●NEW●
 
 
【2009 best select 10 discs】
09.12.30

 2009年に聞いたCDよりセレクト、超個人的ベスト10。順不同で

Abstract Expression
Dominique Leone
★★★★☆

 プログレかと思えば変態チックなエレクトロニカ、それでいてキャッチーなポップロックの変幻自在音像。US/テキサス発サンフランシスコ郊外拠点、音楽サイト、"ピッチフォーク"のライターでもある奇才、"ドミニク・レオン"の1年ぶり2ndアルバム

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A Brief History of Love
The Big Pink
★★★★☆

 メロディアスかつ重厚感あるシューゲイズ感覚。壮大で甘美な構築性は同じポストロック界隈でも群を抜く完成度。UK/ロンドン発、男性デュオ、デビューアルバム。サマソニにも出演で注目株

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Puzzle Shapes
Boat Beam
★★★★☆

 ファンシーでドリーミー、オーガニック度満点な森ガール風情の女子3人組ポップ
 豪州出身のヴォーカルを核にマドリッドでバンド発進の多国籍所帯。ガーリーな彩りの魅惑音像

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Coming Clean
The 39Steps
★★★★☆

 妖艶でスモーキーなる女性ヴォーカル。もの狂おしくダウナービーツ。ダークネスでトリッピーなクラブチューン。UKリーズ発、マルチアーティスト、DJ Katoのソロプロジェクト、デビューアルバム

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あっ、海だ。
つしまみれ
★★★★☆

 グロもゴスもキュートさもミックスの変態性がツボ。シュールでアバンギャルドなネオロック。
 ガールズロック3ピース、"つしまみれ"、結成10年にしてメジャー初アルバム

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In Chase of Red Beads
The Late Parade
★★★★☆

 耽美かつ妖艶でメランコリック。女声に見まごう男性フロントマンによる高音ヴォーカルがキー
 デンマーク発、5人組、"ザ・レイト・パレード"、デビューCD

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Blackbird's Echo
Niobe
★★★★☆

 エクスペリメンタルでカオティック。時にレトロなキャバレーサウンズなどと縦横無尽な変態性
 ケルン出身のVo、イヴォンヌ・コーネリウスのソロユニット、"ニオベ"、5thアルバム

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just A moment
凛として時雨
★★★★☆

 激情を押し込めハイテンションで迫る3ピース。男女ツインヴォーカルが狂おしくこだまする爆裂音像
 3ピースロック、"凛として時雨"、通算3rdにしてメジャーレーベルでの初アルバム

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Polly Scattergood
Polly Scattergood
★★★★★

 フォーキッシュが変容、狂気混じりのエモーショナルな音像に進展の気色悪さが琴線に
 UK、コルチェスター近郊出身、"ポリー・スキャッターグッド"、デビューアルバム

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ハイファイ新書
相対性理論
★★★★☆
 
 "やくしまるえつこ"のウィスパーヴォイスで魅惑ポップ。摩訶不思議アンサンブルの骨頂
 4人組紅一点Vo、"相対性理論"、1stフルアルバム。確信犯的確固たる世界観

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Joe Sent Me
Vanessa Daou
〈ポエトリーなジャズ・エレクトロニカ〉
09.12.26
★★★☆☆

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 女声によるアングラテイストのニュージャズ・エレクトロニカ。静まりかえった深夜の都会を彷徨うエレガントでソフィスティケイテッドな色合い。ポエトリーリーディングを思わせるウィスパーでデリケイトな歌いはダウンテンポなリズムと融合しアシッドライク、トリッピーな音像を醸造してる
 ヴァージン諸島出身、NY拠点のマルティアーティスト、"ヴァネッサ・ダウ"、6thアルバムで08年リリース『ジョー・セント・ミー』。当人プロデュース、今作と連動したウェブサイトも始動。エクペリメンタルな色合い濃い、ダークでディープなパフォーマンス





Honeybee Girls
Shannon Wright
〈優しさと鋭利な熱情入り交じり〉
09.12.22
★★★☆☆

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 シンプルな編成のギター弾き語りロック。優しさあふれるフォーキッシュなトラックから憂いある内向志向のライン、そしてかつての本流、鋭利な刃物を思わせる扇情的なオルタナティブと様々な表情を見せる今作は、04年の映画『アメリ』の仕事で知られるフランス人ミュージシャン、"ヤン・ティルセン"とのコラボ作からの流れか、仏系レーベル「viciouscircle」からのリリース
 USアトランタ発、女性ソロアーティスト、"シャノン・ライト"、2年ぶりリリースのフルアルバム。ジェントリーとエモーショナルの心地よき振り幅に揺られたゆたう心地





A Brief History of Love
The Big Pink
〈ロックでポップで重み歪み加減もイカす〉
09.12.18
★★★★☆

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 エレクトロニック、ガレージときて、メロディアスかつ重厚感あるシューゲイズ感覚。空間系エフェクトの効かせで程よい浮遊感を生みダンサブルなリズム構成。壮大で甘美な構築性は同じポストロック界隈でも群を抜く完成度で、今年出会った中では最大のインパクト残したよな。
 UK、ロンドン発。男性デュオにてレーベル主催者などそれぞれが業界で実績をもつロビー・ファーズ/マイロ・コールデンによるユニット。今作がデビューアルバム。日本ではサマソニに出演、「ドミノズ」などヒット曲ありですでに話題。ドラムにロンドン在住日本人アーティスト、アキコ・マツウラ(ex.comanechi、pre)が参加。
 「Big Pink」といえど、「Music from Big Pink」との関連はなさそ





Raditude
Weezer
〈陽性軽妙ポップロック開花〉
09.12.16
★★★☆☆

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 屈託の無い陽性志向のポップロックがてんこ盛られ満足感あるアルバム。"ウィーザー"はアルバム単位では初聴き。これまで仕掛けの多いプロモビデオ(→ex)の印象から、面白バンド的なイメージを持っていたのだが、おおよそ真っ当、清く正しきロック王道。それでもどこか温かく前向き志向
 パワーポップの雄、"ウィーザー"、1年半ぶりでオリジナルアルバムリリース。今年(09年)はフジロック、グリーンステージの大トリを飾り、その場で発表となった今作のリリース。プロデューサーには前作『Red Album』に引き続きジャック・ナイフ・リー(ex.U2、R.E.M)と新たにブッチ・ウォーカー(ex.アヴリル・ラヴィーン、ピンク)参加でポップさ、さらに磨きかかった新譜





Is And Always Was
Daniel Johnston
〈純真なる輝きと幸福感に満ちて〉
09.12.12
★★★☆☆

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 生ける伝説、"ダニエル・ジョンストン"、6年ぶり堂々の新作フルアルバム
 ギター、あるいはピアノ伴奏に微妙にヘタウマな弾き語りが乗る、まるで素人歌うたいが音楽とじゃれあうようなローファイミュージック。それが元々イメージだが、今作ではプロデューサーに元ジェリーフィッシュのジェイソン・フォークナーが参加し、異色のポップサウンズに刷新の奇跡的コラボワーク成立。お互いに信奉するビートルズの小ネタもちらばせ、全体が幸福感に満ち満ち、陽光に照らされてるよな超前向き志向の味付け。
 テキサス州オースティン出身のシンガーソングライターにしてドローイングアーティスト、"ダニエル・ジョンストン"。精神的に不安定な要素抱えつつ、80年代より自前イラストを載せたカセットテープにより音楽マーケットに徐々に浸透。インディーズながらニルヴァーナなどメジャーアーティストらに支持を受け、カルトな人気をさらってる神話性のあるアーティストと。
 来年(10年)、2月に来日公演





