クラダ・シ・キノコ
キノコホテル
〈キノコ、レアトラック集〉
10.12.25
★★★★★

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 シキューティ&サイケな歌謡ロックが集積、特に今作はシンプル&ストレートなアレンジがベースで好感持てる
 ガールズ、GS、レトロ歌謡の"キノコホテル"、メジャーデビュー前の音源を"クラダシ"したアルバム。曲でいえば、メジャーデビュー作『マリアンヌの憂鬱(2010年)と内容ほぼ同じ。しかし面子は当時の助っ人メンバーによるサポート受けて録音。従ってアレンジもノリも違うモノなのだろう、きっと。首謀者でVo.担当、マリアンヌ東雲のアダルト&古めかしさ狙いの歌声に魅了






NUDE
detroit7
〈デトロイト・ディスコロック〉
10.12.07
★★★★★

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 シンプル&ストレートロックチューン連打。どんどんドライでごつごつしたバンドサウンドに純化傾向。ライブアルバムではないはずだけど、アルバム全体からにじみ出るド迫力のライブ感は並で無し
 3ピースロック、"デトロイト7"、1年半ぶりフルアルバム「NUDE」。小細工なしぶっきらぼうで無骨なガレージスタイル。我が道を行くディスコロック






BLACKOUT
the brilliant green
〈どこか懐かしくて切ないポップ〉
10.12.02
★★★★★

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 久々にバンド再開。「BLACKOUT」からのリスタート。ヴォーカル川瀬智子の甘く切ない声に魅せられるのは毎度のこと。世界感は相変わらずの、どこか懐かしいスタイル、洋楽志向のギターロック。97年にデビューでその頃はすべてが英語歌詞だったとの覚えある。
 ブリグリ("the brilliant green"/ザ・ブリリアント・グリーン)、8年ぶりのオリジナルアルバム。解散したわけでもなく、川瀬のソロ("Tommy February6"とか)もまばらに続いていた。今年にメンバーが一人減り、川瀬とギターの奥田俊作の夫婦デュオに変容。
 突出感はないが心動く良質ポップ






still a Sigure virgin
凛として時雨
〈ヒリつきソリッドなロッキン〉
10.11.25
★★★★

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 ヒリついたギターリフに切な狂おしいシャウト、鮮烈なる男女ツインヴォーカル。的確で抜けのいいリズム隊。ソリッドさで云えば日本有数の3ピースロック
 ダウナーなアルペジオで破壊的ロック繰り広げてたのも昔。アングラ感からはとうに脱皮し、一つの普遍なスタイル築いているかの独自性とインパクト、さらに先鋭化、洗練化。研ぎすまされた名刀ごとし切れ味で今作も迫る。
 02年に始動した、"凛として時雨"、通算4枚目にてメジャー第2弾アルバム。1年4ヶ月ぶりフルレンクス。今年(2010年)春にはさいたまスーパーアリーナでの初単独公演、さらに海外ツアーなどで研鑽積む






ないものねだりのデッドヒート
EGO-WRAPPIN'
〈エゴのバラエティ感アルバム〉
10.11.16
★★★★★

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 Vo.中納良恵の芸達ぶり、振り幅の広さが実感できるアルバム。前作の『EGO-WRAPPIN' AND THE GOSSIP OF JAXX』にゴリゴリしたバンド感に比べポップで軽やかなアルバム。ロック、ミディアム、歌謡ポップ、ラグタイムなどなど。楽しさ満面、縛られない自由さ感じるオールマイティ
 "EGO-WRAPPIN'/エゴ・ラッピン"、約1年半ぶりのオリジナル・アルバムで7thアルバム、リリース。「うたもの」強化のポップアルバム。Vo.中納と並ぶバンドの2トップ、森雅樹曰く「ベタなところも受け入れてアヴァンギャルドに包めたら」と今作についてコメント。お高くとまることなく一般に降りた視点でのモノづくり






Wildflower & Cover Songs:Complete Best 'TRACK 3'
Superfly
〈スーパーフライの量感シングルA〉
10.11.11
★★★★

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 今再び蘇るロックアンセム。オリジナル曲4曲もスゴいが、この場合ロック・クラシックカバー集がスゴい。捨て曲なしの量感充実盤。おそるべし越智志帆の圧倒的歌唱力と適応力。
 "Superfly/スーパーフライ"、10枚目のシングルにして2枚組、超豪華なカップリングで異彩。
 Disc1はオリジナル4曲、NHKでW杯サッカーテーマ曲で使われてた「タマシイレボリューション」ほか全曲タイアップで聞き覚えのある曲ばかり。
 Disc2はよき時代のロックの名曲をピックアップしたカバー集で15曲。これまで出したシングルにそれぞれカップリングしてたのを集大成。アレサ・フランクリン「A Natural Woman」、イーグルス「Desperado」、リック・デリンジャー「Rock And Roll Hoochie Koo」、ジャニス・ジョプリン「Piece Of My Heart」あたりが特にインパクト。原曲に負けることなく自分流にフィットさせ新たな息吹吹き込んだカバー






アコースティック大作戦!!/アコースティック・ライブ・ベスト
GO!GO!7188
〈GO!GO!の初アコースティックライブの記録〉
10.11.03
★★★★★

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 "GO!GO!7188"のライブアルバム。初アコースティックライブにてワンナイトスタンド(一夜興行)の記録。GO!GO!のより純なる側面、歌声やコーラスが裸になってアンサンブルもあらわとなる世にも貴重なアルバム。時にキーボード、ストリングスやパーカスも混合、時にアカペラ。いつもと違うアレンジで洗練された味わい
 ライブは今年5/5「GO!GO!の日」東京・九段会館で行なわれたもの。Voのユウ、Bsのアッコが"サイモン&ガーファンクル"のライブを観たのがきっかけで「アコースティック」になったと。
 今後アッコは産休、ユウは別ユニット、"チリヌルヲワカ"が始動と






マリアンヌの休日
キノコホテル
〈GS、ガールズ、キノコヘッドな企画モノ〉
10.10.26
★★★★★

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 グループサウンズ回顧志向。ノスタルジック歌謡曲を志すバンド数あれど、女子4人で言動、ビジュアルともどもコンセプチュアルに貫いて異色性。アングラ、微エロな指向性も味
 07年創業の"キノコホテル"。ホテルの支配人、マリアンヌ東雲がすべての首謀者にてメンバー入れ変えを経て、10年2月にメジャーデビュー。今作は同年8月リリースのミニアルバム。エンジニアにゆらゆら帝国との仕事で知られる中村宗一郎を迎え、キッチュでモンドなレトロ王道
 武蔵美芸祭「MAU FOCUS 2010」にも出演、11/1






