Offend Maggie
Deerhoof
〈いつまでも新鮮、音楽遊戯なスタイル〉
08.12.30
★★★☆☆

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 一聴チープで脱力方向ながらなにげに骨太ガレージサウンズ。ローファイで硬質なギターロックに日本人Voのサトミの和英まじり不思議チックな歌いが合わさりキッチュな音世界広がる
 サンフランシスコ発、紅一点Vo.4人組グループ、"ディアフーフ"、約2年ぶり9thアルバム。94年スタートでバンドは10年をゆうに越えたキャリアなんだけど、初期衝動的実験感覚はいつまでもすたれない。いつまでも新鮮、音楽遊戯なロックスタイル






I'm In A Polaroid, Where Are You
CALLmeKAT
〈けだるげにゆらめく浪漫なスタイル〉
08.12.29
★★★☆☆

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 鼻歌のように自由にゆらめくヴォーカル。おもちゃのようなキーボードやカリンバなど些細な楽器による伴奏。けだるげにささやき混じりのウタはごく繊細なものだけど、かもし出す空気感は他にあまりない。
 デンマーク/コペンハーゲン発、カトリーナ・オットセンによる女性ソロユニット、"CALLmeKAT"の8曲入りEP盤。おもちゃキーボードを使いこなし、ほかシンセ、環境音や自らの声をコラージュ。ローファイでありながらオールドシネマにかかるBGMよな味わいある浪漫なサウンズ






Toi Mon Indien
Marianne Feder
〈ジプシーとコラボのフレンチ〉
08.12.26
★★★☆☆

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 ジャジーな香りの小粋な女子Vo.フレンチポップ。さらにはジプシーブラスとのコラボでエスニックなテイストもかもす。ジプシー・ジャズ・フレンチの三位一体オシャレアルバム

 フランスの歌姫マリアンヌ・フェダーの2ndアルバム。ジプシーブラスの"La Caravane Passe"が参加しバラエティ感あふれるフレンチ






Sleepy Eepee
Great Northern
〈ここより何処かのアトモスフィア〉
08.12.22
★★★☆☆

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 メランコリックでドリーミーな独自音空間。浮世離れの男女デュオヴォーカル。未来と過去、あるいは此岸と彼岸を行き交うよなマジカルでミステリアスな空気感が心地よし。
 LA発、Solon BixlerとRachel Stolteの2人のヴォーカリストを核としたユニット、"グレート・ノーザン"、5曲入りEP盤。07年3月のデビューアルバムに続き、08年3月にリリースの今作。どこかアンニュイでデカダンだけど、きらびやかな希望が広がる近未来系ロックスタイル






The Camel's Back
Psapp
〈サップ:キッチュで小粋なポップ〉
08.12.16
★★★☆☆

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 小粋なデスクトップサウンズといいましょうか。コンパクトで都会的でドリーミー。
 チープなシンセ音をあえて使い身の回りのもので音を出したりの実験感覚。かわいげなポップでキッチュな音像
 ロンドンをベースに活動の男女2人ユニット、"サップ"、2年ぶり3rdアルバム。フォークとエレクトロニカ融合のバックグランドに鼻歌のようにカジュアルな女子Voが踊るキラキラサウンズ






Wrecking Ball
Dead Confederate
〈カート忍ばすグランジィなテイスト〉
08.12.12
★★★☆☆

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 古き良きサザンロック。あるいはこれにニルヴァーナイン・ユーテロ』のダークでグランジィな世界観加味されて、今時とはいいがたいけど、いい感じのエッジ効いてるニューフェース
 US・アトランタ近郊アセンズ発、5人組ロックの"デッド・コンフェデレート"、セルフタイトルのミニアルバムリリースからおよそ半年開けて、1stフルアルバムリリース。攻撃力あるアルバム前、中盤のトラックからがらりと変わり終盤はおおよそキャッチーとは対極を行く静かめミドルテンポなナンバー並ぶ意外性。Vo、ハーディ・モリスの放つしわがれ声の悲しげな絶叫からカートを忍んでみるのも一興。






Auf zum Atem
Spillsbury
〈ジャーマンエレポップの攻撃性〉
08.12.09
★★★☆☆

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 ドイツ語で攻撃的なエレポップ。情報希少で詳細わからないが、ドイツ、ハンブルグ発の男女デュオ、テクノパンク、4つ打、歌モノ。変化球的なものなしのベッタリしたディスコパンクなのだが、それはそれで今聞けば新鮮とも。攻撃的に聞こえるのはドイツの語感からか。そういえばジャケットも超攻撃的で猟奇的な彼女





Medea
Rockettothesky
〈北欧の深淵なる浮遊系〉
08.12.07
★★★★☆

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 スペーシーかつ霧深き森で聞く彼岸の音曲。夢幻で不可思議、少しフォークロア。リバーブの効いたキーボードの層をさまよい、浮遊を続ける高音ヴォイス。
 ノルウェー、オスロ発、Jenny Hvalなる自作自演家の一人ユニット、"Rockettothesky"、2ndアルバム。
 名前を分解すると,"Rocket to the sky"になる。死んでしまった愛犬をロケットで飛ばした、というよな自作曲から取られていると。曲は至ってシンプルな構成。シンセとかピアノ、時々リズムボックスによる伴奏。歌い方の妙で実験感覚満杯





You Are My Sunshine
Copeland
〈アメリカの良心の円熟系〉
08.12.04
★★★★☆

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 とことん美メロが詰まって究極のヒーリング体感できる名盤。美しく、そして柔らかい。アメリカの良心を感じさせる内省系。
 US・フロリダ発の4人組、"コープランド"、4ndアルバム。3rdから2年を経てのリリース。その間一時メジャーレーベル(Columbia)に所属も担当者が退社したとかで、インディーに逆戻り、Tooth&Nailに移籍しての発売。作風は前作『Eat, Sleep, Repeat』のメロウな路線をさらに押し進める形。Vo.アーロン・マーシュのファルセット存分に活かしたコーラスアレンジ。そして女性Voとのコラボも感涙もの。静謐感さらに研ぎすまされ円熟味の域




●LIVE REP●
"クイーン・アドリーナ" ライブon渋谷クアトロ
Queen Adreena
〈ケイティ光臨、渋谷の夜〉
08.10.25
★★★★☆

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インタビュー

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 すさまじいライブだったとしかいいようがない。歌姫ケイティはやはり女神のそれのように神々しい存在。または堕天使。またはヤバすぎイっちゃってるヒト。
 UK発パンキッシュ・ゴスロック、"クイーン・アドリーナ"、ライブon渋谷クアトロ。ビニールのショッピングバックでバルーンスカートのようにしたいでたちのVo、ケイティは場内制圧の絶叫とささやきを繰りかえす。身にまとうビニールを身に巻き付けるようにしたかと思えば、時にそれははだけてもろ肌露出のエロモード全開。ほぼ衣装の役を呈していないビニールコス。インパクト凄し。
 そんなヴォーカルアクトを、ケイティと長年コンビを組んできた盟友のギタリスト、クリスピン、そして女性ベース、ノミ&ドラム(助っ人?)の強力リズム隊が激しくしたたかに支えるステージワーク。





Djin
Queen Adreena
〈ギリギリディーバのパンキッシュボンバー〉
08.11.23
★★★☆☆

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インタビュー

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 退廃感も最高潮、激しさも一段とパワーアップした新盤。ライブ感パッケージの一発録り的臨場感ある音源。歌姫ケイティ率いる"クイーン・アドリーナ"、ライブDVDカップリングの4枚目オリジナルアルバム。

 ロリエロ、ゴシック、ウィスパーと絶叫の狭間。呪術性と祝祭性ありありのど迫力のアンサンブルは新たな衝撃を生んでしまう。揺らめいてときめいて、官能のロックディーバスタイルは今となってはまれな存在

 25日に単独ライブ@渋谷クアトロ。当然見に行きます





This Is It and I Am It and You Are It and So Is That and He Is It and She Is It and It Is It and That Is That
Marnie Stern
〈超然モンド、ライトハンド エクスペリエンス〉
08.11.21
★★★★☆

