際はAll Regionsのことがありますので(またはその逆も!)ご注意ください。

欧州盤DVD (PAL, Region 2) について
リージョンコードは日本と同じRegion 2ですが、やはりPALとNTSCで方式が異なります。
通常の日本のDVDプレーヤー(NTSC, Region 2)では見られません。
日本のパソコンのDVDドライブ (Region 2) でなら、そのまま見ることができます。その他の再生方法は各自お調べください。

オペラ座の怪人がいっぱい!
Beware the Phantoms of the Opera...
オペラ座の怪人がいっぱい!