FIVE FINGER DISCOUNT--万引き
PHEW
〈伝説のヴォーカル、今再び〉
10.10.19
★★★★

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bereket

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 さまようように、たゆたうように。ポエトリーリーディングのように、ウィスパーヴォイスのように。前衛家のように、活動家のように。鼻歌のように、寝言のように。叫びのように、嘆きのように。ラジオのように。

 伝説の女性ヴォーカリスト、"phew/フュー"、ソロアルバムとしては実に15年ぶりの新作。全曲カバーで、寺山修司系、永六輔&中村八大系、加藤和彦系などの通なる選曲。ジム・オルーク、石橋英子、山本精一らアングラ人脈濃厚なミュージシャン参加で地下系ノイジーなアレンジワーク。同じ面子で10/1にレコ発ライブも敢行@渋谷クアトロ。かなり遅刻しギリギリで観れたのだが、恐ろしく神々しきヴォーカリスト、phew実在を確認。ライブを見るのも20数年ぶり。エッジの立ち方並みでなし






エメラルド
Cocco
〈ザッツオールCoccoの現在形〉
10.10.13
★★★★★

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 曲調色々詰まってバラエティ感あるアルバム。ホームグラウンドでもある情念こもるハード系をはじめ、ウチナーグチ(沖縄方言)と沖縄調を取り入れたロックサウンド、打ち込み系ポップ、透明感あるバラード調、アコギ基調のフォークソングなど、これまでになく色んな顔が見られる全14曲の充実ぶり
 Cocco、復帰後3作目、前作「きらきら」からは3年ぶりフルアルバム『エメラルド』。今作はCocco自身によるセルフプロデュースでより自由な構成。ラストソング、「絹ずれ」では丸ごとウチナーグチで通した島言葉バージョンをカップリング。自身のルーツ、沖縄へのこだわりも今作の特徴






TO THE LOVELESS
BOOM BOOM SATELLITES
〈ブンブンのハイテンションスピリッツ〉
10.10.07
★★★★★

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 薄もやの地平をつんざく高速車両のごとし。野太くハイテンション、マッチョなテクノロック。個人的にはあまり得意な方面ではないが、量感張りつめた充実した音像に圧倒されるのみ
 活動の幅、世界に轟くトゥーメンユニット、"ブンブンサテライツ"、2年半ぶりの7枚目オリジナルアルバム。ソニー「ブラビア」のタイアップ曲など全13曲、70分入りの豪華盤





●LIVE●
風呂ロック 蔡忠浩(bonobos)ソロライブ
蔡忠浩
〈風呂ロックにボノボ蔡忠浩登場〉
10.09.23
★★★★★

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 風呂場でアコギ弾き語りの夢心地エコー空間。超満員で立ち見。フロアはタイル張りゆえに立ち見はかかとが至極つらい事になっていくのだが、ヴォーカル、蔡の透明感と浮遊感ある歌声に酔いしれる3時間。歌もしゃべりもたっぷり。こと女子率が高くボノボ女子受けの実態を確認。吉祥寺が拠点ゆえにファンも多く集まったか
 吉祥寺、東急脇を入り藤村女子隣の銭湯「弁天湯」にての恒例ライブ"風呂ロック"に初参戦。ダブユニット"bonobos/ボノボ"のフロントマン、蔡忠浩が出演。途中休憩があり前後半で前半は「日曜日よりの使者」などカバー曲多め、後半は11/3リリースの初ソロアルバムのより曲他、ボノボの曲も多く、途中リクエストに答えるなど全体がゆるゆると進むライブ。ラストは「ムーンリバー」でしっとり締め





●EVENT●
「おおたか静流さんとあそぼ!」
おおたか静流
〈幅広世代でグルーヴィーなひととき〉
10.09.18
★★★★

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 子供からお年寄りまでの幅広世代のギャラリー皆がマラカスなどの打楽器でリズムを取りながら聞くアットホームなライブ。ライブというよりは「お楽しみ会」の様な緩やかなひととき。近頃ではNHK教育の「にほんごであそぼ」に出演で子供層に人気の歌唄い、おおたか静流をフューチャーしたの半クローズドの音楽イベント。共演した出演者のつてで潜入に成功。会場は西荻駅近の桃井第三小学校の体育館。同小学校にて高齢者ケアサービスを運営するNPO主宰の手作りイベント。お年寄り向けということもあり所要時間は1時間ちょっとと短かったが、夢心地の時間帯。





猫 Pack
黒猫チェルシー
〈旧式王道ロックの骨頂〉
10.09.16
★★★★★

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 「黒猫チェルシー」なるバンド名に引っかかり前提知識なくツタヤレンタル。開けてみればこれまた今時度合いの少ないストレートなガレージ系。しかしこれこそロック。初期衝動真空パックの骨頂音像。
 神戸発、4人組バンド、"黒猫チェルシー"メジャー(Sony Music)移籍第1弾リリースのミニアルバム。彼らは07年高校1年の同級4人で始動。ミニアルバム2枚をインディーリリース後、今年10年メジャーデビュー。Vo.のフロントマン、渡辺大知は田口トモロヲ監督映画『色即ぜねれいしょん』に主演し日本アカデミー新人賞受賞などで脚光浴びる






The Weapons Of Math Destruction
Buffalo Daughter
〈バッファロードーターのテクノ新味〉
10.08.26
★★★★★

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 進化系テクノロックスのバリエーション色々。ラップ&ブレイクビーツ。ミニマルでいながら予測不能で自由な進行。オルタナ具合もイイ感じのギターが時折疾走感あるロックフレーズを刻み込み鮮烈
 活動17年、シュガー吉永、大野由美子、ムーグ山本によるサンプリングユニット、"バッファロードーター"、4年ぶり通算6枚目アルバム。レーベルは前作まで所属の"V2 Records"消滅により、新たに自身のレーベル"Buffalo Ranch"を立ち上げ初回盤。ゲストに松下敦(ex.ZAZEN BOYS)、羽鳥美保(ex.チボ・マット)ら参加。タイトルは「The Weapons Of Mass Destruction(大量破壊兵器)」をもじり「The Weapons Of Math Destruction(数学破壊兵器)」と。テーマに「『物理』という絶対的な法則をアートで破壊する」を掲げる。






Songs of Innocence
Luminous Orange
〈ルミナスの疾走感あるシューゲイズ〉
10.08.23
★★★★

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 活動18年にてさらに瑞々しく疾走感たっぷりのギターロック。シューゲイズな味わいとミラクルなリズム構成、カラフルに展開する曲調もすべてこの上なき骨頂音像。バンドの存在を知ったのはつい最近だが、このところ久々に「出会い」を感じるサプライズなパフォーマンスぶり
 92年横浜で始動の、"ルミナス・オレンジ"、3年ぶりのオリジナルアルバム。当初、女性4人バンドだったが、メンバーが入れ替わり02年から竹内里恵の自作自演プロジェクトに進展、海外での評価を元手に勢いを付けてる
 今作は、インディーの有力レーベル、「残響レコード」よりのリリース。ゲスト演奏に、Dr.西浦謙助(ex.相対性理論)、Bs.河野岳人(ex.マヒルノ)、G.柳川勝哉と(ex.Caucus)らが参加






