【2010 best select 10 discs】
10.12.30

 2010年に聞いたアルバムよりセレクト
「出会い」を感じた超個人的ベスト10。順不同で

Sugarland
Talk Normal
★★★★☆

 呪術的暗黒の世界観かもすギターノイズの愉悦音像。ブルックリン発の女子2人ノイズユニット、"Talk Normal"デビューアルバム。爆裂インテリ、即興アブストラクトな先進性

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Logos
Atlas Sound
★★★★☆

 宅録系エレクトロ、アンビエントなコラージュ遊戯。この上なしの浮遊感と脱力感。USアトランタ発、"ディアハンター"http://www.myspace.com/deerhunterのフロントマン、ブラッドフォード・コックスのソロプロジェクト、”アトラス・サウンド”2ndアルバム

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Tale to Tell
The Mummers
★★★★☆

 シンフォニックアレンジのBGに乗る伸びやかな女子Vo。大げさなまでにファンタジックな音世界創造。UK・ブライトン発の女性ソングライターを核にした3人組ユニット、"ザ・ママーズ"の1stアルバム

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Hide and Seek
Small Flowers Crack Concrete
★★★★☆

 ミニマルでレイジネスなギターにのるクールビューティな女子Vo。裏町酒場の酔いどれパンク。ノイジーでシューゲイズな味付け。スウェディッシュ3ピースロック、"スモール・フラワー・クロック・コンクリート"、2ndアルバム。

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Fang Island
Fang Island
★★★★☆

 3ギター5人編成のインディバンド。厚みあるギター効かせるというよりは変則的でジャンクな方向性。とびきり陽性でB級の香り。ブルックリン拠点、"ファンアイランド/Fang Island"、デビューアルバム

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Songs of Innocence
Luminous Orange
★★★★☆

 シューゲイズな味わいとミラクルなリズム構成、カラフルに展開する曲調もすべてこの上なき骨頂音像。竹内里恵の自作自演プロジェクト、"ルミナス・オレンジ"、3年ぶりのオリジナルアルバム。

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Celebrate Your Loss
Hella Comet
★★★★☆

 ゴシック調シューゲイズな女子Vo.ロックス。轟音ギターを伴い緊迫感のただよう孤高のポストロック醸成。オーストリア発、4人組ユニット、"Hella Comet"、デビューアルバム。

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FIVE FINGER DISCOUNT?万引き
PHEW
★★★★☆

 永遠の変態ロック姐さん、"phew/フュー"、ソロアルバムとしては実に15年ぶりの新作。ジム・オルーク、石橋英子、山本精一らアングラ人脈濃厚なミュージシャン参加で地下系ノイジーなアレンジワーク。

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Wildflower & Cover Songs:Complete Best 'TRACK 3'
Superfly
★★★★☆

 越智志帆ソロプロジェクト、"Superfly/スーパーフライ"、10枚目のシングルにして2枚組。オリジナル4曲集もスゴいが、この場合ロック・クラシックカバー集がイカす。捨て曲なしの量感充実盤。圧倒的歌唱力と適応力

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Privilege Pt. II: The Past, Imperfect - EP
Parenthetical Girls
★★★★☆
 
 ドラマチックな男声ヴォーカルを主体にしたエレクトリック・ポップ。味わいはどこか変態じみていて琴線に触れるアヴァン・ポップ。US・ポートランド拠点の4人組バンド、"パレンテティカル・ガールズ"、EP『Privilege』シリーズ第2弾

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●NEW●
Not Music
Stereolab
〈ステレオラブ。懐かしき味なポップ〉
10.12.28
★★★☆☆

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 今作でラストアルバムか、"ステレオラブ/Stereolab"、前作『ケミカル・コーズ』から約2年ぶり12作目アルバム。洗練されててオシャレだけどどこかモンドで懐かしさあふれる明るいポップ集積。今作は『ケミカル・コーズ』制作時に残した未発表音源を集めたものと
 90年UKでバンド始動のステレオラブ。レティシア・サディエールの女声ヴォーカルをフィーチャーしたポストロック&エレクトリックポップ。彼らが残したアルバムでは『Emperor Tomato Ketchup』('96)がよく知られるが面白ポップの原型アルバムにて不朽の名作





Nothing
N.E.R.D.
〈白紙からスタートで薄味〉
10.12.26
★★★☆☆

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 男声ヴォーカルをフィーチャーし最高にセクシーなトラックメイクはお約束。小気味良くミニマルなリズム感覚。ブリブリのダンスチューンもまぶされていてバランス良いが、全体通して少々薄味。その点はしっとり、大人感覚の指向性
 ヒップホップmeetsロックで最高sexyなミクスチャ築く、ファレル・ウィリアムス率いる、"N.E.R.D.(エヌ・イー・アール・ディー/ナード)"、約2年半ぶり4作目スタジオアルバム
 リリースが予告されながら、なかなか発売に至らなかったのには、女性ヴォーカリストのバンド加入&即脱退の影響があったよう。「完成間近だったアルバムを全てスクラップして、“ナッシング”の状態から作り直した」とファレル。その分の熟成のなさが薄味につながったか





Summertime Ep
The Drums
〈軽みのレトロスタイル〉
10.12.17
★★★☆☆

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 一聴、一昔前のサーフロック、ロックンロール、さらにNYパンクなどの懐古なスタイル。軽さと郷愁、甘酸っぱき初恋の味。学園祭でかかっていそうなスクールロック。
 US、ブルックリンを拠点にした4人組ロック、"The Drums/ザ・ドラムス"、ミニアルバム「Summertime Ep」。オリジナルは去年リリース。このところ勢いあるブルックリン・シーンで台頭してるバンドの一つ。08年フロントマンのジョナサン・ピアース主導により始動。デビューアルバムも先頃リリース





Ear Drums And Black Holes
Starkey
〈まったりとクリアな恍惚〉
10.12.10
★★★☆☆

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 一見ディープにみえて実のことシンプルでクリア。見通しが良く、見晴らしのいいエレクトロ。"ダブステップ"界注目の人とされるが、当の"ダブステップ"がどこら辺を指して言うのか分かりにくい。ベース強調のヒップホップにUK流の多国籍なブレイクビーツなどミクスチャ。こと女性Voをゲストにしたトラックが甘美
 US・フィラデルフィアを拠点にするPJガイシンガーのソロプロジェクト、"Starkey/スターキー"、1年半ぶりリリースの2ndアルバム。ロンドン在住の日本人アーティスト、Kiki Hitomiも参加





