マイクロニッコール 5.5cm F3.5 ( ニコンF用 )
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マイクロ ニッコール 5.5cm F3.5



ニコンFマウントとしては、最初のマイクロ ニッコール レンズです。






全体的に黒塗装の しっかりした造りの鏡筒です ・・・ 真ん中の クロームのリングがアクセントになっています。

独特の重厚なデザインのレンズですが、外観に負けず劣らず、 機能満載のレンズです。



(1) 等倍撮影

    このレンズの特色は、なんと言っても、レンズ単体で 等倍まで撮影できる と言うことです。

    距離環を回していくと、レンズがどんどん繰り出されます。距離環が 1 回転して、さらに、もう 1 回転 ・・・ ほぼ 2 回転してしまいます。
    無限から 0.24m(0.8ft)(=1/2倍)までが 1 回転目で、そこから さらに 1 回転して 0.24m(0.8ft)から 0.214m(0.7ft)(=等倍)まで 撮影することが出来るわけなんです。
    つまり、なんというか、このレンズの 2 周目は、 0.24 − 0.214 = 0.026 ・・・わずか 2cm 6mmのために、ほぼ 1 回転することになります。

    また、鏡筒には、撮影に便利なよう、倍率(1/x)と 露出倍数が 赤色、白色、水色、赤色 で、それぞれ色分けされて刻まれています。



(2) プリセット絞り

    絞りは、ニコンFマウントとしては珍しく、不等間隔 で、 しかも プリセットとなっています ・・・ レンズ先端の絞りリングを 回転させて使います。
    絞り環が フィルター枠一体となった先端のプリセットの ためのユニット全体が回るもの ( 前期型 ) と、アタッチメント部分が 回転しないもの ( 後期型 ) とがあります。



(3) M−Bリング

    このレンズをベローズに逆向きに取り付けるときには、 前期型のレンズ用に M−Bリングという面白いアクセサリーが ありました。




    これは、レンズの先端部にねじ込んで使うのですが、 このアダプターをねじ込むと、レンズの刻印が全部隠れて、 上の写真のように、真っ黒なすり鉢状になります。

    取り付けられるレンズ自体の数が少ないので、この M−B リングも、 なかなかの珍アクセサリーと言えましょう。




















SP5 World ( Old Nikon Cameras and Nikkor Lenses )

Yasuyuki Ochiai

























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