Go!!GO!GO!Go!!
GO!GO!7188
〈GO!GO!のファン!ロック!〉
10.08.18
★★★★★

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 シンプルでストレートなギターロックがここちよし。ヴォーカルも最高。ロックの醍醐味。相変わらずのハイテンションで緩急のバランスも効く。下地の和風歌謡ロックは健在。さらにエリアはレトロ調UKロック域が強化
 G.&Vo.のユウ、B.のアッコを2女子をフロントに、Dr.のターキーの3人組、GO!GO!7188、約1年4ヶ月ぶりオリジナルアルバム、8枚目リリース。メジャーデビュー10周年の今年(2010年)、レーベルをビクター系に変え心機一転。今作ではいつもより多め14曲入り。終盤、ツェッペリンばりリフが踊るM10「シュガー&スパイス」に、夏祭りを思わせるパンキッシュなナンバーのM11「ええじゃないか」の濃ゆいハードな2発がツボ






敢えて、理解を望み縺れ尽く音声や文字の枠外での『約束』を。
te'
〈te'、大手資本よりの盤発売なれど鋭角〉
10.08.15
★★★★★

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 轟音ギターアンサンブルの愉悦。熱狂のリズムセクション。爆音系圧倒的音圧志向。アルバムや曲に銘打たれる長々とした詩的なタイトルもくすぐりどころ。仕掛けはそれなりに多くインストバンドゆえの曲毎のドラマ性は深淵かつシンフォニック
 ジャパニーズ、インストロックでは最もメジャークラスの4人組バンド、"te'/テ"、1年8か月ぶりオリジナルアルバムで4th。インディレーベル「残響record」のコアなバンドだったが、今作は初のメジャーリリース。それでもエッヂ削がれない爆裂な主義主張音像






∞2
Do As Infinity
〈Do Asの珠玉4曲入りシングル〉
10.08.09
★★★★★

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 情感こもる伴ちゃんの歌声にはまる。いつものこと
 戦うものたちへの応援ソング的ポジティブなロック歌謡「1/100」「Everything will be all right」の2曲をメインに、一般公募の曲「HARUKA」はよりエモーショナルに、「パイルドライバー」はよりダイナミックに迫る、テンション高どまりの4曲が集積
 Do As Infinity(ドゥ・アズ・インフィニティ)、2008年の再結成後に展開中のシングル『∞』シリーズの第2弾。競艇のCMタイアップ曲中心に構成






shinsekai
ミドリ
〈ミドリ。驚愕のインプロビ新世界〉
10.08.06
★★★★★

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Marshall Blog

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 パンク・ミーツ・ジャズ インプロビゼーション。少女チックで時々デスなヴォーカルがノイジーなギター、即興スタイルのリズム&鍵盤セクションとからみ合い世にも奇妙なニューワールド醸成。アルバムタイトルも「新世界」。これは大阪つながりか。そこはかとないB級っぽさはいまだ残るが、何かこれである種のクオリティに達し陶酔感体感できる骨頂音像
 瓦解のヴォーカリスト後藤まりこの強烈個性で牽引する4ピース、"ミドリ"のメジャー第3アルバム。前作からは2年ぶり。ジャケット系ではこれまで顔出しがなかった後藤の顔アップで心機一転。ライブでのセーラー服はもはや昔。ともかくこれまで聞いたことなしのロック新世界。ベストトラックは「さよなら、パーフェクトワールド」「あたし、ギターになっちゃった!!!!!」






2010
クラムボン
〈クラムボンの今を切り取る音空間〉
10.08.01
★★★★★

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togetter

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 インスト2曲を皮切りに、これまで以上に音響志向、抽象志向のトラックが並ぶクラムボンの新譜。彼らの軌跡であるポップ、ロック、ジャズ、エレクトロを超越した、どこか混沌とした地平にたどり着き、孤高の影をたたえる。なんかそんな感じ。難解というわけじゃないが、気高く深淵。さらにそんな方向が純化されたよう。タイトルに刻む今を切り取った
 3ピースユニット、"クラムボン"、オリジナルアルバムでは07年の『Musical』以来3年ぶりで8枚め。『2010 (ニセンジュウ) 』。小淵沢のプライベートスタジオにてREC。エンジニアでtoeの美濃隆章が参加。割とキャッチーなバンドサウンドのモノも幾つか入る。総じてバラエティ感たっぷり






乱反射ガール
土岐麻子
〈80年代回顧、魅惑乱反射ポップ〉
10.07.28
★★★★★

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 ジャケットにある前時代化粧品広告的ビジュアルに象徴の回顧主義。山下達郎、エポ、吉田美奈子、大貫妙子あたりをしのばせる7、80年代のポップを現代に解釈。さらに持ち前のジャズの感覚も合わせて新時代シティポップ創出のコンセプチュアルな志向性
 土岐麻子、オリジナルアルバムでは2009年1月「TOUCH」以来のリリース。今回も多彩なゲスト参加で川口大輔をメインアレンジャーに、いしわたり淳治(ex.SUPERCAR)、森山直太朗、奥田健介(ex.NONA REEVES)、伊澤一葉(ex.東京事変の)らが参加。曲調多彩、魅惑乱反射の意欲作






花蓮街
一青窈
〈一青窈、歌謡ショー一幕もの〉
10.07.16
★★★★★

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ゴールデン街でゲリライベント

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 アルバム通して聞いて、一幕のストーリー仕立てにされた歌謡ショーを観てるよな劇的な構成。この場合プロデューサーに小林武史参加でウレ線で華やか、そしていささか昭和の香りのする仕様。小林との仕事は08年に行なわれた岩松了演出音楽劇『箱の中の女』流れと。そして今作『花蓮街』は架空の繁華街、花蓮街をイメージしかの地で繰り広げられるストーリーを構成のコンセプト。スピード感あるロック調から艶やかなバラードまで。総じてレトロな味わいの歌謡ポップ
 ソロシンガー、"一青窈"、前作『Key』からは2年ぶり、For Life移籍後最初のオリジナルアルバム。
 個人的には4、5年前か、東京倶楽部なる劇団の公演で役者の歌う「かざぐるま」に打たれて以来聞くようになった。演歌にも通じる情念のほとばしりがいい味
 ライブDVD『水蝶花 -2LIVE DVD acoustic & orchestra-』が近日、8/11発売