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 インパクトある、ちょっとした面白な音楽。縦横無尽でアバンギャルドなギタープレイと甲高いヴォーカル、そして高速超絶技巧のドラミングが合わさっておおよそ不可思議なギターロック。
 NYマンハッタン発、女性ギター&ヴォーカル、"マーニー・スターン"、2ndアルバム。やたらと長いタイトルはとある哲学者の言葉を引用していると。きらめくライトハンドギターは今や懐かしの粋なのだけど、別にハードロックが繰り出される訳でなく、その対極にあるフリースタイルでアブストラクト(抽象的)な脳内スパーク即興系。ドラム&プロデュースにその筋の達人、"HELLA"のザック・ヒルが参加で過剰なまでにモンドさヒートアップ。
 じっくり聞くとトランスできる危なっかしくドラッギーな一枚





Saint Dymphna
Gang Gang Dance
〈民族調ダンスエクスペリエンス〉
08.11.12
★★★☆☆

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 簡素に見えつつ実に実験風味に優れるダンスミュージック。民族調のミニマムなリズムが展開される中、シャーマニックな女子ヴォーカルが躍動する不思議音像。
 NY・ブルックリン発4人組バンド、"ギャング・ギャング・ダンス"、約3年ぶり3作目アルバム。一筋縄ではくくれぬ変幻自在さがバンドの真骨頂。前時代的シンセの音色にリズムボックス。アフリカの祝祭を想起させるベースビート。マイブラをオマージュするかのギターエフェクト。ビヨークばりの熱狂のヴォーカル、などと振り幅広くミキシング。新時代エスノエクスペリエンス





For My Friends
Blind Melon
〈ブラインドメロン再スタートでノスタルジー〉
08.11.07
★★★☆☆

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 程よくハードで、程よくノスタルジー。8、90年代オールドロックリバイバルな胸キュンサウンドぶちかましてくれた今作。
 92年リリース、セルフタイトルのアルバムで一世風靡した"ブラインドメロン"、新ヴォーカルを迎えてのバンド復活第一弾アルバム。当時のヴォーカリストで、いまや伝説と化したシャノン・フーンはもういないのだけど、その後がまトラヴィス・ウォーレンが当時のテイストをつなぐ、高音で伸びある浪漫な歌ごえ聞かせる。その当時、『No rain』の"Bee Girl"PVに思いっきし打たれた口なので、懐かしさで胸いっぱいになる。





White T-Shirt
Micky Green
〈カラフルなガールポップ〉
08.11.04
★★★☆☆

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 おしゃれで小粋なライトポップ。リズムボックスやハンドクラップなどごく簡素なリズムをバックにセルフコーラス交えたカラフルなパーティチューンオンパレ。時々ピアノorギター弾き語りでミドルテンポバラード。ガーリィなキューティポップ詰め合せ

 オーストラリア発、パリ在住のモデル兼シンガーソングライター、"ミッキー・グリーン"デビューアルバム。日本ではパルコのキャンペーンイメージキャラクターに起用され注目された。スヌープ・ドックを愛聴するディスクトップミュージシャン。





Goodbye Blues
The Hush Sound
〈ノスタルジックな男女ツインVoポップ〉
08.11.02
★★★☆☆

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 ブルージーでジャジーな女子Vo.ポップロック。時々男子メインVo。憂いと懐かしさがこもる感傷系。それでもカラリと晴れた陽の下で聞くのが似合う明るさに満ちあふれたピースフルな楽曲が揃う

 当初ボブ・モーリスとグレタ・サルピーターの男女デュオを発信源にした4人組グループ、"ザ・ハッシュ・サウンド"。05年に出した自主制作アルバムが"フォール・アウト・ボーイ"のピート・ウェンツの耳にとまり、ピートが主宰する"ディケイダンス・レーベル"より1stアルバム『So Sudden』を再リリース。06年に2nd『Like Vines』発信し、今作が3rd。
 グレタによるピアノ弾き語りがベース。時折パンチのあるヴォーカルワークで聞きどころ多彩





Lez Zeppelin
Lez Zeppelin
〈ZEP、仰天コピー女子バンド〉
08.10.29
★★★☆☆

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 "Whole Lotta Love"、"Rock and Roll"など、ZEPの名曲ほぼ再現のモンドな試みで話題の新人バンド。伝説と化してるオリジナルの超絶テクニックはなんとなしクリアできてるよう。演奏自体、完コピー目指しながら、全体が柔らかくソフトな印象。声量十分ながら女子ヴォーカルゆえのタンパクさがバンドのいい意味、味にもなっているか
 NY発、レッド・ツェッペリンのコピバン、女子4人グループ、その名も"レズ・ツェッペリン"、デビューアルバム。04年より活動スタートの彼女ら。
 ヴォーカルのサラはミュージカル女優として活躍の過去も。プロデューサーはエディ・クレイマーで本家のツェッペリンや、ジミヘン、KISSらを手掛けた大御所





One Day As A Lion
One Day As A Lion
〈ザックとセオドアの怒髪天ロックユニット〉
08.10.23
★★★☆☆

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NMN

 音数こそ少なかろうが緊迫感あり、激しさに満ち満ちた音空間。ザックの新しい表現手段は単刀直入でいさぎよい。

 先頃復活のレイジ・アゲインスト・ザ・マシーンのVo、ザックと、ザ元マーズ・ヴォルタの超絶ドラマー、ジョン・セオドアの2人によるロックユニット、"One Day As A Lion"のデビューミニアルバム。
 重低音含みのひずませたキーボードによるリフが連続する中、空間を切り裂くようなラップが躍動す異色音像。ドラム、キーボード、ヴォーカルのシンプルな構成。怒りと激しさ秘めたアジテーション性色濃いラップとキーボードの音色、乾ききった激しいドラミングも相まっていい雰囲気





The Coral Sea
Patti Smith & Kevin Shields
〈メイプルソープに捧ぐ朗読ライブ〉
08.10.14
★★★☆☆

Patti Smith

My Bloody Valentine

bounce

 ノイズの海にたゆたうほとばしり出た言葉たち。時に静かに、時に激情のポエトリー・リーディング。沖の凪いだ海のように穏やに始まり、岩場に打ち付ける波のように荒々しいヤマを迎える

 NYパンクの女王、"パティ・スミス"が、05年と06年にロンドンで行った、写真家ロバート・メイプルソープを追悼するライブを収録した2枚組アルバム。ケヴィン・シールズ(ex.My Bloody Valentine)の繰り出すノイズギターに乗せた詩の朗読。2人の強いアクのような個性がぶつかり、かつて聞いたことのないミラクルな音像が実現してる。
 パティ・スミスとメイプルソープは互いの下積み期にNYで同棲した時代があると。エイズに堕ちた盟友の闘病をうたう渾身のライブ




●LIVE REP●
炎のジプシーブラス ファンファーレ・チォカリーア
Fanfare Ciocarlia
〈楽しさ満点のジプシーブラス〉
08.10.11
★★★☆☆

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 おなかの突き出たおっさんたちが奏でる超破壊力ある高速ブラスアンサンブルに、場内大盛り上がりの夕べ。
 クストリッツア監督の映画(『黒猫・白猫』など)にも出演のジプシーブラス、"ファンファーレ・チォカリーア"が三鷹に来襲
10数名のオヤジバンド+ダンサー2人。容姿含め彼らから発せられるゆるいムードとは一転、出される音は超絶技巧の高速ダンスナンバー。なにげに悲しげイメージもあるジプシー(ロマ)音楽。そこはかとない哀愁をベースにしながら、本来が祝祭目的で進化してきたスタイルゆえに楽しさ満点のカーニバルなアンサンブル。

 バルカンジプシーのカルチャー色濃いルーマニア北東部の田舎町で発祥のバンド。96年にドイツのプロデューサーにより発掘されて以来、世界をまたにかけてライブ活動&CDリリース。
 そして彼らのドキュメンタリー映画も撮られてる





This Is Not The World
The Futureheads
〈UKパワーポップの売れ筋アルバム〉
08.10.08
★★★☆☆

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 良き日のNYパンクの香り感じるパワーポップ。ディーボあたりのノリにも近いがテクノの要素はあまりない。ツタヤ新作レンタルで音源入手だが、レンタルでもなけりゃ聞くこともなかったろう。押しも強くスピード感に優れるが、同系の"フランツ・フェルディナンド"あたりに比べると新鮮みはあまりないか。
 UK・サンダーランド発の4人組バンド、"フューチャーヘッズ"、2年ぶり3枚目アルバム。プロデューサーは"ヴァーヴ"、"プライマル・スクリーム"との仕事で知られるYOUTHが担う。UKインディーチャートで1位を記録のスマッシュヒッツ




