アンソロジー
シンバルズ
〈疾走感の技巧派ロック、シンバルズの解散〉  
03.12.31
★★★★

 12月頭の解散宣言を経てクリスマス25日に4年間の集大成ベスト「アンソロジー」をアウト! のシンバルズ。
バンドは1/20渋谷ONAIRでのライブ最後に解散。リリースするたびにその完成度は増していった、と言うのとは違う。しょっぱなから完成度は最高域。でそのままのテンションを4年間引っ張ってった。
あまりの完成度にバンドとして飽和状態迎えたかは知らねども、シーンにあって女子ボーカル技巧派オリジナルロック疾走感の喪失はインパクトありでしょう。サウンドメーカー沖井氏の今後に注目。
 



confusion
SORROW
〈悲しみのネイキッドロック〉
03.12.30
★★★★★

 「モデルの川村カオリ率いるハードめロックユニット"SORROW"の2nd。
しょっぱなからロシア語でかましてくるロックナンバーの数々はなんだか悲しみと憂いに充ち満ちた嘆きのテーマが主。
なんだかんだでキャリア積んだ果てに浮かんでみえるのは散乱する渾沌(confusion)の地平であるかのよう。
ロカビリー、パンク、そしてネイキッドなAサインロック。魂感じます。
 



confusion
小島真由美
〈"冬"によく合うフレンチ歌謡〉
03.12.29
★★★★★

 冬の日の短い日だまりのひとときに遠くから流れくる甘い歌声。
昭和歌謡+フレンチ+JAZZ+ガールズキュートと、ネオミクスチャーなPOPラインでせまる小島真由美。
今年1月のアルバム「愛のポルターガイスト」以来の新作は、よりライトなラウンジ色強いミディアムチューン揃ったミニアルバム。
ジェーンバーキン「quoi」をほうふつさせるしめつけてくるよな切ないボーカルは"夏"じゃなくて"冬"の日のポカポカ陽気によく合うBG。
次にまた大きな波を起こしてくれそうな予感。
 


●LIVE REP●
LIVE in ニライカナイ
寿[kotobuki]
〈小箱で熱狂す、寿のピースフルLIVE〉
03.12.16
★★★★★

 島唄ありネイチャースタイルのオリジナルあり、ラストは恒例(らしい)大カチャーシーレイブ合戦繰り広げられる寿[kotobuki]のライブ。

元は広島出身というナビィの全身ナチュラルで包み込むような歌声に、宮古出身ヨシミツ氏の技巧派ギター&三線が織りなす世界は、沖縄島唄をベースに今どき珍しい?フラワー&ヒッピー系の匂いがただよう音楽を、普通にライブハウスでというよりは居酒屋なり土地土地の各種イベントなんていう全世代層対象でより聴衆に近い位置を保てる場を選んでいるかのよう草の根的に人々に伝えている。

ヨシミツ氏のギターになぜかレッチリ/J・フルシャンテの虚無感ただようよな同じ種の香り感じた。達観してる。




りんごのうた
椎名林檎
〈自家中毒の毒が押し寄せてくる〉
03.12.15
★★★★★

 えーっまた活動停止?の林檎のマキシはNHK"みんなの歌 "タイアップで、NHKのほうでは本来のプロモビデオとは別のクレイアニメ映像になってて「えらく気持ち悪い」(by my sister)そうなのだが、まだ観てない(もうO・Aは終わったかも)。プロモVの方は林檎のそれこそこれまでのプロモVのダイジェストシーンが林檎コスプレ大全みたいな感じでつながれてるのだが、全編うたにリップシンクしてて、これってこれ用にまた撮ったのっつう位な懲りようではある。曲はNHK用なんでやさしいというか肩の力抜けたといかローテンションで、これはこれで意外性ある1品。

で、活動停止なのだが、なんだか煮つまってしまってるのだろう。実際自分でも(公然・林檎フリークですが)聞き続けるのに煮つまってるからね、意味わかんないけど。所詮意味わかんないよ、椎名林檎なんて‥。




Art.No.5
フーバーオーバー
〈酸っぱさ充満、プチパンクガールズもの〉
03.12.10
★★★★★

 タワレコで試聴即買いの"フーバーオーバー"は1曲目からパンクな感触で一発で久々の好感触ではあった。(少しタワレコ試聴ヘッドフォンのドンシャリめな音設定にはめられたきらいはあるものの‥)
高校学園祭のそれこそ"酸っぱい"感覚よみがえるキュートなガールズボーカルがしみる。

「Art.No.5」は1stアルバムで前よりかPOP方向にいってるという。
CCCDなんでメジャーデビュー?かと思いきや。「レンタル禁止」ってことはインディーズ?最近はインディーズってことが売りになってるよくわからん時代。
ある意味微妙な位置のバンド。




福音
羅針盤
〈なんのネライかハッピイエンドな山本精一ユニット〉
03.12.09
★★★★★

 現代音楽の域に達してるノイズ系集団ボアダムスの一味、山本精一関係でなければ決して聞くこともなかったろう"はっぴいえんど"方向フォークソンググループ"羅針盤"。

5nd「福音」は歌ものにこだわったよりプリミティブでフラットな味わい。
かとおもって油断してると3曲目「会えない人(月)」は10分続いてつい出でちゃったかのようなノイズ系ギターが聞こえはじめてすぐ終わる。
人格の数だけバンドを作ってしまえるなんてなんてうまらやしい。





Live in Japan
Double Famous
〈サードワールド異空間マジック〉
03.12.08
★★★★★

 ラウンジ系?カリプソ・タンゴ・チャチャチャにラテン。ルーツがみなぎるプリミティブ。
 10年選手で10人の大所帯ダンスバンド、ダブルフェイマスの3rd Albumはホール&スタジオ・ライブ音源詰め合わせで、バンドのオリジナルボーカルでソロデビューとげてる畠山美由紀ほか、エゴラッピン中納良恵、玲葉奈が参加。
 イージーで全く日常感もややこし感情もない、お昼寝BGサードワールド異空間に連れてく。
 SPECIAL AKAにも近し




