空間
Polaris
〈軽く、柔らかき夢幻空間〉
06.12.19
★★★★★

→amazon

official

 ジャパニーズ・ダブポップ・メジャー、"ポラリス"、4thアルバム『空間』。
 クリアーな日本語ヴォーカルが浮遊のスロー・ダブに乗りゆらゆらと低空飛行をとげる夢幻空間。軽さと優しさ、柔らかさが心地よい愉悦の音像。
 最近ではVo.オオヤユウスケは"ohana"、Ba.柏原譲は"(再生)フィッシュマンズ"にそれぞれ参加で活動の幅広げてた。2人揃って"ポラリス"。国内メジャークラスのゲスト従え、独自空間作り上げる

関西どっとコム

柏原譲

hot express

 



Sensuous
Cornelius
〈小山田の音楽遊戯〉
06.11.27
★★★★★

official

 小山田圭吾ソロ企画、"コーネリアス"、5年ぶりフルアルバム『センシュアス』到来
 音源かき集めてデスクトップコラージュの実験音楽感覚。タイトル通り、"Sensuous"=感覚に訴える、音楽遊戯が全編展開。インスト、ヴォーカルモノと曲層バラエティあり。はじけるような陽気さにも優れる。
 心象風景、記憶、希望、述懐、恋慕

MSNミュージック

→NEWS23金曜深夜便

 



NARKISSOS
サディスティック・ミカ・バンド
〈CMプランからスーパーバンド復活〉
06.11.22
★★★★★

official

 ゲストボーカル、木村カエラで"サディスティック・ミカ・バンド"(Sadistic Mikaela Band)復活。英語表記では「ミカエラ」となってるのがミソ、キリスト教的。
 キリンラガービールのCMプランからバンド結成となり、アルバムリリースまでに至ったと

 アルバムではシングルカットの"Big-Bang,Bang!"、CMソングになった"タイムマシンにおねがい"以外は木村カエラがメインでない。アルバム全体では木村カエラ色薄め
 まあ、その分なにげにおぢさん連中の同窓会的な渋みあるハイカラレトロロックのオンパレード。軽みとオシャレ感に優れる

 "サディスティック〜"は首謀者、加藤和彦核に70年結成。当時は夢のスーパーミュージシャンコラボユニットだったようだがタイムリーな体験でない。ただメンツだった高橋幸宏がその後に加入した、これまたスーパーなスペシャルユニット"YMO"はもろタイムリーな体験。YMOの細野晴臣のそれ以前、"はっぴいえんど"なるバンドにいて、自分の中では"サディスティック〜"と"はっぴいえんど"が交錯している、どっちがどっちだか、状態。

You Tube

加藤和彦インタビュー(official)

 



パレード
GO!GO!7188
〈GO!GO!はじけて突き抜けた明るさ〉
06.11.17
★★★★★

official

 バンドカラー、昭和歌謡テイストでB級ムードさが後退し、はじけるようなこなれたポップロック満開。ヘロヘロなウタ声ではかなげパンクはそのままだけど、どこか突き抜けた明るさが心地よかろう。これはこれでいい。
 ただ1stアルバムで史上の名作『蛇足歩行』は"切なさ"の点で超えない。幻想と思い込みの問題なのか?。『蛇足歩行』は00年リリースだから6年経ってることになる。6年は長いようで短い

 邦楽系では同じ時代に生きてタイムリーに聞いていられることに感謝の5傑に入るであろうバンド、GO!GO!7188(ごーごーなないちはちはち)、前作『竜舌蘭』から2年振りのオリジナルアルバムで5枚目。
 フロントの女性軍、Voの"ユウ"はバンド"チリヌルヲワカ"、Bsの"(浜田亜紀子改め)ノマアキコ"はソロ活動など、バラ売り企画での試練乗り越え、ステップアップした2人の集大成の今作。

hotexpressのインタビュー

レーベルofficial

 



strip me?
土屋アンナ
〈土屋アンナ最高潮ソロ〉
06.10.24
★★★★★

official

 モデルというよりはもはや女優?、陽性キャラもあってかTVタレントとしても全然イケちゃうマルチっぷりで爆走中、"土屋アンナ"1stソロアルバム。これまでも何枚か出してるがフルアルバムとしては初めてか。
 狙いは"エヴァネッセンス"系ゴス味たっぷりダークでディープでゴージャスなハードロック。ハスキーな地声でこのラインは問題なくフィットするよう。イキイキはじけ加減も最高潮。サポートには元ガンズ・アンド・ローゼスの面子など、インターナショナルな布陣

LIVE REPORT(hotexpress)

アルタ前でライブ

 



HOME
アンジェラ・アキ
〈アンジェラ・アキ、そのヌーディなウタゴエ〉
06.10.18
★★★★★

official

official blog

 今年('06)の年末、武道館史上初のピアノ1台による弾き語りライヴ敢行などとこのところ話題のアンジェラ・アキ。日米ハーフでメガネっこの特異なルックスも、TBS系"情熱大陸"で見る以前まではノウチェックだったが、変わった。ほぼ関西弁状態の徳島弁でしゃべりまくりの親近感に打たれたし、全身全霊歌い手の"情熱大陸"な生き様にも打たれましたな