Sex on the Beach
つしまみれ
〈甘辛ミックスな女子3ピースロック〉
10.07.13
★★★★★

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 激しさと甘さのカオスなミクスチャ。ゴリゴリと押しの強いロックをベースに妙にクリアなヴォーカルがのる気色悪さに引っかかり。タイトルの「Sex on the Beach」は甘いけど酔っぱらうのも早いウォッカベースのカクテルより引っ張ってきた。甘さにやられてると知らぬ間に毒気に犯されるしくみが通じる。聞きとりやすい日本語ロック。遡上にあげられたのは「桃太郎」「おばあちゃんのブラジャー」「手作りパンバスケット」「十二単」などと意表を付く、彼女らならではの毒っけ満載の世界
 怒濤の女子3ピースロック、"つしまみれ"、メジャー第2弾アルバム。千葉大学のサークルからスタートで活動10年のアニバーサリー。





●LIVE●
戸川純 LIVE in 新宿ロフト『JUN TOGAWA 30th ANNIVERSARY LIVE』
戸川純
〈生ける伝説、戸川純のギリギリライブ〉
10.07.10
★★★★

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 伝説の歌姫、戸川純は健在。本人のライブを観るのはもう20年ぶりになろうか。その日のライブは新宿ロフト。ロフトは以前とは違い歌舞伎町の中心。小箱とはいえ客層多彩で超満員のオーディエンス。コレに相対する戸川純は、最近足を複雑骨折し腰も痛めていて椅子に座りながらの歌い。歌い続けるのはつらいからとMCは多め。金髪ウイッグに巨大髪飾りを付け、歌詞が載ってると思しき帳面を目の前にし、だとだとしいトークが続く。入院やらで最近20キロ太ったといい、体もしゃべりもいささかつらそう。高座にあがる最近の談志を思わせる痛さを感じる状況。開演は30分押しでスタート。序盤で名歌「諦念プシガンガ」。イントロ、フロアータムの呪術的リズムが始まりコレは泣けるかな、と思いきや、ぐだぐだなギターがかぶりこっちの腰もくだけてしまった。トーク間の妙な間といい、何か全体にただよう微妙な空気感、そこはかとないクオリティの低さを感じつつ、逆にそんなのがアングラな味付けとして効いてる。まるっきり悪くない。数曲歌ううちに徐々に声に張りも出始める。セットは古いものから新しいもの色々。3分だけなら立って歌えると中休み前に立ち歌い。曲は「踊れない」だったか。25分後に2部構成の後半スタート。この頃になるとしゃべりのおぼつかなさは消える。客とのからみなどで笑かすことしばし。最後に「電車でGO」で大盛り上がり。アンコールは2回。「フリートーキング」など。オーラスで「パンク蛹化の女」。定番。昔バンドでコピーした。名曲すぎる、がギターが耳についてあまりハマれなかったが、最後にいいインパクト。全体で押した時間含め総尺3時間の濃い時間





自転車
オレスカバンド
〈甘酸っぱき自転車ソング〉
10.07.09
★★★★★

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 オレスカ、久々のCDリリースでシングル「自転車」。彼女らの持ち味でもあるピーカンの空が似合う突き抜けた明るさというよりは、夕日に照らされた土手沿いの道を行くよな憂いをはらんだトラック。何か青春期の甘酸っぱい思い出をつづったよな下地。スカ色は薄く、正調Jポップ路線。
 女子6人組スカバンド、"オレスカバンド"、1年ぶりのCD、『自転車』。表題曲「自転車」は堂島孝平なるプロデューサーがオレスカ初参加で新味を加える。3トラックめに昨年ツアー「What a Wonderful World Tour 2009」のライブ音源濃い所30分収録でかなりおいしい1枚に






HOLY GROUND: NYC LIVE WITH THE WORDLESS MUSIC ORCHESTRA
mono
〈mono、ライブin NYの壮麗感〉
10.07.05
★★★★★

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 壮麗な音世界が広がる骨頂音像。前作『Hymn To Immortal Wind』でアプローチしたオーケストラとのコラボ宇宙をライブにより現実化。静謐な立ち上がりから轟音ギターとストリングスの音圧重奏へと昇華するハンパなき劇的音像に酔うのみ
 国産ロック・インストゥルメンタルの雄、"mono"の09年5月にNY行なわれたライブ音源、及び映像を詰め合わせた2枚組アルバム。オケはNYの拠点にする"Wordless Music Orchestra"で、エンジニアにMatt Bayles/マット・ベイルズ(ex.Minus The Bear)を迎え、熱気に包まれた空気感をパッキング






シンクロニシティーン
相対性理論
〈アイコン化の不思議系バンド〉
10.07.01
★★★★★

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 ローファイなギターロック。無機質にして萌え系ロリウィスパーヴォーカルの特異性で引っ張るスタイル、さらに進化で、これまでどこか無感情に聞こえたヴォーカルも今作では曲毎に様々な表情を見せる。
 大手資本の絡みなくマスコミへの露出も極小ながら今や存在感は確固たるもの。もはや「特異」ではなく「アイコン」となりおおせた希有なバンド。こと最近ではVo、"やくしまるえつこ"のソロ・コラボ活動がさらに多重化する傾向。そして"やくしまる"の本拠、"相対性理論"の2ndフルアルバムがリリース。初聴のインパクトには届かぬものの、オプションの多彩さに聞き入るばかり





●LIVE●
Do As Infinity LIVE in NHKホール
Do As Infinity
〈ショーアップされたドゥアズ ライブ〉
10.06.20
★★★★

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 Do As Infinity(ドゥアズインフィニティ)のライブでNHKホール。Do Asのライブは初参戦。結構前の方の席が取れてしまい、客席、曲によりキマリの動きがあったりで、そんなコアな位置取りだったため、とてもアレな感じだったのだが…。ヴォーカル伴都美のホンワカムードもあり、とてもあったかムードなライブ。意外にも色んな演出があって曲以外でもお楽しみ多し。もちろん新旧楽曲たっぷり。当然最新のもの多め。個人的には「タンジェリン・ドリーム」が聞きたかったがそれはなし。
 この日9/29のアニバーサリーライブ@SHIBUYA-AXが発表と






Blu-Day
やくしまるえつこ と d.v.d
〈変幻系ステレオフォニック〉
10.06.01
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 L・Rに振り分けられた変則リズムをレトロ&チープにテクノコーティング。これにジャストフィットする不思議系女子ヴォーカル時々リーディング。おおよそトランシーでカオスな音時空。シンメトリカルなツインドラムのテクノユニット"d.v.d"に、"相対性理論"のヴォーカル"やくしまるえつこ"がフィーチャリングされキッチュな新時代トイサウンズ。
 "d.v.d"は、Itoken + Jimanica、2人のドラマーに、VJの山口崇司を加えたユニット。ツインドラムに映像を連動させたライヴ・インスタレーションで知られるグループ。数々のコラボでこのところ急速回転の"やくしまるえつこ"、今作でのメタモルフォーゼは語りが多く使われてゾクっとくる刺激な形態