Postcards From A Young Man
Manic Street Preachers
〈マニックスのベタでもかっこいい〉
10.12.08
★★★☆☆

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 メロウで浪漫、美メロでエモーショナルな歌謡ロック。こんなにベタなのに何ともいい知れぬ高揚感にかられるのは他に類なし。UKなりの歌謡曲、もしくは演歌のごとし魂の叫び。分厚いストリングスで飾られたアレンジメント。Vo.ジェームスの歌声は少しくシャウトし、何事かドラマをつむぎ出す
 UK・ウェールズ発、3ピースバンド、"マニックス"(マニック・ストリート・プリーチャーズ)10作目。スティーヴ・アルビニが参加した前作から早1年と4ヶ月。今作ではプロデューサーに長くタッグを組むデイヴ・エリンガが戻り、ミキサーにクリス・ロード・アルジ(ex.バッド・レリジョン、グリーンデイ)が参加し壮大な世界感を具現化。ジャケ写はティム・ロス





Penny Sparkle
Blonde Redhead
〈もやがかった深海、もしくは深い森〉
10.12.06
★★★☆☆

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 空間系エフェクトの薄もやの包み込まれたエレクトリック・ポップ。光景は深海か、深い森か。浮遊する女性ヴォーカルはいささかハスキーで倦怠感をただよわせる。総じて浮遊、彼岸のバックグラウンド。アンニュイなニュアンスはさらに増幅してる。全く悪くない
 93年に始動、NY拠点の3ピースユニット、"Blonde Redhead/ブロンド・レッドヘッド"、8thアルバム。メンバーは日本人女性カズ・マキノにミラノ出身の双子パチェ兄弟。始動当初は4人組。93年からのキャリアでインディベースながらアルバム10万枚セールスの実力派。





Grey Oceans
CocoRosie
〈耽美な姉妹デュオ ワールド〉
10.12.02
★★★☆☆

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 繊細でフェティッシュな少女世界を具現化した様な耽美な音像。姉妹ユニットでおもちゃ楽器をも加えてダウナーで呪術性を帯びたトラックメイク。
 US出身でパリで始動したビアンカとシエラの姉妹ユニット、"CocoRosie/ココロージー" 、4thアルバム。3年ぶりフルレンクス。フリーフォークの旗手として短期間でその名が知られる様になった彼女ら。今作からレーベルを"Touch & Go"から"SUB POP"に移籍。録音は各地ツアーの合間、ブエノス・アイレス、ベルリン、NYなどで行なわれたと。





What It Means To Be Left-Handed
Mice Parade
〈肌触りエバーグリーン〉
10.11.30
★★★☆☆

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 ジャンルレス、ボーダーレスのフリーミュージック。ごくシンプルなギターロックスタイルに、ブラジリアン、スパニッシュな民族調、サンプリング・ダブ志向、ノイジーなポストロックなどと縦横無尽、七変化する曲調。ヴォーカルも一つの楽器として存在してるよななじみの良さ。そのどれもがどこか優しい、エバーグリーンな肌触りで癒しの音像、楽園のバックグラウンド
 NY発、アダム・ピアースなる音楽家が首謀する不定形ユニット、"マイス・パレード"、3年ぶりアルバム。ピアース本人、ドラマーとしてサポートも多く。日本で関係築いてる"クラムボン"も今作に1曲参加してる(M11)





Lez Zeppelin I
Lez Zeppelin
〈ゼップコピーの女子バン〉
10.11.27
★★★☆☆

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 これはきっとライブで聞けば盛り上がれるのだろうな、というよな代物。ギターもヴォーカルもいい線言ってるが、所詮企画ものの粋はでない。
 ロックの金字塔、"ゼップ(レッド・ツェッペリン)"の完コピバンド。女子グループにてバンド名を"レズ・ツェッペリン"とやってる。04年NYにて始動。3年前にはセルフタイトルで1stアルバムを出してるが、今回、バンドの首謀者でありギターのSteph Paynes/ステフ・ペインズ以外はメンバー総取っ替えで2ndアルバム。オリジナル「Lez Zeppelin」(1st)のコピー。オフィシャルではゼップが録音した当時と同じ機材、同じ収録スタジオを使ったこだわり様で完コピに挑戦。ゼップのギター、ジミー・ペイジ本人も立ち会いでアドバイスとも





Songs Of Love
Simply Red
〈シンプリー・レッド、バラードベスト〉
10.11.19
★★★☆☆

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 しっとりとした大人ムードの洗練ポップ集積アルバム。ツタヤ新作コーナーで発見。その名に覚えありの"シンプリー・レッド"。思わず借りてしまったが、なんともムーディな曲が詰まってる
 UK・マンチェスター発、活動25年。今年まででバンド解散とアナウンスされてる"SimplyRed/シンプリー・レッド"、ラブバラード集めたベスト盤。「Stars」「If You Don’t Know Me By Now」聞き覚えある曲もあり、少し懐かし、しみじみと味わう系の回顧盤





Privilege Pt. II: The Past, Imperfect
Parenthetical Girls
〈並ならぬストレンジで高揚感あり〉
10.11.12
★★★☆☆

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 ドラマチックな男声ヴォーカルを主体にしたエレクトリック・ポップ。味わいはどこか変態じみていて琴線に触れるアヴァン・ポップ。大抑なまでにシネマティック。一編のミュージカルを見てるよなストーリー感あり高揚感あり底知れぬ奥深さもあり
 US・ポートランド拠点の4人組バンド、"Parenthetical Girls/パレンテティカル・ガールズ"、EP『Privilege』シリーズ、第2弾。シリーズは全5枚で4thアルバムが完成になると。





Las Olas
Low Sea
〈船酔いシューゲイズなデュオ〉
10.11.10
★★★☆☆

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 特徴的なもやっと霧がかりの空間系エフェクツ。シンセ、リズムボックス、ギターなど、すき間あるアンサンブルに船酔いしてるかのようなルーディな女性Voがたゆたう。アンニュイでいてゴシック感、神秘性あるエクスペリメンツ。
 アイルランド発、男女デュオ、"Low Sea/ロー・シー"、デビューアルバム。バンドは2008年、4人グループで発足し、中途から2人に。
 実験感覚あふれた良盤





