平和と教育の図書室

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平和教育ハンドブック 森田俊男・渡辺賢二・鈴木敏則編著 平和文化 2006 副題は「戦争のない世界、平和の文化をきずくために」―湾岸戦争以降、「国際貢献」の名のもとに自衛隊の海外派兵を求めるアメリカの要求が高まってきました。憲法9条をないがしろにして、武力による紛争解決を合法化するさまざまな政治的な動きに対峙して、高校生たちが歴史の真実に目を向け、平和学習をすすめていく実践と課題を指し示すテキストです。
未来をひらく歴史 第2版 日中韓3国共通歴史教材委員会 高文研 2006 2001年「新しい歴史教科書をつくる会」の教科書が出現し、日本だけでなく中国、韓国でも強い反対運動が起こりました。その中から、批判するだけでなく歴史認識の共有が必要だという声があがり、日中韓の研究者、教師らによって2002年3月に第1回「歴史認識と東アジアの平和フォーラム」がひらかれました。フォーラムのなかで日中韓の共通の歴史教材を共同でつくることが話し合われ、各国にそのための委員会が組織されました。2002年8月ソウルで第1回国際会議が開かれ、2005年1月の第10回(東京)まで国際会議を重ねました。
アジアと世界の平和を築くために歴史認識の共有は今とても切実な問題になっています。多くの教育関係者と関心のある市民が、この本を読んで、考え、行動していくことが求められていると思います。
原爆写真 ノーモア 
ヒロシマ・ナガサキ
黒古一夫・清水博義共編 日本図書センター 2005 本書は、厳選された写真・絵画117点に、詩6点、現代を生きる被爆者たちへの取材レポート、井上ひさし・林京子・平岡敬・広河隆一・松谷みよ子ら5名の作家が原爆と平和に寄せる想いを新たにつづったエッセイを加え、ドキュメンタリー形式に構成した1冊の写真集です。たった60年前に日本が体験した原爆。いまだに終わらない「痛み」がここにあります。(出版社の新刊案内より)
高校のひろば 55・春号

日高教・高校教育研究委員会

旬報社 2005 特集・憲法・教基法「改正」と高校生の未来 Interview 高橋哲哉さんに聞く−平和・人権の価値を譲らないこと、やりすごさないこと、他…憲法学習をすすめるのに最適な諸論文掲載!
戦争と平和 それでもイラク人を嫌いになれない 高遠菜穂子 講談社 2004 (著者あとがきより)命には、言語も宗教も国境もない。私たちがいまするべきことは、命を感じることなのだと思う。私たちにいま必要なものは、より奥深いところで共鳴しあえる心の言語を話す力だと思う。 最後に、私たちの解放に尽力してくれた日本、イラク、世界中の方々に感謝の気持ちを表して、ご心配をおかけしたことをお詫びします。また、本書を出版するきっかけを与えてくださった多くの方々に感謝します。 イラクで理不尽な形で消えていったすべての命に、この本を捧げます。2004年6月30日 雨の北海道にて 高遠菜穂子

若者たちの東アジア宣言

殿平善彦

かもがわ出版

2004

戦時中、朝鮮人が過酷な労働条件の工事現場や鉱山で働かされ命を奪われた歴史をひもとき、犠牲者の遺族に遺骨を返すためにたくさんの壁を乗り越えてきた著者が魂の叫びを綴ったドキュメント。強制連行・強制労働の過酷な体験者の苦しみと彼らの同胞を失った悲しみは、著者が代表を務める「空知民衆史講座」に集う人びとから若者へ語り継がれ、民衆レベルで日本と韓国・朝鮮、そして東アジアにひろがる新しい歴史の流れをつくりだす…。偶然の出会いが歴史の空白を埋め、戦争によって奪われた過去を清算し、心の平和を取り戻す感動の書。

われらの悲しみを平和への一歩に デイビッド・ポトーティとピースフル・トゥモロウズ   岩波書店 2004 米軍によるアフガニスタン、イラクに対する戦争は、2001年9月11日の同時多発テロを発端に行われました。しかし、9.11犠牲者の家族はそのことにたいへん心を痛め、戦争反対の声を上げました。その活動の詳細を綴ったのが「われらの悲しみを平和への一歩に − デイビッド・ポトーティとピースフル・トゥモロウズ」です。イラクでは「主権委譲」後もテロが続き、ロシアでも学校を舞台にした悲惨なテロ事件が起きました。どんなに強い軍隊を持っていても民族の憎し・怒りを増幅する政治を行っていては、テロはなくならず、その犠牲者は増え続けます。ピースフル・トゥモロウズの声にもっと耳を傾けるべき時です。