風と凪
熊木杏里
〈熊木杏里、歌い8年の軌跡〉
10.05.28
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 ミドルテンポでしっとりしみじみの心象模様。ピアノ、ギターを主にしたのシンプルな伴奏に乗る、はかなげで透明感のあるその歌声に魅かれる。今に生きるフォークとしてくっきりと浮き上がる特徴的な歌声は、特に名前やらその存在を知らずとも、テレビや街でなにげに聞くことも多い。
 そんなTV番組、CMソングなどタイアップソングを多く収めたベスト盤。長野県千曲市出身のシンガソングライター、熊木杏里、活動8年にして初めてのベスト盤。2枚組で、<風>盤は明るめさわやかな曲を結集、編成は担当ディレクターが主導。<凪>盤はしっとり系、本人主導の編成。
 装飾を極力抑えたネイキッドな歌づくりでこれほど熱い想いを感じれるのは希少な存在






表情
チャットモンチー
〈チャットモンチーB面集の満腹感〉
10.05.21
★★★★★

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タワレコ

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 アルバム収録容量ギリギリ19曲詰め込んだシングルB面カップリングコレクション。これにアコースティック5曲収めた別盤合わせ2枚組の豪華セット。活動5周年にわたる仕事集大成にて様々な「表情」魅せるトラック群。さらにいつものロック魂あふれるバンドサウンドは違う「横顔」見せるアンプラグド集も切な可愛いくて良さげ
 見た目とのギャップある骨太ロックスピリッツ放つ、徳島発の女子3ピース、"チャットモンチー"の番外編、カップリング集は、質・量ともにいい意味満腹感感じるラインナップ






Very
フルカワミキ
〈フルカワミキ、メクルメクアルバム〉
10.05.17
★★★★★

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 フルカワ流ソリッドなテクノロック目白押し。男前シャープな四つ打にのるキャンディヴォイスの神秘的アトモス。自身のルーツ、"SUPER CAR"をほうふつとするロックスピリッツの片鱗がそこかしこで懐かし切なし
 "フルカワミキ"、ソロデビュー後3枚目アルバムで今作よりBMGからソニー系Ki/oonレーベルに移籍で心機一転。陽性で宝石箱のようなきらめき放つトラック群。アルバムタイトル同様VERYスペシャルなエポックメイク





The Weapons Of Math Destruction
Buffalo Daughter
〈バッファロードーターのテクノ新味〉
10.08.26
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 進化系テクノロックスのバリエーション色々。ラップ&ブレイクビーツ。ミニマルでいながら予測不能で自由な進行。オルタナ具合もイイ感じのギターが時折疾走感あるロックフレーズを刻み込み鮮烈
 活動17年、シュガー吉永、大野由美子、ムーグ山本によるサンプリングユニット、"バッファロードーター"、4年ぶり通算6枚目アルバム。レーベルは前作まで所属の"V2 Records"消滅により、新たに自身のレーベル"Buffalo Ranch"を立ち上げ初回盤。ゲストに松下敦(ex.ZAZEN BOYS)、羽鳥美保(ex.チボ・マット)ら参加。タイトルは「The Weapons Of Mass Destruction(大量破壊兵器)」をもじり「The Weapons Of Math Destruction(数学破壊兵器)」と。テーマに「『物理』という絶対的な法則をアートで破壊する」を掲げる。






Songs of Innocence
Luminous Orange
〈ルミナスの疾走感あるシューゲイズ〉
10.08.23
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 活動18年にてさらに瑞々しく疾走感たっぷりのギターロック。シューゲイズな味わいとミラクルなリズム構成、カラフルに展開する曲調もすべてこの上なき骨頂音像。バンドの存在を知ったのはつい最近だが、このところ久々に「出会い」を感じるサプライズなパフォーマンスぶり
 92年横浜で始動の、"ルミナス・オレンジ"、3年ぶりのオリジナルアルバム。当初、女性4人バンドだったが、メンバーが入れ替わり02年から竹内里恵の自作自演プロジェクトに進展、海外での評価を元手に勢いを付けてる
 今作は、インディーの有力レーベル、「残響レコード」よりのリリース。ゲスト演奏に、Dr.西浦謙助(ex.相対性理論)、Bs.河野岳人(ex.マヒルノ)、G.柳川勝哉と(ex.Caucus)らが参加






Go!!GO!GO!Go!!
GO!GO!7188
〈GO!GO!のファン!ロック!〉
10.08.18
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 シンプルでストレートなギターロックがここちよし。ヴォーカルも最高。ロックの醍醐味。相変わらずのハイテンションで緩急のバランスも効く。下地の和風歌謡ロックは健在。さらにエリアはレトロ調UKロック域が強化
 G.&Vo.のユウ、B.のアッコを2女子をフロントに、Dr.のターキーの3人組、GO!GO!7188、約1年4ヶ月ぶりオリジナルアルバム、8枚目リリース。メジャーデビュー10周年の今年(2010年)、レーベルをビクター系に変え心機一転。今作ではいつもより多め14曲入り。終盤、ツェッペリンばりリフが踊るM10「シュガー&スパイス」に、夏祭りを思わせるパンキッシュなナンバーのM11「ええじゃないか」の濃ゆいハードな2発がツボ






敢えて、理解を望み縺れ尽く音声や文字の枠外での『約束』を。
te'
〈te'、大手資本よりの盤発売なれど鋭角〉
10.08.15
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 轟音ギターアンサンブルの愉悦。熱狂のリズムセクション。爆音系圧倒的音圧志向。アルバムや曲に銘打たれる長々とした詩的なタイトルもくすぐりどころ。仕掛けはそれなりに多くインストバンドゆえの曲毎のドラマ性は深淵かつシンフォニック
 ジャパニーズ、インストロックでは最もメジャークラスの4人組バンド、"te'/テ"、1年8か月ぶりオリジナルアルバムで4th。インディレーベル「残響record」のコアなバンドだったが、今作は初のメジャーリリース。それでもエッヂ削がれない爆裂な主義主張音像






∞2
Do As Infinity
〈Do Asの珠玉4曲入りシングル〉
10.08.09
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 情感こもる伴ちゃんの歌声にはまる。いつものこと
 戦うものたちへの応援ソング的ポジティブなロック歌謡「1/100」「Everything will be all right」の2曲をメインに、一般公募の曲「HARUKA」はよりエモーショナルに、「パイルドライバー」はよりダイナミックに迫る、テンション高どまりの4曲が集積
 Do As Infinity(ドゥ・アズ・インフィニティ)、2008年の再結成後に展開中のシングル『∞』シリーズの第2弾。競艇のCMタイアップ曲中心に構成






shinsekai
ミドリ
〈ミドリ。驚愕のインプロビ新世界〉
10.08.06
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 パンク・ミーツ・ジャズ インプロビゼーション。少女チックで時々デスなヴォーカルがノイジーなギター、即興スタイルのリズム&鍵盤セクションとからみ合い世にも奇妙なニューワールド醸成。アルバムタイトルも「新世界」。これは大阪つながりか。そこはかとないB級っぽさはいまだ残るが、何かこれである種のクオリティに達し陶酔感体感できる骨頂音像
 瓦解のヴォーカリスト後藤まりこの強烈個性で牽引する4ピース、"ミドリ"のメジャー第3アルバム。前作からは2年ぶり。ジャケット系ではこれまで顔出しがなかった後藤の顔アップで心機一転。ライブでのセーラー服はもはや昔。ともかくこれまで聞いたことなしのロック新世界。ベストトラックは「さよなら、パーフェクトワールド」「あたし、ギターになっちゃった!!!!!」