 出生地徳島で15歳まで日本に在住、その後ハワイとUS本国で暮らし昨年帰国。ミニ・アルバム『ONE』をインディーズで出し、今年の6月にメジャー第1弾アルバムの本作リリース。
 ピアノに乗せたミディアムテンポのナンバーの数々。しみじみと切ない想いがにじむヌーディなウタゴエ。

excite musicの特集

 



TAIGA
OOIOO
〈大河のゆらぎとトランス音像〉
06.10.13
★★★★★

official
official

 ボアダムズのDr、ヨシミ率いる女性4人組バンド、OOIOO(オー・オー・アイ・オー・オー)5thアルバム。
 サイケデリックで変態系、何でもありの即興性はボアダムズに通じつつ、よりプリミティブなリズムセクションと原始宗教の祝詞の様な歌いが連なってこれまた、トランス度合いパワーアップ。歌詞は英語、ハワイ原語、スワヒリ語、造語など交錯させてのトライアル
 アルバム名"TAIGA"は「大河」、またロシア語での「森林」、またはメンバーの直近に生まれた男子の名前から引く
 河ものゆらぎを感じるどこか身近な暖かみあるアルバム


フロントのYOSHIMIインタビュー

You Tubeで動画色々

 



Daniel
mongol800
〈沖縄からの4枚目のメッセージは『ダニエル』〉
06.09.28
★★★★★

official

 TSUTAYAレンタルでは永遠にお目にかけられない史上最強インディーズバンド、モンパチ(モンゴル800)、2年半ぶりのアルバムリリースで4thアルバム。8/8アウト

 まるっきり前振りなしの突然のアルバムリリース。レンタルに出ないというのもあるが、タワレコ発見で即買い即聞きまくり。相変わらずのココロに染み入るハートウォーミー系日本語ロック。ハードでいながらこの暖かみは何ナノだろうか。言葉を大事にメロディックなラインが並ぶ。沖縄本拠にナンバーガールなき後の日本語ロック、シーン牽引の巨星

You TubeでPV視聴

Yahoo Musicのインタビュー

Barksのインタビュー

 



Mirrors
フルカワミキ
〈スーパーカーのミューズ、ゴージャスなデビュー作〉
06.09.25
★★★★★

official

 05年2月に解散の"スーパーカー"でベース&サブヴォーカル担ってた"フルカワミキ"のソロデビューアルバム。轟音ギターポップからサイケ色の強いエレポップに移項していった"スーパーカー"の衝動の余韻を引き継ぐ、エレクトロニカとギターロックが織りなす未体験音像への旅路。そしてファンシーな女子ポップ的胸キュン路線も加味されゴージャスなデビューの足跡刻む一矢

 "スーパーカー"時代にありえなかったアルバムまるごと"フルカワミキ"のスゥイーティなハイトーンボイスが響き渡る愉悦にひたるのみ。

→excite musicの動画コメント付きインタビュー

 



耳鳴り
チャットモンチー
〈ツボに直撃のキューティロック〉
06.09.20
★★★★★

official

 徳島発女子3人組ガールズロックの新星、"チャットモンチー"1stフルアルバム。
 発売当初、タワレコ山積み企画もの的うさん臭さから敬遠気味だったが、レンタル開始で聞いてみれば、なんとも骨太な轟音系本格ギターロック。ツボに直撃のキューティボイス&ストレートロックだもんで最近たまに聞いてる。
 プロデュースに元スーパーカーのいしわたり淳治参加で、そういえば良かった頃(轟音ギター時代)のスーパーカーの香りが底辺にただよう。

メンバーのブログ

HMVのインタビュー

bounceのインタビュー

グルメガネットのインタビュー

タワレコの各曲紹介メンバーコメント

 



オレスカバンド
〈現役女子高生で通なスカバンド〉
06.09.13
★★★★

official

 大阪・堺市、中学時の同級生6人で結成のスカバンド、メジャーデビューのミニアルバム

 現役女子高生バンドとあなどるなかれのドライブ効きまくりの本格スカのノリだもんで、最初聞いたときの高揚感並大抵でなく、以来聞きまくりの日々が続いたが、少し落ち着いた。
 とにもかくにも通なラインを聴かせてくれる。スカも本流"スペシャルズ"リスペクトで、リコ・ロドリゲスのトリビュートアルバムに参加し名曲「Monkey man」同氏と共演、今作にもインクルーズされてる。
 個人的に"スペシャルズ"はほぼタイムリーで体験してるだけに感慨ひとしお。"ダブ"はあるけど"スカ"って最近日本のシーンではおとなしめの感もあり、このバンドもうちょい盛り上がってシーンの再興となるか。

 アルバムジャケットに「俺」と大書きの文字がいさぎよい。これを見て、中野の居酒屋"俺ん家"のザブトンを想いだしたのは俺だけか

オレスカバンド出演ポッキーCM&メイキング視聴

スペースシャワーのインタビュー

bounceのインタビュー

 



紫陽花の庭
湯川潮音
〈夏仕様全面ポジティブ〉
06.09.08
★★★★★

official

 ナチュラル系メジャー女性シンガーでは"川島あい"がいたりするが、どちらかというと今はポップめウレ線系。声楽出身ラインで言えば、"タテタカコ"なんてのがいたが最近名を聞かなくなった。湯川潮音もどちらかというとそのラインになるか。清く正しくオーガニックで透明感ある歌い手。