アメリカの不正義

天木直人

展望社

2003

駐レバノン特命全権大使を務めた著者が肌で感じた中東諸国の政治と文化、そしてイラク戦争へと突き進むアメリカに対する人々の感情…。多宗派が入り交じり、地域紛争が続く中東諸国において、真の平和を築くために何をすべきかを説く。アメリカ追従の小泉政権にイラク戦争に反対する意見具申をした顛末記では、著者の平和外交の熱意が伝わってくる。

「汚れた弾丸」「アフガニスタンで起こったこと」

三枝義浩

講談社

2004

少年マガジンに掲載された2話のドキュメントコミック。アメリカのテロ報復戦争の標的とされたアフガニスタンとイラクでなにが起こったのか。弱い子どもや民間人が犠牲になっていく中で、彼らを救うためにたたかう医師と写真家の情熱をいきいきと伝える。

もっと生かそう教育基本法 中野光 つなん出版 2003 教育基本法制定の歴史的な意義と憲法教育の実践的な課題が多くの資料・史料を引用しながら論証されています。戦前のような国家目的の教育ではなく平和と民主主義の理想に満ちた教育を守り育てるために必読の書です。

「イラク」後の世界と日本
いま考えるべきこと、言うべきこと

姜尚中、きくちゆみ、田島泰彦、渡辺治

岩波書店

2003

朝日新聞編集委員の藤森研氏がコーディネーターとしておこなわれたシンポジウム「テロ・イラク・有事法制と言論の自由」の記録。マスコミ報道の中で真実が伝えられていない問題にとどまらず、フセインのイラクや北朝鮮が映画に出てくるテロ集団のように仕立てられ、アメリカや日本の政府が戦争を正当化していくありさまが指摘され、共感と憤りをおぼえた。

ちょっと待ったぁ!
教育基本法「改正」

斎藤晴雄、他

学習の友社

2003

子どもと教科書全国ネット21が編集した、教育基本法問題の解説書。戦前、教育が天皇への忠誠心を養い国家のために死ぬことを讃えた苦い歴史を絶対に繰り返してはいけない。教基法「改正」論者の表面的な美辞麗句に惑わされず、その真のねらいを見抜き検証する。

暴力の文化を超えて平和の文化へ ―平和のための教育実践の構想―

佐貫浩、他

民主教育研究所

2003

【目次紹介】 はじめに 1.「暴力の戦略」から「平和の戦略」へ 2.アフガニスタンとイラク、パレスチナ 3.9・11と高校生の意識 4.同和教育終結の課題と「人権教育の実態」 5.平和・非暴力運動の今日的課題 6.平和・非暴力関連資料

イラクの小さな橋を渡って

池澤夏樹・文
本橋成一・写真

光文社

2003

「もしも戦争になった時、どういう人びとの上に爆弾が降るのか、そこが知りたかった…実に明るい人たちだ。しかもおそろしく親切…この子たちをアメリカの爆弾が殺す理由は何もない…」 イラク戦争の無法さ、最新技術による戦争の冷酷さを告発する。

Q&A 女性国際戦犯法廷
―「慰安婦」制度をどう裁いたか
VAWW-NETジャパン 明石書店 2002 (本文78頁引用)「法廷」の具体的な成果は、被害女性たちの正義を求める声にこたえて、日本軍性奴隷制の加害者の刑事責任を認定し、日本政府の国家責任を明確化したこと、女性に対する戦時性暴力が犯罪であり、不処罰は許されないという世界が尊重すべき普遍的な基準を示したことです。「法廷」が日本軍が過去の20世紀に犯した未曾有の国家犯罪を徹底的に裁いたことは、現在世界各地でくり返されている武力紛争下の女性に対する暴力に厳しく対応し、未来に起こるのを防ぐ手がかりになるのです。

世界がもし100人の村だったら 2

池田香代子&マガジンハウス編

マガジンハウス

2002

「100人の村」のルーツ、ドネラ・メドウズの「1000人の村の現状報告」を全文掲載。その他、100人の村をより理解するための「100人の村」白書や、池沢夏樹、ダグラス・ラミスなどのコラムも収録