2010
クラムボン
〈クラムボンの今を切り取る音空間〉
10.08.01
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 インスト2曲を皮切りに、これまで以上に音響志向、抽象志向のトラックが並ぶクラムボンの新譜。彼らの軌跡であるポップ、ロック、ジャズ、エレクトロを超越した、どこか混沌とした地平にたどり着き、孤高の影をたたえる。なんかそんな感じ。難解というわけじゃないが、気高く深淵。さらにそんな方向が純化されたよう。タイトルに刻む今を切り取った
 3ピースユニット、"クラムボン"、オリジナルアルバムでは07年の『Musical』以来3年ぶりで8枚め。『2010 (ニセンジュウ) 』。小淵沢のプライベートスタジオにてREC。エンジニアでtoeの美濃隆章が参加。割とキャッチーなバンドサウンドのモノも幾つか入る。総じてバラエティ感たっぷり






乱反射ガール
土岐麻子
〈80年代回顧、魅惑乱反射ポップ〉
10.07.28
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 ジャケットにある前時代化粧品広告的ビジュアルに象徴の回顧主義。山下達郎、エポ、吉田美奈子、大貫妙子あたりをしのばせる7、80年代のポップを現代に解釈。さらに持ち前のジャズの感覚も合わせて新時代シティポップ創出のコンセプチュアルな志向性
 土岐麻子、オリジナルアルバムでは2009年1月「TOUCH」以来のリリース。今回も多彩なゲスト参加で川口大輔をメインアレンジャーに、いしわたり淳治(ex.SUPERCAR)、森山直太朗、奥田健介(ex.NONA REEVES)、伊澤一葉(ex.東京事変の)らが参加。曲調多彩、魅惑乱反射の意欲作






花蓮街
一青窈
〈一青窈、歌謡ショー一幕もの〉
10.07.16
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ゴールデン街でゲリライベント

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 アルバム通して聞いて、一幕のストーリー仕立てにされた歌謡ショーを観てるよな劇的な構成。この場合プロデューサーに小林武史参加でウレ線で華やか、そしていささか昭和の香りのする仕様。小林との仕事は08年に行なわれた岩松了演出音楽劇『箱の中の女』流れと。そして今作『花蓮街』は架空の繁華街、花蓮街をイメージしかの地で繰り広げられるストーリーを構成のコンセプト。スピード感あるロック調から艶やかなバラードまで。総じてレトロな味わいの歌謡ポップ
 ソロシンガー、"一青窈"、前作『Key』からは2年ぶり、For Life移籍後最初のオリジナルアルバム。
 個人的には4、5年前か、東京倶楽部なる劇団の公演で役者の歌う「かざぐるま」に打たれて以来聞くようになった。演歌にも通じる情念のほとばしりがいい味
 ライブDVD『水蝶花 -2LIVE DVD acoustic & orchestra-』が近日、8/11発売






Sex on the Beach
つしまみれ
〈甘辛ミックスな女子3ピースロック〉
10.07.13
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 激しさと甘さのカオスなミクスチャ。ゴリゴリと押しの強いロックをベースに妙にクリアなヴォーカルがのる気色悪さに引っかかり。タイトルの「Sex on the Beach」は甘いけど酔っぱらうのも早いウォッカベースのカクテルより引っ張ってきた。甘さにやられてると知らぬ間に毒気に犯されるしくみが通じる。聞きとりやすい日本語ロック。遡上にあげられたのは「桃太郎」「おばあちゃんのブラジャー」「手作りパンバスケット」「十二単」などと意表を付く、彼女らならではの毒っけ満載の世界
 怒濤の女子3ピースロック、"つしまみれ"、メジャー第2弾アルバム。千葉大学のサークルからスタートで活動10年のアニバーサリー。





●LIVE●
戸川純 LIVE in 新宿ロフト『JUN TOGAWA 30th ANNIVERSARY LIVE』
戸川純
〈生ける伝説、戸川純のギリギリライブ〉
10.07.10
★★★★

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 伝説の歌姫、戸川純は健在。本人のライブを観るのはもう20年ぶりになろうか。その日のライブは新宿ロフト。ロフトは以前とは違い歌舞伎町の中心。小箱とはいえ客層多彩で超満員のオーディエンス。コレに相対する戸川純は、最近足を複雑骨折し腰も痛めていて椅子に座りながらの歌い。歌い続けるのはつらいからとMCは多め。金髪ウイッグに巨大髪飾りを付け、歌詞が載ってると思しき帳面を目の前にし、だとだとしいトークが続く。入院やらで最近20キロ太ったといい、体もしゃべりもいささかつらそう。高座にあがる最近の談志を思わせる痛さを感じる状況。開演は30分押しでスタート。序盤で名歌「諦念プシガンガ」。イントロ、フロアータムの呪術的リズムが始まりコレは泣けるかな、と思いきや、ぐだぐだなギターがかぶりこっちの腰もくだけてしまった。トーク間の妙な間といい、何か全体にただよう微妙な空気感、そこはかとないクオリティの低さを感じつつ、逆にそんなのがアングラな味付けとして効いてる。まるっきり悪くない。数曲歌ううちに徐々に声に張りも出始める。セットは古いものから新しいもの色々。3分だけなら立って歌えると中休み前に立ち歌い。曲は「踊れない」だったか。25分後に2部構成の後半スタート。この頃になるとしゃべりのおぼつかなさは消える。客とのからみなどで笑かすことしばし。最後に「電車でGO」で大盛り上がり。アンコールは2回。「フリートーキング」など。オーラスで「パンク蛹化の女」。定番。昔バンドでコピーした。名曲すぎる、がギターが耳についてあまりハマれなかったが、最後にいいインパクト。全体で押した時間含め総尺3時間の濃い時間