Popular Songs
Yo La Tengo
〈ヨ・ラ・テンゴ、ごった煮エクスペリメント〉
09.12.02
★★★☆☆

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 活動25年。USニュージャージー州発、紅一点3ピースロックの"ヨ・ラ・テンゴ"、初聴き。3年ぶりのフルアルバムと。こってりインディー色。アングラムードただよいまくりのエクスペリメントなスタイル。だが、時々冗談かと見まごうキャッチーなポップサウンド。曲調とらえ所無く、曲ごとに違う顔を見せる。どれが本流?
 ミニマルなビートに乗り哀しげにたゆたうトラックあり。一転増歪ギターにハッピーな旋律キーボードが乗るガレージポップ。系でいえばNYパンクにヴェルヴェットあたりの新奇性のフレーバー。サイケ色もあるが極めて薄味。その実優しき「ポピュラーソングス」
 来日公演が12/14から、東京は12/17品川で





Quicken The Heart
Maximo Park
〈マキシモのガレージ度高めアルバム〉
09.11.28
★★☆☆☆

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 前作に比べハードな部分が削がれ幾分ガレージ色高め。ミニマルでシンプルなスタイルに移行しているかの新基軸。そこら辺はプロデューサーの影響もあるか。今作の担当はニック・ローネイ(ex.ヤー・ヤー・ヤーズ、ニック・ケイヴ。
 UK、ニューキャッスル発5人ロックの"マキシモ・パーク"、約2年ぶり3rdアルバム。フロントマンでヴォーカルのポール・スミスの軽みあり流麗な歌声に率いられ、優しげでポップなギターロックに成立




●NEW●
Embryonic
The Flaming Lips
〈ロック大局史観アルバム〉
09.11.27
★★★☆☆

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 カオスで観念的。キャッチーさに乏しく取っ付きにくさはあるが浮遊感にすぐれ深淵。ディスクで2枚。iTuneだとどこが2枚の区切りだかわからずじまい。全体がテーマ性を帯び、一つのコンセプトの元に抑揚を付け構成されたSF映画のサントラのような仕様。するってぇと、前作でバンド自作映画のサントラとして出てた『Christmas On Mars』の肌触りに近いが、それよりは曲ごとの輪郭ははっきりしている。しかし捕らえ所は難しい。レトロフューチャー、サイケデリック。タイトルの『Embryonic』は未発達の、初期の、などの意

 活動20年、"フレーミング・リップス"、オリジナルアルバムとしては3年ぶりで13thアルバム。カオスな仕様ではあるが曲ごとの味わいはやはり断然「ユニーク」なのである





Hello Fascination
Breathe Carolina
〈フューチャーレトロなエレポップ〉
09.11.24
★★★☆☆

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インタビュー

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 テクノとエモの融合で時々スクリーモ。ダンサブルで華やかなアレンジも少々軽薄で安易な最初の印象。
 慣れてくればなんて事はない、"ウルトラボックス"あたりに通じる古式エレクトロロック系譜。そして"リンキン・パーク"を思わせるよなシャウトの味付け
 US・デンバー発、デイブ・シュミット、カイル・イーブンの2人組ユニット、"ブリーズ・キャロライナ"、2ndアルバム。デビューアルバムは08年にリリースでそれなり話題に





Puzzle Shapes
Paramore
〈突き抜ける疾走感女子Vo.ポップ〉
09.11.20
★★★☆☆

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 ファンシーでドリーミー、オーガニック度満点な森ガール風情の女子3人組ポップ。ギターやビオラ、チェロ、ピアノ、シンセなどのアンサンブルに乗りガーリーな彩りのヴォーカル&コーラスが浮遊する魅惑音像。時折サプライズのディスクトップアレンジが仕掛けられるエクスペリメント
 豪州出身のヴォーカル担当、Josephineが06年にスペインにたどり着き、マドリッドでUS出身のAlisha、地元のAuroraと出会いバンド発進の多国籍所帯。彼女らそれぞれのクラッシック、フォークロックなど幾多の素養掛け合わせつむぎ出された特異性あふれる世界観は感動的でさえある。個人的には今年一番の琴線に触れ具合





Puzzle Shapes
Boat Beam
〈多国籍女子クリーンポップ〉
09.11.12
★★★★☆

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 ファンシーでドリーミー、オーガニック度満点な森ガール風情の女子3人組ポップ。ギターやビオラ、チェロ、ピアノ、シンセなどのアンサンブルに乗りガーリーな彩りのヴォーカル&コーラスが浮遊する魅惑音像。時折サプライズのディスクトップアレンジが仕掛けられるエクスペリメント
 豪州出身のヴォーカル担当、Josephineが06年にスペインにたどり着き、マドリッドでUS出身のAlisha、地元のAuroraと出会いバンド発進の多国籍所帯。彼女らそれぞれのクラッシック、フォークロックなど幾多の素養掛け合わせつむぎ出された特異性あふれる世界観は感動的でさえある。個人的には今年一番の琴線に触れ具合





The Boy Who Knew Too Much
MIKA
〈MIKAの陽性ポップ深化〉
09.11.04
★★★☆☆

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 ドリーミーでハピネスな陽性ポップワールド。今時珍し、キャッチーすぎるミラクルポップが居並ぶ圧巻アルバム。5オクターブの超絶ボーカルを駆使しアナログ感を感じさせるテイストでミックスの宅録系。
 UK発でロス拠点のソロアーティスト、"MIKA"の2年ぶり2ndアルバム。デビューアルバム『LIFE IN CARTOON MOTION』が全世界で600万枚以上を売り上げ、一躍ポップアイコンに躍り出た新星。1stでは自らの「幼少期」を描写したの対し、今作では「そこから10年後」ティーンエイジャーの甘酸っぱい個人体験に立脚した作り(label site)。楽しさだけでない苦悩や切なさのスパイスも効かせ、さらに深化の勢い
 11/30に来日ワンナイトライブ@STUDIO COAST





The Resistance
Muse
〈MUSEの美麗クラシカルな味わい〉
09.10.29
★★★☆☆

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 美しさと泣きの世界で唯一無二のMUSEの世界観。今作ではロックとクラシックの融合をより追求したか、美麗度合いがパワーアップしてる。そしてQUEEN度もアップ。ピアノソロを時折交える構成。緩急でいえば、「緩」の部分をより丁寧に設計したような、幾分おとなしい印象も。泣きの部分、というか、いつもの感情をえぐってくるよな「盛り上がり」も少々足りないような。単にこの大げさで過剰な世界観に慣れてしまっただけなのかもしれないのだが。
 UKの3ピース、オルタナギターロックの"MUSE"、5thフルアルバム。前作『Black Holes and Revelations』から3年ぶり。セルフプロデュースにて、ミックスはビョークやデペッシュ・モードらとの仕事で知られるマーク・ステントが手がけてる





Lifeboats And Follies
Tommy Guerrero
〈ジャジーなネオソフトロック〉
09.10.26
★★★☆☆

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 ダウナーかつ脱力ムードなインストが並ぶ。ブルージーな下地にジャズをイメージしたであろうリズム、あるいはラテンフレーバーをまぶし、だらだらとセッション繰り広げる愉悦、贅沢な大人時間の共時性
 US西海岸のストリートアイコン、"トミー・ゲレロ"新作にして日本限定発売。9月のジャパンツアーに合わせ今年(09年)8月のリリース。ツタヤレンタルで収穫の一品。往年のソフトロックとは一風変わるエクスペリメンタルな新時代ソフトロック





10 Neurotics
Black Tape For A Blue Girl
〈おどろ美麗なエクスペリエンス〉
09.10.21
★★★☆☆

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 『フランケンシュタイン』など、ダークでレトロなヨーロッパ映画を見ているような暗黒系の骨頂。劇的にてアンビエント。シンセあるいはピアノのBGに女声、あるいは男声が浪漫な歌いで乗っかる退廃・耽美ワールド
 USカリフォルニア発のダークウェーブユニット、"ブラック・テープ・フォー・ア・ブルー・ガール"、10thアルバム。1986年より始動でSam Rosenthalなるプロデューサーを格に参加メンバーは常に変化する形態。暗黒だけど至極穏やかで薄もやがかったシルキーなテクスチャ