VERTIGO
detroit7
〈今一番やばいバンド、デトロイトのメジャーCD〉
03.12.06
★★★★

 いってみたらカルメンマキの再来(現役か?)ライクなビッチなボーカル、3ピースこてこてディストーションロック聴かせるデトロイト7がメジャー流通初となる
1st mini albumをDROP。
 こういう音が今となって新鮮に響いてくるのがうれしいような悲しいような。
ガレージというかこれこそ"本格"ロックで、聞き応え200%。
LIVEビデオ2本付き。




Gates of heaven
Do As Infinity
〈天国ノ扉ハ開カレル〉
03.11.27
★★★★★

 基本はギターバンドであること。それにフィメールPOPソングを補完するため、なんだかかんだで葛藤してしまうボーカル。そして陰のサウンドメーカー。三位一体。
実にシンプルなコンセプトで構築されたバンド、D.A.Iの本領を見る1品。

 M1タイトルトラック「Gates of heaven」からギターのリフが激しくリード、天国の扉たたけとのアッパー系ロック。そんな始まり方。
M2「本日ハ晴天ナリ」─いけいけとばかりブンブン強振。2番手が送りバントという選択はありえない。
M3「柊」─TVタイアップバラード。窓外の雪を見ながらホットウイスキーな気分。
M4「アザヤカナハナ」─レゲエ・ミドルハッピーラッキーチューン(DoAs初の大渡(G)詞曲)

 M5「魔法の言葉〜Would you marry me?〜」─結婚情報企業のCMソングに○(マル)適キャッチーPOPチューン
M6「ブランコ」─名曲「遠雷」の子孫。なぜかそんな幼き日の思ひでみたいな曲がいっちゃんしっくりくる伴のヴォーカル。
M7「D/N/A」─ギターでマジック。
M8「Weeds」─「柊」の時から厳しい冬を越して春がくるマジックみせます。初心忘れるべからズ。
M9「Field of dreams」─原風景マジック。カゲロウ向こうにあの頃の自分が見えてくる。
M10「科学の夜」─「タイトルに惑わされるな、ココロで聞け」マジック。今回の中核で傑作!
M11「Thanksgiving Day」─そしてギターがラストをしめる

 ケミカルな味わい少々。以外とコンセプチュアル?




Pshychic
Buffalo Daughter
〈NEW ROCKから5年。そしてNEW ROCK〉
03.11.25
★★★★★

 オルタナ系オーヴァーボーダーテクノロック、バッファーロードーター ("BD")。
イツ聞いても懐かしさにつつまれてしまう"BD"の音なんだけど、今回はなんか「抜け」た感触。エレクトリック&実験色強くさらにわりとどっしりと構えた風合い。
ラスト曲「303 Live」 は20分近くの大作。大作と言っても前半は立体オブジェの効果音のような音の対話が続き、次第にリズムが目覚めてく。即興取り入れた極(ゴク)感覚的な音像空間。

"BD"は、今となっては懐かし嶺川貴子『roomic cube』に関わってたので聞きはじめたのがきっかけ。beasti boysのレーベル、グランドロイヤルから何枚か出したのち、GR崩壊後、(ヴァージン=)リチャード・ブランソンの新レーベル、V2レコーズよりリリース

SACD、CDハイブリッドってさ、SACDでどこまでちゃうもんか聞いてみたヒ。

[Buffalo Daughter-めんつ ]
シュガー吉永-guitars,vocals,TB-303,TR-606
大野由美子-bass,vocals,mini moog,organ
山本ムーグ-turntables,vocals




My last fight
love psychedelico
〈祝!デリコ復活〉
03.11.22
★★★★★

 巧みな和洋混淆(コンコウ)リリックとレトロでフォークロック、アコースティックながら乾いた独自の通な味覚の世界を築いて風のように去ってしまったのかに思われた"デリコ"のニューシングルは、なんとドラマのタイアップ「ハコイリムスメ!(フジ系)」として10ヶ月ぶりのリリース。
マイナー調で始まりながら、サビに向かうにつれ、うつろな雲の層が薄くなりやがては"熱烈"な陽が差込むよな前向きな展開を見せる。

解散話もでてたという、デリコ復活をなにより祝したひ。
貴重でしょ。JAP musin sceneにおけるこのオリジナルさ。
ワンパターンが許せる唯一のバンドでしょ。





Vo Vo Tau 01hz
Vo Vo Tau
〈大人系ナチュラルソウルdeボボタウ〉
03.11.19
★★★★★

 音系各メデイアでレコメンドされてるアコースティックR&Bグループ、Vo Vo Tau(ボボタウ)のデビューCD。
PV化されてる「Beautiful Days」をはじめ、軽さというか押し付けてなさが"BGM"としても使い勝手いいTrackオンパレで、邦楽R&Bでは久々いけてそうな雰囲気。
US・LAのクラブでユニットを組んでた3人─Ryo-thing(G/prog)、Pei(B)、Sugar(Dr)が'01年に帰国しRing(Vo)と出会って結成、デビュー作を2年半かけてじっくり煮込んだそーだ。
Soul、Lap、Reggae..etc、んで生!!




nation P
polysics
〈テクノの子供たち、胸さわぎな夜〉
03.11.18
★★★★★

 "テクノポップ"なんて死語じゃない?
YMOの子供たちは延々と脈々とテクノの系譜をつづっていたのか。なんて‥実のルーツはDEVOらしい"ポリシックス"メジャー4thアルバムは、全曲(マジで)休み無しのハイテンション・テクノパンク(ライブでもこんなんなの?)渾身の14曲。

ミニアルバムのタイトルTrになった10曲目「カジャカジャグー」はカジャグーグーの本物ベース、Nick Beggsがデータ転送で参加。
"YMO"「中国女」「ファイアークラッカー」??、"Joy Division"?、"すきすきあっこちゃん"とか色々見つけて遊べる。
アメリカ縦断ツアー終え、なにかとインターnation polysics。
実は初聞き、なにげに懐かしいこの感覚、胸さわぎな夜。




