BANGZILLA
MIX MASTER MIKE
〈ゴリゴリなスクラッチ断章〉
04.12.24
★★★★★

 相当なジャパンマニアか、ウルトラセブンやら、なんかの昔の歌謡曲っぽいのも時折り顔出してたりして、CDライナーには仕事場にウルトラシリーズのビデオがずらり。
 ビースティボーイズ第四の男、DJミスターマイクの3rdフルアルバムの到来。相当ゴリゴリなスクラッチアルバムな訳で、音ネタの奔流に流し流され、ビートに狂うのみ。時代のスクラッチャー、本領発揮でピースフル。そーいえば来月の武道館(ビースティ)に来るってことかい。




LIFEBLOOD
Manic Street Preachers
〈美メロ・ライトな日常ロック〉
04.12.04
★★★★★

 UK・ウェールズ発、キャリア15年で7作目の新作。正直初聞きのマニックスだけど、美旋律に魅かれてこのところ頻繁回転(ヘビロ)中。そんなに激しくも、ともするとインパクトさえなかったりするんだけど、このところの寒い気候もマッチして自然に魅かれる。寂しさに共感か、しみじみ志向に回路同調か。単に80年代UKポップスへの郷愁意識の発露か知らん。日常ロックにふさわしき良質でライトなアルバム。M3は恍惚の域。




UP ALL NIGHT
THE PROCUSSIONS
〈おしゃれラップでUP ALL NIGHT〉
04.11.19
★★★★★

 ジャジーでメロウなHIPHOP、ひところ頻発してたコンピ"FREE SOUL"の味わいにも近い。タワレコでキャンペーン中だったJAZZ+HIPHOPのコーナーにて発見。USコロラド産でLA本拠に活動中、3MCのラップグループ、プロカッションズがローズ(エレピ)+ドラム+3MC'sRAPでスタジオセッションしたものをまんま真空パックでアルバム化。ローズのレトロな響きがタイトなドラムのグルーブにのる。おしゃれアダルトラップ
3MCはStro the 89th Key、Mr.J、Resonant




Beautifully Human
JILL SCOTT
〈レディソウル本格ジルで癒される夕べ〉
04.11.05
★★★★★

 00年デビュー、フィラデルフィア発レディソウル、ジル・スコット2ndアルバム。基本R&Bでありながら、JAZZ、BIG BANDへのアプローチあり、ソフトRAPと呼べばいいか言葉がメロに乗り浮遊と強調を繰り返すノリもあり、優しい歌声ベースに芸風広し。
 マッシブアタック人脈の"ニコレット"に声近かったりするんだけど、より本流ソウル方向の実力派。ジャケ及び歌詞カードに本人の子供時代の写真をあしらったのも味。このけだるさに癒される夕べ。ありでしょう。




PALOOKAVILLE
FATBOY SLIM
〈生音重視でよりロックなファットボーイ〉
04.10.24
★★★★★

 DJノーマン・クックによるダンスロック系プロジェクト、ファットボーイ・スリム、『Halfway Between The Gutter And The Stars』以来4年ぶりの4thスタジオ・レコーディング・アルバム。
 ここら辺の人たちって、一時期のシーンの熱狂から遠ざかって、何だかまったりムードがただよってて、いい意味いい(良い)加減に力抜けた、ある意味抜け殻のような気合いのナサみなぎる雰囲気になってて、普通の部屋聞きBGM化してきたきらいもないではない。が、それもまた良し。
 今作ではノーマン自身もベースやギターをプレイ。生音重視でよりロック色強くなって親近感も湧いてくるってところ。




Run to Be Born
Walking Concert
〈今聞く理想のスタイル〉
04.10.18
★★★★

 KINKSのキンキン尖った肌触りと、USインディーの大地の香りプンプン 、Walking Concertのデビュー。タワレコ視聴即買いで、実態は知れぬもの、Gorilla Biscuits、Quicksand、Rival Schoolとか前歴のWalter Schreifelsがフロント担うUSバンドらすぃ。
変に色がないとこがいい。限りなくライトで押しつけがない。今聞く理想のスタイル。基本はロックの王道。