 06年1月のメジャーデビューアルバムに続く6月にリリースのミニアルバム。夏を意識した曲作りで陽気で全面ポジティブな楽曲集

 去年(05年)公開の学園音楽系映画『リンダ リンダ リンダ』に出演。クライマックスシーン直前で透明感ある歌声を披露したのが強烈な印象を残した。映画の流れからはある意味異質ともとれる独特の空気感発散した。ココロに染み入る「天使の歌声」。

 「天使の歌声」といえば、シャルロット・チャーチなんてのがいたが、現役らしいのだが、大変なことになってる
 湯川潮音とはなんの関係もないけど‥

インタビュー(eo音楽)

 



BOY
ニルギリス
〈キリギリス、じゃなくてニルギリス〉
06.08.31
★★★★★

official

 メンバー構成変幻自在集合体バンドなのか、関西発ガールズエレポップ"ニルギリス"の3rdアルバム。陽気さ前向きさ満面、粘っめヴォーカルもさらりとしたバックグランド(演奏)。ありがちそで、最近では新鮮な肌ざわりも無きにしもあらずなベタ・ウレ線J-pop。
 「『AMAZING GRACE』をマッシュアップ」な曲が入ってる。みょーにオペラチックな変態系のアレンジ良し。

 伝説のバンド、"PSY・S(サイズ)"に近い

メンバーのブログ

 



LOVER ALBUM
クラムボン
〈クラムボン初カバーアルバム。ジャジーで素朴〉
06.08.27
★★★★★

official

 05年03月以来、クラムボンのニューアルバムは通な選曲の全曲カバー。Vo-原田郁子、浮遊のウタゴエが最近のクラムボンの芸風なのか、ジャジーなアレンジに乗って、拡散しては収縮の変幻自在、音楽遊戯のトライアル。
 自分たちの好きな曲集めて、スタジオで遊んでみました的な自由さがいい。楽シサ伝ワル。
 M2、Judee Sill「That's the Spirit」がいいなと思って、原曲聴いたら、あまりアレンジを変えてないよう。あとビートルズ「Across the Univers」のゆるいアレンジがしびれる、が全体ゆるい。そこが聴きやすさの決め手

 



Right Now!
Ice
〈歓喜よみがえるセクスィーヴォイス〉
06.08.22
★★★★★

official

 カッティングエッジなギターロック+気だるきアネゴヴォーカルがかもす疾走感ある都会派グルーブ。夜の高速ぶっちぎりのどベタ感覚(笑)。
 "ICE"に親しんだ往年の歓喜よみがえるかの郷愁の気配。ウレ志向だったデビュー当時の音から比べ、いくらかアーティスト志向の様な。やりたいこと純化のナチュラルボーンな肌ざわり。レトロ風味のカッティング主体ギターテク冴え渡り、セクスィーヴォイスが浮遊のオリジナリティ

 ツタヤで見かけ懐かしさのあまり即レンタル。まだやってたんだ、と。どうやらデビュー当初の東芝EMIからユニバーサルに移籍で地味に続いてらしい。んで今回、新興レーベル"BBMC"移籍第1弾アルバム。単純に懐かしい。
 93年、アルバム「ICE」でデビューの"ICE"。G-宮内和之、Vo-国岡真由美の2人ユニット。CDはデビューから3枚は買ってたけど、既にブックオフに処分の過去あり

PV視聴

 



Super Departure
i-dep
〈透明感あるラブリーポップ〉
06.08.19
★★★★★

official

 ナカムラヒロシなるプログラマーをフロントにした打ち込み系5人組ユニット"i-dep"
ジャジーでダンサブル、技巧派クロスオーバー。透明感ある女子Vo入って清涼感ほうふつのラブリーポップ。"シンバルズ"に出会った時の衝撃に似た久々の「出会い」を感じたのだが、感動はそれ程続かなかった。いくぶん薄味、キレはあるけどコクに足らないとも。その分、何するにつけBGMとして邪魔にならないラウンジ系で使い勝手に優れる。

 タワレコ新宿の強力プッシュなデコレーションにつられて購入。CDに架空の航空会社『AIR AMORE』のCI規定のようなパロディグラフィックほどこされたこれまた豪華な小冊子がインクルーズ。オシャレサウンドオンパレの中身に加えお得感ありありの2ndアルバム
 ライブバンドとしても積極展開

ナカムラヒロシ インタビュー
officialで試聴可

 



●ON AIR●
Coccoワンマンライブin沖縄(WOWOW)
Cocco
〈Cocco、魂が叫ぶライブ〉
06.08.15
★★★★

wowow

 Cocco、地元沖縄で初めてのソロライブがWOWOWでオンエアー。
 Coccoのライブは初めて見るが、激しさが並じゃない。全身全霊、魂の叫び。まあ、ワリと曲調がそんなのが多いってのもあるが、身振りに気持ちがこもってる、激しい動き。
 意外だったのだが、わりと長めなMC。活動停止期間にはじめたというゴミゼロ運動(ゴミ拾い)について、誤解を招く部分があったが、皆それぞれが自分の"ゴミゼロ"を見つけて欲しいなどと。また、ひめゆりの塔に行ったこと。平和の祈りのこもったよい場所だったと。自分のことを、「あっちゃん」といってたが、本名のこと?
 愛してるよぉ〜と叫びながら、最後の方では泣きながら唄ってた姿が印象的すぎ。
 オンエアされてなかったが、アンコールがあったらしく「強く儚い者たち」を唄ってくれたという。1番聴きたかった歌だったのだが、、、