Do As Infinity
〈木へんに冬と書いて"ひいらぎ"と読む〉
03.11.15
★★★★★

 Do AsのNEWマキシは、TBS系ドラマ「恋文」のタイアップでしっとりムードのバラード。
 冬になって雪が降って、傷つけあってお互いにココロに"とげ"を持ってしまうかもしれない。それでも冬に孤独はつらいから、手に取って溶けるように君のその"とげ"を溶かしてあげたい‥。

なんて雰囲気の歌詞。あくまでも"雰囲気"で、内容とか意味とかは季語交じりの後づけ文字合わせ的に薄い存在なのだろう。なんたってAVEXですから。色んな意味で"のり"重視。とりあえずファンなんで、やたら早いペースでもチェックを怠る訳には行かない。
 11/27に5thアルバム「GATES OF HEAVEN」リリース。




伝えたい場所〜涙の落ちる場所〜
I WiSH
〈声だけにひたれるシンプルな感動〉
03.11.14
★★★★★

 ストリートのカリスマ、川嶋あいのメジャーユニット"I WiSH"のfirst albumは、微妙にゆらめく声に不安定さと幼さと切なさを感じながらも、伸びと微妙な大人っぽいビブラートの中に中央を貫く強い意志めいた情熱が伝わり、時にほろりと来そうな感動さえ覚える川嶋あいワールドが、シンプルなアレンジの元に広がりを見せてる。
「今どき」とは真逆方向のこんなCD聞いてると今がイツで自分がドコにいるのかさえあやふやになり、ポジティブな「あきらめ」と微小な「希望」が芽生えて、そこにはやっぱり明らかな「切なさ」の地平が残るのだろう‥

宗教チックなCDジャケットや時にアナクロなアイドル歌謡っぽいアレンジがあっても気にならない。音楽に向かう誠実な願いは伝わる。
 



requests!
Cymbals
〈シンバルズ、初ライブアルバム〉
03.11.12
★★★★★

 シンバルズが今年5月に出したアルバム"love you"にかかるツアーで収録したライブアルバム。デビューからの名曲揃ったベスト版的な内容。
芸風からしてスタジオワークが似合うシンバルズの技巧派チックなナンバー群をライブで再現、さらに大盛り上がりな客ノリも合わせイケイケムード満点の16曲入り豪華版。酔わせてくれます。

「最も影響をウケたのはthe who、実はライブも大好き」とはライナーよりのシンバルズ沖井の弁。"love you"にも入ってた15曲目"怒れる小さな茶色い犬"は全くwhoになってて、テクニックというより狂奇に近いthe whoと技巧派シンバルズのフェミニンなミスマッチコラボワールドが展開される。悪くない。




Never mind the distortion
Navkatze
〈ナーブカッツェの再発2枚組〉
03.11.08
★★★★★

 ツタヤで見つけ懐かしさのあまり聞いてみたら、なんとコテコテクノ(こてこてのテクノ)になっちゃってて少しビックリのナーブカッツェが最近だした2枚組は彼女ら(山口美和子+飯村直子)の既出アルバム『Never mind the distortion('94)』『Never mind the distortion II ('97) 』の再発売もの。
エイフェックス・ツインなんかのテクノ系メジャー参加でスペーシーな音楽浮遊の世界を築いてしまってる。
確かこの人らは"ニューウェイブ"のころ(20年前位になる?かぁ‥)に普通に("宝島"少し入った系の)女の子ボーカルもの、みたいな感じでそこそこ売れてたような気がする。名前だけはしっかり覚えてる。きっと当時聞いてたんだろな。

テクノな浮遊に少しくただようボーカルが、失われた時を象徴しているかのように悲しく響く。




HOW TO GO
くるり
〈ツカミドコロナキ、くるり〉
03.10.29
★★★★★

 NUMBERGIRL系重厚ギターに独特のドライブ感が気持ち良き、くるり

最近のPV「スケベな女の子」では白背景に全く動かないカメラでPLAYをじっととらえてたのが妙に新鮮だった、くるり

そのPVではオリジナルメンバー脱退で あやしげででかい外人がドラムしてた、くるり

そして1年4ヶ月ぶりマキシ、"HOW TO GO"("スケベな女の子"カップリング)

主宰するカップリングツアー"百鬼夜行2003"がまもなく発信




ビギンの一五一会 ドライブ・イン・シアター
BEGIN
〈そしてビギン、洋楽カバーはディランにビートルズ〉
03.10.25
★★★★★

  "一五一会"のカバー作3弾目は、車に乗ったまま映画が見れる"ドライブ・イン・シアター"(今となっては懐かし)みたいなお気楽風をイメージしてるという。

ディランの「Blowin' In The Wind」、ビートルズ「In my life」と、中々通な雰囲気をかもしてるのは、ギター(それこそ"一五一会"なのかな)を中心にしたシンプルアレンジによるものか。全編セッション一発録りによるライブ感もそれこそ"愛"かもす源泉?それこそスタンダードナンバーのコピーアルバムというより、このCD自体がスタンダードになるべきチャレンジ作。

1.Blowin' In The Wind
2.In my life
3.MOON RIVER
4.La BANBA
5.SUMMERTIME
6.SEA OF LOVE
7.STAND BY ME
8.WHAT A WONDERFUL WORLD




ビギンの一五一会 58(ごっぱち)ドライブ
BEGIN
〈ビギンの癒しのカバー作、邦楽篇〉
03.10.25
★★★★★

  ビギンが発明したという楽器"一五一会"でのカバーアルバムを3つも連続してだしてしまうという企画。1弾目は「島人ぬ宝」なんかのセルフカバーで、2弾目、3弾目はそれぞれ邦楽、洋楽のスタンダードナンバーをカバーしてる。

2弾目邦楽カバー"58(ごっぱち)ドライブ"のタイトルは夏にのんびり国道58号線(那覇とか沖縄の中心を縦断する主要幹線)をドライブしながら聞きたい曲を集めた所から来てるという。

