公益通報者保護法案の付帯決議(参議院)

公益通報者保護法案は、6月10日、11日と2日連続で終日、参院内閣委員会で審議が行われ、11日夕刻、与党の賛成で可決されました。以下に、同委員会で採択された附帯決議を掲載します。
2004年6月11日 PISA



公益通報者保護法案に対する付帯決議

2004年6月11日 参議院内閣委員会

 政府は、本法の施行に当たり、次の事項について適切な措置を構ずペきである。

 1.本法の立法趣旨が通報者の利益の保護を拡充・強化しようとするものであること、及び本法による保護対象に含まれない通報については従来どおり一般法理が適用されるものであることを、労働者、事業者等に周知徹底すること。

 2.他人の正当な利益等の尊重の規定が公益通報をする労働者を萎縮させることのないよう、十分留意すること。

 3.公益通報者の氏名等個人情報の漏えいが、公益通報者に対する不利益な取扱いにつながるおそれがあることの重大性にかんがみ、公益通報を受けた者が、公益通報者の個人情報の保護に万全を期するよう措置すること。

 4.事業者及び行政機関において、通報をしようとする者が事前に相談できる窓口が整備されるよう促進すること。また、公益通報を受けた事業者及び行政機関が、通報対象事実ついての調査結果及び是正措置等を公益通報者に通知するよう、公益通報受付体制の整備を図ること。

 5.対象法律を定める政令の制定に際しては、当該法令違反が国民の生命、身体、財産等に及ぼす被害の大きさ等を精査するとともに、本委員会における審議及びパブリックコメントの実施により寄せられた国民の意見を踏まえ、これを適切に反映させること。

 6.附則第2条の規定に基づく本法の見直しは、通報者の範囲、通報対象事実の範囲、外部通報の要件及び外部通報先の範囲の再検討を含めて行うこと。

 右決議する。



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