American Idiot
Green Day
〈ドゥーキーから10年を経た新座標〉
04.10.08
★★★★

 元祖メロコア、アルバム『ドゥーキー』でその先のパンクの座標軸を定めたグリーンデイが『ドゥーキー』から10年を経てぶち上げた、ロックの新座標。多くのフォロアーを尻目に、常套はずしの新境地開拓。
 グリーンデイなりのポップでエモーショナルはそのままなんだけど、さらに美メロでひたすらコンセプチュアル。9分にわたる"パンクオペラ"もありで充実の内容。これはそうとう力作。それこそ『ドゥーキー』の衝撃に継ぐもの。
 USチャートでは意外にグリーンデイ初というNo.1を早くも奪取(billboard-10/9付)。グリーンデイのやばい波が今後世界を包む兆候。




Pretend You’re Alive
LOVEDRUG
〈メロディアスハードオルタネイティブ〉
04.10.03
★★★★

 USオハイオ・クリーヴランド発ロックの巨星デビュー。ボーカル・ギター・ピアノ担うマイケルシェパード中心に02年に結成された4人組バンド。重厚かつメロディアスでロック史のメインストリーム行く久々本格派の登場の感ありで赤マル注目株。
 複雑で重厚なところが通好み過ぎて近寄りがたい雰囲気も感じつつ、曲調にバラエティありで飽きずに楽しめるし、憂いのあり方が絶妙で感動さえしてしまえる。この感覚はMUSEに出会った時に近し。




Welcome To The North
The Music
〈大人の味にモデルチェンジがどうなのか〉
04.09.27
★★★★★

 UK・リーズ発、'02年「The Music」で鮮烈のデビューとげたクラブロックの新星The Musicの2作目。
オープンハイハットのシャカシャカリズムに、つんざくディストーションギター、ハイトーンめの伸びあるボーカルが渦巻くグルーブを巻き起こしてその存在自体が衝撃だった訳なんだけど、今作ではプロデューサーにパールジャム、ストーンテンプルパイロッツ、レイジetc.手掛けてるUSオルタナ界の巨匠、ブレンダン・オブライエン参加で、前作よりテンポゆっくり、いい意味落ち着き、んでキャッチー、悪い意味普通っぽくモデルチェンジ。感覚的には"U2"になっちゃってるんだけど、キラキラしたのびやかさは相変わらずかっちょエー加減。M5最高。




Happenstance
Rachael Yamagata
〈アメリカを象徴する種のフィメールボーカル〉
04.09.05
★★★★★

 USバージニア出身、日系女子ボーカルのデビュー作。
 いい意味でアメリカナイズ、良き時代のロックと大地を感じさせる広がりある歌声は自身ルーツと認めるキャロル・キング、ロバーター・フラック、リッキー・リー・ジョーンズの流れを汲んで正しきロックの方向。いい感じ今どきのアレンジもバランスよく組み込まれてて聞きやすさもマル。MTVでPVローテーション中のM3[Worn Me Down]は聞いてて何処かへ飛んでけそうな爽快感。
 アルバム構成は前半の緊張感から一転、中盤からはメロウなナンバーが続いて一気にテンションダウンの様相。そんなのも聞き込めば愛着も出ようモノ。新たな波感じる一枚。




Medulla
BJORK
〈ビヨークの自由研究〉
04.08.30
★★★★

 アテネ開会式出演で世界の歌姫ぶり発揮のビヨーク新作がリリース。全曲アカペラ、リズム隊はヒューマンビートボックスでならす元The RootsのRahzelが全面サポート。一部メイドインジャポンのDokaka混入。ほかイヌイットのボーカリストTagaqに、元Face no moreのMike Pattonnなどなど、と豪華コラボ実現でなんとも奇っ怪で痛快な仕上がり。ロックでもなく、ニューエイジでもなく、ジャンルは"ビヨーク"としか言い表せない超オリジナルな音像作り上げてる。声だけで曲("ビヨーク")になってしまう一つのマジック空間。それでもある意味ギリギリの印象も愛嬌か。まさに「自由」がなせるワザ。
 声だけで曲?っていうと、小学生のときの「お楽しみ会」で"プラスチックス"の"COPY"をコピーした覚えがフラッシュバック。パロディつうーか何だか余興の世界で楽しめちゃうンだなこれが。
たぶんそんな粋なんじゃなかろうか。楽器から放たれれば自由が得られる。体が資本ですから‥