 




Live in Osaka
少年ナイフ
〈少年ナイフのキッチュなライブ盤〉
06.08.13
★★★★★

official

 ニルヴァーナとのライブツアーの過去もある"少年ナイフ"、活動25周年にして初のライブアルバム。
女子3ピース、ストレートパンク、極シンプルで安さ満点。それにしても彼女らが息も長くなぜ海外で受けてるのか、なんてぇことがこのライブを聴けばおのずと答えが出てくるであろう。音楽と戯れることの楽しさと万国共通(であろう)で通じる単純明快な快活メロディ。キッチュでキューティ、プリミティブ

 




あ、うん
Bonobos
〈ボノボの新しい骨太路線〉
06.08.10
★★★★★

official

 浮遊感たっぷりのジャパニーズダブポップ、"ボノボ"約1年ぶり、『Electlyric』に次ぐ3rdアルバム。
 歌ものレゲエ、「フィシュマンズ」フォロアーのほんわりイメージから一歩前進。押しが強くなったというか、骨太感が増した印象。ぼんやりしか姿が見えない状態から輪郭がはっきりしてきたような。曲層も広がりバラエティ感もパワーアップ。スカパラからのホーンセクション参加が効いてるか。
 それでも、M7─Beautifulに本来のボノボの姿感じて不思議に安心感。

officialでPV試聴
excite musicのインタビュー
フロントマン蔡忠浩のblog

 



Euphorica
Buffalo Daughter
〈ロッキング・ハイパー・ニウ・ロマンティカ〉
06.08.04
★★★★★

 世界を股にかけるジャパニーズオルタナボンバー、"バッファロードーター"3年ぶりリリースの5thアルバム。突き抜けた明るさ。全編ポジティブなニューロマティックロックのハッピーディスク。
 古き良きニューウェイヴの残り香を放ちつつ、"超前衛クリエーター集団"か、単なる宅録系オタク趣味か。その実、最後に残ったサブカル系。前作『Pshychic』から開かられつつあったバンド・サウンドへの傾倒が今作では歌モノ・ロックアルバムとして開花。大野由美子+シュガーの女子ツインボーカルに山本ムーグもボーカルとして参加。デビット・バーンチックなはじけぶりも聞き所

officialでPV試聴できる
bounceのインタビュー

 



ザンサイアン
Cocco
〈伝説から現実に舞い戻ったミューズ〉
06.07.23
★★★★★

 伝説の歌姫、活動再開でアルバムリリース。「サングローズ」以来、実に5年ぶりのこと。活動再開は昨年から徐々にボルテージ上っていってた。初夏にくるりのメンバーと組んだユニット"Singer Songer"でのアルバムリリース、年末のシングル『音速パンチ』経て、今回アルバムリリースに。
 今回の「ザンサイアン」、1曲目『音速パンチ』から始まるところで全ての"色味"が象徴されてしまってるのだが、復活前にあった激しくも内向きで情念ほとばしる世界観から、生まれ変わったかの陽性化。太陽さんさんと降り注ぐ沖縄の海を想起させる明るさがみなぎる。感情の激しさはそのままにどちらかというと前向きな方向性。その分、昔イメージを期待して聞けば、食いたらなさも、伝説の歌姫の現役復活は小さな幸せ。

 



On The Rocks!
Ego-Wrappin
〈退廃から未来へ、エゴを包んだ2人組〉
06.07.17
★★★★★

 エゴ・ラッピン結成10周年にしてキャリア集大成のメモリアルアルバムをリリース。
 デカダンの香りただよう昭和歌謡、エキセントリックジャズ、郷愁のホーンセクションなんてカテゴリから100歩進んだフューチャーリズモロック。気だるさ甘さにポップさ増強。それでも「歌謡」バンドのイメージは温存。取っつきやすさ聞きやすさもより良くグレードアップで過去最高のスムースライン。
 ずっとあり続けて欲しい数少ない日本語ロック。距離を置きつつ聞き続けるつもり

officialで試聴できる

 



音色
Polaris
〈薄曇りの夏空に浮遊の音像〉〉
06.07.12
★★★★★

 ポラリス、その美しき淡き浮遊の音空間集成。結成5周年にしてのベストアルバム。
現在のポラリス、メンバー脱退なぞを経て、現在、元フィッシュマンズ、ベースの柏原譲に、元ラブライフ、ギーターボーカルのオオヤユウスケの2人組状態。
 オオヤは最近、クラムボン・原田郁子らとのコラボバンド"ohana"など課外活動でも話題。
当アルバムの選曲はこれまた元フィッシュマンズで現スカパラの茂木欣一が担当。
 マッタリと染み入る憂いのポップス。アーバンフォレストなしみじみ系。薄曇りの夏空。劇的をいとう純真ロマン派

 