●LIVE REP●
カミーユ ライブon渋谷クアトロ
Camille
〈フルパワー、カミーユのライブ〉
08.10.03
★★★★☆

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 パリより光臨の歌姫、カミーユの来日公演@渋谷クアトロ
 胸元をたたき、指ならしながらのちょいと技巧的なボディパーカッションを用い数人のコーラス隊従えてのアカペラ歌いで幕開け。オレンジのパーカー的な布をまとうカミーユ、これが後に様々なスタイルに変化する。他のほとんどのメンバーもオレンジの衣装で統一感かもす
 極限られた楽器にリズムなどボディヒットや口述ドラム(ヒューマンビートボックス)などと身体性高いカミーユ。CDで聞く限りその実験的度合いからしてどんなライブになるのと思いきや、彼女のあっけらかんとしたキャラでグイグイと盛り上げ場内を圧倒の迫力みなぎるライブ。楽しさにあふれてる。初めて聞く人でも十分楽しめるだろう。声と体だけで繰り出すプリミティブ=原始的な音楽への郷愁。
 中央のカミーユほか、ピアノ、口述ドラム2人、ボディパーカッション2人、コーラス2人の面子。と中、口述ドラム担当の2人が口ドラム対決。これは相当本格的な掛け合いで大盛り上がり。ラストアンコール何回か。サービス満点のカミーユライブでした





Honeysuckle Weeks
The Submarines
〈ひたすらドリーミーな夫婦混声デュオ〉
08.09.29
★★★★☆

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 ライト&キューティでちょいとサイケ。いい感じのレトロ風味。フレーミングリップスのようなドリーミーなポップロックを男女混声ヴォーカルで実現。乾いた心をしっとり潤してくれるよな慈愛に満ちた優しいナンバーが集結でこのところ一押しの一枚
 US、ロス発、夫婦2人組のエレクトリカルポップデュオ2ndアルバム。iPhoneのCMで注目され一躍スターダムのユニット。
 06年のデビューアルバムでは2人の別れと再会を切なく刻み込んだプライベートメモリアルなものとなってるとのこと。そして2年後の今作では2人のハッピーな今が発散されてるよな輝きに満ちてる。サイケポップ具合でいえば、ビートルズの"Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band"アタリの影響感じる。甘く切なくスイートホームなミラクルなホップ感覚





Honeysuckle Weeks
The Submarines
〈ひたすらドリーミーな夫婦混声デュオ〉
08.09.29
★★★★☆

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 ライト&キューティでちょいとサイケ。いい感じのレトロ風味。フレーミングリップスのようなドリーミーなポップロックを男女混声ヴォーカルで実現。乾いた心をしっとり潤してくれるよな慈愛に満ちた優しいナンバーが集結でこのところ一押しの一枚
 US、ロス発、夫婦2人組のエレクトリカルポップデュオ2ndアルバム。iPhoneのCMで注目され一躍スターダムのユニット。
 06年のデビューアルバムでは2人の別れと再会を切なく刻み込んだプライベートメモリアルなものとなってるとのこと。そして2年後の今作では2人のハッピーな今が発散されてるよな輝きに満ちてる。サイケポップ具合でいえば、ビートルズの"Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band"アタリの影響感じる。甘く切なくスイートホームなミラクルなホップ感覚





How To Walk Away
Juliana Hatfield
〈USインディ王道の系譜、J・ハットフィールド新作〉
08.09.25
★★★☆☆

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 いい感じライトなロック&ポップ。時折スイートなガールポップ。時折古き良きオルタナ全盛期の色感じる懐古系ギターポップ。目新しさはないものの聞きやすく安心感ある佳作

 元ブレイク・ベイビーズのヴォーカル、"ジュリアナ・ハットフィールド"、3年ぶりのソロアルバムで10th。USインディの系譜で語られる彼女、今回初聴。キャリア十分のベテランながら、キュートな魅力に衰えなし。プロデューサーにはアンディ・チェイス(ex. Ivy)、サイケデリック・ファーズのメンバーら豪華ゲストが参加





Until
one little plane
〈その切なさは甘い果実に似て〉
08.09.22
★★★★★

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last fm(free DL)

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 極々シンプルな味付けによる女声ネオフォーク、一部トロニカ。
 胸をしめつけるような切ないウタゴエにやられて以来、個人的にはこのところ一番のローテーションで回る一枚で、アタリ度でいえばおそらく今年のナンバーワンになるであろう名品。アメリカの大地の香りする牧歌性とともに、全体を貫くそこはかないオルタナ色。飾りの少なさがいいし、飾りのセンスの良さが最高レベル
 US発、現在はロンドン拠点の女性シンガーソングライター、キャスリン・ビントのソロプロジェクト、"one little plane"、1stアルバム。プロデューサーは彼女のボーイフレンドにて、フォークトロニカの代名詞ともとられる、"Four Tet"、ことキエラン・ヘブデンが担うと
 "Radiohead"のベース、コリン・グリーンウッドの愛聴盤としても話題となった





silly killings
Said The Shark
〈ささやきヴォーカルの美アンサンブル〉
08.09.17
★★★☆☆

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 歌うというよりは移ろいゆくよしなしごとを、絞り出すようにささやいている女声ヴォーカルが主に座る。伴奏は極々シンプルに、ミニマルな雰囲気で打楽器、ギター、鍵盤系、環境音など。音楽の原点に立ち戻るかの、何事にもしばられないプリミティブな音像。時にパンキッシュな一面も顔を出す不思議系。
 デンマークを拠点にする5人組バンド、"Said The Shark"、06年リリースの1stに続く、2ndアルバム。不思議だけどなかなかに美しいアンサンブルである





Volume One
She & Him
〈女優が自作自演のスイートポップ〉
08.09.11
★★★☆☆

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 古き良き時代のアメリカンガールズポップ狙いの確かな矛先。懐かしさ切なさ入りまじりのセンチメンタルなインプレッション。
 06年USで発進、男女グループの"She & Him"、デビューアルバム。ヴォーカルとるのは、メジャー作品への出演も多い女優にて、今作の作曲も担当のズーイー・デシャネル。アレンジメントにはマット・ウォードで、インディーシーンでの実績あるミュージシャン。06年映画のサントラで共作し意気投合したのがきっかけとなり、デシャネルが録りためていたデモ音源をウォードに届けプロジェクト発進。
 ビートルズ「I Should Have Known Better」や、初期ビートルズでライブ音源が多く残る「You Really Got A Hold Me」もカバーされてる。その他すべてオリジナルだと。





Drama
Bitter:Sweet
〈妖艶で魅惑的フロアスタイル〉
08.09.07
★★★☆☆

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 まったりとした四つ打ちダンスビートにセクシーヴォーカルが浮遊の魅惑的フロアスタイル。レトロ風味、キャバレーの祝祭感覚とヒップホップ、ブレイクビーツ相まみえて、レトロフーチャーなテイスト。
 US、ロサンゼルス発、男女ラウンジデュオ、"Bitter:Sweet"、2年ぶりアルバムリリースで2ndアルバム。妖艶でかつ極上のおしゃれなミラーボール空間、確固たる世界観で築いてさらに進化したコンセプチュアル





Mono In VCF
Mono In VCF
〈薄もやのノスタルジックポップ〉
08.08.31
★★★☆☆

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 6、70年代あたりのオールドシネマにかかるサウンドトラックを思い起こさせるメロウでノスタルジックなポップロック。メロトロン系の味のあるキーボードにストリングス多様。キューティ、かつ妖艶な女声ヴォーカルによりゴシック度満点。
 US、シアトル近郊、タコマ発5人組サイケポップバンド、"Mono In VCF"、デビューアルバム。揺らぎのあるミディアムテンポの秀作揃い。"Portishead"の哀感や、イハのバンド"Vanessa and the O's"のノスタルジックに近似





