私が家のまん前は、成田線の線路である。
昔はスカ色の電車も走っていたのだが
今は青電車(通称)ばかりで非常に退屈だ。
でも、そんな成田線も1月になると成田初詣臨といって
いろんな車両が成田山を目指す時期がある。
そんな毎年を追ってみよう。(’14.1.20更新)

2004年11月 浪漫来訪
2010年1月 あさま編成へジャンプ
2012年1月 成田臨乗車体験へジャンプ







1998年1月、EF65 1029(高崎区)

首都圏でも雪が降ったおかげで
いつもと違った雰囲気の写真が撮れました。











1999年1月、EF65 1118(田端区)

この日はたまたま半日休暇を取っており
出社前に一発撮るかと思ったところ、
ラッキーなことに「レインボー機」に当たりましたv(^ ^)。
(この写真は当年のDJ4月号に掲載されました。)









2000年1月、EF65 501(高崎区)

子供が誕生してばたばたしてる合間にも
写真が撮れるのは家から近いおかげです。
今年は高崎のイベントでお馴染みの501号機が
やってきました。
(この写真は当年のDJ4月号に掲載されました。)








2001年1月、EF65 1102(高崎区)

21世紀もEF65は健在です。
今年はPトップ(501号機)も来たのですが、
去年と同じでは芸がないので
敢えてPF型を出しましょう。
(この写真は当年のDJ4月号に掲載されました。)




こうして並べてみると、なんか定点観測みたいですね(^ ^;。


さて、私の近所も宅地化が進み、例年続いたポイントも新しく家が2件建って
その影が出てしまい、いつものように撮れなくなってしまいました。
そこで新しく200mmf2.8を導入して再びチャレンジです。






2002年1月、EF65 501(高崎区)

2002年に入り、今年の12系の設定数は3本
のみと大幅に縮小されてしまいました。
通過時間も10時台に変更されたので、
逆光のこの場所には厳しい条件です。
今年のEF65は3本とも501号機でした。
編成も6両と例年より短くなってます。
成田線のEF65もあと何年続けられるのでしょう。





旧国鉄新型直流電気機関車は青い色と箱型の車体から一見どれも同じものと
思われがちですが、実際は形式によりその目的は大きく異なります。

EF65は平坦区間での高速旅客、高速貨物列車を牽引する為に開発された機関車で、
汎用性が高いことから308両(新製分)と新型直流機関車では最も多く製造されました。
EF65はまたブルートレイン牽引機に利用されることから、直流電機の花形スター的存在でした。
またその形態も、時勢に応じ0番代、500番代(P型、F型)、1000番代(PF型)
と進化を重ね、より汎用性を高めてきました。
EF62、EF63といった山岳仕様の直流電機と比較しますと
歯数比を4.44から3.83へと高速寄りに設定することで最高許容速度が115km/h(15km/hアップ)と
なっております。
また一方で平坦区間には必要ない発電ブレーキは省略され、ノッチも短絡式に簡略化されています。

EF65 500番代、1000番代にみられる青塗装は特急塗装と呼ばれ、クリームの帯がサイド
まで巻かれているのが他の形式と異なります。またJR化後はジョイフルトレイン牽引機にみられる
ように個性的な塗色変更機も登場しています。
0番代、500番代、1000番代を通して今でも現役ですが、JR新型電気機関車の登場や客車
列車の減少から今後の動向が注目されつつあります。





そして2003年・・・、
この年、成田臨から機関車の姿がなくなりました。
尾久の14系が廃止、高崎の12系は奥利根号で使用中。
入れ替え作業など機関車の非効率な運用を考えると仕方ない次第ですが。







2003年1月、189系6両(豊田車)

今年から新しく仲間入りしました
旧「あずさ」編成です。
12・1ダイヤ改正で新型車に置き換えられたため
余剰となりました。
実はこれ、今年1回だけ我孫子口にやってきた
189系、元「あさま」編成なんです。
サイドには確かに189、188の文字を
確認できました。
といっても、この色では区別がつけられませんが(^ ^;。







2003年1月、165系6両(新前橋車)

急行型電車165系も、2003年6月限りで
JR東日本では全廃となることとなりました。
ということで、去年は各地でこの復活急行が
話題になったことでしょう。
成田臨が終われば、あと少しでラストランです。








2003年1月、165系6両(新前橋車)

上の国鉄色のタネ車(?)ですが、
もちろん、この車両も今年でお終いです。
来年の成田臨は、新前橋が置き換え配備した
183系がメインになることと思います。
私個人としては、165系が全廃しても
今ひとつ寂しい感がしないのですが・・・
しなの鉄道に169系があるせいでしょうか。




2004年・・・、
昨年6月に165系が引退し、
成田臨は183系、485系といった元国鉄特急型を中心に
新たな話題を形成しておりました。







2004年1月、183系6両(幕張車)

183系は転属後の多くが塗装更新を受ける中で、
旧「あずさ」編成を維持しているものも
まだありました。
(この写真は当年のDJ3月号に掲載されました。)