The Tipping Point
THE ROOTS
〈ルーツのルーツをめぐる旅〉
04.08.16
★★★★★

 ジャジーでソフィスティケート、US/フィラデルフィア発、"ルーツ"のメジャー5作目。いい意味つけ入るスキのあるラップでこれ系では唯一安心して聞ける"ルーツ"なんだけど、ラップバンドにつきまとう暗さがなく音楽として完成度が高いイメージがこのアルバムでさらに増幅で、視聴即買いの1枚。大御所ジル・スコット、ミュージック(Musiq)参加でさらに厚みがでてます。




OVER THE SUN
Shannon Wright
〈ソリッドなツボ系フィメールボーカル〉
04.08.15
★★★★★

 シンプルでソリッドなディストーションギターに情念系のボーカルでせまるシャノンライトの4作目。プロデュースにスティーヴ・アルビニ(NIRVANA"In Utero")迎えライブ感ある音作りなれど、深く重く乾いた肌ざわり。それでもここら辺はかなりツボなもんでひたらざるを得ない。拾いモノの名作、というかこのボーカルは貴重な存在。





CONTRABAND
VELVET REVOLVER
〈ベタなロックがある意味新鮮〉
04.08.07
★★★★★

 ガンズ(ガンズ&ローゼズ)を母体として、ガンズのフロントマン、アクセルの代わりに、STP(ストーンテンプルパイロッツ)のフロント、スコット・ウェイランドを乗っけたら、VELVET REVOLVERが出来上がったのだが、なに分ここら辺のラインさけて通ってきた道なんで、人物関係がよくわからない。とりあえず、売れ線ロックの新バンドっちゅーことなんだが、昔気質のある意味べたな正統派ロックをやっとる訳よ。ガンズまんまトリビュートしてるよな。それでもこんなの今どきありなんだと、開き直って聞けば意外に新鮮。それでもボーナストラック、ピストルズのカバー"Bodies"聞いた瞬間めちゃ落ち着くのって、ガンズ系にいまだ拒絶反応示してるちゅーことか。
ジャケがいい。白、黒、赤の3種類あって、個人的にはこの赤版が好み。





Live In Hyde Park
Red Hot Chili Peppers
〈ベスト、ベスト、ベスト〉
04.08.04
★★★★

 世界制覇成しとげたレッチリの(意外にも)初のライブ盤。洗練と野暮のぎりぎり狭間をさまようレッチリの魅力はやっぱりライブにあるわけで、やつらがライブんときかましてくれる微妙な間だったり、曲間のセッションだったりの空気感が真空パックでつまっててかなりおいしい1枚。
『Californication』以来の内向きフォーキッシュ路線がなんとも物足りなく感じてる自分にとっては、ライブによってレッチリに求める激しさやあら削りな面が強調されてる気がして聞き心地良し。ロックオデッセイは見に行けなかったけど、この1枚でその分十分取り返せる豪華版。
なにげに煮詰まった感あるレッチリ、この先どうなる。願わくば想像できない位の変化求める。