Escape From New York
65DaysOfStatic
〈壮麗爆音ロック、NYライブ盤〉
09.10.19
★★★☆☆

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 ライブ版でありながら、スタジオ録音ものと変わらぬ緻密な再現性。増歪ギターの轟音感覚をデジタルビーツとともに超絶テクにて実演の奇跡的仕打ち。壮大で麗美なロックオーケストラ
 英シェフィールド発、4人組ロックの"65DaysOfStatic"(シックスティーファイブ・デイズ・オブ・スタティック)、08年6月のNY公演(ザ・キュアーとのジョイント)より10曲セレクトのライブアルバム。ライブ映像DVD付きながら、レンタルだとDVDは付いてこず。
 日本のインディーズレーベル「残響レコード」の看板アーティストゆえ、ツタヤレンタルに置いてあるケース多くアクセスがいいバンド。





No more stories Are told today I'm sorry They washed away No more stories The world is grey I'm tired Let's wash away
Mew
〈壮大美麗ロックの怪異系〉
09.10.12
★★★☆☆

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 壮大で美麗だけど、より複雑怪異になりゆく北欧系ネオロック。重厚感あるプログレ志向か。ファルセットヴォイスで打ち出される叙情性も、アルバム前半ではある意味聞く人を寄せ付けない変態的なアレンジで困惑させられる。2曲が同時に鳴っているかと見まごう重奏志向だったり、聞き慣れぬ変拍子、乗り切れぬリフの展開。それでも聞き進むうち、M9、10、13あたりはドラマチックな展開で聞きやすさもあり感動的。
 デンマーク発、3人組バンド、"Mew"(ミュー)、約4年ぶりで3rdアルバム。これまでの壮大で美麗な音像をそのままに、より難解方向、エクスペリメンタルな指向性。プロデューサーは1stも手がけたリッチ・コスティ(ex.マーズ・ヴォルタ、ミューズ)が復活。





Everything Goes Wrong
Vivian Girls
〈チープでキュートなノイジーガレージ〉
09.10.05
★★★☆☆

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 ローファイでノイジーなギターロック。深めのリヴァーヴにより輪郭がぼやけ気味のガレージサウンズ。ノイズの雲海をゆく胸キュンスイートな女子コーラスはどこかレトロな70年代パンクのスタイルを感じさせるノスタルジー。程よいすき間狙った脱力感覚のオルタナテイスト
 NY、ブルックリン発女子3ピースロックの"ヴィヴィアン・ガールズ"、2ndアルバム。07年結成で、08年にデビューアルバムリリース。SXSW(サウス・バイ・サウスウエスト)など弾丸ツアーで実力を付け、今時人気のガールズロックスタイル





Orpheus In Exile
Marc Almond
〈マーク・アーモンド、ロシアに寄せて〉
09.09.29
★★★☆☆

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marcmania

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 耽美、倒錯の世界観も時に楽し。レトロで浪漫なロシアン・ジプシーのキャバレーソング集積。
 元"ソフト・セル"のヴォーカル、マーク・アーモンドのソロ作。ワジム・コージンなるソ連時代の人気歌手をオマージュしたカヴァー集。アレクセイ・フェドロフなるプロデューサーとともにモスクワで録音。
 ソフトセルは個人的にその昔バンドでコピーするなどで知ってたが、マーク当人が現役だったとは知らなかった。
 84年"ソフト・セル"解散後はソロでキャリア積み、04年にバイクでの大事故を克服。00年からはモスクワに住居も持ちロシアへは相当傾倒しているよう。来年(2010)は活動30年を記念したオリジナルアルバムがリリース予定と





Close To Violence
Lowood
〈清冽なるスウェディッシュポップ〉
09.09.28
★★★★☆

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 鋭さと柔らかさあわせ持つ清冽感がいい。フォーキッシュなギターあるいは割と古典風味なシンセを基調にしたアーバンポップ。甘く優しき女性ヴォーカルは時に男性ボーカルとのミラクルなコンビワークみせる
 スウェーデン、ストックホルム拠点の女性デュオ、"ローウッド"、デビューアルバム。ヴォーカル&ギターのTherese Johanssonsとシンセ&コーラスのKicki Halmosの友人同士コンビ。2005年に活動開始。男性ボーカルとユニゾンではもるM2がツボ





The Angels Cannot See You Now
Fleeting Joys
〈浪漫にたゆたいの音像〉
09.09.24
★★★☆☆

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 分厚い轟音ギターに包み込まれる愉悦志向のエクスペリエンス。シューゲイズなたゆたいの中に浮遊しつつもきっちり輪郭あるリズム隊が行進してる。
 USカリフォルニア発、ジョンとロリカの夫婦デュオ、"フリーティング・ジョイ"が今年(09年)6月にリリースしたシングル「The Angels Cannot See You Now」。09年1月リリースのUS及びEU盤2ndアルバム『Occult Radiance』よりカッティングの2曲仕様。日本盤の『Occult Radiance』ではなぜか入っていなかった2曲。インパクトありありの超絶楽曲





Coming Clean
The 39Steps
〈もの狂おしくダウナービーツ〉
09.09.19
★★★☆☆

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 UKブリストル系のダウナーなブレイクビーツの残り香こってり。妖艶でスモーキーなる女性ヴォーカルはまるでマッシヴ・アタックとタッグを組んだヴォーカリスト、ニコレットを彷彿させる。ダークネスでトリッピーなクラブチューン満載
 UKリーズ発、マルチアーティスト、DJ Katoのソロユニット、”The 39Steps”、2年ごしで制作のデビューアルバム。ゲストヴォーカルにサックス奏者でもあるLaura Fowlesを招きほぼ全曲でフィーチャー。ソフィスティケートに完成された世界観。ユニット名の”The 39Steps”はヒッチコックの映画『三十九夜(The 39Steps)』と同じだが何か関連があるかは知らぬ





The Open Door
Death Cab For Cutie
〈デスキャブのライトなEP〉
09.09.14
★★★☆☆

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 シンプルで清々しいアメリカンロック。たたずまいは「アメリカの良心」と例えたくなるような誠実そのものの音像。オルタナ方向ではあるものの、穏やかで美しいメロディは、いつどの盤を聞いても胸を打つ。
 シアトル発、4人組ロックの"キャブ・フォー・キューティー"、昨年(08年)5月のアルバムからは1年ぶりのリリースとなる、5曲入りミニアルバム。優しさに満ちあふれたポップナンバーが詰まってる





Armistice
MUTEMATH
〈技巧派ポップ、ミュートマスの進化〉
09.09.06
★★★☆☆

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 攻撃的リズムにエモーショナルな歌をのっけた新世代マスロック指向
 前作のデビューアルバムのひりひりとした緊張感が幾分薄れ、より技巧派傾向ポップな指向性に。エッジはそがれたが、曲構成やエフェクトの使いなど新進性と成熟味感じられる進化系
 US・ニューオーリンズ発4人組ロックの"ミュートマス"、3年ぶりフルアルバムで2ndアルバム。日本では08年に続き09年にサマーソニック連続参戦で浸透中。激しくもどこか切なさを秘めるエモ感覚にも優れて引っかかりどころ多数。
 間もなくジャパンツアーで来日、11/16より





Totems Flare
CLARK
〈クラークの新版エクスペリメント〉
09.09.01
★★★☆☆

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 ちょいと変態チックなテクノチューン居並びの奇特性。整然としてないことこの上なしのブレイクビーツで、想定外の展開が続く真骨頂。それでも手触りはなにげにオーガニック。間口の広い温かみがある。アブストラクトなポストロック的な味わいも彷彿
 UKの名門インディ・テクノレーベル「Warp Records」の代表核アーティストにして弱冠29才、クリス・クラークによるソロユニット、"クラーク"、1年半ぶりのフルアルバムで5thアルバム。前作『Turning Dragon』(聞いてないが)はゴリゴリのアッパーチューンで構成されたものだったらしいが、それとは方向も違う実験感覚に満ちあふれた新作





