OSAKA RAMONES
Shonen Knife
〈ナイフのラモーンズ讃歌〉
11.12.28
★★★★★

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 ギター&ヴォーカル、なおこ(山野直子)を核としたUS拠点の女性トリオロック、"少年ナイフ"、結成30年記念リリースで彼女らの原点、"ラモーンズ"のカバーアルバム。カバーというかあまりアレンジはなく、実際にはコピーアルバムなのだが、何ともかわいらしげなラモーンズになってて、オリジナルの"ラモーンズ"とはいっさい別ものの、"大阪ラモーンズ"。同じバンド名でサイドプロジェクトもナイフ結成当時していたという。そこらへん含めた「ラモーンズ愛」のいきさつがofficialにつづられてる。ラモーンズ本人らとのも何度か共演もしているみたいだな。愛あるアルバム





Get Together - LIVE IN TOKYO
矢野顕子 x 上原ひろみ
〈コラボで生録、超絶技巧ピアニスツ〉
11.12.20
★★★★★

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矢野顕子
上原ひろみ

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 NY在住のトップミュージシャン2人によるピアノジョイントライブ。方やポップス界の女王、矢野顕子。相対するはグラミー受賞のジャズピアニスト、上原ひろみ。矢野は弾き語り形式で歌うたい、上原はピアノで矢野の歌と応酬。2人元々畑は違えど、がっぷり四つのピアノバトルの様相。上原のソロ部はたっぷりとあり超絶技巧ジャズピアノがくっきりと刻み込まれてる。
 11年の9/9、世田谷、人見記念講堂にて観客入れての一発録り。正確にはテイク2もあったと聞く。ライブの客にとってみれば美味しい2度楽しめる録り直し






ある鼓動
クラムボン
〈一体感を生み出す曲〉
11.12.16
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 ライブ会場で足踏み&手拍子とともに繰り出される歌。ドン・パン、ドン・パン…、と始まる鼓動は会場内の包み込んで皆の一体感を生み出す。至極ピースフルな曲。
 2011年5月から始まったクラムボンの全国ツアー『ドコガイイデスカツアー』でお披露目されたシングル。11/3の両国国技館公演の直前にタワレコ限定でリリース。国技館のを観に行ったが、この曲がライブの中でも目玉の存在。白のドレスコードにより、場内は白で埋め尽くされカラリングされた照明映えに映えたライブ





●LIVE●
矢野顕子×上原ひろみ 今年は2人でさとがえるツアー -Get Together-
矢野顕子×上原ひろみ
〈ダブルピアノで超絶コラボ〉
11.12.11
★★★★★

矢野顕子official
上原ひろみofficial

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 NY在住、矢野顕子、毎年「お歳暮の時期」恒例の"さとがえるコンサート"で今年は、同じくNY在住のジャズピアノ弾き、上原ひろみとのコラボでライブ@NHKホール。さとがえるは2年前にNYのお友達ミュージシャンとのバンド体制でのを観たが、今年はアコースティックピアノ2人。ピアノはヤマハの2000万もする"CFX"なるグランドピアノだそうで、しかしそんなグレード感を凌駕する絶品コラボは世紀の見物(みもの)だった。上原ひろみのピアノの早弾きはすざまじく。全身全霊、超絶技巧、一打入魂のパフォーマンスは国宝級であるかな。ホールを圧するオーラを発散。しかしジャジーなフレーズはなにげなくNHKホールにに合わないようにも感じたが、これは個人的な思い込み。あっこちゃんは母親のような抱擁力で「超絶」を包み込んで不思議な音像を創造。すごいライブ
 17日大阪がツアーラスト






and...Life
熊木杏里
〈しみいる歌 メロウな応援歌〉
11.12.08
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 透明感あるしっとりと切なき唄うたい。ノンビブラートでも訴求力は強力。ミドルテンポの珠玉のフォークソングたち。
 長野県出身。女性フォークシンガー、熊木杏里、活動10年でレーベルをワーナーに移籍でミニアルバム『and…Life』リリース。CM曲やテレビ番組などのタイアップが多いアーティスト