市民がつくる21世紀の日本国憲法 青年法律家協会大阪支部/他共編

かもがわ出版

2002

大阪の法律家団体が集まって憲法研究会がもたれた。その中で、21世紀に生かされるべき日本国憲法の価値を明らかにするとともに、現実の国内外の諸問題を憲法に引きつけて考え、世界とアジアの平和維持のための課題をさししめす。

高校のひろば 42・冬号

日高教・高校教育研究委員会

旬報社

2001

特集・競争と抑圧から共同へ 特別論文「教育と教師の責任とは何か―テロと報復戦争の中で」佐貫浩 ほか

徹底検証 あぶない教科書

俵義文

学習の友社

2001

「新しい歴史教科書をつくる会」の教科書が、日本国憲法の理念を投げ捨てて、「戦争ができる国」とそのための人づくりをめざしていることを解明する。

「教育」2001年3月号

教育科学研究会編

国土社

2001

特集・社会の蘇生と芸術文化運動、小特集・日の丸・君が代問題(小森陽一、藤本卓ほか)

人 を 結 う

太田政男

ふきのとう
書房

2001

民間教育研究団体等で活躍されている著者が、教育研究活動と季刊「人間と教育」誌編集を通して出逢った人たちの交流から、地域に“生きている”人と自然と文化を紹介している。人間とは何か、教育とはどうあるべきかなど、示唆に富んだエピソードとともに読書への誘いが盛りだくさん…。同出版社「人を恋う」の続編。

マンガ 日本人と天皇

雁屋哲・作
シュガー佐藤・画

いそっぷ社

2000

今の若者には理解しにくい「日の丸・君が代」問題や歴史教科書問題の根源にある近代天皇制の歴史を学び、信念を持って平和で民主的な社会をきずいていくことを勇気づける、お薦めの一冊。

弁護士が語る子育てキーワード

毛利正道

かもがわ出版

2000

度重なる少年犯罪のいま、子どもをどう育てたらいいのか−6件の少年事件の弁護活動のなかで見えてきたものを渾身の思いで伝える。

季刊「エデュカス」
第30号

全日本教職員組合

大月書店

2000

特集・少年事件を考える;子どもたちに学びがいと明るい未来を[後藤米江]、子どもの攻撃性・衝動性どう見て取り組むか[茂木俊彦]、ほか

日の丸・君が代の戦後史 田中伸尚 岩波書店 2000

「日の丸・君が代」が戦後、政治的にどのように扱われ、学校に押しつけられてきたかがよくわかります。義務化に抗して良心の自由を守り、戦争責任を問い続ける精神は脈々と若い世代に引き継がれます。

季刊「人間と教育」
第25号
民主教育研究所 旬報社 2000

特集・世界の中の日本、平和の文化とは何か[藤田秀雄]、アジアの目から見た今日の日本[尹健次]、21世紀の世界と平和・人権[渡辺洋三・堀尾輝久]、他…平和・人権教育の課題を考えるのに絶好!

教科書攻撃のウソを切る 子どもと教科書全国ネット21 青木書店 2000

日本が過去に起こした侵略戦争の事実を教えることを「自虐的だ」と非難する「新しい歴史教科書をつくる会」。彼らの歴史認識がいかに危険なものであり、日本を孤立化させるものであるか、多岐にわたる分析・検討をしています。

子ども期の回復 −子どもの“ことば”をうばわない関係を求めて− 子どもの権利を守る国連NGO DCI日本支部 花伝社 1999

DCI(Defence for Children International)日本支部が事務局となり、国連子どもの権利委員会(CRC)に市民・NGO報告書を提出。タイトルは「“豊かな国”日本社会における子ども期の喪失」。そして子ども期の回復のために高校生・青年がCRCでの意見表明を契機に、「子どもの権利条約」実現に向けて歩みだす。

ところで、人権です 日本弁護士連合会編 岩波書店 1999

弁護士の仕事を通して、人権の問題を具体的にわかりやすく解説しています。中学生から大人まで読んでためになる1冊(岩波ブックレットNo.490)

被害者支援を創る 諸澤英道 岩波書店 1999

被害者や遺族の基本的な権利「知る権利」「刑事裁判に参加する権利」「「被害から回復する権利」を保障するために何をすべきか、司法制度の問題と被害者支援のあり方を示す(岩波ブックレットNo.489)