うーみはひろいな〜おおきいな〜、の「海」や「思い出の渚」、「およげ!たいやきくん」、「椰子の実」なんて選曲は優しいアレンジも相まって幅広いというより、ある意味小学校なんかにのせちゃってもいいんジャンと思わせる清く正しいピックアップ。
「チャコの海岸物語」では沖縄民謡アレンジになってて、サザンのコピーバンドだったというビギンのルーツをかいま見る。というか全体普通に心地良き感覚にひたれる癒しの1枚。




キラリ
浜田亜紀子
〈GO!GO!ベース、浜田のソロ!!〉
03.10.20
★★★★

 歌謡パンク"GO!GO!7188"の働き者のベース、浜田亜紀子のソロプロジェクト、"キラリ"がリリース。
GO!GO!ではベース&コーラスと裏方風役回りながら、ほぼ全曲詩を書いてて、歌謡パンクな芸風のGO!GO!の左脳的柱を担う浜田。インタビューとか見てても、どちらかというと不思議系天然キャラなギターボーカル中島優美を脇でしっかり支えてる風。今作ではメインボーカルできてないってことである意味裏方甘んじてた反動が爆発し、その作風は幅広く自由、大空に舞うはやぶさかつばめのようにピースフル。HEATWAVEやらソウルフラワーユニオンやらのメンバー参加で、GO!GO!の3ピースサウンドの呪縛からも放たれ、豪華アレンジの野を駈ける野うさぎのようでもあるか。

 3曲目「22」は感動もの、やっぱ人間22だよね。うん。
22になってまた22年たって44になって‥。
 GO!GO!のボーカル中島優美が参加してないのがある意味ミソか。
それでもやっぱり聞いた後にGO!GO!の3ピースでローファイな不自由さが恋しくなってしまうのはなぜだろか〜ぁ。




本日ハ晴天ナリ
Do As Infinity
〈ストレートロックチューン、Do Asシングル〉
03.10.13
★★★★★

 「雨だって、ダメだって、本日は晴天なり〜」って、確かに晴れたけど、2003年の10/13(月)体育の日は、晴れ!雨(土砂降)!晴!の忙しの天候。
それでもやっぱり今年も10/10は晴れだったんだよね。すごいよ晴れの特異日。

Do Asのニューシングルはボーカル伴がショートカットにイメチェンして元気にシュートしたストレートなロックチューン。ライブでここぞとばかりに盛り上げてしまう用のナンバー?。安易さ丸出し。だけどエエもんはエエです。

とゆーことでやっぱり「本日ハ晴天ナリ」でした。




a watercolor
スネオヘアー
〈スネオくんの2ndは水彩画の淡泊な味わい〉
03.09.14
★★★★★

 なめきったリングネームでPOP界に躍り出たスネオヘアーが2ndアルバムをドロップ。
デビュー作"スネスタイル"からより上質玄人ウケ方向によった大人向けの曲多し。
文字通りwatercolor=水彩画の味わい。
どちらかというと1st"スネスタイル"の全然すねてないキャッチーな芸風がまだ好きかも。
それでもsingleカットされてる"セイコウトウテイ"の疾走感は捨てがたい。

最近元気なさめのJAPAN男子POPにあって健闘中のスネオヘアーを応援中、である。




KILA KILA KILA
OOIOO
〈奇怪なバンドOOIOOの劇空間〉
03.09.12
★★★★★

 日本一危険なバンド、ボアダムスのドラム、yoshimiがフロント担う日本一奇怪なバンド"OOIOO(オー・オー・アイ・オー・オー)"の新作。
"OOIOO"はもともと雑誌「SWITCH」の企画で組まれた女子4人組バンド。yoshimi以外は流動的。

 なんつうかアブストラクトというかプログレというか、ジャズで言うインプロヴィゼーションみたいな。
ボアダムスの流れだからまあ「そんな感じ」位としかいえない。それでも「渋さ知らず〜」みたいな大所帯お祭りチューンもあって取りつく島は少しく用意されてる。
 かゆいところに手が届かずに、面はゆい。だけど痛気持ち良く、どこかKILA KILAした天空の城にいるような感覚。
10月からはキムゴードン(ex:sonic youth)のバンドを従えてのライブツアーもやるらしー。




ハルカリベーコン
ハルカリ
〈アルバムの仕上がりは脱力なしで粒ぞろいのハルカリ〉
03.09.11
★★★★★

 脱力系女子中高生LAPユニット‥
なんて"脱力"が枕詞化してるハルカリの1stアルバムはバリエーション多彩な力作ぞろいで、全然脱力なし。アッパー系でどれもがえらくキャッチー。

プロデュースはデビューからのO.T.F(オシャレトラックファクトリー=RipSlymeの面子)がトータルでみて、ゲストにはスチャダラ、もりばやしみほ(ex:hi-posi、懐かしー!(泣))とか豪華な音楽家連がサポートしてる。
それにしてもRipSlyme、天下取ってるね。自分は最近聞かないけど‥。

"ハルカリベーコン"なんてカリカリ食べたくなる程うまそうで、実際うまくて、午前中に聞いてやる気出す体(てい)のアルバム。

あー、韻ふみてぇー!えっ?




FIREBLENDER
LITTLE TEMPO
〈トランスポートその1-浮遊感から風呂場のゆげに〉
03.09.06
★★★★★

 LITTLE TEMPOが恒例にしちゃってるのか、
前作『MUSICAL BRAIN FOOD』を自己カバーでDUBにした今作は、オリジナルの"ヌケ"をスタジオワークでさらに無限の宇宙空間へ飛翔させたっ!って訳でもなく、なんだか薄味で、温泉地の広め風呂場でまったりゆっくりノーンびりしてるといつのまに寝てしまって、ふやけぎみで取りあえず今日は大人しく寝るべ、ってゆー感じの印象ですぜ。
でもスタジオで楽しんでる様子は見て取れる。かた焼きそばかなんか出前で取りながら、それええんちゃう、なんてイイながら‥。うまらやすぅいート。こういうお遊びは伝わりますぜ。