A Thousand Suns
Linkin Park
〈リンキンのロック、シンフォニア〉
10.10.29
★★★☆☆

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 内容15曲。アルバム一枚で交響楽のようにストーリー仕立てで構築されたよなスタイル。リンキン(リンキン・パーク)活動14年。当初の様な即効性のある攻撃性は薄れたけど、壮大かつ深遠なるロックの大河ドラマ。プログレとはまた肌触りが違うコンセプチュアルな指向性。サンプリングビーツにストリングの多用でエレクトリックな指向性。時折垣間見えるラップ、シャウトが懐かしくもありスパイシー
 リンキンの3年ぶりオリジナルフルアルバムで4th。プロデューサーには前回に続き、リック・ルービン/Rick Rubin(ex.Red Hot Chili Peppers、Limp Bizkit)が参加しメンバーのマイク・シノダとのタッグ。路線は前作で示された方向をさらに深化させアーティスティックなトライアル





On My Mind
Fabienne Delsol
〈UKフレンチ、ガールズスタイルポップ〉
10.10.25
★★★☆☆

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 6、70年代UKガレージ、アイドルポップをまっしぐら地でいくモンドさ。フランス娘の英語歌いでどこか舌足らずな部分が、甘さ、コケティッシュさにつながりキュートな魅力が炸裂。全11曲中、フランス語曲は2曲あり、これがまた狂おしくキューティ
 "the Bristols/ブリストルズ"なるバンドのヴォーカルしてた、女性歌い手、"Fabienne Delsol/ファビアンヌ・デルソル"の、3rdソロアルバム。陽気なギターポップから、憂いあるメロトロンをバックにした胸キュンバラードまで魅力多彩





Some Place Simple
Martina Topley-Bird
〈生音志向のトリップホップ〉
10.10.20
★★★☆☆

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 ウクレレ、オルガンなどシンプルな伴奏で弾き語るような小バコ志向のヴォーカルワーク。これまでテクノと密接であったゆえか、今作であえて築いた生音路線。ストレートに歌の魅力を引き出した意欲作。
 UKブリストル、トリップホップ系ヴォーカリスト、"マルティナ・トップレイ・バード"、3rdソロアルバム。トリッキー、95年のデビュー作『Maxinquave』に参加が出始め、その後ゴリラズ、マッシヴ・アタック、ディプロなど、ゲストヴォーカリストとしてのキャリアで知られる実力派。今作は過去2作のアレンジ替えが主で新曲は4曲の企画盤。今年(10年)のフジロックにもマッシヴ・アタックの一員として来日してる





Big Echo
The Morning Benders
〈胸キュンスタイルのサーフロック〉
10.10.15
★★★☆☆

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 レトロなサーフロック調に現代性を加味して新味なロック。アコースティック基調、あるいはライトなガレージサウンズ。透明感のあるヴォーカル&コーラスが乗り、空間系の夢心地なエフェクトで装飾される
 USカリフォルニア発、05年より始動の4ピース、"ザ・モーニング・ベンダーズ/The Morning Benders"、2ndアルバム。UKの老舗インディーレーベル、Rough Tradeに移籍しての第1弾。プロデューサーにChirs Taylor/クリス・テイラー(ex.Grizzly Bear)を起用で更なる深化のスタイル





It's A Shame About Gemma Ray
Gemma Ray
〈場末感ありありの魅惑シンガー〉
10.10.10
★★★★☆

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 サイケとカントリー混濁の場末テイストなロックシンガー。シンプルなギター伴奏、男前な弾き語リスト。メランコリー基調だけど、高ぶる感情を抑えつつつむぎ出される音像の底力よ。充実度並大抵ではなし
 UKはエセックス州ビラリキー発の女性シンガーソングライター、"Gemma Ray/ジェマ・レイ"、3rdアルバム。バディ・ホリー「Just Because」、Mudhoney/マッドハニー「Touch Me, I'm Sick」などカバーソング集めた企画盤。初聴で受けたインパクト並でなし





Adventure We Go
Muchuu
〈「夢中」という名のUKバンド〉
10.10.06
★★★☆☆

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 キッチュで輝きに満ちたトイサウンズ。おもちゃ箱というか宝石箱というか、ファンシーギフトなキラメキ。素朴なエレビートとに乗る可愛らしげ女子Vo、時々男女混声なマジカルポップ
 エレクトリックポップ姉弟ユニット、"Muchuu"(夢中)from UK ヘレフォード、1stアルバム。UKの田舎町を拠点に活動、姉のMilkyと弟のGeorgeでつむぎ出すドリームワールド。バンド名にあるよう日本に傾倒した趣味性。手作りでオーガニック感たっぷりだけどソフィスティケイテッドな仕上がり





Celebrate Your Loss
Hella Comet
〈ダークサイドな女子Vo.エクスペリメンタル〉
10.09.17
★★★★☆

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 ゴシック調シューゲイズな女子Vo.ロックス。轟音ギターを伴い緊迫感のただよう孤高のポストロックを醸成。ある種カオスでダークネスな世界感を完成度高いレベルで成り立たせて胸を打つ
 オーストリア発、4人組ユニット、"Hella Comet"、インディレーベルよりのデビューアルバム。実験感覚に優れるトラック群。オフィシャルで5曲入りのEPがDL可能





Brune - EP
Brune
〈フレンチ新星Bruneの旬感音像〉
10.09.15
★★★☆☆

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 フレンチの新星女子シンガーソングライター。王道ポップス、サイケ調、バラッドなどの振り幅。
 リヨン発パリを拠点に活動の"Brune"の初回EP盤5曲入り。フレッシュな清涼感ある歌声。
 詳細は知れぬが、フルアルバムのデジタル版が9/5にリリース(フィジカル版は9/20)