Lost in wonder
THE GIRL
〈シンプルイズザベストガレージ〉
11.11.30
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 うねるベースに素朴ディストーションギターの極シンプルなスリーピース。とっぽい女声ヴォーカルは全編英詩でかっこよさげ。近頃聞けぬ懐かしのガレージテイスト
 女子バン"seagull screaming kiss her kiss her"などしてた日暮愛葉が新たなバンド活動。その名も、 "THE GIRL"。友人のベース、林束紗(ex.scarlet/hinto)とドラマー、おかもとなおこ(ex.つばき)を引き入れ、シーガル復活か、と思しきプリミティブな路線。プロデューサーで中尾憲太郎(ex.ナンバーガール)参加





●LIVE●
渋さ知らズ大オーケストラ 三鷹市公会堂改修寸前大感謝祭
渋さ知らズ
〈三鷹で怒濤のカオスなライブ〉
11.11.19
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渋さofficial

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 渋さ(渋さ知らズ)のライブ@三鷹市公会堂。大所帯バンドで観客がトランス状態で踊り狂うと噂に聞いてた渋さのライブに初参加。場内老朽化したホールで改修前の一大イベントとして渋さが呼ばれた。トランペット、サックス、トロンボーンとかのホーンセクションにギターは3人、ベース、パーカス、ドラム、キーボード、テルミンなどなど。ダンサーは通常女性ダンサー、白塗りの舞踏メンバー、アジテーター、当ライブに付随のワークショップに参加の一般参加者など入り交じる混沌としたフリーミュージック。音さえ出てれば何でもいい、と間口の広さを感じされる自由度満点の音楽。秩序はあるかなしか、分厚く迫る音圧は不思議な高揚感と芸術性を生む。場内、客席があるため、はじめから客が踊り狂うことは無かったが、ラスト付近では常連風が先立ってステージ際に集まって祝祭の踊り場と化す。
 ネットでたどると、首謀者の不破大輔は伝説のファンクバンド、"じゃがたら"に近い人物だったと。カオス×アンダーグラウンド感覚がつながるし






にじみ
二階堂和美
〈現代歌謡曲の風雅〉
11.11.18
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 ギター、ピアノ、あるいは簡素なバンド編成を伴奏にした唄うたい。フォーク、ジャズ、シャンソン、童謡、昭和歌謡、演歌、鼻唄などを行き交うアプローチ。慈愛に満ちて奔放明朗、ほんわかな歌声にやられる
 広島を本拠にした歌手、"二階堂和美"、5年ぶりのオリジナルアルバムで5th。
 東京スカイツリーのユニフォームで話題となったブランド「ミナ ペルホネン」のイメージキャラクターも担う。僧侶の資格をも持つ異色存在






オアシス
ハナレグミ
〈異色独特バラエティ〉
11.11.05
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 日本語フォークorロックでありながら相変わらずの無国籍感覚。どこか南国トロピカルを感じさせる異色性。M3、表題曲「オアシス」ではラテンのノリではじけるのに転じ、グッと内省的に静かに弾き語る、例えばM10「天国さん」など、振り幅広きラインナップ。ラストM11「ちきしょー」ではその両方を行き交うシンフォニック。しかしどちらかと言えば静かめが多いか、しみじみ聞かせる系。
 永積タカシのソロ・プロジェクト、"ハナレグミ"、2年ぶり、5作目アルバム。10年に立ち上げたプライベートスタジオにて原田郁子、おおはた雄一ら仲間を呼び込みレコーディング
 本人「でこぼこしてるけど、より自分らしいアルバムになった」と





●LIVE●
クラムボン_LIVE@両国国技館
クラムボン
〈クラムボン ライブで白軍団占拠〉
11.10.05
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 クラムボン、全国ツアーの締めくくりで、国技館ライブ。360度客席が取り囲む谷底の四角舞台に3人。客席は当日、白のドレスコードありで真っ白に埋め尽くされた場内で照明が映えに映える。それが狙いとも取れる仕掛け。ライブはこれまで全国を旅して演ったものをすべて出す、として結構曲数も多く、相当初期のものから新曲まで網羅。激しい曲から静か目なものまでよくもまあこれほどメリハリがあること。個人的には静かコーナーで演ってたカバー曲「ナイトクルージン」が良かった。
 2階席で見たのだが、1階席は枡席で座布団付き。ラストでは座布団を1階席のみなが振りかざして異様な光景。さすがに買ったものの座布団を投げるやからはおらんだろうと思いきや、何人か舞台になげ、それをクラムボンたちが投げ返す不思議。アンコールは2度。
 クラムボンは2度目で単独ライブは初めて。ミトを中心に超テクアンサンブルを披露する。しかし国技館、音が回りすぎて、音の大きい盛り上がる曲はダブついて聞き取りにくし。静か曲はいい案配。かれらのかもすユルい空気感が居心地よし