LIVE & DIRECT 1369
Little Tempo
〈リトルテンポの夏によく効くライブ盤〉
06.07.08
★★★★★

 ジャパニーズ・ダブの重鎮、"リトルテンポ"初のライヴベスト盤。バンド結成以来、13年を経て打出された総決算。今や夏の風物詩。スティールパンの音色涼しきトロピカルダンスバンド、"リトルテンポ。'99年あたりからのライブ音源を厳選抄録でなにげにローファイな録音状態も、逆に臨場感ビシビシ伝わりいい感じのあったかさ。いつものスタジオ盤の癒しなムードから一転、今作ではライブ場内の大盛り上がりがパッキングされてる意外性。清涼感あふれる夏によく効くライブ盤

Q-ringのライブ映像

九州ツアー期間限定ブログ

 



Taste My xxxremixxxxxxx!!!!!!!! Beat Life!
土屋アンナ
〈土屋アンナをシェフらが料理〉
06.06.07
★★★★★

 ロック&ダンスリミックスオンパレ。
 モデル、というより最近TVタレント化してる土屋アンナ、去年8月リリースのミニアルバム『Taste My Beat』の全曲+αリミックス盤、全10曲。1曲ごとに別アーティストが担当で、大沢伸一、RYOJI(ex.ケツメイシ)、コーダイ(ex.SUPERCARのDr)らが参加。曲調多彩
 TV何かで見てるとモデルっつーより、まるっきり天然・ぶっちゃけキャラ立ちすぎ。そんなとこウリにしてたりする芸能人風情なのだが、ひとたび活動を音楽方面にふれば、大筋本格。ゴス・ロリ風味たっぷりのロックディーバとして爆走中のアーティスト・土屋アンナ
 ディーバの新旧レシピを持ちよって、一線級のシェフらが縦横無尽に料理(リミクス)な一枚

 



Do The Best "Great Supporters Selection"
Do As Infinity
〈ファンが選んだ Do Asベスト〉
06.06.02
★★★★

 外出時にケータイ以上の必需品になってるiPod mini(ケータイはたまに持ち忘れることがある)。およそ40枚分のCDが入ってて1週に一度は中を入れ替えるのだが、このところ絶対はずせないのがまずは"Do As"。そんなにしょっちゅう聞いてる訳じゃないのだが、持ってるだけ安心できる、というより酸素ボンベやペースメーカーのようにいざというときにないと死んでしまうかもしれない、と思わせるくらいに生命維持音楽となってしまってるDo Asの楽曲たち。もうトラウマ的な偏愛になっちゃてるんだが、なんでだかよく分からん。そんなにウマイとも思えん伴都美子のウタ。
 それはまるっきり、芝居へだなぁと思いつつも必ず見てしまう矢田亜希子への単純なファン的心理に近い状態で、伴都美子のウタゴエに恋してしまってるのだろし、作曲・長尾大の魔術にかかってしまってる、としかいいようがない。Do Asの曲があるだけで2.3日は生き伸びれる

 去年電撃解散とげたDo As Infinity(ドゥ・アズ・インフィニティ)のファン投票ベスト30をランクそのままの曲順で2枚組にした究極のベストがこれ。ファンの総意をそのまま曲順にしてしまったというなんとも画期的な企画のアルバム。相当濃いです

 ちなみに極私的にDo The Bestしてみた

1.遠雷
2.Oasis
3.Desire
4.Tangerine Dream
5.本日ハ晴天ナリ
6.new world
7.徒然なるままに
8.SUMMER DAYS
9.Snail
10.真実の詩

 



スウィンギン・キャラバン
小島麻由美
〈ジャジーでブルージーなネオポップ〉
06.05.23
★★★★★


 変態系ノスタルジック歌謡、小島麻由美1年半ぶり7thアルバムにしてスウィンギン・ノスタルジア百花繚乱のキャバレースタイル。デビューから10年数えて、矛先は益々純化方向の兆し。レトロ歌謡満載でダンスホール気分充満。ジャジー、ブルージー、サイケデリック・ネオポップ。
 さらりとプチエロ、ウエッティなウタゴエ。単純にこの世界観、ハマるとヤバし。
 M5"トルココーヒー"はハイレベル震撼音像


 



オハナ百景
ohana
〈ナチュラルリゾートな豪華ユニット〉
06.05.16
★★★★★

 楽園でリゾートな風景が広がるハッピーミュージック・オンパレード。
気分はハワイか沖縄か。極々シンプルなバックグラウンドに、浮遊感ある3人のボーカリストたちが音楽遊戯を繰り広げる。
 新ユニット"オハナ"は、オオヤユウスケ(ex.ポラリス)、原田郁子(ex.クラムボン)、永積タカシ(ex.ハナレグミ)らのコラボ企画。それぞれ名前の頭文字とって"オハナ"。ハワイ語で「家族」の意味もあるという。これまでライブや録音で共演、10年来友人同士の3人。それぞれのバンドの空気感持ちより、いい感じハッピーなアルバムになっちょります。
 癒されサウンドがいっぱい

 インタビュー(オリコン)

 



Live Psychedelico
Love Psychedelico
〈デリコ、ライブ音像集成〉
06.05.12
★★★★★

 デリコ、'04〜'05年の初武道館ライブ始め台湾、香港など音源コングロマリットで初ライブ盤リリース。彼らの持つアメリカナイズなノリはライブでもってことさらヒートアップされる。そんな会場の空気感がパッキングされたライブ盤。同一曲内で会場違いの音源をつなぐ遊びもしてるよう。とりあえず彼らの洋楽感覚は先にも後にもない訳で、貴重な実演記録なのは確実