MAYA
M.I.A.
〈エスニックなコラージュ妙味〉
10.09.03
★★★☆☆

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 過激でエッジ鋭きエレクトロニカ&ラップ。呪術性帯びた民族調ブレイクビーツ連打。ときたまポップに肩すかし。南アジア系のエスノフレーバーを武器に猪突猛進の快進撃アルバム
 スリランカ、タミル系UKソロアーティスト、"M.I.A./エム・アイ・エー"、3年ぶりサードアルバム。今作から自身が立ち上げた「N.E.E.T.」レーベルでのリリース。デビュー時よりの盟友のプロデューサー、ディプロはじめディプロ人脈のスウィッチ(ex."Major Lazer")、ラスコら参加。M9「Born Free」のPVの過激さが話題さらったが、アルバムの中身も怪しさ充満のカオスなアルバム





Lungs
Florence & The Machine
〈変幻自在のUKガールポップ〉
10.08.25
★★★☆☆

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 ゴシックな色合いも濃く、優麗にて壮大。鮮烈なる美メロ歌謡ロック。時にハープを伴奏にしたシンプルなフォーク調。時に場末感たっぷりの浪漫な歌うたい、時に歪みギターを効かせたガレージテイストなどと
清濁合わせ指向性無限の変幻自在なロックスタイル。
 昨年世界デビューで旋風巻き起こした弱冠22歳フローレンス・ウェルチ率いる7ピースバンド、"フローレンス・アンド・ザ・マシーン"の当のデビュー盤でリリースは昨年(2009年)8月。リリース後、UKチャート4週連続2位、ブリット・アワードの評論家賞受賞などでワールドワイドに急進。日本へも2月に来日が予定されていたがこれは病欠。しかしその後もUSのメジャー野フェス「コーチェラ」など出演で着実な成長ぶり。10月にレコーディング開始で、新作リリースが待たれる





You Are Found
Erin Lang
〈ガーリィでアンニュイなギターポップ〉
10.08.20
★★★☆☆

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 繊細で優美なウィスパーヴォーカル。どこかアンニュイで気だるきメロディ。ギターやキーボード主体、ごくシンプルな電子系の装飾であっさりとふんわりと浮遊感ある仕上がりが心地よい。
 カナダ・ケベック発のソロアーティスト、"Erin Lang/エリン・ラング"、デビューアルバム。カナダ、USでのバンド活動を経て、00年に当時The CureのメンバーだったRoger O'Donnell/ロジャー・オドネルと出会い、プロジェクト始動。今作は10年5月にiTunesでされてたものだが、アルバム初版は07年にリリースされてた模様。レーベルは2人のプライベートレーベル「99xoutof10 Records」より





We Were Exploding Anyway
65DaysOfStatic
〈65Days、キャッチーにシフト〉
10.08.17
★★★☆☆

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 轟音系ロックインストでは日本と縁深いUKバンド。これまでの超劇的エモーショナルでシネマティックな展開から幾分ダンスミュージックの要素がふくらみ、よりポップでキャッチーな音源が揃った。これまでの叙情性、曲ごとの抑揚はありありでさらに曲調のテリトリー広げて深化したスタイル
 UK・シェフィールド発4人組、"65DaysOfStatic/65デイズオブスタティック"、3年ぶり4thフルアルバム。押せ押せの音響志向、進化の一枚。UKリリースはこれまでの「Monotreme」から「Hassle」に移行。日本では依然「残響レコード」の看板背負う存在感





I Will Be
Dum Dum Girls
〈ツボ系ローファイ、ガールポップ〉
10.08.12
★★★★☆

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 4ピースなれど、スカスカのギターロック。ローファイなアンサンブルにほんわりしたエコー処理、脱力のヴォーカルが心地よし。一昔前のガレージパンク、郷愁のカンタータ。
 US、LA発の女子4人組ロックの"Dum Dum Girls"(ダム・ダム・ガールズ)、シアトルの名門レーベル、Sub Popよりのデビューアルバム。09年インディーにてリリースのシングルが注目を浴び話題に。当初はG+VoのDee Dee/ディー・ディーことクリスティン・ガンドレットのソロプロジェクト。バンド名はイギー・ポップの「Dum Dum Boys」に由来。ドラムに元Vivian Girlsのフランキー・ローズも参加。プロデューサーにはブロンディやゴー・ゴーズとのしごとで知られるリチャード・ゴッテラー





Bionic
Christina Aguilera
〈アギレラの新鮮、全回エレクトロ〉
10.08.07
★★★☆☆

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 アギレラの新味、エレクトロ志向。ダンスビートをベースに近未来をイメージした新鮮食感。しかし今どき、このラインではLady GagaやM.I.A.あたりがシーンを席巻中でかぶりの感もある。M.I.A.については今作にもゲスト参加の模様。超絶歌唱力を元手に、時代のエキスをうまく取り入れ、緩急の振り幅も効かせたゴージャスなテイストの新譜
 永遠の歌姫、クリスティーナ・アギレラ、久々のアルバムリリース、前回『BACK TO BASICS』から実に4年ぶりの4thアルバム。活動11年にしてオリジナルで4枚のみの寡作主義。その分、各作のクオリティは充実。そして待望の初主演映画『Burlesque/バーレスク』が来年公開予定と





Why Waste Time
Tortoise
〈トータス来日記念盤の瞬感味覚〉
10.08.02
★★★☆☆

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 もやっとインスト。時々グルーヴィー。ひょうひょうとしていてインテリジェンス。その実アブストラクトなロック新機軸。
 シカゴ音響派の主格にして、インストロックの大家、"トータス"の来日記念日本独自企画盤。4曲収録、うち2曲は新録。1曲は前作アルバムよりのリミクス、ラストに13分近い長尺のエポック 「アイス・アイス・グレイヴィ」でこの曲は海外でのダウンロード盤のみにカップリングされてたもので日本初登場。CD EXTRAで映像も付き、昨年(09年)フジロック初登場時の記録2曲とPVが1曲。
 今(瞬間)を切り取る即興感覚。計り知れない創造性が光放つ