My Crew Deep
Steph Pockets
〈ローリンヒルをつぐもの〉
04.07.25
★★★★★

 ネオソウルの金字塔ローリンヒル"The Miseducation of …"リリースから6年、その意志はこの"My Crew Deep"に継がれた、そんな流れを感じるアコースティックな女声ラップ&ボーカルの1枚。
ステフ・ポケッツはUSの音楽都市フィラデルフィアで生まれ育ち、ここでエンジニアの夫マイケル・ファウンテンとの自家スタジオ基盤にプロデュース中心に音楽活動続けてるアーチストで、この"My Crew Deep"はファーストアルバム。
聞くきっかけは彼女がBob Marlyの娘だからってことになるのはしょうがないにしろ、なにしろローリンヒルに酔う恍惚に近いこの感覚。ローリンヒルがBob Marlyの実子ローハン(ステフとは異母兄弟)と結婚して"The Miseducation of …"で音楽活動を(ある意味)昇華させた後のタイミングとして、Bob Marlyの末娘のデビューである。Bob Marlyを根とした奔流が再びうねり始めたといったところか。
アルバム自体はレゲエというより普通にラップアルバムなんだけど、そのテイストがなにしろルーツもののそれで、そこには確実にBob Marlyが存在しているんだな。
日本先行発売(US版は未発売?)ってのも商売臭くはあるんだけど、ソウル(魂)感じる1枚になってる。





THE WILL TO DEATH
JOHN FRUSCIANTE
〈もう一人のジョンを忍ぶ〉
04.07.26
★★★★★

 ますます内向き吹きすさぶ心象風景が広がって寒い。この感覚はそうJOHN LENNONのソロによく感じた感覚。ジョンの魂‥そんな域に達してしまったのだろうか。
それにしてもこの前4th album出したばっか。この超ハイペースを今後も続けるという。果たしてついていけるだろうか。そういえば当のレッチリはロックオデッセイとかいうロックイベントでこの週末(7/24,25)TOKYOにきていた。しかもE.YAZAWAの露払いともとれる順番で。とち狂ったイベントで相変わらずうつむき加減でギターを弾いていたのだろうか。





Alphabetical
Phoenix
〈スローな午後に聞けば効く〉
04.07.03
★★★★★

 フレンチファンとしてはチェックせざるを得ない"Phoenix"の2nd。伝説のバンド"Frente!"をほうふつとさせるアコースティックで懐かしさあふれる切ないメロ連続。正直期待してたほどではないにせよ、最近なかなか聞けないおしゃれな肌ざわりに少しやられる。
"Phoenix"はフランス・ベルサイユ発4年前に1st「UNITED」リリースでクラブキッズに支持されメジャー化した4人組。最近ではディオールのショーや映画「Lost in translation」なんかでも普通に使われてる注目筋。今作ではベックとか手がけるトニー・ホッファーがプロデュース参加で今風、よりキャッチーなサウンドメイクに。
M8「If It's Not With You」オススメ、微妙にソウルフル。スローな午後に効く。

 



Under My Skin
Avril Lavigne
〈アヴリルの2ndはハードロックな仕上がり〉
04.06.29
★★★★★

 02年のデビューアルバム『Let Go』出たての頃はアイドル風ながら虚弱な小娘的印象で1発屋の匂いもなかったではないアヴリル。結局、『Let Go』は世界で2000万枚の大台に乗せるスマッシュヒット。んで先月2nd「Under My Skin」リリース。MTVなんかでヘビロ中シングルカットの「Don't Tell Me」でガーリーパンクないつものアヴリルのラインから離れ大人の艶をみせてるところから初めて気になる存在と化して聞いてみれば、なんとも本格ロックのスピリッツ感じるトーンに仕上がっててちとびっくり。
 プロデュースは、マトリックスとか前作の超メジャーからは一新されてて、同郷カナダの売れ線、アワ・レディ・ピースのボーカル、レイン・メイダだったり、元マーヴェラス3のブッチ・ウォーカー、そしてドン・ギルモア(EX;LINKIN PARK、PEARL JAM)の3人。ハードロック系人脈で固めた結果がこれ。"POPSTAR"から"ROCKSTAR"へ、アヴリルのステップアップアルバム。

 



SONGS ABOUT JANE
Maroon5
〈発売から1年、全米ヒットのMaroon5〉
04.06.25
★★★★★

 アッシャー、パフダディ、アリシアキーズ、ビヨンセなんていう今どきHIPHOP系ヒットメーカーひしめくUSヒットランキングにあってあきらかに異色の存在、このところ常連マルーン5の「This Love」。26日付のBillboard single chartでもランク8。昨年発売、デビュー盤"SONGS ABOUT JANE"からのナンバーなんだけど、その味わいは明らかに20年前のヒットランキングが適当な懐古調。今となっては完全にすき間行ってるなんつーか癒し系R&B+ロック。アルバム"SONGS ABOUT JANE"もUSヒット中だし、1歩間違うと極ダサになりがちなこの辺のラインも、妙に心地いい感覚で自然に入り込める。いろんな面でのケアがいいのかセンス光ってるし、プロモもエロい。(笑)
見た目は全然普通の若者バンドなのにね。エロい、じゃなくて偉いよ。
そういえば、レッチリ(Californication以降の)にも近い。