Beacons Of Ancestorship
Tortoise
〈シカゴの大御所5年ぶり作〉
09.08.27
★★★☆☆

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 一部の躍動を除き極力派手さを抑えたようなトラック構成。「ポストロック」の呼び名の元祖で「シカゴ音響派」の首謀者として語られる大御所バンドの新作。たたずまいインテリジェンスなインストロックは、存分に浮遊感を携えながらも多少薄味で玄人好み傾向
 シカゴ発ポストロックの御大、"トータス"のニューアルバム『ビーコンズ・オブ・アンセスターシップ』。通算6枚目で5年ぶりのアルバムと。ベーシックなギターロックからミニマムなテクノサウンズへとレンジが広く、トリッピーでエスクペリエンスな近未来系音像





Leaves In The Gutter
SUPERCHUNK
〈伝説のインディバンド復活作〉
09.08.25
★★★☆☆

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 ドライブ感の効いたオーソドックスなポップロック、ながら甘酸っぱさ携えた王道系ギターロックの心地よさ。小細工なしのストレートなアプローチが思わぬツボ的感覚
 USノース・キャロライナ発、4人組ロックの"スーパーチャンク"、8年の活動休止開けてリリースのEP盤。全5曲に日本限定版はライブ音源詰め込んだCDもカップリングで2枚組仕様。ライブ音源は99年のもので20曲入り
 "スーパーチャンク"は89年結成。バンドのボーカルでフロントのマック・マッコーハンとベースのローラ・バランスの2人で結成時にインディレーベル「マージ・レーベル」を設立。以降、レーベル共々USインディロックを代表する存在に成長させていた





In Chase of Red Beads
The Late Parade
〈夢幻に輝けるニューワールド〉
09.08.23
★★★★☆

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 幻想的でドリーミーなポストロック。この場合、女性に見まごう声質の男性フロントマンによる高音ヴォーカルがキー。耽美かつ妖艶でメランコリック。カルトな方向に寄るすぎるでもなく程よくポップな新路線
 デンマーク発、アート・スクールで出会った5人により結成の"ザ・レイト・パレード"、デビューCD。どこか懐かしく輝きに満ち満ちた世界観は、同じデンマークの人気バンド、"Mew"にも通じるスタイル
 日本盤独自ジャケットは絵本作家の酒井駒子氏によるもの。10月にジャパン・ツアー(rallye-kanazawa)で来日予定。





Black Clouds & Silver Linings
Dream Theater
〈ドリームシアターの超絶スタイル〉
09.08.21
★★★☆☆

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 薄っぺらい世の中にあって、重厚長大を地でいく希少なハードロック。ダークにて超絶技巧な演奏スタイル。総尺1時間超えで全6曲中10分超えのトラックが4曲あり、そのそれぞれの曲の中で静動、緩急と劇的に展開し、世界観は未来のようでも過去の歴史をさかのぼるようでもある。深く、遠く、激しく、悲しく。そしていつしか雲間から希望の光。人生のようであり、これこそプログレ
 25年の歴史あるUSロックの"ドリームシアター"、2年ぶりのフルアルバムで通算10作目。iTuneストアのスペシャルエディション(\1700)では6曲にプラスでレインボーやクイーン、キングクリムゾンのカバーナンバー6曲がカップリング。
 セールスも世界的に好調





Enter the Vaselines
The Vaselines
〈ヴァセリンズ:オルタナの萌芽〉
09.08.18
★★★☆☆

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 カートの愛したバンドとして知られるUKバンドのベスト盤。オルタナサウンズの萌芽を見るようなプリミティブで荒削りな響き。意外にも素朴でキッチュな楽曲詰まってるが、それぞれの曲がピカピカと光り輝く玉のような存在示す。内なる激しさを押し隠し、耳さわり優しくオーガニックな印象。
 スコットランド発、86年に結成で90年に休止し08年に再結成の"ヴァセリンズ"、過去作品にデモテイク、ライブ音源など36曲パッキングの総集編。再結成ではオリジナルメンバーの首謀者、ユージン・ケリーとフランシス・マッキーにより始動。今年のサマーニックにも出演で最近盛んに活動してるよう





Tons of Fun
Jean-Michel
〈流麗なるドイツテクノ〉
09.08.13
★★★☆☆

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インタビュー

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 ミニマルなブレイク・ビーツにポジティブで流れるようなメロが乗り耳ざわりのいい新版テクノ
 コッテリしたテクノというよりは割とソフトタッチでリズミカルなアプローチ。電子音の下地に柔軟にアナログ楽器取り入れ、音数少ない中で無限な広がりある世界観を構築。
 ドイツ北西部、ミュンスター発、Thomas Buckerによる一人ユニット"ジャン・ミシェル"、約1年半ぶりの4thアルバム。近年ドイツエレクトロニックの先端を担うミュージシャンとしてメジャー化してる人





Voltaic
Bjork
〈ビョークのボックスセット〉
09.08.09
★★★☆☆

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 ビョーク、07年リリースのアルバム『ヴォルタ』及び同ツアーに関わる音源&映像集で2CD+2DVD。
 DVDはパリ公演とアイスランド/レイキャビクでのライヴ映像。パリ公演はわりと小さい会場(日本でやった武道館に比べ狭い印象)。ただステージ演出は日本のとほぼ同じと思われ。複数カメラのスイッチングによりステージ上の状況がつぶさに観察できてお得あり。レイキャビクでのライブは小さな集会場で聖歌隊の面々らと共演したミニライブ。DVDもう一つはPV5曲に、それらのメイキングとビデオコンテストの優秀作
 一方CDはロンドンでのスタジオライブ1枚にリミックスが1枚。
 中でもパリ公演の映像が貴重





Journal For Plague Lovers
Manic Street Preachers
〈マニックスの直球志向〉
09.07.29
★★★☆☆

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 結成20周年の節目で原点回帰するよなベーシックでストレートなロック志向。ウェールズの大御所ロックのマニックス(マニック・ストリート・プリーチャーズ)の9枚目スタジオアルバム。
 今作はプロデューサーにスティーヴ・アルビニ(ex.ニルヴァーナ)迎え、地元ウェールズでの録音。ライブの臨場感を再現するよなアナログ感を活かしたアルビニ特有の仕上げ。
 特に今作は95年に謎の失踪となった当時のバンドのフロントマン、リッチー・エドワーズが残した詞をフィチャーして血肉を与えたメモリアルな企画。失踪したまま現在も行方不明なままなれど未だバンドに重要な存在感を残すリッチーへのメンバーのリスペクトが詰まった記念碑アルバム





Hypersona
36
〈フリーダウンロードなアンビエント〉
09.07.26
★★★☆☆

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 フリーダウンロードで配信中のアンビエント(環境志向)トラック11曲パック。イギリスの"36"なるユニットのデビューアルバム。メンバーなどの詳細は分からず
 静謐でスペーシーな広がりある曲は時に、ノイズ、雨音、鳥の声、ラジオヴォイスなどがからみついて、聞くものを異次元世界へと誘う。CD盤も発売してるが、これは自由に値段設定できる





Octahedron
The Mars Volta
〈マーズ・ヴォルタのウタ盤〉
09.07.23
★★★☆☆

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MySpace Video

 ヒスパニックでエキゾチックなUSのハード&プログレロック、"マーズ・ヴォルタ"5thアルバム。
 フロントマン、オマー・ロドリゲスの紹介通りのアコースティック主体でメロウな仕上がり。これまであったような激しさやカオス成分が減った分、ウタ声が引き立って全体がメロディック。そして時折感動的な高みに上るのだが、高低差がそれ程あるわけではない。静かに、でもなく、緊張感を持って、でもなく、わり気安く聞ける肩の力が抜けた出来。