Reset EP
Mute Math
〈Mute Math、ほとばしる初期衝動〉
10.07.30
★★★☆☆

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 ロックへの初期衝動内包の激情と艶やかに憂いあるメロディが交錯。デビュー盤からただならぬクオリティほとばしらせて、聞きごたえもマックスバリュー。程よい緊張感に律された激しさにエモーショナルでメロディアスな進行、ブレイクビーツのからみ具合も絶妙の新食感
 US、ニューオーリンズ発、4人組ロックの"ミュートマス"、04年リリースのデビューEP、日本盤がこのほどリリース。まさに現在開催中のフジロックにも今年(2010年)初参戦でそれがらみで「来日記念盤」と。当初新盤と思い込み迷わずiTunesでダウンロードしたが、6年前の再発盤。しかし新盤で全然通用する勢いのスタイルと量感譜





Where Did the Night Fall
unkle
〈ダークでクール、ゴージャスな質感〉
10.07.27
★★★☆☆

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 バリエーション多彩な歌ものトラック連打。味付けはロックをベースにブレイクビーツ、アフロ、サイケ、オーケストレーション。さらにはバンドサウンドほうふつの臨場感。ダークでアングラ色もありありのインディー感覚。捨て曲なしの物量感と圧倒的クオリティで迫るゴージャスな一枚
 UK発、「MO'WAX」レーベル総帥、ジェームス・ラヴェルによるプロジェクト、"unkle"、約3年ぶり4枚目オリジナルアルバム。ヴォーカル陣は各方面からのゲストを各曲毎フィーチャリング。リチャード・ファイル脱退し初めてのアルバム。前作『War Stories』(2007)で得たストーナー・ロックへのアプローチをさらに深化、洗練させて打ち出した新譜





Uphill City Remixes & Collaborations
I Am Robot And Proud
〈キッチュでホット。テクノ赤丸新味〉
10.07.14
★★★☆☆

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 古式テクノ道の行くシンプルなテクノポップがベース。ミニマル、歌モノ、ブレイクビーツ、アコースティックと多彩だが、これは曲毎に別のリミクサを迎えて構成のコラボ版ということ故。キッチュでホットでジェントリーなトラックが連なる
 トロント拠点チャイニーズカナディアンのショウハン・リーム、こと、"I Am Robot And Proud"を初聴き。08年9月リリースの4thアルバム『Uphill City』のリミックス盤。miyauchi yuri、トクマルシューゴら多士済々のゲストと織りなすスペシャル・コラボレーション・アルバム





Dead Waves
Kyte
〈壮観麗美なシンフォニアロックス〉
10.07.12
★★★☆☆

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 壮麗なストリングスの使いでおおよそ壮大、拡張性のあるスケール感。憂いあるメロディをなぞる優しきヴォーカル&コーラスがのりさらに幽玄な世界観へと飛翔を遂げる
 UK、レスターシャー発の4人組ロック、"カイト"、日本で3枚めアルバム。これまでコアメンバーのTomとNickによる宅録で構成してきた音源を今回スタジオ録音、外部プロデューサーを招いて本格レコーディングに移行。なりゆき、ハイファイで再現性に優れるバンド進化の一矢。UKにてはデビューアルバムになると





Plastic Beach
Gorillaz
〈ゴリラズ活動再開で南国での宴〉
10.07.08
★★★☆☆

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 HIpHop&Rock基点にテクノ、トライバル、ブリットポップなどと幅広ミクスチャの骨頂音像。キラ星のゲストミュージシャン陣をゲストに南国「Plastic Beach」に招き開いた盛大なるパーティー。毒気少々、遊び心満載の音楽遊戯。アルバムリリース毎トップセールスを誇るラインの突き方が今作でもいいとこ
 ブラーのフロントマン、デーモン・アルバーン主宰のヴァーチャル・バンド、"ゴリラズ"、5年ぶりのアルバムで3rd。ゲストにルー・リード、スヌープ・ドッグ、デ・ラ・ソウル、モス・デフほか"ザ・クラッシュ"のミック・ジョーンズとポール・シムノンなどなど。アルバム後半にかけてまったり傾向強まる構成





The Violent Blue
Electric President
〈叙情派ハートフル・フォークロック〉
10.07.04
★★★☆☆

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 繊細かつハートウォーミーなヴォーカルロック。たいがいにおいてぼんやりした静かな立ち上がりから、徐々に輪郭が見え始め、時に壮大な高みへと向かう構成の楽曲。アコギやストリングスが主体。曲によりノイジーなギター、チルアウトなダウンビート、プチサイケ調彩色、叙情的なコーラスワークなど重奏され深遠な心情世界を構築
 フロリダ発、Ben Cooper(ex."Radical Face")と、Alex Kaneによるデュオユニット、"エレクトリック・プレゼント"、3rdフルアルバム。我が道を行く彼岸のアシッド・フォーク





The Magician's Private Library
Holly Miranda
〈深遠な森、シルキーなドリームポップ〉
10.06.30
★★★☆☆

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 もんやりした空間系エフェクト効かせたアシッド・フォーク調。夢心地でキュートな女声ヴォーカルが異空間に誘う至福音像。深遠な森を想起させるシルキーなドリームポップ
 デトロイト出身、現在NYを拠点に活動、"ホーリー・ミランダ"、デビューアルバム。16歳の頃よりNYに上り音楽修行をスタート。ストリートミュージシャンを経て、偶然知り合ったというプロデューサー、デヴィッド・シーテック(ex.TV On The Radio)のサポートを得て、昨年(09年)末にXLレコーディングスよりシングルデビュー。さらに今年に入りアルバムリリース。
 本人ギターor鍵盤系での自作自演派。アルバムではコッテリしたシンセ&サンプリングワークで音響志向のスタイルに。はかなさと切なさ入り交じりのトランスライトポップ





Nature Is A Taker
Uninhabitable Mansions
〈NYパンク、ネオアコ、アート志向〉
10.06.10
★★★☆☆

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 軽妙洒脱なライトポップ。デビット・バーンのフンニャリしたテイストにも似たヴォーカルに草食系を匂わすガレージサウンズ。正統NYパンクの流れを組むアート志向。さらにはネオアコの残り香とプチシューゲイズな色合いも。多彩でいて回顧志向
 今をときめくブッルクリン・インディーの主流か。当バンド、"アンインハビタブル・マンションズ/Uninhabitable Mansions"は、"Clap Your Hands Say Yeah"のメンバー2人に"Au Revoir Simone"からもメンバー寄り合った主要6人によるコラボ集団。さらに音楽に限らずペインティング、執筆などとマルチな表現活動に挑む制作者集団。04に立ち上がり、07年よりバンドとして本格始動のグループ