あれ、いつのまにか"Avex"から"Victer SPEEDSTAR"にくら替えしてるんだね。ええんちゃう。ですぜ‥。



●DVD●
性的ヒーリング-其ノ参-
椎名林檎
〈林檎のPV集で治癒されてみる〉
03.09.01
★★★★

 林檎先生のPV(プロモーションビデオ)集第3弾は新録1曲含め6曲構成。
1.やっつけ仕事 (3rd album「加爾基 精液 栗ノ花」収録、以下→3rd)
 ロケ地:福岡県飯塚市嘉穂劇場(大衆演劇のメッカ)。大虚構ロック生演奏仮装劇中マスゲーム。
 しびれる!
2.真夜中は純潔 (single)
 ロケ地:テレビの中。大虚構ロック劇画モンキーパンチ風アクション。
 かっちょええ!
3.茎[STEM] (3rd)
 ロケ地:明治期レトロ建築物件幾つか屋内外。大虚構大正浪漫サウンドトラック遊廓新派新劇女優ラーメンズ。
 美し!
4.迷彩 (3rd)
 ロケ地:大正軍人家邸宅様舞台装置。大虚構晩餐室内交響楽的少年の痛烈な遺恨召使い。
 寺山!
5.映日紅の花
 ロケ地:野外所々。大虚構休日的遊園地にて遊興す女子の昼下がり。
 めんこい!
6.la salle de bain[ラ・サル・ドゥ・バン]
 ロケ地:漆黒のバスルーム。大虚構浴室にて一人遊戯円舞すbjork的抽象絵画おーばーざれいんぼう。
 壮大豪華!
─まぁそんな雰囲気で‥
他、シークレットシークエンスちょっと。




BEST
クラムボン
〈クラムボン歴史的ベスト盤〉
03.08.31
★★★★

 音層重厚。曲調ジャージー。肉声浮遊。軽妙洒脱‥。
そんなクラムボンの軌跡が明らかになる今回のベストはクラムボン自身たちで選曲。特にこれ用にアレンジしてないし、選ばれた曲、曲順もおよそこうなると予想できる「ごくありきたりなクラムボンのベスト」になってると思いきや、あらためてこの豪華選曲でじっくり聞き直すと「濃」くて「厚」くて「熱」い。色んなところで超絶技巧だし、感動のフレーズ多い。
個人的には"サラウンド"が最高傑作だね。

1.はなれ ばなれ  2.パンと蜜をめしあがれ
3.雲ゆき     4.シカゴ
5.246      6.君は僕のもの
7.ドギー&マギー 8.サラウンド
9.便箋歌     10.ララバイ サラバイ
11.id      12.adolescence
13.コントラスト




Shalom! Salaam!
ソウル・フラワー・ユニオン
〈ソウル・フラワーのハッピーな反戦歌〉
03.08.30
★★★★★

 タイトルの"Shalom! Salaam!"は"平和!"の意をヘブライ語とアラビア語で示したもの。
ヒッピー色濃いソウル・フラワー・ユニオンの新作は、これまで以上によりストレートな反戦歌をイラク、パレスチナ、アイルランド、東ティモール、ジャマイカ、朝鮮半島に向け展開。
沖縄、レゲエ、ラテン、ちんどん系などエスニックテイストをロックにのせてハッピーに聴かせてくれる。
キナくさい時代に、"魂に花を"との平和メッセージを叫び続けることは貴重。




NEXT WAVE
MONDO GROSSO
〈ハッピーサウンドオンパレ 大沢'sモンドグロッソ〉
03.08.29
★★★★★

 6月リリース、大沢伸一のモンドグロッソ名義の3年ぶりフルアルバムは、渋めで通なの前作"MG4"に比べキャッチーでよりディスコティック。Basement Jaxxばりクラブ&ボーカルのハッピーサウンドオンパレード。

ゲスト参加も盛りだくさんで、先行シングル出てる3曲はそれぞれBoa、Kj (降谷建志)、UAをフューチャリング。意外にBoaがいい。ビースティのFIGHT FOR YOUR RIGHTはネプチューンズの一味KELISが歌ってのカバー。
コマソンなんかで聞きかじってたフレーズ続出で自然に聞けちゃう。




明日への扉
I WiSH
天使たちのメロディー
川嶋あい
〈ストリートのカリスマ女子高生、森田童子の再来か〉
03.08.26
★★★★★

 「あいのり」なんてほとんど見ないから、"I WiSH"なんて知らなかったし、"I WiSH"のaiが女子高生ストリートミュージシャンの"川嶋あい"だった、なんてことがどれ程ニュースな話題なのかもわからない。ただその可憐な歌声と真摯な姿勢に、なんか音楽との正しいつきあい方を考えさせられてしまいましたよ。

 "明日への扉"は、素人の若者男女が一つのバスに乗り込む恋愛バラエティ「あいのり」(フジTV系)の主題歌で、知り合いがたまにカラオケで歌ってんのを聞いてて曲調がなんか今どきと違う素朴な雰囲気やなぁ、と思ってた矢先、「まざましテレビ」(フジTV系)でこの人のちょっとしたサクセスストーリー的な特集をしててプチ感動し、あらためてCDを聞いてみた。

 "川嶋あい"ちゃんは小さいころから歌の才能が認められてて、高校から東京に呼ばれて出てきたものの、変わらない状況から脱皮しようと、1年後の渋谷公会堂でのライブと路上ライブ1000回することを心に誓った。

 渋谷中心の路上ライブを繰り返すうち"I WiSH"のもう一人naoと出会い、"I WiSH"としてメジャーデビュー。人気番組の主題歌に取り上げられ普通に売れてしまったわけだが、路上と渋公の目標のために"I WiSH"は"川嶋あい"とは別人のaiとして、ある意味シークレットキャラで通してたという。
んで実際に先日渋公ライブを成し遂げてしまい、"I WiSH"のaiは自分だという宣言に至ったという。感動のストーリーじゃないっすか。いやいや素直に感動すべき。
自分もいまだ音楽の道捨ててないんで、こういう話は単純にショックだね。

