PISA 2004年4月8日のシンポジウムの資料

                           
1 「公益通報支援センター」とは
2002年10月29日、大阪の弁護士、公認会計士が中心となって設立した民間の団体
(別紙PISAのHP:http://www006.upp.so-net.ne.jp/pisa/katsudo.html

2 この間の活動の通報内容
 今まで当センターに通報があったケースは220件を越えています。
(1) 相対的に多いのが、民間、官庁等を問わず、税金の無駄遣い又はその不正受給です。
一例としては、
・ 社会福祉法人
 i 大手ゼネコンに社会福祉法人の建物の建築を請け負わせ、そのゼネコンから理事長がバックマージンを受け取っている。
 ii 所管庁に通報するもこれを放置
 iii これを問題としたために解雇された
・ 独立採算性の事業局(政令指定都市)
 当該自治体に「水増し」の請求をして同自治体より補助金を不正に取得している。
・ 地方公共団体の外郭団体(食品の開発、微生物検査等)
 i 地方公共団体に対し、虚偽の報告書を出して補助金の不正受給。
 ii 無資格者に劇薬等を扱わせている。
・ 中小企業
 中小企業雇用創出人材確保助成金の給付について、虚偽の申告をして助成金を不正受給している(詐欺罪)。
・ 介護サービス事業所
 介護保険請求の不正請求
・ 地方公共団体
 上司の飲食費、図書費等の不正請求について、決済する係がその不正についてコンプライアンス担当に報告した。その不正は是正されたが、それ以降、その上司から「君はこの課に向いていない」等と嫌みを言われ困っている。配転を希望したが拒否され、コンプライアンス担当にも言ったが、単なる窓口で人事には関与できない等と言われ、係争中。告発をしなければよかったと後悔している。
・ 地方自治体の外郭団体
 i 補助金、助成金の不正受給等多数
 ii 脱税
・ 協同組合
 i 脱税
 ii 補助金・助成金の不正受給
・ 大手コンサルタント業(上場)
 談合、粉飾決算
・ 地方の公益法人
 厚生省、県の補助を受けている公益法人であるが、上司らが組織的に費用の不正請求をしている(カラ出張)。
・ 全国的な公益法人
 税金の無駄使い(多数)
・ 大手全国公益法人
 業者等に対する国の公的助成が極めてずさん(税金が極めて無駄に使われている)。
・ 上場企業
 i 国、地方からの助成金を虚偽の事実を申告して不正受給している(詐欺罪)。
 ii 残業代、深夜手当等一切未払い。
・ 地方公共団体
 i 地方自治体の税金の無駄遣いについて、その市民として「投書、請願したことが、上司、職長を誹謗中傷した」として懲戒処分を受けた(人事委員会、裁判で敗訴)。
 ii これ等は、内部告発保護制度がない場合にどの程度、違法、不正事実を外部に公表できるかのケースである。
・ 公益法人
 i 競争入札妨害及び特定企業への利益供与
 ii 補助金の不正受給
・ 大手公団
 i 大手公団より担当者が受注に際して裏金としてリベート要求(裏金してプールされている)。
 ii 談合
・ 社会福祉法人(特別養護老人ホーム)
 i 経営者(宗教法人のオーナー兼社会福祉法人のオーナー)の公私混同。
 ii 県の監査の日時が事前に連絡があり、その場合は監査のポイントが出回り、対策をする。
 iii 助成金の給付についてカラ領収書等を作成して受領している。
・ 地方自治体
 i 天下り
 ii 清掃業者の委託で不正入札
・ 非上場(その県では大手)
 上水道料メーターの改造により、真実の使用水道をごまかしている(詐欺罪)。その他。違法、不正行為多数。
・ 非上場の人材派遣会社
 国からの緊急雇用創出特別奨励金を不正受給(雇用契約書の偽造、改ざん)。
・ 町立病院
 公務員でありながら、他施設でアルバイトを集団でしており、それが発覚した(上司らもそれを黙認)。しかし何の処分もされず、昇格したりしている。
・ ○○健康福祉部(地方自治体)
 架空の職業訓練生をでっち上げ、上級庁へ請求して金を不正に受領。それについて上司に相談したところ、内部告発者として周囲の人がいる場で批判された。それを「自主返納」という形で隠蔽して文書の偽造、改ざん。 
・ 町立病院
病院の機器の購入に関する指名入札等に価格の不正。
 糖尿病診断装置(入札)  349万6500円
(しかし、同社の実売価格150〜200万円)
 生体情報モニター(随意契約 167万5800円
(しかし、同社の実売価格は70万円)
 いずれも国庫補助事業。
・ 中小企業
 中小企業創造活動促進法に基づく補助金の受給につき、真実そのような事業をしていないのに補助金を不正に受給している。
・ 社会福祉法人
 理事長等の公私混同。県の是正勧告あるもそれを是正しない。また県も命令だけ出しそれを放置している。
・ 独立行政法人○○研究所
虚偽の共同研究名で助成金の不正受給
・ 国土交通省○○局
 タクシー券の不正使用
・ ○○公益法人
 補助金の不正受給等
・ 財団法人(公益法人)
 文部科学省、外務省等の委託金補助金を虚偽申告して不正に受給している。知っている範囲で年間数千万円を超える(ex.海外派遣の実際経費は一人あたり40万円であるのに業者に50万円である旨請求書を作成させている。一旦業者にその金を払わせ、裏口座へ返金させている)。
・ 医療法人
 補助金の不正受給。そのために架空の人件費や架空の領収書等をそろえ、関係書類を偽造。
・ 大手上場企業
 官庁に納入している製品のデータを改ざんしている。そのデータ改ざんのために深夜まで残業させられている。しかし、このデータ改ざんの事実は数名しか知らず、問題になると会社におれない。 
・ 国立病院
 厚生労働省の委託研究費等を研究費に使用せず自己で使用し、事実に反する領収証を業者に作らせたりしている。
・ 社会福祉法人
 理事長の不正行為、公私混同(結局税金が無駄に使用されている)。その他、補助金の過大受給により問題となりながら、厚生省は2年間これを放置している。 
・ 老人介護保健施設
 職員の水増し、老人の虐待等
・ 医療法人(県下では大手)
 i 補助金を本来の補助目的とは違うものに使用
 ii 職員の水増請求による補助金の不正受給
 iii その他多数(証拠類の改ざん)



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