 



TO THE 5BOROUGHS
BEASTIE BOYS
〈ニューヨーク賛美なビースティの新作〉
04.06.18
★★★★★

 名盤『Hello Nasty』から6年、オールドスクール=ルーツHIPHOPの原点に返って超シンプル、クールクリアなサウンドで帰ってきたビースティ。RAPミーツROCKで確実にHIPHOPの間口広げ、20年もの間シーンのコアにあって最近では、チベタンフリーダムを主催、反戦ブッシュナンバーをネット配信するわでますますヒッピー色濃厚。今作では9.11以降ニューヨークに巻き起こった強いコミュニティ意識から生み出されたという"TO THE 5BOROUGHS(=マンハッタン、ブロンクスなどニューヨークの中心の5区の総称)"→ニューヨークへの愛を前面に打出したメッセージ色の強いもの。彼らが育ち暮らす街を賛美した「愛の賛歌」集。といっても相変わらずおしゃれさ全面展開で、単純にかっちょエー。永遠の悪ガキでONE & ONLYなビースティの現在進行形。

 


●LIVE REP●
Mary J.Blige "The Love & Life Tour" at BUDOUKAN
Mary J.Blige
〈クイーンのジャパン来襲〉
04.06.01
★★★★★

 元祖"Queen of Hip Hop Soul"メアリーJのジャパンラストアクトは聖地・武道館。音まわりの悪さもなんのその、入魂の熱唱で場内熱狂に終始。しかし武道館、実質どこの席からでも演者に近い狭さがいい。ついでにステージも狭い。いい意味これが武道館。セットは名盤「My Life」の頃から昨年リリース「LOVE&LIFE」までのおいしいメアリーJグラフィティで満足感高し。半端ないリアルソウルにひたすら酔うのみ。

 


●LIVE REP●
N*E*R*D LIVE at ZEPP TOKYO
N*E*R*D
〈教祖ファレルの昇天ミサ〉
04.05.26
★★★★★

 R&B系売れっ子プロデューサー、ファレル率いる"N*E*R*D"のワールドツアーin東京2日目。HipHopのマッチョなノリにはついていけないものの、N*E*R*Dのロックで手作りっぽいバンドテイストには結構はまってたりして、ライブでも通なところ見せつけてくれて楽しめる。ヒットシングル「She Wants To Move」をセットの真ん中に、『In Search Of...』とリリースしたての『FLY OR DIE』2枚の通なアルバムからのミドルテンポとアップナンバー絶妙のラインナップ。エロトーク(っぽいの)もめいぱいで盛り上がり最高潮。ケータイを手にしろとのファレルのサインにファンのかざしたケータイ取り上げ歌いまくりの教祖ファレル。
日本にはなんだかんだで長期滞在してる?もう一人のメンバーチャドはなぜか不在。

 



Summer make good
MUM
〈アイスランドからの耽美な贈り物〉
04.05.11
★★★★★

 鯨食文化の同士として愛すべきアイスランド発のウィスパー系フィメールボーカルバンド、mum(ムーム)の3rd。当初メンバーだったツインボーカルのツインズ片割れが脱退ながら、常にボーカルがダブルでミックスされてて結果ツインズ状態で展開される世界は、離島の灯台でレコーディングされたロケーションが目に浮かぶような神話性あふれる幽玄の美的空間にいざなう。同じアイスランドの"ビヨーク"に"シガーロス"なんかと同じ周波数なんだけど、それに加味される渋沢龍彦的耽美な文学テイスト。サブカル度120%。静かで癒されるプチハッピー震撼音像。

 