 歌声は直球勝負の正統派。女子高生らしい素直で前向きな歌詞をピアノで弾き語る。多少線の細い不安定感もあるものの、そんなところは切ない印象として味になってるのでは。森田童子のあの頼りなさが味になってる声に近いか遠いか。
曲調は本とに素朴である意味合唱コンクールの課題曲になりそうな先生もPTAも安心してオススメしそうな清く正しいスタイル。
特に川嶋あい名義で出してるインディーズレーベルのミニアルバムではメジャーの毒に犯されてないかすかな土の匂いのする天然水の透明感にあふれてる。

 まあでもこれから普通に色んな意味でメジャー化してしまうんだろね。普通にね。




Trapeziste
KAHIMI KARIE
〈カヒミの3年ぶりトータルアルバム〉
03.08.18
★★★★★

 ジャパニーズフレンチウィスパー、カヒミカリィの3年ぶりのアルバムは曲調もバラエティに富んだ秀作。今年の3月に出たもの。
静かなインスト風のトップナンバーから、オペラ「カルメン」からの曲、ジャズ風アレンジ、朗読、ライブ、エレクトロニカ、サイケ風ミックス等々。すべてはストーリーのように流れていき、静かに終幕する。テアトロ・ド・カヒミの夕べ、である。

当初のカヒミは単なるフレンチおたく趣味的に見えてかなり抵抗感じてたけど、ここまでキャリア積んで(しつこく)やられると、本物なのかな〜なんて思う。オリジナルを獲得つつあるっていうか。抵抗なく聞けてきたかも。
 



irony
ACO
〈久々のACOはもやもやサウンド〉
03.08.17
★★★★★

 UAだとかAKIKOだとかlove tambourinesとかChie kajiuraとかがやや受けてた時代。
4,5年前かな、そんなミュージシャンたちと音的にかぶって(雰囲気で)、ACOが昔どんなだったか覚えてないんだけど、今回の"irony"は明らかに旧作とは違うだろう。
曲になってないよ、もやもやしたような、ヒーリングミュージックていうか、bjorkのまったりした曲にメロディなくして電気的サイケ方向に崩していったような、絶対カラオケにならないような。そんな複雑怪奇な世界を作っちゃってる。これがまた十分気持ちいいが、みな同じ曲に聞こえてしまう。でも好き。

プロデューサーは澤井妙治(ex:portable[k]ommunity)やアイスランドのグループmum(ムーム)ら。mumは4人組のバンドで9月に来日するらしい。ドンナだか知らんけどちょっと気になる。





ビギンの一五一会
BEGIN
〈ビギン発明の楽器でセルフカバー〉
03.08.16
★★★★★





 ビギンの「島人ぬ宝」の伴奏で松山千春の「大空と大地の中で」が歌えそうなことが発覚。沖縄-北海道のジャパンのはじっこアコースティックつながりだ〜なんて喜んでしまう今日この頃。
方や雪国、方や南国楽園。日本は広いね〜。どうでもいいけど夏なのに寒いやね。

で、最近ビギンを聞き始めた。じっくり聞くと胸に染み入る名曲揃いで感動の極地。そりゃそうだ。
"一五一会"とはアルバムジャケットにある楽器のことで、弦は4本、ギターと三線(沖縄三味線)を合わせて素人でも簡単に弾けるようビギンが作りだした。一般発売してて10万円だそーだ。
その"一五一会"を使ってのアンプラグトにセルフカバーしたのが今回のもの。
続けて「およげ!たいやきくん」かなんかの邦楽カバーも出すそうだ。「チャコの海岸物語」も入っててサザンのコピーバンドだったというビギンのルーツをも探れる。
んで邦楽の後には洋楽カバーも出すという。

ちなみに右はオリオンビールのビギンがら。沖縄限定発売?




瑠璃色
GO!GO!7188
〈GO!GO!のニューシングルは感動のサビ含み〉
03.08.13
★★★★

 今いち押しの3ピースロックバンド "GO!GO!7188"のニューシングルは、まるでそこら辺のライブハウスで聞けそうな素人くさいリフで始まり少々たるい展開ながら、サビ際で一転グルーブが立ち上がって感動のメロディに昇華していく意外にこった作りで満足度高し。
ストレートにぐいぐい押していくいつものGO!GO!から新境地を開拓する今後の流れを予感させる意欲作に仕上がってる。
やっぱオリジナルだね。



●LIVE REP on TV●
GO!GO! ACT on NHK"TOP RUNNER"
GO!GO!7188
〈ROCKを正しい形で伝えるもの〉
03.07.31
★★★★

 武田真治のトークがちとつらいNHK教育の"トップランナー"にGO!GO!7188が出てた。LIVE&バンドの生い立ちトークなんてあってお得な内容。
3ピースのシンプルでストレート、ちょっと和(古)風な歌謡パンクを聴かせてくれる GO!GO!7188は鹿児島出身で、G,VoのユウとB,Choのアッコは同級生同士。本気でプロを目指していたユウは、プロになることで「バンドをしてる楽しさ」が持続しないのを危惧し及び腰だったアッコをくどきメジャー展開へ。外様のDr(ドラム)、ターキーは絶対売れると聞かされ東京から参加。「弾けてないじゃん」つう位へたくそな2人のプレイに幻滅もつかの間、あれよあれよで売れまくり("まくり"まではいってないか)。
てな話をアッコのしっかりトークとユウの伏し目がちでトツトツとしたしゃべりで展開してた。あんまし盛り上がりもせず淡々とね。NHK教育だしね。

いっちゃんオススメの「こいのうた」はLIVEが見れる→GO!

最新シングル(8/6out)「瑠璃色」はPVが見れる→GO!




ギリギリ・サーフライダー
HALCALI
〈スリラージャケットでダンパなPV〉
03.07.18
★★★★★

 脱力系女子中高生rapユニット、HALCALIの3rdマキシはハマ(?)の埠頭を舞台にスカジャンオールディーズ女子チーム対セーラ服スケバン女子チームのダンス対決を2人がマイケルジャクソン'sスリラーの革ジャケットペアルックで「まーリラックス サーフライダーノリ 波の上を滑り降りる〜」とか歌ってなだめ、2チームを従えダンス大会を繰り広げるPV。
曲ノリ良し、ルックス普通、ダンスぷちきゅーと。
to be continue...