Fang Island
Fang Island
〈ジャンクなカオスな陽性5ピース〉
10.05.31
★★★★☆

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 ギター3本、ベース、ドラムの5ピースのインディバンド。3ギターで厚みを効かせるというよりは変則的でジャンクな方向性。ポストロックあるいはマスロック志向のカオスなスタイル。さらにとびきり陽性でB級の香りただよい親近感の湧く風合い。プログレまがいの曲の展開も劇的で、キッチュなシンセ使いにぶ厚いコーラスワークもいい味
 現在はブルックリン拠点、元はロードアイランドのアートスクール内のプロジェクトして結成の"ファンアイランド/Fang Island"、デビューアルバム。同じくブルックリンを代表するインディバンド、"Yeasayer"の前座などライブで実力を付け注目株の新星





Hide and Seek
Small Flowers Crack Concrete
〈スウェディッシュ・クールロック〉
10.05.26
★★★★☆

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 ミニマルでレイジネスなギターにのるクールビューティな女子Vo。裏町酒場の酔いどれパンク。ノイジーでシューゲイズな味付けによりアングラ感醸成のオルタナ風情。
 スウェーデン・マルメ発の3ピースロック、"スモール・フラワー・クロック・コンクリート"、2ndアルバム。バンド名はソニックユースの曲名から取られ彼らからの、そして日本人女子Vo率いるNYのオルタナ系"ブロンド・レッドヘッド"からのインスパイヤを明言。スウェディッシュポップとはかけ離れた部類のやさぐれ志向、果てしなく魅かれる鋭利退廃ロックのスタイル。





Tale to Tell
The Mummers
〈大仰ファンタジーな音時空〉
10.05.23
★★★★☆

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 オーケストラルアレンジのBGに乗る伸びやかな女子Vo。大げさなまでにファンタジックな音世界創造のシンフォニックポップ。独創性では群を抜く異色の音時空。盛り上がりの場面ではビヨークの声質にも似てどきりとさせる。ビヨークもたまにこのようなミュージカル仕立てなアレンジ施すが今作は全編が徹底したオーケストラル仕立てである。レトロでいて劇的なスタイル
 UK・ブライトン発の女性ソングライター、ライサ(Raissa Khan-Panni)を核にした3人組ユニット、"ザ・ママーズ"の1stアルバム。オリジナル盤は08年リリース、ラインナップ再構成で09年4月にリイシュー。Vo.のライサは元来クラッシックの素養を持ちバイオリン、オーボエなどを持ちストリートでヨーロッパ中をめぐったと。ソロ活動で数枚リリース、一時業界を離れた後、このユニットのメンバーらと再会で06年よりMummersを始動





All Kinds Of People -Love Burt Bacharach-
Jim O’Rourke
〈妙味なバカラック・トリビュート〉
10.05.20
★★★☆☆

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 東京を拠点にした仕事が多いプロデューサー&コンポーザー(&映画監督)のジム・オルークがバート・バカラックのトリビュートに挑んだ異色作。本人演奏に加え、曲毎に異なるゲストミュージシャンが参加で11トラック。細野晴臣、サ?ストン・ムーア(ex.Sonic Youth)、中原昌也、青山陽一、小坂忠、小池光子(ex.ビューティフルハミングバード)、YOSHIMI (ex.BOREDOMS)、ドナ・テイラーら和洋混交。さらにカヒミ・カリィにやくしまるえつこと新旧ウィスパー対決も聞けるモンドな一品。ジムのコネクションの多さを示す人選。元々バカラックゆえもあるが、さらにまったりとラウンジ色にすぐれるアレンジ




The Years E.P
Memoryhouse
〈薄もやチルアウト男女デュオ〉
10.05.19
★★★☆☆

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 夢心地アンビエントなチルアウト音像。ミニマルな打ち込み系にもんやりしたギターと気だるき女子Voを乗せ深い空間エフェクトを施したもやもやの森サウンズ。どこか安らぎをかもし睡眠導入に効く要素
 カナダ・オンタリオ発の男女デュオ、"メモリーハウス"、フリーダウンロードによるEP盤。VoのDeniseに、コンポーザーのEvan Abeeleの2人。バンド名Memoryhouseは、ドイツのピアニスト、Max Richterのアルバム名から取られているようで、彼のアンビエントな作風にインスパイヤを受けさらに現代色のスタイリング





Extra Wow
Nice Nice
〈リズム主導のエクスペリメンタル新規格〉
10.05.15
★★★☆☆

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 アブストラクトでミニマルなリズム主導のエクスペリメンタル・ロック。呪術性を放つドラムやコーラスなど生音を前面にした手作り感ある装い。どこか荒削りで取り留めなく自由な作りだが、前行き不透明なUSインディーの空気感に一つの解答を示したかのスケール感感じる新規格新鮮音像
 US北西部ポートランド発、2人組ユニット、“ナイス・ナイス”。UKのテクノレーベル大手「ワープ・レコーズ」よりの初回作だが、バンド自体は10年以上のキャリアと。BOREDOMSやギャング・ギャング・ダンスなどにインスパイヤされ、主にライブ活動で地力をつけてきた





Swan Song
Giant Drag
〈ジャイアント・ドラッグ、5年ぶりリリース〉
10.04.22
★★★★☆

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 2005年発のデビューアルバム『Hearts and Unicorns 』、アニー・ハーディの激甘ヴォーカルに打たれてこのかた数年。待ちに待ったニューリリースは4曲入りEP。轟音ギターに乗っかる気だるきヴォーカル。すき間だらけのゆるゆるのグランジスタイルは他に類を見ない
 LA発の男女デュオグループ、"ジャイアント・ドラッグ"新盤、実に5年ぶり。タイトル曲「Swan Song 」はアニーの気だるさをことに強調、ミドルテンポのシューゲイジーなトラック。弾き語り風から始まり後半以降にドラムの四つ打開始で激しく展開してく構成の甘辛ミックス
 2ndアルバムも年内リリースに向け制作中