 サポート面子は、G,Key-堀江博久(ex.ニール&イライザ、SINGERSONGER)、B-高桑圭(ex.GREAT3)、Dr-白根賢一(ex.GREAT3)、Manup-権藤知彦(ex.anonymass) 

 6/28には“Right now”以来1年ぶりのMAXI、"Aha!(All We Want)"リリース。"HELP!(beatles)"のカバーに注目

 



ベスト オブ ゴー!ゴー!
GO!GO!7188
〈感涙のゴーゴー集大成〉
06.05.07
★★★★

 デビューから6年、和風ロック"GO!GO!7188"初ベスト。
"こいのうた"が死ぬほど好きな自分にとっては、1曲目から死んでしまうことになってしまう今作は、およそ1年のバンド活動休止から復活作。その間、Vo.-ゆうはバンド"チリヌルヲワカ"、B.-浜田亜紀子はソロ、それぞれアルバム制作、ツアーなりでばら売り状態。
 ベスト盤はメンバーらが選曲、曲順はゆうが決めたという。新曲"神様のヒマ潰し"もオーラスでカップリング。
 手作り感たっぷり粗削りな3ピースロック"GO!GO!7188"。いい感じの「すき間」と程よいレトロ感、ペナペナなリフ、揺らめきの不思議系ボーカル。切なくなるよな展開力はやっぱりただものではない。そんなゴーゴーのエッセンス凝縮のおいしい一枚。
 ニューアルバムは秋にでるそうだ

 インタビュー

 


●ON AIR●
向井秀徳 in Top Runner(NHK)
向井秀徳
〈向井秀徳NHKにて語る〉
06.04.30
★★★★★

 ジャパンロックの生ける遺産、向井秀徳on教育テレビ"Top Runner"。向井のバンド活動現在形、ZAZEN BOYSのライブ映像に、過去形、NUMBER GIRLについてもかいつまんでライブ映像あり。トークでは自身音楽活動のルーツに、NUMBER GIRL解散の経緯について語る。
 
 NUMBER GIRL解散はメンバーの一人が「自分のバンドをやりはじめると言いやがっ…」、「やがっ…」のところ言い直し、自分の意図してなさを思わずもらした風。「2日間考えて」解散を決め、1からスタートでZAZEN BOYSに。バンド名"座禅"は子供時代仏壇の前でお経と唱えるとおばあに褒められた、なんつう所から来てるとも。
 スタジオライブでは『自問自答』を披露。メロディに追いつかない、ほとばしる言葉たち。日本語ロックの革命児顕在を見せつけたひととき

 スタジオ観客に声に応え、メガネをはずした向井。
 はてなにのってる彼もなぜか卒業アルバムの写真でメガネなし


 



ファンクラブ
アジアン・カンフー・ジェネレーション
〈正統日本語ロックを継ぐもの〉
06.04.24
★★★★★

 今や日本語ポップロックの本流、アジカン、3rdフルアルバム到来。
 デビュー当初の粗削りさがそがれいい感じにこなれてきた安定感のある総観。輝きと艶のあるギターアンサンブルに粘り気と激しさ混在のボーカルスタイルは日本語というおよそロックに乗りにくい言語をうまくこなして聞かせてくれる。そこはかとない"和風"テイストもいい
 ナンバーガールの後を継ぐ正統日本語ロック。メガネボーカルなスタイルも継承


 



FAREWELL
伴都美子
〈メロウな伴都美ファーストアルバム〉
06.04.17
★★★★★

 去年電撃解散のDo As Infinityヴォーカル、伴都美子1stソロCDは全面聴かせるメロウな仕上がり。Do Asメンバーでほとんど曲作ってた長尾大がからんでないようで、Do Asの延長と言うよりは新境地開拓のボーカルサウンドオンパレ。正直一昔前のアイドル歌手のアルバム風情なのだが、自分含めこの声にやられてるヒトにとっては聞き応え充分。Do Asでもバラードに名曲多かった‥。一種の危うさはらんだ繊細なウタゴエにやられてみる夕べ。
 それにしてもファーストアルバムにして「FAREWELL」とは何かの暗示か


 



虹色ナミダ
奥村愛子
〈アイドル歌手なのか〉
06.04.10
★★★★★

 ジャジーでキャッチー、昭和歌謡リバイバルでばく進中の奥村愛子、2ndメジャーフルアルバム。今までイラストジャケだったのが本人の実写に変わった。売りかた変えたのか、わからんが今まで肌ざわり"エゴラッピン"と同じライン、「狙った」感たっぷりでイイ意味気恥ずかしい印象だったものの、今回はどちらかというとレトロ度合いが近い過去狙い、というか、ホーンセクション、バックにゴージャス感たっぷりに歌い上げるようなラインが減ったような。その辺で食いたらなさはあるが、前々悪くない。昭和歌謡の権現、筒美京平売野雅勇も参加でまさに本道、歌謡曲路線。そういえばいまや、アイドル歌手、なんて言い方聞かなくなった‥


 