All Or Nothing
The Subways
〈よりハードに男女ツインVo.進化〉
08.08.29
★★★☆☆

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vibe

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 激しさパワーアップ。バンドの色でもある男女ツインヴォーカル部分のメロディックさもより深化し重厚感ある仕上がり。
 UKロンドン郊外発3ピース・ガレージの"ザ・サブウェイズ"、3年ぶり2枚目アルバム。
 今作では1作めゴリゴリのUKガレージ一辺倒からUSオルタナのテイストが加味されよりハードな方向に進化。このバンド、ビリー・ラン(G、Vo)の男声をメインに、シャーロット・クーパー(B、Vo)の女声が時折かぶって恐ろしく魅惑的な男女ツインヴォーカル状態を作るのだが、これも破壊力進化してる。
 アルバムリリースまでの3年でメインVoが声帯手術を乗り越え、当の婚約者同士だった男女ツインVo同士の破局など激動を乗り越えての今作。
 プロデューサーにはニルヴァーナ『Nevermind』を手がけ"ガービッジ"のドラムでもあるブッチ・ヴィグが担って、彼の関与が相当量影響している風





Med Sud I Eyrum Vid Spilum Endalaust
Sigur Ros
〈シガーロスの夜明け感〉
08.08.26
★★★☆☆

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 ナチュラルさが全面に出てその分聞きやすくなったような。打楽器、ホーン、ストリングスなどのアコースティク系の台頭。浮遊感たっぷり薄もやの彼岸、神がかりの領域から一歩踏み出し、光り輝く陽光の中を行くような明るさに満ちあふれ夜明けの光景
 アイスランドのポストロック4人組、"シガーロス"、オリジナルでは3年ぶり5rdアルバム。ジャケットの野を駆ける裸人がインパクトな今作、プロデューサーにフラッド(ex.U2、Smashing Pumkins)迎え、レコーディングは初めて本拠のアイスランドを離れ、ニューヨーク、ロンドン、キューバで進行。
 深遠な壮大さそのままに、まばゆいばかりの明るさを加味した新境地開拓してる





Exiting Arm
Subtle
〈サトル。新感覚ロックの息吹〉
08.08.23
★★★☆☆

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 バトルズあたりの新感覚ロックの香り充満。変拍子系のビートが電子音の装飾とともにハイテンションに繰り出される中、時に超高速、そしてどこか浮遊感のある優しげなヴォーカルが楽器の一部であるかのように融合する音楽遊戯。実験感覚満点、異次元体験必至のエクスペリエンス
 完全にロック系のバンドかと勘違いしてたけど、ヒップ・ホップ系の人脈で語られる集団らしい。US、オークランド発の6人組バンド"サトル"、2年ぶりのフルアルバムで、今作は三部作の最終章に当たるものと。バンドのフロントマンでメインボーカルのドーズ・ワンは、USアングラヒップホップレーベル、"アンティコン"の首謀者。
 ヒップ・ホップ、ミーツ、ロックでいえば、"N.E.R.D."があるが、マッチョな体育会系の"N.E.R.D."に対し、"サトル"はどちらかといえば文化会系の含み





Strength In Numbers
The Music
〈The Music…、ビートポップ深化のスタイル〉
08.08.17
★★★☆☆

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 よりメロディアスに、そしていくらかメロウなテイストに深化。今までのようにグイグイと押すだけではなく引き方向のバランスも強化され大人の味わいかもすニュースタイル。バンド独自のロックとテクノ融合のビートポップがかつてない新次元切り開くかの予感示して聞きごたえ充分

 UK・リーズ発、ダンサブルできらびやかな高揚感あるビートサウンズがウリの4人組ロック、"The Music"、一時の停滞期をへて4年ぶりにニューアルバム、3rdアルバムをリリース。プロデューサーにはフラッド(ex.U2、キラーズ)、オービタルのポール・ハートノルを迎えてロックの新次元示した。
 もっとも充満感と前のめりなノリには変わりはないバンドの個性





Viva la Vida
Coldplay
〈Coldplay…、ネクストエイジへの扉〉
08.08.13
★★★☆☆

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BARKS

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 ストリングス多用、重厚感たっぷりの壮大なバックグラウンドに、クリス・マーティンの伸びやかなヴァーカルが飛躍を遂げる。宇宙の果てをも感じさせるあまりに大げさな世界観に、あまりしっくり入り込めるものではなかったが、何か新しい時代の音を予感させる新鮮さはある。確固たる信念に貫かれた付け入る隙のない完成度の高い世界観。
 もはやUKを代表する叙情系ロックの総代にのし上がった"コールドプレイ"3年ぶり4作目アルバム、『Viva la Vida』。今作ではプロデューサーにブライアン・イーノ迎え、彼のアンビエント魂を一面に浴びた荘厳な作りに。
 先日のサマーソニック08では、大トリで登場、観衆を大いに沸かせたと





@#%&*! Smilers
Aimee Mann
〈エイミー・マン、新たなポップの境地への微動〉
08.08.10
★★★☆☆

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 味わい多様なポップの新境地切り開いた新作。摩訶不思議なタイトルも味。
 これまでのギター主体、アメリカン・ノスタルジックフォークなテイストから、シンセなどキーボード系の音色が多彩に加わり、いくらか新しい方向性打ち出して、これまで同様のオーガニックさは残しつつもいい雰囲気

 US、ヴァージニア州発のシンガーソングライター、エイミー・マンの新作『@#%&*! Smilers』。不思議なタイトルは、エイミーがよく使う、笑顔を安売りする人らへの皮肉を込めた言葉からきていると(vibe-netより)。「@#%&*!」に好きな卑語を入れ、“@#%&*!スマイラーズ”とその人に向けていえばいいと。音楽的には明らかに陽気さが売りでない彼女らしい言葉。





Nukkuu
Lau Nau
〈フィンランドの自由感覚音遊戯〉
08.08.03
★★★☆☆

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 つま弾くよな民族楽器風音色がいくつかかさなり、夢幻のヴォーカルがそんな楽器の一つであるかのように浮遊する、ごく感覚世界でつむぎ出されたフリーミュージック。薄もやがかった森を遊ぶ光景か、天上界の天使たちの舞踏会か。夢の中で聞こえてくるよな、それも少々サイケデリアなテイストの実験音像。繊細かつトリッピーでトランシーな不思議系
 フィンランド発、ソロ女性アーティスト、"Lau Nau"の3年ぶり2作目のフルアルバム。ジャケットに2人の女性が映ってるので2人組かなと思ってたが、鏡像と同じフレームの本人らしい。過去には「The Anaksimandros」などのいくつかバンド活動の過去も





Seeing Sounds
N.E.R.D.
〈ナードのおしゃれなサード〉
08.07.29
★★★☆☆

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 色っぽさ全開に、きらびやかでおしゃれなポップアルバムに仕上がってる。前作と比べいささかロック色が後退し、ビート主体のクロスオーヴァーなポップ感覚。それでもあふれるオリジナリティに変わりない。わくわくするよなキラーチューン満載のおいしい一枚
 ヒップホップ、ミーツ、ロックのミクスチャなスタイルでウケとったバンドユニット、"ナード"の新作。実に4年ぶりの3rdアルバム。プロデューサー集団"ネプチューンズ"のファレル・ウィリアムズとチャド・ヒューゴ母体にした3人ユニット。インタースコープ移籍第1弾




●LIVE REP●
FUJI ROCK FESTIVAL'08
原田郁子 LITTLE TEMPO Kate Nash Ego-Wrappin' My Bloody Valentine
〈フジロック。リトテン、マイブラで昇天〉
08.07.27
★★★★☆

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 フジロック初観戦。初日のみで5ステージ制覇。
 伝説のバンド復活ということでマイブラ目当てだったが この日は他も見たいのが重なった。中でもマイブラ、もう最高のステージで、感動ひとしきりだったが、実のところステージ始まりが夜9時半ということでこの頃には相当疲れて、ライブ中は夢心地で立ちながらうつらうつらの状況。それでもすごい音圧、星空に轟音鳴り響く至高の瞬間。ステージ後半ではおよそ20分に及ぶひたすらノイズのみのシーケンス続く。彼らならではのいかにもの趣向だが、やられた。
 ほかリトルテンポも最高ハッピーなステージだった。大満足の苗場の夏の日は25日のこと。来年もできれば行きたし