Science For The Living
kyte
〈静かで厚みあるロック深化系〉
09.07.21
★★★☆☆

official

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 壮大で透明度ある次世代ロックの新機軸。"シガーロス"やらの北欧音響系ロックに新解釈を与え、男声ウィスパーなヴォーカルをコーラスと共に効果的に融合させ清々しいロックを形勢
 UK、レスターシャー発の4人組、"KYTE"、2年ぶりセカンドアルバム。"シガーロス"や"レディオヘッド"などからの影響を公言する彼ら。平均年齢20歳の新鋭でながら、憂いあり厚みありの幽玄かつ深淵な新たな世界観成立させた秀作





The Eternal
Sonic Youth
〈インディー戻りソニックユースの真骨頂〉
09.07.14
★★★☆☆

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 NY発4人組オルタナロック、"ソニックユース"の16枚めアルバム。
 これまでそれ程聞きこんでた訳ではないが今作は相当いい線いってる。ゆるゆるの隙間あるギターロック。ドライブ感そこそこ。付け入るスキを感じさせる素朴感なシンプルロックは聞いてて癒されマックス
 Gのサーストン・ムーア、Vのキム・ゴードン夫妻率いる"ソニックユース"、今作からこれまでのメジャーレーベル、ゲフィンからインディーレーベルの"Matador Records"に移籍。共同プロデュースに前作『ラザー・リップト』(06年)に引き続きジョン・アグネロ(パティ・スミス、ダイナソーJR.他)が参加
 自由度満点のドライブ感築いて名盤の域。





Wolfgang Amadeus Phoenix
Phoenix
〈カジュアルサイズのフレンチポップ〉
09.06.30
★★★☆☆

official

MySpace

PV

 ギター&シンセ&伸びやかな男声ヴォーカルでカジュアルサイズのポップソング集積の新譜。適度にキャッチー、ライトで優しげ。ロマンティックで高揚感にも浮遊感にも優れる
 フランス、パリ郊外ベルサイユ発4人組、"フェニックス"、3年ぶり4枚目フルレングスアルバム。
 03年の映画『ロスト・イン・トランスレーション』のサントラに参加で話題さらった彼ら。同映画の監督ソフィア・コッポラとヴォーカルのトーマス・マーズの間には子がある仲と
 今作ではフレンチディスコシーン担う"カシアス"のフィリップ・ズジャールが共同プロデュースで参加してる





Blackbird's Echo
Niobe
〈カオティックで妖艶な音像〉
09.06.28
★★★☆☆

My Space

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YouTube

 エクスペリメンタルでカオティック。様々な曲相に乗り飛躍する女性ヴォーカル。極シンプルなピアノやギター伴奏でオーガニック志向であるかと思えば、抽象的なフリージャズ志向、時にミニマルなエレクトビーツにテープノイズなぞからめた実験風、もしくはゴージャズ・レトロなキャバレーサウンズなどと縦横無尽、ボーダレスな音像で変態的なことこの上なし
 ケルン出身のヴォーカリスト、イヴォンヌ・コーネリウスのソロユニット、"ニオベ"、5thアルバム。NY在住の電子音楽家、恩田晃が多く参加してる





Abnormally Attracted to Sin
Tori Amos
〈グリーン・デイの古びない熱情〉
09.06.26
★★★☆☆

official

My Space

YouTube

 浪漫でアダルティな本格派の味を感じさせる女性ヴォーカル。伝統的な歌うたいにオルタネイティヴな実験性、これに情念のスパイスが加味され、劇的で重厚感あるトラックが揃う。タイトルにある通り「アブノーマル」な味付けで深層心理をえぐるよな表現
 US・ボルチモア出身のピアノ弾き語りシンガー、"トーリ・エイモス"の最新盤。ユニバーサルミュージック移籍第1弾で2年ぶり10枚目のスタジオアルバム。イングランドの南西端、コーンウォールのMartian Studioにて収録。全17曲





21st Century Breakdown
Green Day
〈グリーン・デイの古びない熱情〉
09.06.23
★★★☆☆

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My Space

MUSICO

wat.tv

 ロック名盤『Dookie』から早や15年。グリーン・デイ、5年ぶりニューアルバム『21st Century Breakdown』。15年前と変わらぬドキドキするような期待感と高揚感をアルバム冒頭からみなぎらせてハイテンションなトラックが羅列する。
 今作はプロデューサーにブッチ・ヴィグ(ex.ニルヴァーナ『Nevermaind』/スマッシング・パンプキンズの『Siamese Dream』)初めて迎え、グロリアとクリスチャンのカップルを主人公にした3部構成のスト?リーに仕立てたコンセプトアルバム。程よく緩急取り混ぜ、"パンクオペラ"と称された前作をさらに進化させた秀作アルバム。





Big Surrender
Big Surrender
〈清廉なるギターロック〉
09.06.19
★★★☆☆

My Space

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You Tube

 ストレートで普遍的なアメリカンロック。今時こんなまっとうなロックが意外に新鮮
 「エモ」シーン盛り上げ07年に解散した"Waking Ashland"のギター、ライアン・ラリアーが新たにヴォーカリスト、アダム・マーフィーと結成して完成の1stアルバム。
 拠点はカンザス州ローレンス。"Weezer"、"The Killers"、"Coldplay"などからのフェイヴァリットに挙げ、美メロで落ち着きあるギターサウンズ。ツタヤで新作レンタル





Spark Large
Marching Band
〈心地よきギターサウンズ〉
09.06.14
★★★☆☆

official

My Space

You Tube

 2人ギターヴォーカルによるポップデュオ。ギターを主にしたアコースティック楽器よる技巧派ポップな伴奏。これに美しきラインの男性コーラス入り交じりの優しげなボーカルがのり心地よきイノセントな音像
 スウェーデン、リンシェーピング在住のデュオ、"マーチングバンド"、デビューアルバム。04年大学で2人が出会いキャリアスタート。自主制作盤を地道に売り続けwebで評価。LAの出版会社により08年より1stアルバム制作開始。プロデューサーにアダム・ラッスス(ex.クラップ・ユア・ハンズ・セイ・ヤー)を迎え美メロワールド進化で同年8月リリース。のち、映画『キミに逢えたら』の挿入歌など加え日本盤化の今作





Occult Radiance
Fleeting Joys
〈歪増ギターでサイケポップ〉
09.06.12
★★★☆☆

official

My Space

You Tube

 歪み系轟音ギターに重々しいリズム。揺れる位相に彼方から聞こえる女性ウィスパー・ヴォイスなど、コッテリしたサイケ感醸造のポップユニット。マイブラ(my bloody valentine)を直球でフォローの匂いも、さらに耽美で夢幻な指向性。輪郭がはっきりしないというか…
 U.S.・LA発、ジョンとロリカの夫婦ユニット、"フリーティング・ジョイズ"、3年ぶりのアルバムでセカンド。デビューアルバム『despondent transponder』がネオシューゲイザーの新星として話題になってたユニット。





Antidote
Eberg
〈アイスランドからの優しい風〉
09.06.09
★★★☆☆

official

My Space

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 静けさ基調、優しげなポップス。北欧特有の空間の広がり感じるエレクトロニカ。キーボード、ギターなどシンプルな伴奏に乗るジェントリーな歌声。こりを揉みほぐしてくれるようなヒーリングなスタイル
 アイスランド、レイキャヴィク発の宅録系アーティスト、アイナー・テンスベルグのソロ・プロジェクト、"Eberg(エバーグ)"、3rdアルバム。03年デビューした後ロンドンでライブなどキャリア積み、iPhoneのCMソングに採用されるなどで話題に。女性ヴォーカルのようなコーラスが入るがこれは本人の声を加工したものと。今作ではキンクスの「all day and all of the night」のカバーに挑んでる。日本盤ボーナストラックには愛媛出身の女性アーティスト"cokiyu"がヴォーカルで参加した曲も