自転車
オレスカバンド
〈甘酸っぱき自転車ソング〉
10.07.09
★★★★★

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 オレスカ、久々のCDリリースでシングル「自転車」。彼女らの持ち味でもあるピーカンの空が似合う突き抜けた明るさというよりは、夕日に照らされた土手沿いの道を行くよな憂いをはらんだトラック。何か青春期の甘酸っぱい思い出をつづったよな下地。スカ色は薄く、正調Jポップ路線。
 女子6人組スカバンド、"オレスカバンド"、1年ぶりのCD、『自転車』。表題曲「自転車」は堂島孝平なるプロデューサーがオレスカ初参加で新味を加える。3トラックめに昨年ツアー「What a Wonderful World Tour 2009」のライブ音源濃い所30分収録でかなりおいしい1枚に






HOLY GROUND: NYC LIVE WITH THE WORDLESS MUSIC ORCHESTRA
mono
〈mono、ライブin NYの壮麗感〉
10.07.05
★★★★★

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 壮麗な音世界が広がる骨頂音像。前作『Hymn To Immortal Wind』でアプローチしたオーケストラとのコラボ宇宙をライブにより現実化。静謐な立ち上がりから轟音ギターとストリングスの音圧重奏へと昇華するハンパなき劇的音像に酔うのみ
 国産ロック・インストゥルメンタルの雄、"mono"の09年5月にNY行なわれたライブ音源、及び映像を詰め合わせた2枚組アルバム。オケはNYの拠点にする"Wordless Music Orchestra"で、エンジニアにMatt Bayles/マット・ベイルズ(ex.Minus The Bear)を迎え、熱気に包まれた空気感をパッキング






シンクロニシティーン
相対性理論
〈アイコン化の不思議系バンド〉
10.07.01
★★★★★

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 ローファイなギターロック。無機質にして萌え系ロリウィスパーヴォーカルの特異性で引っ張るスタイル、さらに進化で、これまでどこか無感情に聞こえたヴォーカルも今作では曲毎に様々な表情を見せる。
 大手資本の絡みなくマスコミへの露出も極小ながら今や存在感は確固たるもの。もはや「特異」ではなく「アイコン」となりおおせた希有なバンド。こと最近ではVo、"やくしまるえつこ"のソロ・コラボ活動がさらに多重化する傾向。そして"やくしまる"の本拠、"相対性理論"の2ndフルアルバムがリリース。初聴のインパクトには届かぬものの、オプションの多彩さに聞き入るばかり





●LIVE●
Do As Infinity LIVE in NHKホール
Do As Infinity
〈ショーアップされたドゥアズ ライブ〉
10.06.20
★★★★

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 Do As Infinity(ドゥアズインフィニティ)のライブでNHKホール。Do Asのライブは初参戦。結構前の方の席が取れてしまい、客席、曲によりキマリの動きがあったりで、そんなコアな位置取りだったため、とてもアレな感じだったのだが…。ヴォーカル伴都美のホンワカムードもあり、とてもあったかムードなライブ。意外にも色んな演出があって曲以外でもお楽しみ多し。もちろん新旧楽曲たっぷり。当然最新のもの多め。個人的には「タンジェリン・ドリーム」が聞きたかったがそれはなし。
 この日9/29のアニバーサリーライブ@SHIBUYA-AXが発表と






Blu-Day
やくしまるえつこ と d.v.d
〈変幻系ステレオフォニック〉
10.06.01
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 L・Rに振り分けられた変則リズムをレトロ&チープにテクノコーティング。これにジャストフィットする不思議系女子ヴォーカル時々リーディング。おおよそトランシーでカオスな音時空。シンメトリカルなツインドラムのテクノユニット"d.v.d"に、"相対性理論"のヴォーカル"やくしまるえつこ"がフィーチャリングされキッチュな新時代トイサウンズ。
 "d.v.d"は、Itoken + Jimanica、2人のドラマーに、VJの山口崇司を加えたユニット。ツインドラムに映像を連動させたライヴ・インスタレーションで知られるグループ。数々のコラボでこのところ急速回転の"やくしまるえつこ"、今作でのメタモルフォーゼは語りが多く使われてゾクっとくる刺激な形態






風と凪
熊木杏里
〈熊木杏里、歌い8年の軌跡〉
10.05.28
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 ミドルテンポでしっとりしみじみの心象模様。ピアノ、ギターを主にしたのシンプルな伴奏に乗る、はかなげで透明感のあるその歌声に魅かれる。今に生きるフォークとしてくっきりと浮き上がる特徴的な歌声は、特に名前やらその存在を知らずとも、テレビや街でなにげに聞くことも多い。
 そんなTV番組、CMソングなどタイアップソングを多く収めたベスト盤。長野県千曲市出身のシンガソングライター、熊木杏里、活動8年にして初めてのベスト盤。2枚組で、<風>盤は明るめさわやかな曲を結集、編成は担当ディレクターが主導。<凪>盤はしっとり系、本人主導の編成。
 装飾を極力抑えたネイキッドな歌づくりでこれほど熱い想いを感じれるのは希少な存在






表情
チャットモンチー
〈チャットモンチーB面集の満腹感〉
10.05.21
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タワレコ

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 アルバム収録容量ギリギリ19曲詰め込んだシングルB面カップリングコレクション。これにアコースティック5曲収めた別盤合わせ2枚組の豪華セット。活動5周年にわたる仕事集大成にて様々な「表情」魅せるトラック群。さらにいつものロック魂あふれるバンドサウンドは違う「横顔」見せるアンプラグド集も切な可愛いくて良さげ
 見た目とのギャップある骨太ロックスピリッツ放つ、徳島発の女子3ピース、"チャットモンチー"の番外編、カップリング集は、質・量ともにいい意味満腹感感じるラインナップ






Very
フルカワミキ
〈フルカワミキ、メクルメクアルバム〉
10.05.17
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 フルカワ流ソリッドなテクノロック目白押し。男前シャープな四つ打にのるキャンディヴォイスの神秘的アトモス。自身のルーツ、"SUPER CAR"をほうふつとするロックスピリッツの片鱗がそこかしこで懐かし切なし
 "フルカワミキ"、ソロデビュー後3枚目アルバムで今作よりBMGからソニー系Ki/oonレーベルに移籍で心機一転。陽性で宝石箱のようなきらめき放つトラック群。アルバムタイトル同様VERYスペシャルなエポックメイク






ブルーロンド
小島麻由美
〈小島麻由美、心機一転アルバム〉
10.04.23
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 相変わらずの猥雑「小島ワールド」。今作、割とこれまでの総決算的に曲調が彼女の芸風総ざらいしている様なバラエティ感。レーベルがポニーキャニオンからインディに移行で、取り留めなく自由な構成
 昭和歌謡、スィング、キャバレーなどベースにしたレトロ志向歌姫、"小島麻由美"、4年ぶりフルアルバムで8th。今回これまでのドラムの固定メンバー、ASA-CHANG八馬義弘(ex. デキシード・ザ・エモンズ)に代わり、従来のジャズ志向から幾分ロック色強まったか。






capital of gravity
sgt
〈変幻自在ロックインスト〉
10.04.21
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 王道ポストロック、即興ライクなロックインスト。この場合、ヴァイオリンが特徴的にアンサンブルされていることで他と差別化されるが、曲調を定義づけるに一筋縄ではいかない。ヴァイオリンやピアノ主体によるオーケストラルなスタイル。爆音ギターの疾走感。ジャジーなインプロビゼスタイル。空間系エフェクトを前面にしたフューチャリズモなどと変幻自在
 99年より始動の4人組ロックユニット、”sgt”、2ndミニアルバム。それぞれ個々のバンドでキャリアを積んだメンバーが結集、新たな魅惑音像模索のムーブメント