a broken carousel
Ferri
〈心情風景を刻むアンビエンタル〉
11.10.05
★★★★★

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 躍動感ある前作『スポーツ』からは幾分大人味のシックな印象。前面ロックなバンド曲も、ジャージーな歌謡志向もバラードもレトロも、それぞれの指向性で出っ張りをそぎ落とし深化の傾向。安定感ある攻勢
 椎名林檎のバンドユニット、"東京事変"5枚目アルバム。前作から間1年4ヶ月、短いインターバルでのリリースとなった今作。これまで継続してきた曲名を曲順に並べ文字数をシンメトリニーに見えるようにした並びをマイナーチェンジし、同じ文字数の曲名で全曲を揃えた構成。そんな遊びは彼女のならでは趣向。グリコ、資生堂と顔出しCMもこのところ続いて充実の活動ぶりが際立つ
 全国ツアーが9/30から、一部未発売も






大発見
東京事変
〈東京事変シックな大発見〉
11.09.19
★★★★★

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 躍動感ある前作『スポーツ』からは幾分大人味のシックな印象。前面ロックなバンド曲も、ジャージーな歌謡志向もバラードもレトロも、それぞれの指向性で出っ張りをそぎ落とし深化の傾向。安定感ある攻勢
 椎名林檎のバンドユニット、"東京事変"5枚目アルバム。前作から間1年4ヶ月、短いインターバルでのリリースとなった今作。これまで継続してきた曲名を曲順に並べ文字数をシンメトリニーに見えるようにした並びをマイナーチェンジし、同じ文字数の曲名で全曲を揃えた構成。そんな遊びは彼女のならでは趣向。グリコ、資生堂と顔出しCMもこのところ続いて充実の活動ぶりが際立つ
 全国ツアーが9/30から、一部未発売も






Boom!
Maia Hirasawa
〈日系スウェディッシュの注目シンガー〉
11.09.07
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 伸びやかなんだけどハスキーな声質でシネマティックなニュアンスある歌声。ビョークの声にも近いか、劇的で表現豊かな音像を展開してる
 九州新幹線のCMソング「Boom!」で話題となった日系スウェディッシュシンガー、"マイア・ヒラサワ"のミニアルバム。「Boom!」をM1にし、ほかコーネリアスがミックス手がけたCMタイアップなどカップリング。日本人の父とスウェーデン人の母に生まれ、育ちはストックホルム。2007年に1stアルバムをリリース、スウェーデンのグラミー賞に複数ノミネートで日本へは2010年より1年間休暇をかねて滞在。2011年に日本でのデビューアルバム『Maia Hirasawa』を出してる。表題曲「Boom!」はJR九州より依頼を受けて制作したCMに向けた書き下ろし。CMは当初震災でオンエアがわずかにしかされなかったが、YouTube経由でヒットとなった






Mind Travel
Superfly
〈スーパーフライの真骨頂〉
11.09.02
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 あふれるロックスピリッツ。ポップでいてハード。トラッドでいてファンキー。日本語にこだわったロックスタイル。それでも存分に馴染んで聞かせるマジックヴォイス。緩急の引き出しも広く、ノリもこれまで以上に最高。名作の域に達するポップアルバム。
 ジャパニーズ・ソウルフルシンガー、"スーパーフライ"、3rdアルバム。オリジナルアルバムとしては約1年半ぶり。「タマシイレボリューション」などテレビで馴染みあるタイアップ曲満載は売れっ子の象徴。タイアップじゃなくても、例えばM6「Deep-sea Fish Orchestra」などしびれるロック多し