音速パンチ
Cocco
〈Cocco、5年ぶりシングル〉
06.04.04
★★★★★

 伝説の歌姫、Cocco復活でシングル『音速パンチ』。
 なんとも安いタイトルに、曲も幾分安めの印象。ギターのカッティングから歌い出しとなる頭の入りがどうにもしっくりこないし、サビでは一転広がりのあるドーリーミーな展開となるこのつながりの希薄さが違和感。全体がロック調の仕上がりで入魂の復活第1弾の気合いは伝わる
 そこへいくと、M2『どしゃ降り夜空』のミディアム路線や、ドライブ感のあるM3『流星群』の方が幾分しっくり入りこめる、そんな印象のCocco、5年ぶりシングル盤
 さて、ニューアルバムはいつ届くのでしょう


 



青い月
ハシケン
〈静かに聞かせる珠玉の7曲〉
06.04.01
★★★★★

 その昔『エビス温泉』なるテレビのオーディション番組があって、その時に何週も連続して出続けてた彼の印象が強いのと、知り合いに連れられて下北のライブハウスで生で見たこともあった。そんなこんなでなにげに聞く機会があったハシケン。CDとしてちゃんと聞くのは初めて。デビュー10周年のミニ・アルバムだという。
 沖縄民謡、ブルース、フォークなどとオーガニックな芸風の彼。ますますにプリミティブな方向に行っちゃってるようで、静かに聞かせる珠玉の7曲


 



カナシミ
スネオヘアー
〈カナシミを吹き飛ばす〉
06.03.24
★★★★★

 挑発的タイトルに挑戦的な白シャツジャケットがまぶしい、スネオヘアー4thフルアルバム。(昨年12月のリリース)感傷的で内省感あふれるこれまでの"カナシミ"の作風から一転、ヌケのいいポップチューン満載。十分聴きやすくなってスネオ新展開。初めての外部プロデューサー、池田貴史(ex. 100s)、根岸孝旨(ex. Dr.Strangelove)、會田茂一(ex. HONESTY)ら迎えてとびきりハッピーでオシャレな仕上がり
 4月からスペースシャワーでレギュラーVJ出演決定→Oxala!


 



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つじあやの
〈12ヶ月がそれぞれ12曲〉
06.03.10
★★★★★

 めがねとウクレレねえさん、つじあやののニューアルバムは─といっても去年11月発売─1月、2月と、それぞれ1曲づつあてはめて1年で12曲、プロデューサーも1曲につき別々で12人というこった趣向のコンセプトアルバム。小西康陽、ジェームズ・イハ、ASA-CHANGらが参加でバラエティ感マックスの"あやの"多面体状態。貴重な純朴性。ナチュラル&オーガニック


 


●ON AIR●
Cocco in Mステ(テレ朝)
Cocco
〈Coccoソロ完全復活でMステ出演〉
06.03.03
★★★★★

 Cocco復活シングル『音速パンチ』発売でテレ朝・Mステ出演。Coccoでテレ朝といえば、 くるりの面子と組んでたバンド"singersonger"で去年出てたが、今回は正真正銘のソロ。テレビに映るCoccoの挙動不審ぶりは前回で見慣れてはいたものの、今回もフルパワーで怪しげな雰囲気かもしてる。なにげに「ロック」を感じる。だども当の『音速パンチ』はなんだか安めの歌謡曲風情で「ロック」性も薄い。それでも歌い終わりでバンドのギターに駆け寄ってがっちり抱擁。まさしく「ロック」


 



GoldenDays
bonobos
〈雲空で黄金の日々〉
06.02.24
★★★★★

 「青空」とはいかない微妙な雲行きの空がジャケット。ある意味劇的にも、ごく通常の空とも取れるながめればながめるほど深い空。そんな空ジャケをフロントページにした"ボノボ"ミニアルバム。大阪のダブバンド、というよりはフィッシュマンズ亡き後の浮遊の系譜をたどる貴重な(奇妙な?)存在感発散のバンド。フィッシュマンズといえば、ゆかりあるHAKASE-SUN、ZAK、こだま和文ら参加の今作。強い遺伝子が受け継がれて健全なジャパニーズダブ


 



大人
東京事変
〈東京事変という名の事件〉
06.02.22
★★★★★

 バンドとして安定期迎えたか、04年発売1st『教育』と比べれば幾らか、もやっとアダルトな味わい。そいえばタイトルはアダルト(大人)。1stの激しさ指向が落ち着き、アレンジもこなれた風。ポップさもコマーシャリズムとしていいさじ加減なのか。ギターとキーボードのメンバーチェンジを経て、喧嘩を経て、もやっとアダルティな東京事変。椎名林檎の現在進行形
 M4「スーパースター 」はカラオケの新定番になりそだけど、カーペンターズのとかぶる


 



Now is the time!
Polysics
〈テクノチルドレンのハイテンション〉
06.02.13
★★★★★

 化石のようなテクノポップのノリが心地よいのか、懐古趣味のむずかゆさが微妙に琴線に触れてくるのか、その実かなりコアパンクなハイテンションさで飛ばしまくりのポリシックス、03年『National P』以来2年ぶりオリジナルアルバム。
 このディーヴォだかプラスチックスだかわかんないけど、昔テクノ・トリビュートな感覚にハマればハマる。アメリカ、欧州、韓国とツアーこなし、ワールドワイドにポリ旋風ふきまくりか。孤高のテクノチルドレン


 