Love You
Cymbals
〈ロックのあたらしいカタチ!?〉
03.06.29
★★★★★

 WHOの"my generation"オマージュテイクが入ってるのが妙に気になるシンバルズの4thアルバム。
こういう音をラウンジジャズ系っていうのかなフレンチカフェ系というか‥。複雑めなアレンジに主張しないボーカルはココチ良い英語で、カーステで聞きたくなるよな疾走感ありーの、夜空を駆け抜ける浮遊感ありーの、学祭バンドのりの妙な手作り感もある。
1st『That's Entertainment』でやられて聞き続けてるんだけど、そんな感じはずっと変わらなくて安心できる。
今回は特に切なくなるよなインナーサークル回帰テイスト(?)も入って、泣けてくる。
ずっと変わらないでいて欲しいバンド。




MUSICAL BRAIN FOOD
LITTLE TEMPO
〈浮遊感(快楽)にただ酔うのみ〉
03.06.22
★★★★

 スティ−ルパンの南国ムードただようLITTLE TEMPOの新作は、通常のメンバーから9人編成に拡大しいつも以上に'ヌケ'が良くだだっ広い仕上がり。
ダブ・インストなんてすき間(?)でそこそこメジャーをキープしつつ続けてられるのって、やっぱこれ音楽への愛、もしくは挑戦?。
でもこういう誠実で通なバンドはいつドメジャーに変身するかわからんね。注意すべし。レンタルじゃなく"買い"の1枚

CDに付くボーナスPVは人形アニメになってんだけど(撮影大変そうな)、“楽しげ”を越えむしろ“感動”の域。




魔法の言葉〜Would you marry me?〜
Do As Infiniy
〈WILDからCUTIEに戻ったDoAs伴〉
03.06.16
★★★★★

 J-POP?好きですよ?も、カラオケで歌いまくりですよ(笑)。なんて最近はあんまし行けてないね。
カラオケでいえば椎名林檎、Do Asはだいたいわかるから結構歌っちゃいます。
 Do Asの今回のマキシはドラマの主題歌になってるやつで、曲の雰囲気から安易にシングルカットした感もある1枚。キャッチー過ぎて聞いてても見ててもちょっと照れる。
 カウントダウンTV(TBS)のライブを見たかぎり、伴ちゃん(Do Asヴォーカル)が久々に見た目アイドル路線に戻っててちとびっくり。
 このところWILDさで押してた感じもあったからね、気だるいというか疲れた風にも見えてたから、このモデルチェンジは許せる。



●LIVE REP●
LIVE in planetK
detroit7
〈実力派ロックは身近でみられる〉
03.05.30
★★★★

 デトロイトのステージはトリで時間が読めないから早くから入ってビールをガバガバ飲みながら見ていたもんで、始まった頃にはすっかり酔ってしまったような感覚が残る。
なんつうか懐かしのフラワーヒッピー(?)な頃のビッチなロック、カルメンマキやら喜屋武マリーだかの感じがあって好きだね。歌もバンドもうまい。
小箱で見られるのは多分今のうちだろう、か?




エレクトリック先生
HALCALI
〈微妙にノリいい、微妙にかわいい〉
03.05.11
★★★★★

 RIP SLYMEのメンバーがプロデュースしてる中学生の女の子2人組ラップユニット、“ハルカリ”がMTVで結構前からおすすめでかかりまくってて、見(聞い)てんだけど、軽いテクノノリと素人っぽさが心地よい。ダンスも「せーのっ!」って感じで微妙にかわいい。この感覚ってパフィーに近い?
今年1月に「タンデム」でCDデビュー、4月に「エレクトリック先生」がでてる。だけどメジャーになりそーでなってないのはなんでかい?




PRESENT
BONNIE PINK (6th Album)
〈玄人向け極上ポップス〉
03.05.01
★★★★★

 たまたまツタヤの新作コーナーで発見!、ボニーピンクの新作(3泊4日になってたから結構出たの前か?、もうすぐで1週間だったが・・)、チェックでしょう‥。
1曲目「Tonight ,The night」は知ってる知ってる。
いいよね。ウマイよね。うま過ぎで、あんまし残んないんだけど‥。玄人向けって感じ。
スウェーデン・ポップのプロデュサー(exカーディガンズ)、トーレ・ヨハンソンとのタッグもこの曲で復活らしー。名曲「Heaven'sKitchen」もトーレだったんだよね。(そーいえばカーディガンズも復活らしいね)

7曲目は幻!のバンド「FRENTE!」の声に近くてびっくしした。
それほど普段あんまし聞いてるわけじゃないけど、この人はやっぱ断然英語の方がいいね。なぜか‥




鬣(たてがみ)
GO!GO!7188
〈ROCKを正しい形で伝えるもの〉
03.04.10
★★★★★

 2月26日発売だから、結構前になっちゃうけど、ただいま自分の大はやりはこれ。
“ヘビロ(heavy rotation)”っつうヤツです(照)。
GO!GO!7188(ごーごーなないちはちはちってバンド名も愉快ぢやないっすか)は、ケーブルTV(武蔵野三鷹ケーブル/Parkcity)のMTVやらの音楽番組で当時かかりまくってた「ジェットにんぢん」が気になって聞き始めたんだけど、なんだかどんどん自分中で存在感がデカクなってる。

中でも「こいのうた」が最高です。カラオケでたまに歌います。ただ余り知ってる人がいません。ですが聞いたことのない人はぜひ聞いてもらいたいです。SLOW NUMBERではありますが。音楽の方向は、学園祭バンドの匂いを残したまま、歌謡曲だったり、グループサウンズだったり、ソフトパンクだったり、少しB級な雰囲気をただよわせつつ、ストレートなロックしてる。
その実、中身はすごいバンド。そのこころは、やっぱりROCKを伝えるものなのです。

 


