集会アピール
私たち研究者・教育者・文化人・宗教者・市民・団体は、それぞれの立場から「日の丸・君が代」の法制化に反対するさまざまな取り組みをしてきました。私たちは、昨日(7/22)、衆議院本会議で「日の丸・君が代」を国旗・国歌とする「国旗及び国歌に関する法律案」が可決されたことに対して、深い憤りを覚えながらこの集会を開きました。国民の間に定着しているという政府の意見にもかかわらず、国民の間には「日の丸・君が代」を「国旗・国歌」として法制化することに対する反対の声が日増しに強くなっています。にもかかわらず「国旗・国歌に関する法律案」などの重要法案が、次々と自自公の合意のみで、しかも短期間で決められることは、議会制民主主義の破壊を意味しています。
「日の丸」は、戦前、日本のアジアへの侵略、植民地支配の先頭にいつも掲げられていたものです。「君が代」は、天皇を賛美する歌であり、憲法の主権在民の原則に反します。
「日の丸・君が代」の法制化は、学校現場においては、教師と子どもに対する「日の丸・君が代」の強制になり、良心に従って「日の丸・君が代」に従わない教師と子どもへの処罰問題などによって、学校現場に大きな混乱をもたらすことになります。また、私たちはアジアの一員としてアジアの人々の感情、特にアジアの戦争被害者の感情に繊細でなければなりません。更に、かつて日本に侵略された歴史を持つアジアの国をルーツにもつ「在日外国人」の子どもたちへの「日の丸・君が代」の強制を許せません。地上戦の体験と基地の重圧に苦しむ沖縄の人々に対しても、「日の丸・君が代」の強制を許せません。
私たちは、憲法によって保障された「良心・思想・信仰の自由」によって「日の丸・君が代」に従う自由と従わない自由をもっています。しかし、今回の法制化による強制は、それらの自由を奪い取っていくものであり、これは憲法違反です。
私たちは、参議院においても引き続き「日の丸・君が代」法制化反対の声を上げ続け、この法案の廃案を求めていく決意を表明します。
1999年7月23日
「日の丸・君が代」法制化反対!7・23大集会 参加者一同