Left Right Left Right Left
Coldplay
〈コールドプレイのフリーダウンロード〉
09.06.04
★★★☆☆

official
official(Japan)

My Space

You Tube

 今やUKロック代表の"コールドプレイ"、ライブアルバムを丸ごとフリーダウンロードの快挙。ワールドツアーの期間中(9/19まで)の限定でダウンロード可能と。
 美麗かつメランコリックな曲群。甘く優しげなクリス・マーティンのウタ声。今作ではライブ会場の熱狂をそのままパッキングした臨場感にあふれてる。観客たちが一緒に歌うと所なぞ"oasis"を思わせる。スタジアムを思わせる大会場で大バンドなステージング






This Is What You Get
Flunk
〈オスロからの優しげトロニカ〉
09.06.02
★★★☆☆

official

blog

My Space

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 女性ヴォーカルをフロントにしたフォーキッシュ&エレクトロニカ。ギターやリズムボックス、シンセベースのバックグラウンドにイノセントな歌声がのる夢心地音像。薄もやがかりでテンション低め、チルアウトなヒーリング系
 ノルウェー・オスロ発の4グループ、"Flunk"、6thアルバム。
 バンドは00年にスタートで、デビューアルバムは02年。"ニューオーダー"の「Blue Monday」をフォーキーにカバーして話題に






Please Don't Touch
Polly Scattergood
〈ポリーの「Please Don't Touch」なバリエーション〉
09.05.28
★★★☆☆

My Space

mute.com

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 フォーキッシュでキューティな女子Voポップ。繊細かつ劇的な感情表現入り混じりで面白げな音像。少女の無邪気さ不安感が良いようにドラマチックに表現された良作
 UK、コルチェスター発のソロシンガー、"ポリー・スキャッターグッド"、デビューアルバム『Polly Scattergood』よりのシングル+リミクス集。「Please Don't Touch」のミックス違いで3曲プラス2曲入り。今年出会った中ではイチオシのアーティスト






Swoon
Silversun Pickups
〈スマパンもしくはエモなリバイバル〉
09.05.21
★★★☆☆

official

My Space

You Tube

 ハードでエモーショルながら文化系色ただようオルタナ系ロック。"スマッシング・パンプキンズ"フォロアーというふれこみだが、確かに近いサイケな浮遊感。さらにメランコリックで内向き。スマパンといえば女性ベースにこだわっていたが、このバンドもたまたまかもしれないがベースが女性。80、90年代リバイバルな音が琴線に触れる
 LA出身の4人組ロックの"シルヴァーサン・ピックアップス"、2ndアルバム。06年のデビュー作『Carnavas』は全米で25万枚以上(世界30万枚)を売り上げ注目のニューカマー






Through Fire
Twiggy Frostbite
〈スウェディッシュ・スイートハート〉
09.05.16
★★★☆☆

official

My Space

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 北欧特有の透明感と浮遊感あるBGにのる、たゆたいの女声ヴォーカル。歌声、ウィスパーで耽美かつキューティ。総じて曲も淡白ながら壮大なポストロック&シューゲイズ。
 スウェーデンより発信、女性3人を中心にしたユニット、"Twiggy Frostbite"のデビューCD。ボーカルはElin Lindforsで去年"The Deer Tracks"なる男女ユニットのヴォーカリストとしてもデビューしてる。なんといってもこの人のはかなげで物悲しげなイノセントヴォイスがキモ






Two Suns
Bat for Lashes
〈幻想のUKオリエンタルポップ〉
09.05.12
★★★☆☆

official

My Space

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 ダークでエクスペリメンタルなエレクトロニカポップ。ナターシャ・カーンなるシンガーソングライターの伸びやかでスモーキーなウタゴエが全面にフィーチャーされてる。パキスタンとUKのハーフである故かどこか多国籍ムード。アジアンスパイシーが加味され謎めいた雰囲気創出

 ナターシャ・カーンのソロユニット、"バット・フォー・ラッシズ"、2ndアルバム。07年の『Fur & Gold』のデビュー作に続く今作。前作に比べてはいくらか内向き志向というか幻想テイストが増長されてる。アルバムには伝説のヴォーカリスト、スコット・ウォーカーが参加。ほかブルックリンを拠点に活動するアーティスト、イェーセイヤーがリズムパートで参加






A Woman a Man Walked By
PJ Harvey & John Parish
〈ハーヴェイ&パリッシュの実験感覚〉
09.05.06
★★★☆☆

official

My Space

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 イギリスのオルタナ系ベテラン歌姫、"PJハーヴェイ"最新作。
 重みあるギターリフ備えたロックナンバーから、民族調ポップにオーガニックで浮遊感あるフォークロックなどとバリエーション多彩。実験性にあふれた遊戯感覚。シンセなどでレトロ風な音源を生成しゴリゴリした彼女のウタゴエにマッチさせドライながらエモーショナルな音像を開拓
 今作は長年プロデューサーやライブサポートなどで組んできた"ジョン・パリッシュ"との連名によるリリース。同氏との共作は前回96年リリース『Dance Hall At Louse Point』についで2作目。詞をハーヴェイ、曲はパリッシュが担ってる。ほか、プロデューサーにフラッド(ex.THE MUSIC、U2)が参加。






It's Blitz
Yeah Yeah Yeahs
〈シンセベースにレンジ広がるヤーヤーズ〉
09.04.28
★★★☆☆

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My Space

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 強烈な個性放つバンドのフロント、カレン・Oの女声ヴォーカルを前面にフィーチャーしたNY発3ピースロック、"ヤーヤーズ"の3rdアルバム。当初の荒削りガレージでパンキッシュな肌触りが後退し、シンセをベースとしたアート感覚がよりいっそう強め。単に勢いに頼らない、バンドとしての円熟期感じる複雑系アレンジワーク。メンバーがレコーディングの際たまたま持ち込んだヴィンテージ・キーボードが結果的に多用され、エレクトロ&ダンスな側面がより強調された出来。
 プロデュースはこれまで同様デヴィッド・シーテック (ex.TV on The Radio) とニック・ローネイでバンドの骨格は変わらねど、取り留めなく音楽性のレンジ広がった印象。従ってバラエティには富む。





●NEW●
Little Hells
Marissa Nadler
〈濃霧に優しげに光さすヴォーカル〉
09.04.24
★★★☆☆

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My Space

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 ほとんどがギター、あるいは簡素なキーボードなどソロ楽器をバックにしたフォークソング。深いリバーブがかかった濃霧をたゆたうヴォーカルはどこまでも優しくメロウでどこか浮世離れした幽玄な香り。音数少なめ、ミニマムな伴奏に浮かぶ浪漫のヴォーカル。ダークな風味をもかもす静謐な音楽性だが、聞きすすむにつれ夢心地にひたれるトリッピーな幻想領域に達する
 US・ボストンを拠点にする女性シンガーソングライター、"マリッサ・ナドラー"、4thアルバム。今作では、プロデューサーにクリス・コーディ(ex.Gang Gang Dance、Blonde Redhead)を迎え、ロックバンド構成にも着手でポップ度がレベルアップ





●NEW●
Which Bitch
The View
〈ヤングでナウなUKガレージPOP〉
09.04.20
★★★☆☆

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My Spaceインタビュー

My Space

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 元気一杯、若さあふれるUKガレージ。ダンサブルで軽み効いたポップなナンバーから、パンキッシュでエモーショナルなハードチューン、コーラスバラード、全面ストリングスとピアノの伴奏によるものなどと幅広いアプローチで器用さ見せつけてる
 スコットランド、ダンディ発、4人組ロックの"ザ・ヴュー"、2年ぶりのフルアルバムで2nd『Which Bitch』リリース。デビュー作が全英アルバムチャートで初登場1位で注目された。
 今作は前作に続いてプロデューサーにオーウェン・モリス(ex.オアシス)招いてエッジーな音楽追求してる