ONE AND TEN VERY SAD SONGS
PIZZICATO ONE
〈小西康陽、初ソロで海外カバー〉
11.08.26
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readymade

honeyee

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 メロウで、渋さの光る楽曲群。アルバムタイトルを『11のとても悲しい歌』とし、すべて英語、カヴァー曲。個々に海外で活躍中の著名ヴォーカリストをフィーチャリングした11曲。中でも、"ロジャー・ニコルズ&ザ・スモール・サークル・オブ・フレンズ"はこのために再結集し、重層美的なコーラスワーク聞かせる。ほか、マイア・ヒラサワ、マリーナ・ショウ、マリーナ・ショウらが参加
 小西康陽の初のソロ・プロジェクト、"PIZZICATO ONE"が始動、その第一弾アルバムでカヴァー集。かつてシーンを席巻の"ピチカート・ファイヴ"の首謀者、小西康陽。2001年バンド解散後はプロデューサー、DJなどで活躍。解散から10年を経てのソロ作は何とも意表をついたカヴァーアルバム






mito archive 1999-2010
mito
〈ミトのコラボワーク集〉
11.08.15
★★★★★

Clammbon
mito

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 自身のソロ、また"クラムボン"での実験性が見え隠れしてオモロいコンピレーション。多数のアーティスト作品を収録。とりとめが無いようで、mitoイズムな優しさ、静謐性、複雑性の柱に貫かれてストーリー性をもつ
 "クラムボン"のベース、ギター担当にてキーマン、"mito"のコラボワーク集2枚組。篠原ともえ、山下久美子、toe、坂本美雨、おおはた雄一、BONNIE PINK、木村カエラ、コトリンゴ、WORLD ORDER(須藤元気)らとの仕事。主に作曲とプロデュース。mitoの幅広な人脈が見通せる






DAWNS
mito
〈インスト ライクなミト ソロ〉
11.08.02
★★★★★

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 ジャズ・ロック、エレクトロニカと先鋭化をとげる"クラムボン"の近頃の世界観を、さらに研ぎすまし深化させたフリーミュージック。アンビエントなピアノ曲、疾走感あるアコギアンサンブル、ジャズ色強いエレクトロニカ。mito本人の歌声がこころなしかの哀感をまぶす。唄ものではあるけど、インスト曲が集積しているかのような印象。どこか静謐
 "クラムボン"のベース、ギター担当にてキーマン、"mito"のソロアルバム。本人名義は初と。これまで2006年には課外活動、それぞれ別メンバー、またソロにて"FOSSA MAGNA"、"dot i/o"、"micromicrophone"の3名義でアルバム出してるが、それ以来の噴出モノ






elementum
L.E.D.
〈壮大なインスト、フューチャリズモ〉
11.07.29
★★★★★

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 ポストロック色濃いインストバンド。しかし未体感ゾーンのミクスチャで壮大な世界観を形成。この場合、高音系サックスやスティールパンの入れ込みで、過去で言うところのフュージョンであったり、どこかトロピカルな色合いを保つ。1曲1曲に序章からヤマ場に向っていくよなストーリー性を感じる、いわゆる「シネマティック」なアンビエンス
 2000年に始動の7人構成インストバンド、"L.E.D."、2ndアルバム。メンツはそれぞれに別活動のフィールドをもつミュージシャンで、レコーディングはスタジオでのジャムスタイルで進むと。先行シングルでヴォーカルに原田郁子をフィチャリングし話題に






NISENNENMONDAI LIVE!!!
にせんねんもんだい
〈中毒性ある女子トリオ・ロック〉
11.07.10
★★★★

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 ローファイでチープな印象ありながらも中毒性おびただしく。ドラム・ベース・ギターの簡素なトリオロックでミニマルに展開するのみ音像。抑揚は全体を通してじんわりつたわるのみ。だどもどこか骨太でプリミティブなロック魂伝わる。
 99年始動の女子トリオバンド、"にせんねんもんだい"。06年に自主レーバル「美人レコード」創立。海外での活動も盛んで、今年(2011年)5、6月にはアメリカ、ヨーロッパでツアー刊行。9月開催のオールナイト・ロックフェス「メタモルフォーゼ 2011」にも出演






RE:SUPERCAR 1 -redesigned by nakamura koji-
スーパーカー
〈ナカコーがスーパーカーをリデザイン〉
11.07.07
★★★★★

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iLL

 当時のまっしぐら爆音感から近代風に洗練された「リデザイン」ワーク。ホコリが払われ洗車された"スーパーカー"。フォルムは変ワラヌ。見た目も乗り心地も前とは変わらぬカッコええ感じ
 2005年解散から数年越しで「リデザイン」されて蘇る"スーパーカー"の遺産。"スーパーカー"の首謀者、ナカコー(中村弘二)による仕事。今作ではキャリアの前期、アルバムで『スリーアウトチェンジ(1998年4月)』から『OOKeah!!(1999年8月)』をピックアップ。後半分は後日リリースと。リデザイン2部作ではそれぞれDISC2にデモ音源を収録
 ナカコーはソロワーク、"iLL"のほか、2011年にフルカワミキ、田渕ひさ子らと新バンド「LAMA」を結成してる。