原田郁子 (on White Stage)


 フジロック初めてのライブで原田郁子さん。フジロックは6年連続出演で本人いわく「6年生」だと。
 完全ソロ、ピアノ弾き語りの静かでカワユゲなライブ。新譜『ケモノと魔法』発売直後ということで、ここからの曲が多かかったか。曲間に表す本人のホンワカムードとはどこか違う個人の音楽感追求した何か近寄りがたい超越した雰囲気はこのアルバムのノリと同様。
 ラスト、裸足で小走りに退場がイカす


LITTLE TEMPO (on Field of Heaven)


 個人的にメインイベントの一つだったが、この場でも相当盛り上がったリゾートの帝王、"リトルテンポ"。フジロックはちょくちょく出てたのをTVでよく見てた。生観戦は初めて。ダブを聞くに夏の野外ほど最高なシチュエーションはない。ゲストの女性アーチスト含め3人のスティールドラマーがバンド引っ張る。終盤の『オーヴァーザレインボウ』で最高潮に、そしてだめ押し『ミュージカル・ブレイン・フード』。土生氏のMC「ヤマ、ヤマ、ヤマ、ヤマ!」で盛り上げるピースフルなライブ


Kate Nash (on White Stage)

 UK若手では最重要視されるシンガーソングライターの一人、"ケイトナッシュ"のハッピーなライブ。本人ピンクのトップスに金色のミニスカート。タキシード風ルックのバックメンバー従え、オルガン弾きながら歌うスタイル。ライブ中この日初めての雨が降る。なにげにアットホームな雰囲気で微笑ましげなライブ


Ego-Wrappin' (on White Stage)

 レトロジャズ歌謡ロックの"エゴ・ラッピン"登場で、にわかに盛り上がるホワイトステージ夕刻。ヴォーカルの中納良恵、ステージのフロントに立ち、うねうねとダンスしながら拡声器で歌うスタイルが多い。わりかし新曲が多かったか知ってる曲が少なかった。終盤『くちばしにチェリー』で熱狂の場内。ラストはシンディローパー『ハイスクールはダンステリア』のカバーで微妙な終幕


My Bloody Valentine (on Green Stage)


 17年に及ぶ活動停止を経て今年バンド復活、フジロックに奇跡の光臨を遂げた、アイルランドの伝説的バンド、"マイ・ブラッディ・バレンタイン"。「本当に来る?」かが危惧されてたが彼らは苗場に現れた
 リリースしたアルバムは過去2枚でほとんどその中からのセット。轟音ギターにうもれゆくはかなげなヴォーカルはアルバムで聞くの同様。さらに巨大PAにより大音圧ですごい迫力。向かって右にフロントマンのケヴィン・シールズ、うつむき不動のギター演奏スタイルはまったく想像通りで、左に位置したギター&女声、ビリンダ・ブッチャーと夢心地ツインヴォーカルの美的音像を織りなしてく。
 圧巻は終盤、曲の途中、ノイズのシークエンス。これが延々と続き、苗場のヤマをシュゲイズ色に染めつく抜いていく。時間は20分くらいあったか。空に星。ほのかに夜の冷気もいい感じ。まさに至高の音楽体験。最後轟音鳴りっぱで、メンバー退場。あっさりした幕切れ

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mycom journal


富士宮焼きそば


 場場内食い物系が相当充実してて、まあ、人気者には列ができるが。それなりに種類も多く、いわいるカレー、ラーメンのたぐいではなく、ちょいと凝ったものが楽しめるのがいい。
 なかでも、White、Heaven間、「朝霧食堂」の"富士宮焼きそば"は最高、1皿ごとの量は少ないけど…





The Boy With No Name
Travis
〈この上ない優しい空気感漂わせ〉
08.07.15
★★★☆☆

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 メランコリックでいくらかフォーキッシュな香りするポップロック。余り引っ掛かりの少ない淡泊さゆえにそう聞き込んだことはなく、今回もツタヤの希少な新作レンタルで出会うことに。聞いてみて、やはり先入観通りの水彩画のごとし優しき音像。音楽への愚直なまでの愛情感じるイノセントなロック

 スコットランド、グラスゴー発、"トラヴィス"、前作『12 Memories』以来4年ぶり5作目アルバム。プロデューサーにナイジェル・ゴドリッチ(ex."レディオヘッド"、"ベック")参加、全てアナログ録音によると。バンド名、"トラヴィス"はヴェンダースの映画『パリ、テキサス』のハリー・ディーン・スタントンの役名から取られたと。トラヴィス、映画では地味な役回りのヒーロ





Wildahead Portibeast
Wildahead
〈ポーティスヘッド、HIPHOPリミックス〉
08.07.12
★★★☆☆

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FMusic

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 ダークな世界観がよりより深化した異色のアルバム
 UKブリストルの神話的バンド、"ポーティスヘッド"、約11年ぶりのアルバム『Third』リリースの衝撃を受け、その余波としてか、USのHIPHOPアーティストによるリミックスアルバムがフリーダウンリロードで登場。手がけたのはNYのプロデューサー"シックス・センス"率いるレーベル、「ナザーグラウンド」に所属するMC、"ワイルドビースト"。"シックス・センス"自身も何曲か参加していると
 曲は"ポーティスヘッド"の旧作『Dummy』収録曲が中心





These Are the Good Times People
THE PRESIDENTS OF THE UNITED STATES OF AMERICA
〈アメリカ大統領。イキのいいロック顕在〉
08.07.09
★★★☆☆

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 飛びっきりのイキのいい陽性パンクロック。ちょいととぼけた味わいも彼らならではのもの。独特の軽みとひょうひょうとしたスタイルはデビューアルバム当時から変わりない。
 USシアトル発、3ピースロックの"ザ・プレジデンツ・オブ・ザ・ユナイテッド・ステイツ・オブ・アメリカ"、4年振りの5thアルバムでEMI移籍第1弾。デビュー作は95年のこと。当時はよく聞いてた。"グリーンンデイ"やら"オフスプリング"なんかと一緒に。当時から13年も経ってる。バンドはその間、途中休止期間やらメンバーチェンジを経て現在に至る。
 今作では彼らの看板、面白風味のパンクはもちろん、カントリー、ファンク、モッズなどとバラエティに富む曲調





The Hollow of Morning
Gemma Hayes
〈ジェマ・ヘイズ、すき間のあるカルトなフォーク〉
08.07.06
★★★☆☆

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wiki

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 ちょいとかすれ声がいい感じの女性弾き語り系、時折ロックなバンドサウンズ、それも聞けば聞くほど味わい深いオルタナの色の強い癖あるロック。アイルランド人脈かマイ・ブラッディ・ヴァレンタインのフロントマン、ケヴィン・シールズがらみ(1曲参加)での混とんのとしたカルトな音色。すき間のある、かなりとがったスタイルでいい雰囲気かもしてる
 アイルランド発のシンガーソングライター、"ジェマ・ヘイズ"のおよそ2年半ぶりのアルバムで3rd。今回はプライベートレーベルによるリリースだと。しがらみが少ない状態でさらに我が道を行く孤高の歌姫ぶり発揮の佳作





Narrow Stairs
Death Cab For Cutie
〈金属質の繊細なポップビート〉
08.07.01
★★★☆☆

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RollingStone

 メロウネスとエモーショナルギターロックの繊細なる融合。底知れない善人的な優しい感覚はこのバンド特有のものだけど、今回のメジャー進出第2作目は優しさも激しさもさらに奥深く、広がりを持って進化したようなスケールの大きさ感じる。地上に収まりきらず宇宙に膨張していくかの音空間の広がり
 USインディーの旗手も昔のこと。メジャーに移行したのは05年リリースの前作『プランズ』からだけど、5月リリースの今作はビルボードチャートで初登場1位を記録でUSロック代表するNo.1バンドとして君臨の一矢。先進性とポップさをバランスよく折り詰めた極々まっとうなアルバムだけど、聞いてて感じる安心感は他では味わえない





13 Blues for Thirteen Moons
Thee Silver Mt. Zion Memorial Orchestra and Tra-La-La Band
〈金属質の繊細なポップビート〉
08.06.28
★★★☆☆

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 武骨なリフを刻むギターがバイオリンなどのストリングスとからみ、その上に虚無感漂う嘆きのような歌が乗る実験感覚色濃い音像。長時間に及ぶ曲が多く曲全体で叙事詩のようなうねりを持つ深淵系。プログレの深化系か、暗黒の心象風景を映し出す万華鏡のようなカオティックロック

 カナダ・モントリオール発で99年、Gr、VoのEfrim Menuckを核に発進のバンド、”Thee Silver Mt. Zion Memorial Orchestra and Tra-La-La Band”、5枚目のアルバム。やたら名前が長いがこの名前も流動的であると。"godspeed you! black emperor"のバンド名義でもメンバーを少し変えて活動していたが今は休止中?