PROBOT
PROBOT
〈メタルの夢、デイブの極私的プロジェクト〉
04.05.05
★★★★★

 フーファイ(foo fighters)のフロントマン、デイヴ・グロール率いるメタルプロジェクトの始動作で、なんとインディーズ。クロノス(ex.ヴェノム)、レミー(ex.モーターヘッド)なんていう(往年の?)メタル系ボーカルの通どころ招いて全曲作曲、んでほとんどの曲にギター、ベース、ドラム参加でほぼ自作自演状態のデイブ。カート's ニルバーナの残党ながらフーファイではハードながらキャッチーでポップなロック聞かせてくれるデイブ。実のところ、おいらは元々こっち派さ、とばかりにダークネスなこてこてメタルのオンパレ。デイヴいわく「メタルの夢の世界”で楽しませてもらっただけ」(引:BMG)。
しょーじき、「BURRN!」なんて雑誌がでてた頃のまんまど直球のヘビメタのコンピ。当時は避けてたこの線も今となってはノスタルジーで以外と聞ける。

 


●NEW DISC●
FLY OR DIE
N*E*R*D
〈飛ぶか沈むかファレルスマッシュヒッツ〉
04.04.20
★★★★★

 ファレル・ウィリアムズとチャド・ヒューゴ'sプロデューサー(最強)ユニット、ネプチューンズのロックファンクバンド、"N*E*R*D"(エヌイーアールディー)の2nd。いまやアウキャスかナードかっつう位で、ここらへんのR&Bミクスチャロックの先達握ってるこやつら。
"N*E*R*D"の語源“No One Ever Really Dies”「死ぬヤツぁはいねえ」っていってるそばから、"FLY OR DIE"ってきてるわけで、責任感まるで無しの能天気なアッパーチューン連打。カップリングの先行シングル"She Wants To Move"はシンプルかつエモーショナルなフラメンコ調ニューロック。
そんでも十分ソフィスティケートされてて聞かせどころもちょい完備。
5月に来日SOLOライブで、今夏サマソニ来襲とN*E*R*Dタイフーン警報発令中のJAPAN。のってる「ロックスター」ファレルのスマッシュヒットアルバム。

 



America's Sweetheart
Caurtney Love
〈これがクイーン、日常ロック〉
04.04.07
★★★★★

 日本版と米国版でジャケ違いなのが気になり出したら止まらない(なんでJAP用でジャケ違いなのかっつーことで)、コートニーの初SOLO。
カートを(マジできっかり10年前に)失ったコートニーは10年たっても元気でなにより。殿堂の域逝っちゃってた?なんて。その実、全く問題なしの現役ぶり。シーンのクイーン顕在で、これ王道、日常聞くに普通に快感、ロックのスタンダード。
音楽なのにドラマ(絵)がまず見える希有なアルバム。
自ら前向き「アメリカの恋人」のいさぎよさ。ただ一つ難点はMDレック不可。これ大きい。
 



SHADOWS COLLIDE WITH PEOPLE
John Frusciante
〈レッチリ、キーマンの放つSOLO〉
04.03.31
★★★★

 レッチリ(RedHotChillPeppers)ギターで音楽的なイニシアチブ担う(?)ジョン・フルシャンテ、渾身の4thソロアルバム。
全体渋いのはいい。レッチリの"Californication"、"ByTheWay"系フォークでまったりもいい。シンセでインストなんてのもまあ許す。エフェクト少なめシャカシャカギターも味としていい。そんでもこの深い悲しみめいた孤独感は何?ドラッグde死の淵からの帰還の諦観か。光はそこにあるか。ジョンのソロ初体験ながらそうとうマニアックな域と判明。はまりそうな自分が怖い。
「今は生きてて楽しいよ。生きてることが楽しくてしょうがないね。それと同時に、俺は同じくらい死ぬことも楽しみなんだ。」とジョン(引:cross beat)。
かくして薄日そこに顕在。
 



THE TREES ARE DEAD & DRIED OUT, WAIT FOR SOMETHING WILD
SikTh
〈デスでも、コアでもない、狂気〉
04.02.24
★★★★