2004年1月、183系6両(新前橋車)

165系の代わりに配属された新前橋183系は
国鉄特急色に塗られております。
新前橋車は1日2編成が共に国鉄特急色。
高崎方面らしい塗装の選択です。









2004年1月、485系6両(勝田車)

今年の話題は常磐線勝田に配属されたK60編成です。
前サイドにイルカが描かれたオリジナル塗装となってます。
485系交直流電車は常磐線では特急「ひたち」で
お馴染みでした。
ただ、このK60編成は上沼垂からの転属だそうです。




2005年・・・、
やはり今年も成田臨に機関車は登場せず。
さて今年はどうしたものかと悩みつつ、
いざ正月が来ると、やはり足が向いてしまいます。







2005年1月、183系6両(新前橋車)

「初詣」・・・?!
面白いじゃあないですか。











2005年1月、185系7両(新前橋車)

今年は185系を取り上げてみましょう。
このカラーは新前橋の所属で、
「草津」、「水上」で使用されているものです。
185系は、横軽が廃止される以前は
朝晩のホームライナーで碓氷を越えるものも
あったことと思います。
「思いでのショットから」にも載っている通り、
早いもので、この形式も20年以上になります。




2006年。
今年も懲りずに成田臨にチャレンジ。
しかしここまでやると、その年の傾向も見えてくる気もします。





2006年1月、183系6両(幕張車)

今年は目玉になるはずの485系新潟車が
雪の影響で上越国境を越えられず、
代わりに白羽の矢が立ったのが、この
183系幕張車、通称「マリ22」です。
昨年引退した183系房総特急の車両で、
貫通扉の付いた独特のタイプです。
今回の成田臨のために、破魔矢を描いた
専用のヘッドマークがあしらわれてます。
貫通扉のある183系は転属予定がないため、
ひょっとしたら今年で見納めかもしれません。








2006年1月、183系8両(田町車)

この日は雪が降る中での撮影となりました。
25年前の機材(キャノンA−1)には過酷な
条件ですが、降りしきる雪の中を疾走する列車の姿を
見送るのは、独特の緊張感と迫力を感じます。
鉄道ファンなら、ぜひ一度は体験されてみては
いかがかでしょう。




2007年。
もはやライフワークになっている成田臨です。





2007年1月、189系6両「彩野」(大宮車)

今年の目玉はこれ。
189系ジョイフルトレイン「彩野」です。
東武日光線乗り入れの485系ではありません。
色が同じなので間違われても仕方ないのですが・・。
この車両は型式の通り、元は「あさま」ですが
その後ジョイフルに改造され「彩野」と命名されたものの、
東武線の予備車として去年また塗り替わるなど
数奇な運命をたどった車両です。










2007年1月、183系6両(幕張車)

去年と見比べていただきたいのですが、
この場所も今年また新しい住宅が建ちまして
晴れの日は逆光が厳しくここの撮影も大変難しく
なってしまいました。
今回は雨の中での強行撮影です。
今年も生き残った「あずさ編成」。
そこそこ迫力ある出来になったかと思います。
(この写真は当年のDJ3月号に掲載されました。)








2007年1月、183系8両(田町車)

これも189系の混じった元あずさ編成です。
今年は他の183系を撮り損ねたのですが、
新前橋の所属だった編成が、今年は全て大宮に
転属したようで、色々動きもあったようです。
その後の情報によると、大宮のうち一編成が
どうも独特のヘッドマークを掲げていたようでして。
うーん残念。




えー2008年を迎え、この撮影もついに10周年を迎えたわけですが・・・



新しく柵ができまして、いつもの撮影ができなくなっちゃいました。



えーまあ、実は筆者は3年ほど前に長年住み慣れた104号室から引っ越しまして
まん前とまではいきませんが、今はもひとつ向こうのあたりで居を構えてます。


ということで、ここはもひとつ向こうで撮影を開始!




2008年1月、183系8両(田町車)

撮影2日目でようやく形になってきました。
田町の183系です。
一部に189系も混じってます。
2008年の成田臨ですが、運転本数がまたぐっと
減っておりましてせっかく撮影を確保できたものの、
この先いつまで続けられるかはやはり気になります。











2008年1月、485系6両(勝田車)

地元勝田のK60編成は元気です。
こちらは常磐線がホームですので、普段もちょくちょく
見かけることもあるのではないでしょうか。













2008年1月、183系6両(大宮車)

これは成田線でちょっと新しい傾向です。
お正月の海外組を狙ってか
1月の3、5、6日に上野−成田空港間で
快速「エアポート常磐号」なるものが設定されました。
しかし、上野から成田空港までの所要時間が2時間みたい
なので、果たして快速と呼ぶにはふさわしいものか・・・。
まあ、席がリクライニングなので快適とは思います。




2009年。
この年のDJ2月号に「波動輸送用車両」の特集が組まれまして
おかげさまで色々と面白いことがわかりました。





2009年1月、183系6両(大宮車)

まずは大宮に所属する183系。
初詣のマークがそろそろおなじみです。
















2009年1月、183系6両(大宮車)