Nothing Against The Ocean
Set In Sand
〈金属質の繊細なポップビート〉
08.06.23
★★★☆☆

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label(JP)

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 独特なグロッケン系(金属質)音質主体のシンセサウンズが印象的。
どこかで聞いた事がある音。バラエティ番組『ザ・べストハウス123』の番組内BGで流れる音色なのだな。音数少なく繊細で変則的なリズムを刻むブレイクビーツ。そしてほのかなアングラヒップホップの香り。ダウナー含みだが、まったりとゆらぎの空気が流れる至悦の音像

 詳細はたどれなかったが、"Abandon Building Records"なるレーベルを主宰のプロデューサー、Lendin Hopesのユニット、"Set In Sand"、オフィシャル・デビューアルバム。今年(2008)1月にリリースされてる。ギター系アコースティックとエレクトロニカのいい感じなミクスチャ。ヴォーカルも混じるがこれはほぼ楽器として解釈されてるような変幻系。ある種癒しのニュースタイル





The Slip
Nine Inch Nails
〈NINのフリーダウンロード第2弾〉
08.06.04
★★★☆☆

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 NIN(ナイン・インチ・ネイルズ)が前作『Ghosts I-IV』に続いてフリーダウンロードでアルバムリリース、しかも前作リリースの3月から2ヶ月後の急展開。大盤振る舞いというか、それ以上の商業効果が見込めるのか、あるいは業界への働きかけか、それにしても画期的。しかも今作はダウンロード後の二次利用、リミックスやら第三者への提供などもOKであるのが目玉
 アルバム自体は前作がインストだったのに対し、今作はインストも混じるが基本ヴォーカル入りのノーマル盤(?)。激しさと硬質さ入り交じるオリジナリティそのままにどこかポップさ加味され聞きやすき一枚





Music Hole
Camille
〈パリ発プリミティブな音楽遊戯〉
08.06.01
★★★☆☆

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インタビュー

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 ボイスビートやボディーパーカッションをベースにコーラスとともに歌が乗るプリミティブな音像。実験感覚がより研ぎ澄まされ、さらに底抜けに明るく突き抜けたポップ感覚
 パリ発シンガーソングライターの"カミーユ"、2年半ぶり3枚目スタジオアルバム『Music Hole』。タイトル通り今回はキャバレーやミュージック・ホールの雰囲気を表現したというが、それらに通じる猥雑さやレトロ色は薄い。もっと健康的で日当たりのいい草原で輪になって踊っているよな陽性ミュージック。
 今回は英語詞を取り入れることに挑戦、曲の半分はそれ。世界展開を意識というよりは英語の語感を意識したと。
 政治経済の高等学院に学び、音楽は独学で習得のカミーユ。前作『Le Fil』が世界50万枚セールス。異色の存在で注目される





Grass Is Singing
Lonely Drifter Karen
〈古きヨーロピアンシネマの哀愁〉
08.05.26
★★★☆☆

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 古きヨーロピアンオールドシネマにかかるBGMのように優しき麗しのメロディ。派手さはないが、慈愛に満ちたウオーミーなフォーキッシュなポップサウンズ。遊園地に遊ぶ無邪気さとキャバレーの退廃を合わせ持つレトロ風味
 ウイーン出身、ボーカルとソングライティング担当のTanja Frintaをフロントに、カタルーニャのピアニスト、Marc Melia、 イタリアンドラマーのGiorgio Menossiによる3人ユニット、"ロンリー・ドリフター・カレン"。今作がデビュー作。Tanjaは以前、ウイーンで女の子3人組の"Holly May"なるバンドでの活動歴がある。ドイツ系キャバレーミュージックとパンクロックがルーツと





Racine 2
Wendy James
〈Racine、伝説の歌姫の現在形〉
08.05.22
★★★☆☆

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 場末感漂うガレージロック。小箱ライブハウスで酔客相手に気だるく歌うの図が浮かぶローファイサウンズ。ライブ感そのままにパッキングしたか、小細工なしのイノセントなギターロック。
 元"トランスヴィジョン・バンプ"のヴォーカル、"ウェンディ・ジェイムス"率いるバンド、"ラシン"の2枚目アルバム。05年に1枚目がでてる。
 "トランスヴィジョン・バンプ"は80年後半から90年代頭にかけてイギリスそこそこの人気のバンドだったと。"ブロンディ"系のコケティッシュなウリの女性ヴォーカルをフロントにしたパンクロック。その時代を筆者は知らんが、そんなこと色々探っていくと見えはじめる往年のアイドルパンク時代の残り香。ドラマチックで切ない現在形





Third
Portishead
〈ナチュラルなダークネスに深化〉
08.05.19
★★★☆☆

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fmusic

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 緊張感漂わしてまくってた往年の暗黒性から空白期間を経て、やや落ち着きがありナチュラルさえ漂わせる音像に深化。スクラッチ等サンプリング系の装飾が薄れアコースティック色が台頭。それでも独自の暗黒性はキープされててより純化された間のあるダークネスを追求の現在形
 暗黒系トリップ・ホップのルーツ、"ポーティスヘッド"、10年ぶりのアルバムリリースで3枚目。満を持してのフルレンクスなのだが、多少肩透かし食らい気味の変化球。意外性という意味では充分期待に答える深淵系ナノである。





Funplex
the B-52s
〈the B-52s、実に16年ぶりの新譜〉
08.05.14
★★★☆☆

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 あっけらかんとしたポップさ全開。ココまで突き抜けた明るさ、最近あんまり聞けない。昔と変わらぬエンターテイメント
 80年代当時、NYニュー・ウェイヴを代表するバンドとしてシーンに君臨してた「the B-52's」、92年リリースの前作『Good Stuff』から実に16年ぶりのフルアルバムリリース。バンド名もアポストロフィが取れて「the B-52s」。それにしてもバンドの面子、みな50歳以上ということらしいが、はじける曲調は若々しいことこの上なし。プロデューサーにスティーヴ・オズボーン(ex.New Order, Happy Mondays)迎えて現代にマッチング





H.A.A.R.P
MUSE
〈MUSE、世紀のライブCD&DVD〉
08.05.12
★★★☆☆

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trailer

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 甘美でドラマチックでエモーショナルなUKのスーパーバンド、"ミューズ"の07年6月収録のライブアルバム。CDとDVDがカップリングで映像も盛りだくさんに楽しめる仕様
 UK・ウェンブリー・スタジアムに2日間で16万人動員の場内の熱気も相当だが、フロントに立つマシュー・ベラミーのギター、そして特にピアノのスーパープレイが余すところ無く楽しめる内容。ベラミーのピアノは"ラフマニノフ"や"ベルリオーズ"などドラマチック指向のクラッシックの影響を受けてるそうだがピアノは独学だと。ギターはレイジのトム・モレロから影響受けてるとも。
 生み出すモノ全てに外れ無しの偉大すぎるスーパーバンド。





Boogybytes Vol. 4
Ellen Allien
〈ベルリンテクノ女帝のミックスCD〉
08.05.08
★★★☆☆

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X CLUB

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 世界的テクノ温床地帯、ベルリンから極上のクラブサウンズ来襲。
 レーベル、"BpitchControl"を率い、ベルリン・テクノ・シーンのリーダー的存在になってる"エレン・アリエン"によるミックスCD、"Boogybytes"シリーズ第4弾。彼女がプレイする最新のミニマルトラックを、ベルリンを横断するシュプレ?川のたゆたう奔流のごとくつないだよどみないサウンド・スケープ
 5月末にリリースするニューアルバム『SOOL』にプロデューサーとして参加する女性ラップトップ・アーティスト"Agf"の楽曲などインクルーズ