●LIVE REP on TV●
賣笑エクスタシー
椎名林檎
〈林檎のWOWOW音楽番組〉
03.03.23
★★★★

 先月出たニューアルバム『加爾基 精液 栗ノ花』発売日(23日)にやった椎名林檎のシークレットライブがWOWOWで流れた。
バックバンドは全編バイオリンなどの弦楽器編成のアンプラグド状態。DVD『百色眼鏡』の大正浪漫な雰囲気をそのままステージに再現した風で心地よい。
林檎先生のやること為すことすべてが、そのつどのテーマにつらぬかれてて、それはいつも自分のツボにはまってしまってて、ついついのってしまう(企画が表に出すぎて“実”の部分が負けてる印象の時もあるが‥)。
すべての元は林檎本人の構想によるものだろう、まさにシンガーソング・プランナーなんじゃないかい。
「構想はあたかも奔流のように実に鮮やかに心の中に姿を現」(byモーツアルト・小林秀雄伝)すのだろうか‥。
もちろんレコード会社とか実現に向けて支えてる人は色々いるんだろうけど。 番組ではライブのほか、林檎の和服イメージシーン、トークコーナーもあって盛りだくさんな内容。

 



加爾基 精液 栗ノ花(カルキ・ザーメン・クリノハナ)
椎名林檎
〈ロックのあたらしいカタチ!?〉
03.02.23
★★★★★

 Shena Ringoニューアルバム ドロップ!!
CD結構何枚も出してるけど、オリジナルアルバムとしてはまだ3枚目という。円熟というか大御所化というか、オーケストラ有り、シタール、琴なんかの民族楽器有り、掃除機なんかの生活音有り、豪華絢爛ではある。その分ロック色が陰って、モコモコした感じになっちゃってる。それって音の仕上げで、結構いじりすぎちゃってるっていうことなのか知らないけど、シンプルぢゃない。素人には分かりにくいということなのか、1回や2回聞いただけじゃわからないだけなのか‥
メロディの雰囲気自体は前と変わらない、詩の世界観も変わらない。歌い方も変わらないけど、確実に前の2作とは違ってる。違って何が悪いってことなんだけど、もっとロックなモノを期待していたいよ、林檎には。

ん?「ロック」ってなんだ?期待を裏切るっていう意味では十分「ロック」なのか‥やっぱり‥

すでにシングルカットされてる「茎」がこのアルバムでは日本語歌詞になっていて、全然日本語の方がいいこと発覚。とにかくもう次回作が楽しみになってしまってる自分が怖い。結局よかったんだよね、今回も。

 


●LIVE REP on TV●
スーパーカー LIVE on NHK-BS
スーパーカー
〈BSでスーパーなライブ〉
03.01.30
★★★★★

 なぜ、ギターバンドからテクノバンドに転向していったか‥なんて関係ないんだよね、青森出身だなんてのも関係ない、歌声が素人くさいのも関係ない、『いいものはいい』なんてスネークマンショーみたいなまとめになっても問題ない。
すす、すごいっ/NHK BSさすがっ

 


●LIVE REP on TV●
クラムボン LIVE in SHIBUYA AX
クラムボン
〈学祭テイストのあったかライブ〉
03.01.26
★★★★★

 音楽専門チャンネル・VIEWSICの生中継でクラムボンのライブを見た。全体にアコーステッィクでジャジーな印象、静かで身近でまるで学祭ライブのような(しょぼいんじゃなくて、温かい感じがネ)印象。
セッションっぽく演奏のみが続いたり、ジャズのSOLO合戦みたいのもあったり‥。

ボーカル原田郁子はたいていはエレピをヒキながら、舞台の左端で歌ってる。中央にはベースのミト、右端はドラムの伊藤大助がいる。ゲストは鍵盤系とギター系1人ずつ。やっぱ、声だよね、クラムボンは。

 


●DVD●
短編キネマ「百色眼鏡」
椎名林檎
〈林檎の芝居をDVDで見てみる〉
03.01.25
★★★★

 プロモーションビデオを膨らまして短編映画にしてしまうなんてのが最近よくあるが、椎名林檎もとうとうやってくれちゃいました。シングルCDと同時にDVD投入である。
 ストーリーは小雪演じる舞台女優に彼女を追う探偵役の小林賢太郎(ex.ラーメンズ)が翻弄され、林檎は謎の女役を担う。話の内容はどうということはないが、大正浪漫でレトロな世界観は再現できてて、見ごたえはある、と思う。

 なにぶん久々のオリジナル曲によるアルバム発売が控えている。その名も「加爾基 精液 栗の花(カルキ・ザーメン・クリノハナ)」と、やっちゃってる(笑)。でもこの林檎の言葉遊びの感覚は妙に自分的にはまってしまってるんだな。かなりリスペクトしてるよ。つーか、結構パクってるのかも‥




GUERNICA IN MEMORIA FUTURI
GUERNICA
〈ゲルニカをアンソロジーする〉
03.01.11
★★★★★

 戸川純の幻のユニット、ゲルニカのメモリアルアルバムが出た。
学校行ってたころ、戸川純のうたを人の家で聞いて、全身に電流が走り(音楽との出会いではそんなことがマジであるのだ)、戸川純のコピーバンドを作った経緯もある。ライブにも行った。
ばりばりの戸川マニアだったわけだが(当時は珍しいことではなかったハズ)、改めて聞いてまたまた感動してしまう。

企画モノっていっちゃあそうなんだけど、なんて言うんだろ、狂気と笑いとレトロとロシア未来派がミックスされた、日本の音楽史史に残すべき、あまりにも偉大なバンドである。
しかし何でこの時期に‥。
ライブのリハーサルバージョンやデモ分も含まれてる、ビートルズかよ!ってか。

 



id
クラムボン
〈淡泊だけど、キュートであればいい〉
02.11.20
★★★★★

 クラムボンのニューアルバム『 id 』!
〜笑あってごらんよ、〜走いってごらんよ〜の『サラウンド』の重厚感でクラムボンに目覚めたわしには、とても淡泊に思えて、少し拍子抜けなんだけど、より成熟段階に入っている、なんて音楽誌には書かれるんだろうか‥、1回聞いただけじゃ正直わかんなかった。けど原田さんは前髪が相変らずキュートなんで、やっぱり好きなのであります。