Z
UNICORN
〈ユニコーン再始動第2弾アルバム〉
11.06.28
★★★★★

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 09年に再始動した"ユニコーン"、復活第2弾アルバムリリース。アルバムフルで聞いたのは初めて、なんともバラエティ感ある中味なのはメンバー5人それぞれの曲が入っているゆえか。奥田民生の曲は一般によく聞くので雰囲気でわかる。あとは阿部義晴の曲が多く取り入れられていると。「ROCKS TOKYO」なるフェスで直近のライブを見たが、なんとも曲の端々に昔ロックの断片が詰まっていて懐かし。というか彼らの楽しみが伝わる
 タイトルの『Z』はメンバー間の口癖「…だZ」から来ていると、マジンガーZとかのそれ






正しい相対性理論
相対性理論
〈再製トラック集積ミュータントアルバム〉
11.06.20
★★★★★

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みらいレコーズ

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 フルで聞き通せば混沌とした風合いのエクスペリメンタル。
 多方面からリミクサーが参加で再製10曲とオリジナル3曲で構成の「ミュータントアルバム」。演奏が原型が遠ざかるも歌い手、やくしまるえつこの歌声一つでもうそれは"相対性理論"になってしまうオールマイティ。今作の場合、曲名がほとんどがQから始まる、「QJPCAM」「QGKGAO」などと記号のように表記されて謎を呼ぶ。参加アーティストは坂本龍一、鈴木慶一、スチャダラパー、Buffalo Daughter、小山田圭吾ら






クラムボン ‐ワーナー・ベスト‐
クラムボン
clammbon -columbia best-
クラムボン
〈クラムボン通選曲によるベストアルバム〉
11.06.11
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 アルバムデビューから12年にして"クラムボン"、総決算ベストアルバム。会社違いで2枚同時発売。途中でワーナーからコロムビア移籍した都合、キャリア前後半に分かれ両社からリリース。青と赤の色違いのアルバムジャケット。青盤、赤盤とくれば"ビートルズ"を思い起こすが、こちらもなかなかの量感でありエポックメイクなもの。ファン投票による選曲で、曲順がランキングそのままになってるということで、まさしくクラムボン通によるクラムボンのおすすめ楽曲が詰め込まれたセットもの。例えば、後半、赤盤のM3、M5には同じ「バイタルサイン」が入るが、これはステレオとモノのミックス違いで入っていて、ものすごく通好みであると認識できる。
 初期のポップさから徐々に繊細化、研ぎすまされて無敵バンドとなってく過程がわかる






YOU MORE
チャットモンチー
〈チャットモンチーの変わらない新鮮〉
11.06.02
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 徳島発の女子3ピースロック、"チャットモンチー"、4thアルバムがリリース。これまでフルアルバムとしてはタイトルが『耳鳴り』『生命力』『告白』と続いてたが、今回始めて英語タイトル。ジャケットのアートワークもこれまでの統一イメージを捨てたデザイン。初のセルフプロデュース作となるらしく心機一転の一矢。音的には甘キューティな歌声とシンプルながら激しさと展開感のあるギターロックの合わさりで特徴あるロックスの印象依然変わらず。4枚目の円熟味というよりはフレッシュさにも富んで、今回のコンセプトという多幸感も伝わる。
 静謐に始まるM8(Last kiss)、鋭角で鮮烈なM9(少年のジャンプ)、疾走感あるM10(拳銃)、そしてラストトラック(余韻)─と連なる終盤の流れがいけてまっさ






ROCKS TOKYO 2011 初日
v.a
〈そぼ降る雨の都内フェス〉
11.05.28
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ROCKS TOKYO