Alas I Cannot Swim
Laura Marling
〈ブリティッシュフォーク新星〉
08.05.01
★★★☆☆

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ANAP

 ギター弾き語りメイン。わりかし古風なフォークソングにほのぼのテイストのライトポップなど、薄味ながらそれなり秀作粒ぞろいで全編通して楽しめる
 UK・レディング発、18歳女性シンガーソングライター、"ローラ・マーリング"、デビューアルバム。同じUKの人気シンガー、ケイトナッシュが自身のMySpaceブログで絶賛してたUKポップ界期待の新星。
 聴けば聞くほど味わい深し。渋いけど可憐





Enjoyed: A Tribute to Bjork's Post
v.a
〈ビョーク『ポスト』をトリビュートの進化系〉
08.04.24
★★★☆☆

FMusic


BJORK

 音楽のミライを予測する進化系音源目白押しのトリビュートアルバム
 ビョークの2ndアルバム『ポスト』をトリビュートのオムニバス。どちらかといえばこれから色々芽が出てくるだろう新進のアーティスト参集。曲はどれも自由で実験感覚あふれるアレンジワークが基調。ポストパンク、アコースティック、甘美なコーラス、ブレイクビーツなどと、それぞれが特徴あるプロダクション

 USのメジャー音楽系ブログ、"stereogum"がフリーダウンロードで提供中。期間限定?

[参加アーティスト/抜粋]
Liars
Dirty Projectors
Xiu Xiu
Evangelicals
White Hinterland
High Places
El Guincho 
Atlas Sound





Catnip Dynamite
Roger Joseph Manning Jr.
〈ドリーミーでミラクルなポップ開花〉
08.04.18
★★★★☆

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vibe

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 キラ星のごとしポップソングが列挙されておいしいアルバム。その存在は奇跡でもあるかな。80、90年代ポップの潮流を酌み込んで現代に開花、これこそリアルな正統ドリーミーポップ。そこはかとない懐かしさはエレポップの巨星、"ELO"を彷彿させ、サイケなパワーポップは良き日の"エイジア"を忍ばせる

 US・サンフランシスコ発、希代のポップグループ、"ジェリーフィッシュ"のフロントマンだった"ロジャー・ジョセフ・マニング・Jr."の2年ぶり2ndソロアルバム。前作の続編という位置づけらしいが、アコースティック色の強かったゆえちょいと薄味な前作だったが、今作はロック色が強調され強烈なインパクト残す。
 邦楽アーティストへの助太刀やらライブで何かと来日してるようだが、今年はフジロックにも参戦すると





Forget About
Kiddycar
〈イタリアからの美的日常音像〉
08.04.13
★★★★☆

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 ダウナー系のミニマルなバックグラウンドに乗る優しげ女性ウィスパーヴォイス。とても繊細で美的感覚に優れるトリッピーでフォーキッシュなドリームポップ。とても親近感の湧く日常感覚にあふれてる‥なんかそんな感じ。初聴時、余りに薄味でスルーするところだったが、聴けば聴くほど味わい深いに気付く。こんな系は自分のツボ
 イタリア発、紅一点ヴォーカル擁した4人組バンド。98年結成だが、当初は理想のヴォーカリストが見つからず、後に女優、監督、劇作家の肩書きを持つバレンティナ・シダと出会いバンドは急速回転していったと。イタリアでは「Portishead以来の衝撃」と最大級の賛辞で迎えられているらしひ





You Cross My Path
The Charlatans
〈シャーラタンズのフリーダウンロード〉
08.04.06
★★★☆☆

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doops!

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 ギターとキーボードで軽快なUKポップ。どこか80年代の香りもする昔ながらのライトロック

 90年から活動を続ける"ザ・シャーラタンズ"の10枚目アルバム『You Cross My Path The Charlatans』。名前は知ってたけど聞くことなかったが、今回、無料!ダウンロードということで聞いてみた。まあ、想像通りUKギターポップ王道。陽気さと軽みに優れるユーティリティサウンズ
 CD版は5/19OUT





NEW AMERYKAH
Erykah Badu
〈久々エリカ・バドゥ新作アルバム〉
08.03.31
★★★☆☆

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notrax

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 ネオソウル、R&B界のエリカ様、エリカ・バドゥ、約4年半ぶりフルアルバムで4th『ニュー・アメリカ パート・ワン(第4次世界大戦)』をリリース
 これまでまったりしっとり系ジャズがらみのR&Bが多い印象だったエリカ、今作ではよりHIPHOPにシフトしたニューワールド。サポートに奇才、マッドリブに大御所9th ワンダー(ex. Mary J. Blige, Jay Z)らHIPHOP界リードする面々迎え新境地開拓。今夏にPart2をリリース予定とも





We'll Drive Home Backwards
Cocosuma
〈パリ発ファンタジックポップ〉
08.03.28
★★★☆☆

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Dailymotion

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 女性ヴォーカルの柔らかな当たりと洗練された都会派ファンタジックポップ。とっても淡泊ながら、甘く切なくさりげない。優しさと安らぎを感じるという部分ではなかなか他では類を見ない夢心地の極上アンサンブル

 パリ発で紅一点ヴォーカルの3人グループ、"ココスマ"、4thアルバム。パリ拠点いえど全編英語で歌われる。ヴォーカルはこのアルバムからアマンダに変わったと。





President Of Lsd Golf
Hooverphonic
〈優美な天上界夢心地音像〉
08.03.21
★★★☆☆

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 トリップホップ王道、女子Vo.エレクトロニカ、ブレイクビーツ、アンビエント。場を満たす充満感、並でなし。天上界を彷彿させる夢心地の美的音像。ストリングス系で分厚く迫ってくるが、ごてつかずなにしろ甘く切なく、優しく気だるく。そして以外にもこってりバンドサウンド展開の妙。そこはかとないレトロアンサンブル。

 ベルギー・アントワープ発、女子Vo.フィーチャー、プロデューサー2人合わせ3人ユニットの"フーヴァーフォニック"、アルバム6枚目。
 インデペンデントリリースにてアマゾンには出てないが、iTunesで入手できる。並ならぬお勧め品





Rainydayz Remixes
AmpLive
〈レディヘ『In Rainbows』再生リミックス〉
08.03.15
★★★☆☆

Free Download

Pitchfork

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FMusic

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 ダウンテンポな、まったり系ラップミュージック。”Rainydayz‥”と銘打たれた通りなにげに雨の日が似あいそなメロウでジャジーなブレイクビーツ
 このアルバム、なんとフリーダウンロードによるリリースである

 昨年(07年)リリース、レディオヘッドのアルバム『In Rainbows』をヒップホップアレンジでリミックスされた今作。レディオヘッドの大ファンというUSオークランド出身のDJ、アンプライヴ(ex.Zion I)の手によるもので、原曲から要所のフレーズ、トム・ヨークのウタゴエがサンプリングされ、趣向を変えて『In Rainbows』再生のインパクツ





Jukebox
Cat Power
〈キャットパワー、カバー第2弾に昇天〉
08.03.09
★★★☆☆

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 アメリカ、南部、荒野の香りがパッキングされ味わい深い逸品。新世代(感覚)フォークロックの代名詞、"キャット・パワー"の新作はなんとカバーアルバム。アメリカのルーツ系、カントリー、ソウル、サザンロックの名曲たちが彼女なりの解釈で色鮮やかに甦るインパクとある一矢

 女性SSW、"ショーン・マーシャル"によるソロユニット、"キャット・パワー"、カバー第2弾『ジュークボックス』。US史上のミュージシャン、ハンク・ウィリアムス、ジェイムス・ブラウン、ボブ・ディラン、ジャニス・ジョプリン、ジョニ・ミッチェルらそれぞれの名曲をカバー
 カバーアルバムといえど全体を通しての完成度の高さ並じゃなし





Trees Outside the Academy
Thurston Moore
〈フォーキッシュでダウナー系、サーストン、ソロ〉
08.03.07
★★★☆☆

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 全編アコースティックギターをフロントにしたバンドアンサンブル。"Samara Lubelski"によるバイオリンも要所でスパイス効かせる。聞き始めると徐々にダウントリップの境界に入り込みそうな勢いのオルタナでサイケな香り充満のドラッグ音像

 "ソニック・ユース"をキム・ゴードンと2人で支える"サーストン・ムーア"、12年振りのソロアルバムで2nd。確かに"ソニック・ユース"を聞いている感覚には相当近い。"ソニック・ユース"・アンプラグドな逸品。
 同時期に"サーストン・ムーア+カルテット"なるユニットでもアルバムリリースしてると





Strawberry Jam
Animal Collective
〈奇跡の夢幻音像〉
08.02.28
★★★☆☆

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oops!