●NEW●
Polly Scattergood
Polly Scattergood
〈おどろしキューティな魅惑シンガー〉
09.04.14
★★★★★

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My Space

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 一聴、フォーキッシュでキューティなありがち女子Voポップ。それがどんどん変容きたし狂気混じりエモーショナルな音像に変化の気色悪さが琴線に振れた。今年初めての5つ星な衝撃的音楽遭遇。ピアノなどシンプルなアコーステッィク楽器や、チープな仕立てのキーボードなぞを伴奏に、時折劇的な一人過激自演空間の異色性
 UK、コルチェスター近郊出身でロンドン、BRIT Schoolに学びキャリアスタートのソロシンガー、"ポリー・スキャッターグッド"、デビューアルバムでセルフタイトル。イノセントと狂気入りまじりの不可思議音像





●NEW●
I Can Wonder What You Did with Your Day
Julie Doiron
〈ベテランだけどあらびきロック〉
09.04.10
★★★☆☆

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My Space

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 これまでのアコースティック主体から荒削りな歪みのきいたギターによる骨太なロック主体。スタイルもグランジ色かつポップ度がグンとアップし、その分聞きやすく変貌の"ジュリー・ドワロン"。カナダのフランス語圏出身のソロシンガー。かつては"エリックス・トリップ"なるカナダの人気バンドに在籍。ソロ、オリジナルアルバムとしては6枚目。今作でも"エリックス・トリップ"の同僚、リック・ホワイトらが参加し、新たなロックの地平を開拓の一矢




●NEW●
Eye Legacy
Lisa "Left Eye" Lopes
〈レフトアイのラストアルバム〉
09.04.06
★★★☆☆

official

My Space

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 懐かしのレフトアイ、新作アルバムとして登場のインパクト。
 02年に交通事故で亡くなったTLCのラップ担当、"レフトアイ"の未発表音源集。ソロとしては01年に1st『Supernova』をリリースしているので、その後のソロ作発表を目指してストックしてたモノと前作のリミックスとか。TLCのほかのメンバーやミッシーエリオット、2パックら生前親交あったミュージシャンとのコラボ作もいくつか。





●NEW●
Radio Wars
Howling Bells
〈ダークで妖美なインディーポップ〉
09.03.30
★★★☆☆

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My Space

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 ダークな魅力満載、ゴシック風味も効いて毒っ気ありありの女子Vo.ポップス。それでも前作から比べれば格段に陽の光感じる陽性志向。クオリティも良い具合にグレードアップ
 オーストラリア/シドニー発で現在はロンドン拠点の紅一点Vo、4人組バンド、"ハウリング・ベルズ"、2ndアルバム『Radio Wars』。06年リリースのデビューアルバム『Howling Bells』が有力メディアから絶賛でスターダムに今作リリースまでの間は世界ツアーやフェスなどの参加でキャリア積んでる。今作では"Radiohead"や"Air"のエンジニアの経歴持つダン・グレッチ・マルゲラットをプロデューサーに迎え妖美な魅力引き出してる





●NEW●
Hardships!
Jenny Wilson
〈ライトな北欧ポップ新風〉
09.03.23
★★★☆☆

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My Space

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 ひとくせひねりのある女声ポップス。ピアノや手拍子などごく薄めな伴奏をバックにコーラスとともに声を前面に押し出した作り。基本アコースティックなんだけど、微妙にエレクトロニカの香りを感じさせるフューチャーポップ
 スウェーデンの歌姫、"ジェニー・ウィルソン"、05年のデビュー作に続く2作目アルバム『Hardships!』。元"First Floor Power"のメンバーでソロ発進し、スウェディッシュポップ界に新風巻き起こしている具合





●NEW●
Hush
Asobi Seksu
〈ポップ度アップのアソビセクス〉
09.03.20
★★★☆☆

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インタビュー

My Space

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 轟音ギター乗りこなすクリアな女声高音ヴォーカル。前作に比べポップさが倍増。ギターノイズの波の上に姿があらわれ、しっかりとして存在感示す女性ヴォーカル。"マイブラ"トリビュートの色は残しつつそこから脱皮の途中のような飛躍
 日本生まれヴォーカリスト、ユキ・チクダテと米人ギタリスト、ジェイムス・ハンナを核とするNY拠点のユニット、"アソビセクス"、3rdアルバム。英語が主だけどたまに日本語入り交じった不思議音像。ココチよき浮遊感





●NEW●
Christmas On Mars
The Flaming Lips
〈フレーミング・リップスの映画作品〉
09.03.19
★★★☆☆

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My Space

You Tube

 レトロSFムービーをオマージュしたよな荒くぼんやりした質感の映像作品。DVDとCDの2枚組でCDはそのサントラ。音楽だけ取れば、映画にかかる雰囲気音(BGM)主体なので、あまり使い勝手は良くない

 US・オクラホマ発のサイケポップバンド、"フレーミング・リップス"のフロントマン、ウェイン・コインが暖めてた企画を映画化した『Christmas On Mars』。
 火星にある宇宙ステーションで酸素発生装置が故障するという危機的状況を迎えたクルーだが、異星人と思しき訪問者により状況を救われる、といったような話。船内のとあるクルーの視点で描かれる。異星人役はウェイン・コイン本人。その他キャストは彼の妻や兄弟含め、バンドメンバーやツアースタッフなど身内で固め、セットも自宅の庭に作ったという極私的な制作環境。
 宇宙空間という極限状態での狂気と救い、死と再生(誕生)など崇高なテーマがちりばめられるも、セットとか役者陣とかどこかB級な香りただよい、微笑ましいというかあったかい雰囲気のファンタジー映画





●NEW●
It's Not Me, It's You
Lily Allen
〈リリー、2発目のポップ度開花〉
09.03.13
★★★☆☆

official

インタビュー

My Space

You Tube

 聴き心地さわやかなポップミュージック。なんともベタなガーリィポップとも、外見爽やか中身毒っけ満載のスパイシーなエレポップとも受け取れる多面性
 「My Space発」でシーン席巻、ゴシップネタで度々話題提供のUKの歌姫、"リリー・アレン"、06年のデビュー作に続いての第2作『It's Not Me, It's You』リリース。プロデューサーに"ザ・バード&ザ・ビー"のグレッグ・カーティス参加で、思いっきしそのスジの世界観に染まり、輝き放つポップさ開花。前作のよりだいぶ陽性。M8「F**k You」ではFuck You!連呼の意外性。レビューを色々みると各曲歌詞も相当先鋭的だそうで





●NEW●
The Empyrean
John Frusciante
〈哀しみとたゆたいのギタリスト〉
09.03.08
★★★☆☆

official

インタビュー

My Space

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 ギター主体のシンプルなヴォーカルロック。深い哀しみに彩られたかのメロウなナンバーが続くが彼にしてみればお約束のこと。それでも今回、ギターの音色がこれまでのペナペナした感じよりはしっかりエフェクトされていたよな。
 レッチリのギター、ジョン・フルシアンテのソロアルバム。過去に(04年)アルバム6連続リリースなんてもあったから久々という印象。録音時期は06年から08年にわたるものと。盟友、フリーやジョニー・マー(ex.the smith)らがゲスト参加。曲調色々、音の厚みあってこれまでのとことんストイックなムードは薄れ聞きやすくなったような





●NEW●
Merriweather Post Pavilion
Animal Collective
〈現世を超えたきらめくコーラス〉
09.03.05
★★★☆☆

official

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My Space

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 ミニマルなテクノビートにきらめきのコーラスが乗る至福音像。前作と比べ、トゲトゲしさがそぎ落とされメロディックかつスペーシー。
 US、ボルチモア発、カオティックなサイケポップユニット、"アニマル・コレクティヴ"、1年ぶり9thアルバムリリース。全編多重ボーカル、ドリーミーでメロディアスなコーラスが響きわたる。その分押しの強さというより美的浮遊感。現世を超える彼岸のミュージック