 "ユニコーン"ファンの付き合いで「ROCKS TOKYO」なるフェスに行く。新木場からアクセスの若洲公園にて大小3ステージのコンパクトなフェス。梅雨入りで終日に雨にやられるも来場者はそこそこの入りで盛り上がる場内に、そして地面は芝生がぐじゅぐじゅに。"ユニコーン"は始めて生で見るが何とも円熟味というか、ビートルズフォロアーノリの勝手な先入観だったが、プログレの味わいも感じるめくるめくロックスを展開しなかなかに渋みと深みある印象。そして規模でいえば2番目のベイサイドステージでトリを飾った"クラムボン"はこれも3人揃っては始めて見るが、スゴイとしか言いようがない。つかみこそ「サラウンド」やらの初期アンセムでしびれさせるも徐々にカオスワールドに引き込んで混乱に陥れるステージ。この2本だけでも見た価値はあり。あとは聞いたことなかった"毛皮のマリーズ"がストレートにグラムロックなステージでオモロし。"POLYSICS"はフェス系で2度めの遭遇となったが、相変わらすのスーパハイテンションぶり。ステージがまるきり見えない大型映像前でコアなファンらが踊りまくって芝生面を耕してる風景がオモロし。あとは少し予習していった女子4人組"ねごと"は多少期待はすれだったのだが実力派の風格もあった





Les Jeunes Annees 若かりし日々 [Compilation]
Dexpistols X Sound Pellegrino
〈日仏エレクトロ。骨頂 DJ MIX〉
11.05.26
★★★★★

DEXPISTOLS myspace

"Sound Pellegrino Thermal Teamインタビュー

GAN-BAN

 シンプルで歯切れのいいミキシング心地よし。2枚組のエレクトロMix。Disc-1は"DEXPISTOLS"、Disc-2は"Sound Pellegrino Thermal Team"によるDJミックスがコンパイルされたコンピ。ツタヤレンタルにて収穫。"DEXPISTOLS/デックスピストルズ"はリミキサー、プロデューサーの"DJ MAAR"と服飾デザイナー"DJ DARUMA"によるユニット。"Sound Pellegrino/サウンド・ペログリーニョ"はフレンチエレクトロの旗手、"テキ・ラテックス/Teki Latex" & "オルガスミック/Orgasmic"主宰のレーベルで、Thermal Teamは2人によるDJユニットと。





CD
□□□
〈音楽と言葉、文字の遊戯〉
11.05.09
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 テクノ&HIPHOPグループ、"□□□(くちろろ)"7thアルバム。とってもクリアで明快な構成。女声フィーチャリングヴォーカルを多数招いてバラエティー感たっぷり
 このところの"□□□"、言葉遊びとしての[ラップ]から発展し、音楽に限らないノーボーダーな展開めざましい。一つに演劇。岸田戯曲賞受賞の「わが星」での共犯関係。時を刻む秒針ビートをベースにした言葉遊び。実際の芝居を見に行ったが、会場客席の間でメンバーの一人(と思しき)が実演というか音響を指揮してた。あとは活版印刷で刷られたアルバムジャケットほか平面グラフィックとの連動性。言葉と文字で遊ぶ。音楽と視覚で縦横無尽に拡張表現の進歩性。ユニークな活動






Carapace
石橋英子
〈ピアノ弾き語りアングラテイスト〉
11.05.02
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 ピアノ弾き語りまたはピアノ主体バンド構成の歌ものポップ。静的でオーガニックな音曲だが、多分に実験風アヴァンギャルド志向。風変わり弾き語りストの本領アルバム。
 過去に"PANICSMILE"なるバンドのメンバーでもあった、マルチ楽器奏者にしてシンガーソングライターでもある、"石橋英子"、前作2ndアルバム『drifting devil』から2年ぶりリリースの新作。プロデュース&レコーディングエンジニアとして深く今作に関わったのがジム・オルークで、どこかカオスな味わいは彼の影響によるものとも。
 Phewのライブやら客演も多く、ここ最近よく名前を聞くアーティスト。器用で万能な仕事ぶり