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 聞きやすいかといえば微妙。肌触りはまともでない。入り口に異物感のある感覚。その独特な世界にスッと入りこむとが難しいが、聞き慣れると妙な懐かしさとまだ見ぬ異国の地平を思い起こさせる不思議感覚
 「フリーフォーク」なるジャンルに分けらてることが多いが、あえていうなら実験的でドリーミーなポップロック、ということか。ミニマルな新時代のプログレ、かな

 USボルチモア発4人組、"アニマル・コレクティブ"2年ぶりフルアルバムで8枚目。今作は自ら率いているレーベル、"Paw Tracks"でなく、ロンドンの人気レーベル"ドミノ・レコーズ"からのリリースと




●LIVE●
Bjork LIVE at 武道館
Bjork
〈シンプルで絢爛なビヨークライブ〉
08.02.19
★★★★☆

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smash

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 全身全霊の歌‥、異次元のオーラただようステージパフォーマンスに圧倒。武道館に神が降りた瞬間を目撃の史実的エクスペリエンス。

 ビヨーク昨年リリースのアルバム『Volta』を引っさげてのワールドツアーで7年ぶり日本での単独公演初日、ライブ in 武道館。
 ビヨークの地元アイスランドから同行のブラス隊を引き連れ彼らのにぎやかしさはあったが、いたってシンプルなステージだったよな。ブラス隊の他はKeyと、Dr&Percと、プログラマーというメンバー。
 シンプルな中でも中身は濃ゆい。旗を張り巡らした美術。正面背景の旗はカエルやトカゲの絵柄。ビヨーク&ブラス隊の衣裳はアフリカテイスト極彩色&蛍光の『Volta』共通のビジュアルで統一。
 『Volta』からの曲はそれほど多くなく、新旧取り混ぜてまんべんないセット →Setlist
 
 前半はブラスアンサンブルとともに割りと静かめ、中盤以降から直感型新楽器『reactable』を多用し、フロア系の曲が増え、ミドリのレーザー照射開始される。それまでステージ上手のひな壇にいたブラス隊がビヨークを取り囲むようにして踊り始めるなどで徐々にヒートアップ。大盛り上がりするもあっけなく終幕。正味1時間ちょい?。
 アンコールは2曲で、ラストのアトラクションとしてはアリーナ一面を延々と覆い続ける紙吹雪。
 アリーナ前めにいたけど、これはそうとうな見物でしたな。実際のところ、目の前の巨大びとがいてくれたおかけで生ビヨは余り見えんかったがな

 曲間のビヨークのMC、徹底して「アルィガトゥ!!」。耳に残る‥





Madoromi
Sawako
〈「まどろみ」によせるコラージュ音〉
08.02.16
★★★☆☆

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 実験性の高いアンビエントミュージック。夢かうつつか、おぼろげにたゆたう音像。昔こんなのよく聞いてたよな何だか懐かしい感覚も。
 『まどろみ』をタイトルに此岸・彼岸を行きつ戻りつの超越、越境型浮遊のサウンドコラージュ

 US・NY拠点の日本人アーティスト、"サワコ"の1年ぶりのアルバムで3rdアルバム。フィールドレコーディング(野外音収集?)に鉄琴、ギター、電子音、声など、マック上で編集して、自作映像とともにパフォームする現代アートチックな活動が主体か

 去年(2007年)リリースのリミックスアルバムがフリーダウンロードできる





The Bedlam In Goliath
The Mars Volta
〈よりプログレシフトなマーズボルタ〉
08.02.13
★★★☆☆

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doops!

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 オマー・ロドリゲス・ロペス率いる"マーズ・ヴォルタ"、2年ぶりフルアルバムで4thアルバム『ゴリアテの混乱』リリース。
 ラテンロックに傾倒の前作『AMPUTECHTURE』から一転、よりハードでさらにプログレ系カオス指向に純化。路線変更というか当初のバンドの指向性に回帰した今作。ハイテンションで高揚感が充満してて個人的には前作よりは傑作に思えるが、それもオマーと共にこのバンドを支えてたジョン・セオドア脱退による影響か。楽曲自体は前作リリース時にはでき上がってたとも。そういう意味では前作から漏れた曲が集積されたものが今作になるのか。そうだとしても完成度は充分。むしろ相当名盤の域





Shine
Parov Stelar
〈ブレイクビーツな気分が癒える〉
08.02.09
★★★☆☆

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 オーストリアのDJ&プロデューサー、Marcus F?rederによるクラブジャズユニット、"パロフ・ステラ"の3rdアルバム。オーストリア発ということでか、情報があまり探れないのだが、高揚感あるラウンジ系。ジャジーなブレイクビーツ。何しろ多彩で、とりとめが無いともいえるが、かっちょエエ曲色々コンパイルされてる

 当世人気の仏発おしゃれコンピ"Hotel Costes"の2007年発売vol.9にも参加してる





Icky Thump
The White Stripes
〈これまで以上ヘビーなブルースロック〉
08.02.02
★★★☆☆

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 極太いディストーションギターに武骨なドラムス。それも基本はギター&Voとドラムの2ピースでつむがれるヘビーなブルースロック。
 そして今作はこれまで以上に激しさ度パワーアップ。さらにメキシカンテイストや、2人のルーツでもあるスコティッシュトラッドにも傾倒で多彩な構成

 US・米デトロイト発、ジャック・とメグのホワイト姉弟デュオ、"ザ・ホワイト・ストライプス"、6枚目アルバムで去年('07)の春にリリースされたもの。チェック漏れだったが、聞いてみれば相当テンション高いアルバムになってる。今作からレーベルがV2からワーナーミュージックに変わった





The Trumpet Child
Over the Rhine
〈アメリカの大地の香りにひたる〉
08.01.23
★★★☆☆

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 アメリカ南部の田舎町、老舗の酒場で聞くルーツミュージック。カントリー、ジャズ、フォーク、キャバレースタイル。基本ピアノ伴奏に女声ヴォーカル。良き時代のアメリカの大地の香りにひたれるトラッドなテイスト。それでも聞いてて退屈しないのは、うまい具合に現代感覚を加味させてるからか。

 オハイオ州、シンシナティ拠点の夫婦デュオ、"オーバー・ザ・ライン"。動画で見ると伴奏のキーボード奏者が旦那で、ヴォーカルが奥方と見て取れる。澄みきって伸びのあるウタゴエ。





Halcyon EP
Canon Blue
〈甘美なポップロック、無料DL版〉
08.01.12
★★★☆☆

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 甘美でオーガニックなエレクトロニカ。素朴なリズム隊にストリングス多用のシンセが重なり優美な男声が浮遊する。肌触りも柔らかでありつつ雄大な音世界作り上げてる
 US・ナッシュビル在住ダニエル・ジェームス氏のソロユニット、"キャノン・ブルー"によるダウンロードフリーのEP(→MySpace)版。
 無料で4曲、粒ぞろいのラインナップでお得感あり





Persuader
Pooma
〈壮大なノアールインパクトfromヘルシンキ〉
08.01.07
★★★★☆

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 トリップポップ、ミーツ、プログレッシヴ。
 最初に感じる肌触りは薄もやに包まれたもやもやとした感触。さらに聞き込んでいくと実に壮大な暗黒性に充ち満ちた世界が広がる。重厚感並で無し。分厚い層をなす耽美でドリーミーなバックグラウンドに倦怠で妖艶なる女子ヴォーカルがたゆたう。久々に「出会い」を感じたバンド

 フィンランド、ヘルシンキ発、5人組バンド"プーマ"。2000年のミレニアムパーティの際にバンドを結成して以来、今回が1stアルバムと。今後に注目せざるを得ないニューカマー



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