 はっきしいって食傷してるんでっさ、音に。んでこうなったら、避けて通ってた、LOUD系に触手を伸ばす。まったく、ここいらって高校ん時から止まってるんで、わからんというか、聴く体勢として出来てない、かった。
で、シクスなわけで、1曲目から、声つぶしてます。ハイ。
それでも聴き続けます(食傷ですから)。CD仕入れてから3日、聴き続けた結果は、「飽きない」つう事。このつっぱしってなさがいい意味で引っ掛かる。デスでも、コアでもない、狂気?‥近い。はまってますこれ。MUSEに続くセルフ脳内革命。
 



Speakerboxxx/The Love Below
OutKast
〈グラミー受賞記念、アウキャスのソフィスティケート〉
04.02.09
★★★

 グラミーでは"Album Of The Year"受賞に、FUNKオールスター(earth wind & fireモーリスホワイト、P-funkジョージクリントンらなんかとメドレー)アクト参加と、近ごろのUS音楽シーンを象徴してるかのアウトキャスト。満を持してのスターダムか支持層厚いRAPデュオ。
5thアルバムでグラミー受賞の今作は、2人それぞれのソロアルバムカップリング2枚組でシュート。基本はHIP&HOPなんだろうけど、何せ全39曲。その幅はラップ、ロック、フォーク、ブルース、ジャズ、ドラムンベース、テクノと果てしない。矛先にベタさを感じないのは、しゃれっ気のある上質ねらいというかソフィスティケートされたまとめの美学がべースにあるからだろう。
ある意味まとまりすぎ、というか引っ掛かりに乏しいと見るのはうがってるかもだが、USチャートでNo.1なりつづけのモンスターチューン"Hey Ya! "なんか見ても、むずがゆくなるよな鳥肌立つよな微妙なライン。「ソフィスティケートと軽さのあいだ」の綱渡りナノである。

アウトキャストはデトロイト出身、ビッグ・ボイとアンドレ3000の2人のユニット。高校生時に出した1stアルバム('94)から売れ続け、4th「stankonia」('00)で一気にBREAK。
 



SO COME ON
SHEBANG
スウェーデン発ティーンズロックで昇天〉
04.01.30
★★★★★

 キャッチーなメロディ満載ポップス量産国スウェーデンからまたもエポックポップの上陸。
ロックテイストあふれるダンスチューン詰まったシーバングの2nd。
マリナとヨハンナのティーンズユニット、シーバングは、本国スウェーデンでファースト・アルバムが10万枚超えセールスを記録で暴進中。
キワモノ系のジャケットたじろぎながらもタワレコ視聴でひと聞き惚れ。ノリよし、ヌケよし、体が浮遊してく感覚。
ガールズもん飽和のシーンにおいて出色。
 



Tasty
KELIS
〈ケリスの多面コラボ作はこってりテイスティー〉
04.01.14
★★★★★

 R&B & ROCK!FUNK!で当代きってのプロデュースチーム、ネプチューンズが放つレーベル、STAR TRACKの看板、ケリスの2年ぶりの3rd。ハスキーボイスにライオンまがいのロッドヘヤ、エロテロリストな褐色の肢体でサポート参加も数多く、快進撃中のケリス。
今回ネプはもちろん、メイシー・グレイ、 ステイシー・オリコ成功させたダラス・オースティン。アウトキャストのアンドレ3000。ディアンジェロ等のプロデューサー、ラファエル・サディークも3曲参加と多面性コラボ敢行。婚約者NASも漏れなくフィーチャー。
んで結果的にネプ的ロック色薄くかなり正当R&Bの線。
M2、ローリン・ヒル、フォローするよなレゲエナンバーがいい。
 



TAKE THIS TO YOUR GRAVE
FALL OUT BOY
〈シカゴ発即買いポップロック〉   
04.01.02
★★★★

 珍しく視聴即買いのポップパンク系"FALL OUT BOY "。
green day、off spring出たてで受けてた頃の感覚よみがえる"メロコア"チックな音。ストレートでメロディアス、シンプルロック。
シカゴ発4人組。これ受けそな予感。
なぜか国内盤の方が安くてビデオ付き。