Woolgathering
NINI TOUNUMA
〈シャープ&メロウなエレポップ〉
11.04.28
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 シャープでインテリジェンスなグルーヴにとけ込む透明感と浮遊感ある女子Voの妙技。この場合フロントに立つ歌声はどこか疑似英語風の不思議言語。高音かつメロウで美的スタイリッシュな歌い
 トリオバンド、"Spangle Call Lilli Line"のヴォーカリスト、大坪加奈のソロプロジェクト、"ニニ・トウヌマ/NINI TOUNUMA"、2ndアルバム。09年に初回のソロアルバムをリリースし、バンドのライヴ活動休止につき、ソロ活動を再加熱。プロデュースにエレポップ系で注目される兄弟音楽ユニット"SPANOVA"が参加で優麗な仕上がり






q
EIGHT
Do As Infinity
〈一歩突き抜けた陽性アルバム〉
11.04.22
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 躍動と哀愁ない交ぜで逐一切なさ覚える日本語ロックス。それぞれがどこか応援歌のような響き。大渡亮のソリッドなギターと、伴都美子の伸びやかなヴォーカルのヴィヴィットな化学反応。バンドが現役で活動してることに感謝
 08年の再結成から2弾目のフルレンクス・アルバムで8枚目。1年ちょい前に出た前作『ETERNAL FLAME』の重厚感から一歩突き抜けて陽性志向で落ち着き感じるアルバム。プロデューサーには毎度おなじみの亀田誠治。やっぱり時代との整合性はこの人のなせる技か。






1! 2! 3! 4!
グループ魂
〈無敵コミックスタイル〉
11.04.19
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 言ったモノ勝ち冗談ソングオンパレのハイテンションアルバム。バンドの仕立てはパンクロックなスタイル。その実古き良きコミックバンドの様相。時事ネタ、エロネタ、クスリと笑わせる小ネタ混ぜこぜ。ちょいと青き切なき学生時代の思い出など色々。
 劇団大人計画の俳優が主体で、95年より活動続ける、"グループ魂(たましい)"、6枚目アルバム。阿部サダヲ、宮藤官九郎らが主要メンツ。ラインナップは全25曲。後半からは曲でなし丸のままコントも入れ込んであり、盛りだくさんエンタテイメント






v
とげまる
スピッツ
〈スピッツの13作目〉
11.04.15
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 メジャーバンド、"スピッツ"の実に13作目。87年にバンド発進。「ロビンソン」が売れたのは95年、そして今作は前作『さざなみCD』から3年ぶりのフルレンクス。
 あまり引っかかりが無くなんとも言い様のないヌルリとしたJ-Pop世界なのだが、M6「新月」はイントロからして少しかっこええ風のロックス。プロデュースはスピッツ本人らと亀田誠治。ここでも師匠が参加してるとは






TENSE
FreeTEMPO
〈"FreeTEMPO"10年集大成アルバム〉
11.04.07
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「Mix」PV

 ノーボーダーなインスト&ハウス、時々歌もの。というか歌ものの割合多し。夢心地グルーヴの清涼感あるトラックス。"FreeTEMPO"、10年の活動を集大成したベストアルバムは曲ごとに様々なミュージシャンとコラボワークで個性浮き立つ仕事群
 仙台を拠点にしたソロプロジェクト、今年(2011年)1月のライブにて活動終了となった半沢武志こと、"FreeTEMPO"のベスト盤。最新リマスターで再生した過去楽曲。今後の活動は半沢武志の個人名義になるとアナウンスされてる。"FreeTEMPO"自体のオリジナルラストアルバム『Life』も3月にリリースされている。






たまもの from ぬばたま
蔡忠浩
〈ボノボ、Vo初ソロの透明感〉
11.03.21
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特設

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 至極クリアで安寧のチルアウト。蔡の透明感ある歌声が支配する音世界は暖かみがあり優しげな包容感に包まれてる。アコースティック弾き語りを原型にシンプルな構成。パーカッションなど多彩な音色に彩られバラエティ感もありあり
 "bonobos/ボノボ"のボーカル、"蔡忠浩/サイチュンホ"の初ソロアルバムがリリース、去年(2010年)11月のこと。その年の夏、風呂ロックでソロライブを見て、そのときしきりにアナウンスしてたその実体。バンドの活動から解き放たれたフリーダムな構成心地よし。"bonobos"も相当気持ちいいのだが、こちらはまた別のメランコリックで切なきハートフルなトラックス






COLOR
オレスカバンド
〈オレスカ、2ndの熟成〉
11.02.17
★★★★★

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"COLOR" SPECIAL SITE

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 全曲陽性、快晴志向のアッパーチューン。「唄って踊れる」ダンスナンバー羅列。活動7年経ち海外ギグで鍛えられた熟成の一矢。個人的には大好きなバンドなので慣れすぎて新鮮みはない。けだし名盤。甘酸っぱさも健在
 大阪・堺発、女子6人スカロックの"オレスカバンド"、2ndアルバム。1st『WAO!!』からは3年経つ。フルアルバムリリースのペースとしては少なめだが、オレスカはミニアルバムが多い。ボントロの"リーダー"の名がいつまにか"ハヤミ"に変わってる