Tourist History
Two Door Cinema Club
〈ソリッドギターのドラムレス3ピースロック〉
10.04.20
★★★☆☆

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 ソリッドなギターリフ、カッティングを基調に疾走感に優れる清廉ロック。さらにクリアーで美メロなヴォーカルワークはデス・キャブ((Death Cab for Cutie)を想起する切なさ甘さを備えて魅惑スタイル
 北アイルランド発、男性3人グループ、"トゥー・ドア・シネマ・クラブ"、デビューアルバム。幼馴染み同志で2007年に始動。ドラムは打ち込みで代用しているうちにそれが継続しドラムレスのユニットに。パリ拠点のクリエイター集団"KITSUNE"のレーベルより世界デビュー。プロデュースはエリオット・ジェームス(ex.Kaiser Chiefs)





Revolucion Solar
Charades
〈爽快スパニッシュガールポップ〉
10.04.15
★★★☆☆

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 胸キュンガーリィ、爽快で清廉なギターポップ、フロム・マドリッド。スパニッシュのエキゾチックな語感が眩しくも異色な味わい。コーラスを多用、レトロなガレージサウンズをモダンな空間系のエフェクトで味付けし浮遊感あるロックに仕立てたエポックメイク
 01年より始動の女子3人、男子2人の混成ロックの"シャレーズ"、3rdアルバム。今作では60'sロックをしのんだサイケデリックな色合いも味





Exquisite Corpse
Warpaint
〈アンニュイだけど情念あるバンドサウンズ〉
10.04.13
★★★☆☆

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 ギターアルペジオあるいはカッティングを主体にローファイですき間あるフォークロック。そのどれもがアンニュイでダウナーな気配をただよわせ内省系。しかしいつしか秘めたる情念がしばしほとばしるよなパンキッシュな色合いも。ジョン・フルシアンテ(ex.レッチリ脱退)がレコーディングなどで深く関わってるらしく、曲調やペナペナのエレキギター使いなどジョンのこれまでの仕事に直結した仕上がり。
 LAの女子4人組、"ウォーペイント"、昨年(09年)にリリースのデビューEP盤。今シーズン、名門インディレーベル、"Rough Trade"と契約し目下デビューアルバムを製作中と





Logos
Atlas Sound
〈浮遊、脱力の新時代ソフトロック〉
10.04.09
★★★★☆

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 宅録系エレクトロ、アンビエントなコラージュ遊戯。この上なしの浮遊感と脱力感。肌触りはいささか繊細ながらそこはかとない優しさとほのかな温かみがあり、サイケデリックなトリップ感覚でいえばこのところ出色のアルバム。深遠なる新時代ソフトロック。
 USアトランタ発、"ディアハンター"なるバンドのフロントマンでもある、ブラッドフォード・コックスのソロプロジェクト、”アトラス・サウンド”、御歳25歳。
 粒ぞろいの今作の中で特に次の2トラックは名品。"アニマル・コレクティヴ"のPanda Bear、ことノア・レノックスが参加したM3「Walkabout」は、キッチュでミニマル、ポップでトリッピーな、本作の顔ともいえるエポックメイクな出来。また、"ステレオラブ"のVo、レティシアが参加のM7「Quick Canal」は、8分越えの大作ながら恐るべきトランシーな世界観を成立。
 とてつもなき才気走りの一矢





The Flexible Entertainer
Pit Er Pat
〈消化にいい異色エレポップ〉
10.04.07
★★★☆☆

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 トライバルとエレクトロ融合。すき間感じさせるストレンジでアブストラクトな音像。少しダークな要素もありアングラムード創出。時折織り込まれる女性Voもどこかオリエンタルで楽器ライクな味付け。胸にすっとおさまる様な消化のいいフューチャーロック
 シカゴ発、04年あたりから始動か、Vo・Key担うFay Davis-Jeffersと、DsのButchy Fuego、BのRob Doranによる3人組ロック。今作はヨーロッパ・ツアー向けのスペシャル盤と。Butchy Fuegoはヤマタカアイの「77 Boadrum」にも参加のドラマー





Calcination of Scout Niblett
Scout Niblett
〈むき出しの無骨サウンズ〉
10.03.30
★★★☆☆

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 究極のミニマリスト。歪みギターの無骨な男前サウンズ。ギター一本に、時たま、これまた愛想のかけらもないドラムが追撃し激情を押し殺した様なブルージーなシンガソングが合わさる孤高のサウンドメイク。
 UK、ノッティンガム発の女性ソングライター、エマ・ルイーズ、こと"スカウト・ニブレット"6枚目アルバム。スティーヴ・アルビニのプロデュースも継続で今作ではさらにその世界観純化したよなドライで鋭敏なトラック群集積




●ON AIR●
マイケル・シェンカー・グループ LIVE2010 on NHK BS2
Michael Schenker Group
〈マイケル・シェンカー。神降臨の夕べ〉
10.03.26
★★★☆☆

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 NHKでMSG(マイケル・シェンカー・グループ)の2010年、中野サンプラザでのライブがオンエア。
懐かしい名前を見るに思わず見てしまったマイケル・シェンカーの最新のライブ。いまだ現役でやってるとは知らない。自分の高校あたりの時代、マイケル・シェンカーは基本中の基本。当時「アームド&レディ」のギターリフはギターを持てば誰もが弾いた不滅のフレーズ。1曲目にこれで懐かしさしきり。
 来日メンバーはVo.ゲイリー・バーデンをはじめ初期メンバーが揃った日本限定企画。番組ではM・シェンカーをはじめメンバーのインタビュー。本人これからも企画目白押しで"スコーピオンズ"での兄との競演ライブももくろむなど





Causers Of This
TORO Y MOI
〈もやもやビートのエレクトロニカ〉
10.03.26
★★★☆☆

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 どうにもスッキリ来ないもやもやとしたビートが全般を通じて鳴り響くも超個性的な音像であることに違い無し。聞き続ければある種のトランス引き起こす「酔い」の感覚。ストレンジでサイケデリックなフロア志向
 USサウスキャロライナ、コロンビア発、01年から始動、バンディックのソロ・プロジェクト、"トロ・イ・モア"の1st.アルバム。"アニマル・コレクティブ"関連のレーベルよりのリリースで音楽的にはそっち方面の不思議系宅録サウンズ。ほのかに南国系の香り