ABBOT KINNEY
LOVE PSYCHEDELICO
〈デリコ5th、西海岸の風が吹いて〉
10.04.16
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 とことん陽性でゆるりとした空気が流れるハッピーでヒップなアルバム。風景はUS西海岸そのもの。デリコのアルバムはいつもそんな感じで異国感たっぷりだけど、今作はこと力の抜け具合がいい味。アコースティック感を押し出しすき間あるけどハイブロー
 LOVE PSYCHEDELICO、07年6月リリース『GOLDEN GRAPEFRUIT』以来約2年半ぶりオリジナル5thアルバム。その間数ヶ月にわたるロサンゼルス滞在で現地アーティストたちと交流。さらに磨きかかったアメリカナイズ。ラストトラック「Have you ever seen the rain?」カヴァーにしびれ後味最高






アワー ミュージック
相対性理論+渋谷慶一郎
〈相対性+渋慶コラボシングルの実験性〉
10.04.14
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 奇妙な組み合わせによるコラボ作。うつむき加減の歌ものネオポップ。個性ある歌声をフィーチャーしたある種の実験音楽的。
 ウィスパーヴォイスの不思議系ポップロックの"相対性理論"と、どちらかというとアート寄り音響作家の"渋谷慶一郎"コラボによるトリプルシングル。渋谷氏の過去作『ATAK015 for maria』より3曲をアレンジ違いでそれぞれ複数ヴァージョン、ラインナップ。
 "相対性理論"はニューアルバム『シンクロニシティーン』が4/7に発売済






スポーツ
東京事変
〈アクティブに東京事変4th〉
10.04.05
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 テンション高め、アクティブに躍動するロックテイスト。タイトルに取られる“スポーツ”感覚をストレートにトータルで表現した今作13曲入り。曲間の短さもテンポよし
 椎名林檎バンド企画、"東京事変"、約2年半ぶりアルバムで4th。07年時点でCM曲に起用されてたM12「閃光少女」が新録(?)で今作に入り。あと本人出演で話題のCM「ウォータリングキスミント」のBG、M4「勝ち戦」、M7「能動的三分間 」は林檎本人の作詞作曲。(その他の曲の作曲は他メンバーが担当)
 現在バンドは久々の全国ツアー中、5/23まで






音楽堂
矢野顕子
〈音の響きパッキングアルバム〉
10.03.20
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ほぼ日

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 神奈川県立音楽堂での弾き語り生録音全15曲。カバー曲ほとんどでオリジナル3曲程。こと音の響きの良さから選ばれたこの「音楽堂」にて場内にこだまする残響を含めてパッキングされており、そこいらのアナログ感がいい雰囲気
 矢野顕子10年ピアノ弾き語りシリーズの第4弾。当初はもっと早くリリースするはずが、このリシーズのエンジニアとして組んでいた吉野金次氏が病に倒れ復活を待って録音をしたと。選曲は、くるり「グッドモーニング」「春風」ほか、「いい日旅立ち」「さあ冒険だ」、WEEZER「Say It Ain't So」など意外性のある並び






Words
toe
〈職人芸のインストマジック〉
10.03.11
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 音響面での装飾を感じさせないナチュラルで直球志向の職人芸。ミニマルなギターリフとこれにからみつき細かく刻まれるリズム隊とが夢心地なアンサンブルを形成。ある種異次元、ミラクルな音世界を醸成
 00年より始動のインストロック4人組、"toe(トー)"、4年ぶりフル・アルバム、09年12月リリースもの。ゲストヴォーカルに原田郁子(ex.クラムボン)、土岐麻子ら参加。ポストロックといえど感情面ひた走りにならない「わきまえた」仕事っぷり






Words
akiko
ジャズヴォーカル・ポエトリー〉
10.01.18
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 静謐なピアノ伴奏にのる浪漫な女声ジャズ。ピアノ一本のシンプルアレンジ。とことん静かに優しくたゆたうウタ声、時々ポエトリーリーディングによる構成。
 ジャズヴォーカリスト、"akiko"、ノルウェー録音盤。オスロ拠点のキーボード奏者、ブッゲ・ヴェッセルトフトがプロデューサー&演奏でコラボワーク。
 01年デビュー。USの名門ジャズレーベル「ヴァーヴ」で初の日本人女性シンガーであるほか、「ロンドンナイト」に熱狂したルーツを持ちロックを愛する人でもあると






UP TO YOU
MiChi
〈新世代電撃歌姫メジャーデビュー盤〉
10.01.07
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ナタリー

 エレクトロベースのポップチューン集積アルバム。英語、日本語混交。ダンサブルなハウス、ロック、R&Bと幅広のフレーバーでキャッチーなヴォーカルワーク開花させてる
 神戸出身のシンガー・ソングライター、"MiChi"のメジャーデビュー盤。英日ハーフで15歳から18歳までロンドン暮らし。その間アコースティックデュオとして活動、日本帰国後、プロデューサー、松澤友和(ex.加藤ミリヤ、CHEMISTRY)とのコラボでシンガーとして発進。これまでCM&ドラマのタイアップソング多数。クラブシーンのメッカ「YELLOW」が生み出した最後のヴォーカリストとしても知られ、ビジュアルでもUNIQLOのワールドキャンペーンに出演で話題






LIFE
井上陽介
〈たまにはジャズを聞いてみる〉
10.01.04
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 日本を代表するジャズベーシスト、井上陽介の新作『LIFE』。自身のリーダーアルバムとしては2年ぶり6枚め。
 普段あまり聞くことの無いジャズもたまに聞けば魅惑音像。こと今作では、小曽根真(P)、渡辺香津美(G)ら国内著名アーティストが参加し曲毎超絶バトル繰り広げ曲調様々。ラストトラックでは「ヘイ・ジュード」をベース単体にてリアレンジの自在感覚。

 経歴としては大阪音楽大学在学時からライブハウスを主に始動。日野元彦(Dr)らのグループに参加した後、91年より拠点をNYに移し、現地アーティストとの様々なコラボワークほか「インサイド・アウト」なるグループも結成。97年に初のリーダーアルバム「スピークアップ」リリース。04年から日本での活動。スイングジャーナル誌人気投票では3年連続1位取得のジャズベーシスト第一人者



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