VERSUS -JAPANESE ROCK VS FPM SELECTED AND NON-STOP MIXED BY FPM
FPM
〈FPM、和ロックを再構築〉
11.02.04
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 J-ROCKをDJ仕様にリミクス。原型知らない曲が多く、どれほどいじられてるかは知らねど、曲間のつなぎの妙がオモロい。かなり原形をとどめてるっぽくはある
 DJ & プロデューサーの田中知之、こと"Fantastic Plastic Machine"、こと"FPM"の新展開、「VERSUS」シリーズ第1弾で和製ロック取り上げたリミクスCD。選曲は新旧。「愛し愛されて生きるのさ」小沢健二、「能動的三分間」東京事変、「シャングリラ」チャットモンチー、七尾旅人、曽我部恵一バンド、斉藤和義、100s、ZAZEN BOYS、アジカン、サンボマスターなどと幅広で集めてる。
 TV番組「空から日本を見てみよう」でBGMに使われる事が多い"FPM"。他ユニクロ系でも使われてたりして最近とみに露出しがちか






Illuminate
LITE
〈構築感のあるインスト〉
11.02.02
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 ディストーションギターやシンセによる印象的なリフを積み重ねいつの間にやら高みに達する心地よさ。硬質感のある構築性。厚くならずシンプルでスパイシーな仕様
 和製インストロックでは注目株の、"ライト/LITE"、5曲ミニアルバム、「Illuminate」。2010年7月リリースのモノ。2003年結成で海外レーベルでもCDリリース。ツアーなどで研鑽積む。今作はジョン・マッケンタイア(ex.トータス)のプロデュースにて、シカゴのSOMAスタジオでの録音






forest at the head of a river
Spangle Call Lilli Line
〈森の小川をたゆたう木の葉のように〉
11.01.24
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 繊細で優しげな女声がフィーチャーされたポストロック。透明感あり、森の小川をたゆたう木の葉のような揺らめきを携えた情景。水彩画のごときその世界に引きずり込まれるような吸引力を持つトラックス
 デザイナーなど3人のクリエーター集団、"スパングル・コール・リリ・ライン"、9thアルバム。前作は2ヶ月前で2連作の片割れ的位置づけ。片方『VIEW』ではポップなライン、方やこちらは録音時の流れに任せた長めのアンサンブル、というような感じと。プロデューサーに"toe"のギター、美濃隆章が加わって深遠な音づくり。






Port Entropy
Shugo Tokumaru
〈軽妙洒脱。清涼感ある歌ものポップ〉
11.01.14
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 ミニマムなアンサンブルでミラクルなポップワールド。ウクレレや、笛、トイ・ピアノなどなどのキッチュな楽器群。歌は男声、鼻歌の様なファルセットで聞きとりにくいがほぼ日本語詞っぽい。「軽妙洒脱」のワードがしっくりくるかな、繊細で清涼感があり根源的で少しエスニック。
 何十種類の楽器を自在にあやつりミックス手がけるマルチアーティスト、"トクマルシューゴ"、4thアルバム。前作『EXIT』から約2年半ぶりフル・アルバム。東京都出身で04年にUSのインディ・レーベルよりデビューアルバムを出し、海外を主に話題を呼んでるアーティスト。日本語の歌で海外ウケしてるのもスゴい。日本での浸透はこれからか。番組主題歌や演劇音楽、CM音楽などで活動の幅も広いと





とおくを つなぐもの
百景
〈インスト、3ピース。淡彩の味わい〉
11.01.06
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 インスト、ポストロック。最小限の音数でつむぐ淡い色合いの光景。和風と思えど、どこか無国籍。薄味と思えど、どこか深い味わいをかもす。ギター・ベース・ドラムでミニマムな骨頂アンサンブル
 03年大阪で始動。先頃東京へ拠点移し活動中の3ピースインストバンド"百景"、ミニアルバム(2010年4月リリース)。2009年の2nd「おくりもの」から1年を経て。
 優しげな味わいは独特





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