Brim Liski
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〈薄曇りアンビエントなロック〉
10.03.16
★★★☆☆

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 分厚い雲層にさまよい込みながら一筋の陽光を頼りに突き進む、という手合いのもやついた疾走感。
 少しレトロな味わいのシンセ&サンプルワーク、歪んだギターはシューゲイズな風味も。ダウナーなトリップ感。混沌の薄曇りアンビエント
 08年に始動、オランダとアメリカのプロデューサーによるコラボユニット、”Brim Liski”。だが、メンバーの詳細は知れぬと。今作はデビューEP盤。"A Shoreline Dream"なるユニットのサイドプロジェクトか





Stronger With Each Tear
Mary J Blige
〈大人のヒップホップソウル〉
10.03.15
★★★☆☆

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 抑えめダンサブルとじっくり聞けるミディアムテンポ楽曲の集成で全体として大人の味わいかもすハイグレードなヒップホップ・ソウル。
 生ける伝説(クイーン)、メアリーJの2年ぶりスタジオアルバムで、9thアルバム。曲数12曲で最近の彼女のアルバムにしては曲数絞りめでその分確かなクオリティ。Ne-Yo、Rodney Jerkinsら売れっ子ゲストもいつもながら数多く参加の豪華盤。ラストトラックの「Color」はUSアカデミー賞でも話題(助演女優賞、脚色賞受賞)となった映画『Precious』のテーマ曲として書き下ろされた曲でしめつける様な情感で迫るソウルバラード。また、3/22リリースの英国盤ではツェッペリンのカバー("Stairway To Heaven","Whole Lotta Love")もカップリングされてると





Sugarland
Talk Normal
〈骨太女子Voノイズユニット〉
10.03.10
★★★★☆

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 ひりひりとした鋭角のゾーンに立ち、呪術的暗黒の世界観かもすギターノイズの愉悦音像。緊張感並みならぬものの基本はギターとドラムのシンプルなコンポジションでそこはかとない間の様なものも感じる。風通しの具合もよく清冽でどこか甘酸っぱさある指向性
 NY・ブルックリン発のノイズユニット、"Talk Normal"デビューアルバム。Dr、アンドリア・アンボロ(Andrya Ambro)に元々エンジニアでのG&Voのサラ・レジスター(Sarah Register)の女子2人構成。爆裂インテリ、即興アブストラクトな先進性





Beast Rest Forth Mouth
Bear In Heaven
〈天上界極楽サウンズ〉
10.01.22
★★★★☆

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 壮大な浮遊感を伴うポップロック。独特なリズム構成によるサイケかつスペーシーな音像は、まるで天上界を思わせる夢心地音像。プログレに通じる重厚感と軽みのエレクトロニクス融合
 USブルックリン発4人組バンド、"ベア・イン・へヴン"、2ndアルバム。当初はJon Philpotによるソロプロジェクトとして立ち上がり、03年にデビューEP。次いでメンバー4人が参加し1stアルバム。その後一人脱退で現在4人。フロントマン、Jonのカオティックなファルセットヴォイスもいい雰囲気





Submarine Symphonika
The Submarines
〈清廉ヴォーカルで極上ポップ〉
10.01.15
★★★☆☆

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 華々しくドリーミーなポップソングが幾つか。タイトルにとられるM1がiPhoneのCMに起用され、2度目のアップルCMに登場の"サブマリンズ"。キュートで切ない仕立ての女子Vo.をリードにシンフォニックにアレンジされたエレポップと絶妙コラボ。
 LA発、ブレイク・ハザードとジョン・ドラゴネッティの夫婦デュオ。今作は08年にリリースの2ndアルバム『Honeysuckle Weeks』よりのスピンオフでマキシシングル5曲入り。2曲リミックスヴァージョンをカップリング





Abstract Expression
Dominique Leone
〈清廉ヴォーカルで極上ポップ〉
10.01.09
★★★★☆

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 ハイトーン炸裂のヴォーカルワークを駆使したプログレか。時に変態チックなエレクトロニカ、またはキャッチーで清冽なるポップロックと変幻自在。なにしろ初聴時のインパクトはありありの爆裂カオス音像 
 US/テキサス発で現在はサンフランシスコ郊外に拠点を置き、音楽サイト、"ピッチフォーク"のライターでもある奇才、"ドミニク・レオン"の1年ぶりのフルレンクスで2ndアルバム。基本は宅録系のコラージュ感覚。しかし元来のクラシックの素養をベースに地上のあらゆる音楽を包括するよなスケール感は意外性ある





Taller Children
ELIZABETH & the CATAPULT
〈清廉ヴォーカルで極上ポップ〉
10.01.05
★★★☆☆

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 フォーキッシュかつトラディショナルでありながら極上のシティポップ聞かせる女子Voポップ。アメリカ伝統、カントリーの素養と都会派ポップのアレンジメント。清廉なヴォーカルが心地よき極上でハピネスな音像。ポップロック、ラウンジサウンズ、コンテンポラリージャズ等々
 NY・ブルックリン発で04年より始動の3ピースバンド、"ELIZABETH & the CATAPULT"のメジャーデビュー盤。Vo担当のElizabeth Zimanがほぼ全曲の作曲を手がけ、彼女のワンマンバンドの様相。03年からR&B界の大御所、パティ・オースティンのツアーにも参加でその実力は折り紙付き
 プロデュースはレイチェル・ヤマガタ等の仕事で知られるマイク・モギス(ex.ブライト・アイズ、ライロ・カイリー)が担う





Favourites
Pumajaw
〈スモーキーで呪術性ありげな女声〉
10.01.03
★★★★☆

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 ネオフォーク・エクスペリメンタル。ギターやグロッケンなどアコースティック楽器、あるいはキーボードや環境音のサンプリングなどをシンプルに構成した伴奏に、呪術性ありげなスモーキーな女声ヴォーカルが浮遊。変態感ほうふつの中毒性のあるマジカル音像
 スコットランド発のヴォーカリスト、"Pinkie Maclure"とマルチ楽器演奏者、”John Willis”によるデュオ、 ”Pumajaw”、2000年から2006年までの自作トラックからの回顧盤『Favourites』。優しさとおどろしさと目新しさ少々の佳作




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