Ecdysis
Miho Hatori
〈脱皮目指してルーツ巡礼〉
06.02.04
★★★★★

 原始体験のルーツ巡礼、感傷テイストで素朴なうたが色々聞ける。

 元チボ・マットの片割れ、ミホ・ハトリ、初めてのソロアルバム。もはやどっちでもいいのだが、邦楽なのか、洋楽なのかという判断に困る無国籍音源つまった不思議系。日本語の曲も沖縄風もアフリカンもアンビエントもポエトリーリード風もありと多様。アルバム名『Ecdysis』は脱皮とか"ぬけがら"の意味。ジャケはたぶんミホ本人の似顔絵なのだろうけど、頭にあるのがパンツの様にも、かぶとのようにも見えていたのだが、officialのセルフレビューによると、セミの抜け殻が子供の頃に好きだった、ということから、どうやらそれらしい。「心は脱皮する勇気を持って生きたい」と超前向きなコメントも発信してる
 B級でサブカルなムードが微妙にそそる


 



ウタコト
真依子
〈琴で弾き語りスト〉
06.01.31
★★★★★

 何かこうほっとするよな、ウタゴエに癒されて‥
邦楽はもっぱらTSUTAYAレンタルで、時折チェックして聞いたことのないCDを借りてみたりする。すると聞いたことのない音がして、たいていはありふれていたりするんだけど、これ、「真依子」は、なんか童謡のような子守歌のような、そんな感触。琴で弾き語りも新鮮、なのか古典なのかもわからない。不思議な域に達することができる。いたって普通ではあるが。。。

 M1が一青窈の"かざぐるま"になにげに近い


 


●ON AIR●
東京事変 in 「僕らの音楽2」(フジ系)
東京事変
〈林檎、勘三郎とトーキング〉
06.01.27
★★★★★

 東京事変、25日アルバム『大人』リリースで電波露出多しの椎名林檎が、フジの歌番で勘三郎とトーク。「僕らの音楽」では向井秀徳との共演果たした林檎は今回あこがれの人シリーズ第2弾(?)で勘三郎
 正直番組は終わり方の一部しか見ていないのだが、いくらかさばけたテンション高目のトーク模様。勘三郎も実にバラエティ向きのキャラなんで自然盛り上がる。
 林檎と歌舞伎は性質上つながるのだが、「歌舞伎」というタイトルの曲が『大人』にも収録されているのでそんなつながりでもあるか。
 実演は「丸の内サディスティック」「修羅場」「秘密」の3曲。いくらか大人(アダルト)なステージ。コマーシャル・ロック。


 



NIKKI
くるり
〈真性UKロック指向〉
06.01.19
★★★★★

 デカイ図体の外人ドラマーが参加したと思ったら、すぐ抜けてて、Coccoとバンドを組みベタポップやらかしてるなと思ったら、今度は思いっきりUK指向ですよ"くるり"。全体を貫くこなれた高級感あるアレンジはプロデュースで参加のリアム・ワトソンの手によるものか。この人UKシーンの大御所らしい。懐古めが多いが新旧UKロックの図鑑のような構成のアルバム。プロっぽい仕上がりも、"くるり"の本質とのギャップがなんとも違和感。


 



PARTY PEOPLE
野宮真貴
〈チープなエレポップオンパレ〉
06.01.15
★★★★★

 懐かしの80年代テクノ&ディスコサウンドがぎっしりつまったパーティボックス。ピチカートなき後、野宮真貴2枚目のソロで、通算4枚目。懐古してるのは思い出かルーツ音像か。KISS("I WAS MADE FOR LOVIN'YOU")やt.A.T.u.("Not Gonna Get Us")などカバー入って、とりとめなきラインの応酬。エモーションにもエキセントリックにもころばないキャッチーなポップボーカルがはえまくるチープなエレポップオンパレ


 



EP Vol.2
detroit7
〈プリミティブロックの肌ざわり〉
06.01.11
★★★★

 Vo.菜花率いる3ピースロック"detroit7"、メジャー移項2枚目のミニアルバム。夏フェス出まっくての勢いそのまま、轟音増歪ギター響きまくる厳選5曲の聞き後感爽快。感傷などいらない。ただ駆け抜けるだけ。そんないさぎさよさが"detroit7"の真骨頂。幾らか安定感も出てきたようで、いい意味聞きやすさもステップアップ。邦楽ロックでオンリーワンなプリミティブロックの肌ざわり


 



STANDARDS gift 〜土岐麻子ジャズを歌う〜
土岐麻子
〈シルキー、フェザー、透明感〉
06.01.04
★★★★★

 「元シンバルズのボーカル」との冠もそろそろ取れよう頃か、土岐麻子ソロ、スタンダードナンバーのジャズアレンジでのカバー"STANDARDSシリーズ"の第3弾。ジャズシンガーとしてのノリも最高。シルキータッチでソフィスティケート。フェザータッチでコンプリケート。透明感あるキウトなウタゴエ。今シリーズに参加してる著名なサックス奏者、土岐英史を実父にし、幼少期からのジャズの素養が開花しまくりの、極上ジャズボーカルアルバム。今回、選曲はビートルズ『ノルウェーの森』に『雨に歌えば』、スタイリスティクス『ユーメイクミーフィールブランニュー』、意外なところでスイングアウトシスターズ『ブレイクアウト』などと美味しいラインナップ。