●NEW●
Me and Armini
Emiliana Torrini
〈アコギ基調で聴かせるウタゴエ〉
09.02.20
★★★★☆

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My Space

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 ナチュラルさが基調なアイスランドポップ。アコースティックギター弾き語りの曲中心に、明るめポップ、バラード、R&Bテイストなどと曲調幅広い。
 アイスランドの歌姫、"エミリアナ・トリーニ"、約2年ぶりアルバムで6枚目。一聴薄味もバリエーションの多さと、訴求力あるウタゴエに徐々にやられるタイプ。永年のコラボレイターでありプロデューサー(ex.フランツ・フェルディナンド)のダン・キャリーとの共作





●NEW●
WHAT THEY DO FOR FUN
THE ROPES
〈ダークでアングラなポップM〉
09.02.18
★★★☆☆

official

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My Space

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 女声をフィーチャーしたダークだけどキャッチーなポップミュージック。サイケかつ薄もやがかったUK系ニューウェーブの質感とUS系それの分かりやすさありで見せる顔も様々。
 NYのポップデュオ、"ザ・ロープス"、1stアルバム。メンバーはプロデュース、他楽器のトッピーとVo.のシャロン・シャイの2人。シャロンの姐御肌な歌い口がバンドの魅力





●NEW●
DESTINATION UNKNOWN
A CUCKOO
〈極趣味的幻想ポップ〉
09.02.15
★★★☆☆

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My Space

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 時に夢心地のドリーミーポップ。時にレトロなシネマスタイル。その実、極趣味的幻想宇宙を往く至極耽美なポップソング。
 UK発、マルチアーティストで男声シンガーソングライター、"A CUCKOO(カッコウ)"のデビューアルバム。スウィスパーめな艶っぽいウタゴエが前面に押し出され、アコースティックギター主体、薄めにストリング、グロッケンなどによる伴奏。幾分メロウなアレンジの曲主体。ゴシック趣味のスパイスも効く





●NEW●
Fall Down
CALLmeKAT
〈ゆらいで気だるき魅惑ウタゴエ〉
09.02.10
★★★☆☆

My Space

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 トリッピーでドリーミー。チープなキーボード主体、音数少ない伴奏に気だるいヴォーカル浮遊する魅惑の音像。ダウナーでいながら妙な温かみ感じさせる不思議スタイル
 デンマーク/コペンハーゲン発、女性ソロユニット、カトリーナ・オットセンこと"CALLmeKAT"、デビューフルアルバム。繊細でいてゆらぎの波間にたゆたう妖艶でスモーキーなボーカル。時々ダンサブル





●NEW●
Ray Guns Are Not Just the Future
The Bird and the Bee
〈レトロで清廉なシティポップ〉
09.02.07
★★★☆☆

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 ラウンジ仕立てでレトロ風味もいい感じ効いた都会派ポップ。女子Vo.イナラの涼やかながら艶っぽいヴォーカルも良い加減。
 LA発、男女デュオ、"バード・アンド・ビー"、2ndアルバム『ナツカシイ未来』(邦題)16曲入り。50、60年代のオールドシネマにかかっているよなリバイバル感覚。オシャレ度上等。中でもM6はライブで好印象を得た日本をイメージした「Love Letter to Japan」で一部日本語のフレーズにも挑戦。またM15「Heart Throbs And Apple Seeds」はコーネリアスとのコラボ曲で日産のCMにも採用されてる。デュオの片割れグレッグ・カースティンはプロデューサーとしてリリー・アレンやフレイミング・リップス、カイリー・ミノーグなど手がける





●NEW●
A Memory Stream
The American Dollar
〈こころの波を写しとる集合音〉
09.01.23
★★★☆☆

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 静けさからエモーショナルな盛り上がりへと山を築くギター・インストロック。打ち込み系ポストロック、+ノイジーなギターにピアノの繊細なメロ。こころのさざ波を写しとるよな心象音像。無から有へ。虚空から浮遊し彼方へ飛翔を遂げるシネマティックなサウンズ
 NY発、マルチアーティスト、RichardとJohnの2人組ロックデュオ、"ジ・アメリカン・ダラー"、3rdアルバム。この種のバンド数あれど、どこか手作りでオーガニックな感触は他にない





●NEW●
By-the-Numbers
The Postmarks
〈ノスタルジックなカヴァー集〉
09.01.18
★★★★☆

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My Space

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 キュートな女声ヴォーカルで送る珠玉のカヴァー集。ラウンジ風味の効いたアレンジでレトロ風味満点のスタイル。夢心地なウィスパーヴォイス、切なさこみ上げる淡彩画の世界観
 US、マイアミ発の3人組、"ザ・ポストマークス"、2ndアルバム『By-the-Numbers』。アントニオ・カルロス・ジョビン、ボブ・マーリー、デヴィッド・ボウイ、ジーザス&メリー・チェイン、キュアー、バーズなどからスタンダードめなナンバーが揃う。上質でソフィスティケイト





●NEW●
Jersey Shores
Akimbo
〈先鋭的なハードロック〉
09.01.13
★★★☆☆

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 古式と新しきが入り交じり不思議な肌触りのオルタナバンド。古典テイストのハードロック、パンク路線から近場のポストロックまでを交差するレンジの広さあり。1曲の中で静的パートと激しさ噴火するするパート織り交ぜ、しばしインストで展開するなど壮大な曲の構成
 シアトル発の3ピースロックの"アキンボ"、6thアルバム。今作は1916年に起こったジャージー海岸でのサメ被害事件をベースにしたバンド史上初のコンプトアルバム。





●NEW●
Simply Grand
Irma Thomas
〈ソウルクイーンのピアノコラボ〉
09.01.11
★★★☆☆

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My Space

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 全編ピアノ伴奏でディープソウルなヴォーカルアルバム。現在進行形のリアルソウル満喫できる充実盤
 60年代から活躍、御歳67になる「ニューオーリンズのソウル・クイーン 」、"アーマ・トーマス"、2年ぶりアルバムは、14曲それぞれが違うピアニストと競演。本拠ニューオリンズ系のピアニストはもとより、ランディー・ニューマン、ノラ・ジョーンズ、ドクター・ジョンらの名も挙がる。がすべてはピアノ伴奏のみでの参加。前作『After The Rain』がグラミー賞(Best Contemporary Blues Grammy)受賞でその後に放たれたコラボ企画盤





●NEW●
cranes
cranes
〈クレーンズの幽玄なるロリヴォイス〉
09.01.08
★★★★☆

official

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 少女のようなロリータボイスが浮遊する夢心地な音像。妖精のようなヴォーカルをフィーチャーしたフォークトロニカ。全体が音の厚み薄めの加工ながら誇る恐るべき世界観構築した深淵なるアトモスフィア。
 UK、ポーツマス発の4人組、"クレーンズ"、4年ぶりのフルレンクス。キャリア20年で初のセルフタイトルアルバム。アリソンとジムのショー兄姉を核にしたユニット。
 YouTubeあたりで少し前のビデオを見ると、"Cocteau Twins"らへんのゴシック&サイケ・バンドそのもののパフォーマンス。近作ではしっかり時代感覚にもマッチング、なおかつ永遠のアバンギャルド





●NEW●
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Aaron Thomas
〈いつまでも新鮮、音楽遊戯なスタイル〉
09.01.05
★★★☆☆

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 ナチュラルでとことんオーガニックな音像。ジプシーの哀愁とオールドアメリカンの郷愁をあわせ持つよな、メロウな響きの男性ソロミュージシャンによるフォークソング。
 オーストラリア発、マドリッド在住のシンガーソングライター、"アーロン・トーマス"、デビューアルバム。基本アコースティックギターの弾き語りでカントリーフォークあるいはジプシー音楽などへの傾倒がありげなリバイバルスタイル




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