子どもたちは、いま トリイ・ヘイデン、
斎藤学
早川書房 1999

『シーラという子』の著者トリイの講演、斎藤氏との対談が、いじめや教育、家庭や虐待など子どもの問題に光をあてます

「教育」11月号 教育科学研究会編 国土社 1999

今、国家とどう向きあうか[徐京植さんへのインタビュー]、日米における「ダミングダウン」と「愛国心」[カーク・マスデン]、他

季刊「人間と教育」
第22号
民主教育研究所編 旬報社 1999

特集・『戦争論』の向こうに見える若者たち、平和教育には「加害責任」が不可欠[千田夏光]、非体験世代の戦争責任[山田朗]、他

I Know War
Allen Nelson Cries Out for Peace

アレン・ネルソン講演を記録する会

かもがわ出版

1999

戦争を知り抜いたひとりの退役軍人が、戦争の真実と平和への願いを語る。ベトナム戦争の体験にも触れる。

君たちは戦争で死ねるか 大日方純夫、山田朗、山科三郎、石山久男 大月書店 1999

小林よしのり『戦争論』批判。戦争の真実と侵略戦争で死ぬことを決断させる理論を解明して、平和な未来を展望する。

日の丸・君が代 
−国旗・国歌を考える−
石山久男 学習の友社 1999

なぜ「日の丸」「君が代」を強制するのか、「国家の利益」と個人の人権についてふれ、国旗・国歌のあり方を考える

公論よ起これ!
「日の丸・君が代」
藤本卓 責任編集 太郎次郎社 1999

「日の丸・君が代」法制化問題を、22名の識者が政治、歴史、教育などそれぞれの視角から問いただす。

子ども白書’99 日本子どもを守る会編 草土文化 1999

”性”と子どもの人権、子どもの発達と権利保障−データと資料でみるこの一年、乳幼児教育に何が求められているか、他

にいがたレポート不登校 子どもの権利条約にいがたの会編 新潟日報事業社 1999

「新潟の不登校アンケート」を通して、親と教師、弁護士が学校のあり方や青少年の自立、子どもの権利について考える

戦争を語りつぐ 早乙女勝元 岩波書店 1998

被爆者であることを隠してきた女性の転機、東京大空襲で幼子を失った母の痛哭、基地のない沖縄を訴える仲村さんの話など(岩波新書568)

平和・人権・環境 
−教育国際資料集−
堀尾輝久、
河内徳子/編
青木書店 1998

国際理解教育、人権教育、平和教育、環境教育、子ども・女性・先住民族の人権などに関わる国際条約・宣言等、全63文書を整理した資料集

キレる子、キレない子−精神科医からのメッセージ 石田一宏 大月書店 1998

今の子どもたちの荒れの現象は、子どもたちが何か、いたたまれいない心を大人に訴えかけているのだと考える必要があります。

子どものとき憲法に出会った ―新制中学一期生の戦後体験―

米田佐代子

かもがわ出版

1997

戦争が終わった日、国民学校五年生だった著者が、その学校体験をふり返り、憲法・教育基本法によって180度かわった教育の姿をつづる。

子どもの心の不思議 横湯園子 柏書房 1997

心理臨床の相談室に吸い込まれる嘆き、哀しみ、怒り、憎しみ、虚しさや涙、そこから子どもが何を望んでいるのかを伝えたい

「自分のために生きていける」ということ 斎藤 学 大和書房 1997

「家族依存症」の著者が、現代人の心の病を解くほぐし、自分のために生きていくことを支援する。

近現代史の真実は何か 藤原彰、
森田俊男/編
大月書店 1996

過去の戦争や植民地支配を美化する議論への批判を通して、明治から現代の歴史の真実と平和教育の課題を提示する。

いじめ

尾木直樹

学陽書房

1995

元中学校教師で子どもによりそう実践をかさねてきた著者が急増する「いじめ」問題に直言する。

民主主義の世界史 「殺しあい」から「話しあい」へ 浜林正夫 地歴社 1993

第二次世界大戦後も続く戦争と民衆への弾圧。人類の思想史をたどりながら人権の発展と民主主義の今日的課題を浮き彫りにする。

学校と日の丸・君が代 山住正己 岩波書店 1990

子どもが主人公の卒業式、歴史の中の日の丸・君が代、子どもと日の丸・君が代、思想・良心の自由の尊重について具体的事例から縦横に論じています。(岩波ブックレットNo.171)