上の車両との違いがわかるでしょうか。
同じ大宮の183系なのですが、ヘッドマークの
周囲のゴムが灰色で、特急マークの左右の飾り帯の
位置が上の車両より下がっております。
OM103編成の特徴だそうです。











2009年1月、183系6両(田町車)

田町車の元あずさ編成は国鉄特急色に塗られるものの
大宮車のような特急マークのこだわりはなく、
ヘッドマークも団体の単純な表示です。
また幕張からはオリジナルのあずさ色編成も出動してました。










そして2010年。
なんと、「あさま編成」が成田線に来るという嬉しいニュースが入り
これはぜひ見なければと、期待をもって撮影に臨みました。





2010年1月、189系6両(長野車)

いやーこんな日が来るとは思いませんでした。
あさま編成が私の住む成田線に来訪です。
年末年始に臨時の中央線特急あずさに充当していたものが
「快速初詣武蔵野号」として成田まで回ってきました。
久しぶりに見たあさま編成は懐かしいものでした。








この後、成田駅へあさま編成の見学に行ってきました。
その様子をこちらからどうぞ。
成田駅へあさまを追ってみました



また、その他今年も色々と来ましたのでその代表にもう一枚





2010年1月、183系6両(幕張車)

上に挙げた特急あずさといえば元来はこのカラーなのですが
この編成はもはや中央線方面に所属がなく
今は幕張を示す色に変わってしまっております。








2011年も通例で成田臨撮影をしておりましたが、
東日本大震災をうけたりと更新の機会を
失っておりました。
そして2012年、そろそろ国鉄特急も終焉ではという
ウワサが聞こえてきました。
常磐線特急「スーパーひたち」が新型車両に置き換わるので
余剰になった旧型車の整理など、また動きが出そうです。





2012年1月、183・189系6両(田町車)

この年の田町車の運用は、団体専用のみならず
快速「早春成田初詣号」としての運用も設定されてました。
快速は一般の客扱いで運転されています。










この年は、私も実際に成田臨に乗ってみることにしました。
その様子をこちらからどうぞ。
2012年 成田臨乗車体験へ


その他2012年の様子をどうぞ。




2012年1月、183系6両(大宮車)

我孫子側の成田臨は大宮車が主に担当し
高崎線方面からの団臨に就いております。
この日は大宮車にしては珍しく
通常の「団体」幕を掲げての運転です。












2012年1月、183系6両(大宮車)

こちらも団体専用の運転ですが
大宮車おなじみの「初詣」を掲げての運転でした。











2013年。
頑丈な国鉄型183系は、まだ大丈夫という模様です。




2013年1月、183系6両(大宮車)

ヘッドマークが「空白」の珍車が来ました。
故障ですかね・・・。











2014年。
この年は動きがありました。
183系大宮車の運用が無くなり
すべて185系に置き換わりました。




2014年1月、185系6両(大宮車)

185系は筆者が中学の頃にデビューしたもので
当時は169系に代わる急行の運用が主体でした。
おかげで筆者には189系より格下に見えてしまいます。













2014年1月、185系6両(大宮車)

快速早春成田号の設定です。
こちらも185系に代わりました。
「臨時快速」というのが独特ですね。













2014年1月、189系6両(豊田車)

この年は183・189系の設定がわずか1本のみでした。
「エル特急」が見られるのももう終わりかもしれません。











2015年。






2015年1月、189系6両(豊田車)

90年代のグレードアップあずさ塗色だそうです。
私にはなじみのないカラーですが、豊田車ということで
中央線では懐かしい車両であろうことと思います。













2015年1月、185系8両(大宮車)

185系も塗色変更が出ています。
リバイバル斜めストライプという塗色だそうです。
往年の踊り子号で使われていたとのこと。













2015年1月、185系6両(大宮車)

こちらが通常の田町色になります。
白地に東海道の湘南色を織り交ぜてると
いうことですね。








2016年。
189系の運用は1月2、3日のみの運用でしたので
帰省中の私は撮影ができませんでした・・・。




2016年1月、185系6両(大宮車)

田町車両センターが廃止された影響か
田町色の185系が少なくなったと思います。
なんか、こっちの色が珍しくなってきた気が・・・。













2016年1月、185系8両(大宮車)

リバイバル色の185系ですが、
私の故郷グンマでは「思い出のアルバム」にあるように
緑の横帯という別の塗色だったようです。













2016年1月、ジョイフルトレイン「華」(高崎車)

今年はエル特急を撮り損ねましたので
代わりにジョイフルトレインを取り挙げます。
お座敷電車「華」です。
これでもタネ車は元国鉄の485系なんですよ。












2016年1月、ジョイフルトレイン「宴」(高崎車)

こちらも485系ベースの「宴」です。
あらためて見ると、いかつい前面です。
こういう電車で宴会というのもまた一興でしょうね。











そろそろフィルム撮影も、近所に現像所が無くなってきたのですが
この企画、いつまで続けましょうかねえ・・・。





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