すーさんのバンコクコラム その1
 

天国のような病院とバカ高い歯医者
 


 
 
 

海外で病気になったり、病院にお世話になるというのは非常に不安なものです。

私はこちらに赴任になるや否や、日本での不摂生の賜物か

まずは眼の裏にコロコロができて激痛に、その後扁桃腺が腫れて発熱、エアコンと

外気の温度差で夏?風邪。と立て続けに病気関係になりました。

そこでお世話になったのが病院です。

タイ人向けの病院もたくさんありますが、我々日本人はやはり日本語のわかる

病院で自分の辛い症状をきちっと伝えたいものです。そんな病院ってあちこちあるの?

と思われる方がいらっしゃるかも知れません。

ご安心下さい。日本人が安心して行ける病院が数多く存在する理由をお教えしましょう。

バンコクの私立病院は全て株式会社です。

自社の病院ポジショニングをプレミアムホスピタルと位置付けた高級病院の経営戦略は明確です。

質の高いサービス提供による優良顧客の囲い込みと新規獲得。

それに確実な取引代金の回収ということになります。
 

で、この戦略にピッタリな客が我々日本人という訳です。

日本人はサービス価値をちゃんと理解するし、お金もしっかり払ってくれるからです。

じゃ、次にターゲットである日本人の獲得施策をどうするかという話になってきます。
 

具体的な方向性は4つです。
 

1.最新の機材導入とレベルの高い医者・スタッフの確保

2.清潔で明るい環境の整備とスタッフサービスの向上

3.日本語通訳スタッフの配備

4.海外旅行保険各社との提携強化
 

勿論、日本の病院に慣れた私達には設備などがちゃんとしてなければ話になりません。

が大事なのは通訳の登用・配置もさることながら海外旅行保険各社との提携なのです。

我々駐在員の多くが、海外旅行保険の1年というのに加入しています。
 
 

実は、ある特定の提携先である病院に、この保険証を持参した場合

完全なキャッシュレスで診察・治療を受けることができます。

一円も負担せず、全く財布をわずらわすことなく薬までもらえます。

この特殊な提携をおこなっている病院はバンコク市内に数箇所存在します。

どれも大型の総合病院で大抵の怪我や疾病には対応可能です。

眼科、耳鼻科、肛門科、性病科、泌尿器科なども内包されています。

ですから、バンコクに来る際には必ず海外旅行保険に入ることをお奨めします。
 

しかも、当然この手の病院は一般のタイ人には無茶苦茶高いので常に空いています。

患者は一部の金持ちのタイ人と外国人だけなのでガラガラです。

すぐに診てもらえ、すぐに必要な薬が出されます。

用もないのに互助会場のように集まったババアやジジイに待合室の椅子を

占拠され、2時間以上も辛気臭い環境に身をさらすストレスは確実にありません。

噴水の調べと、心をなごます絵画があなたの痛みを少なからず和らげてくれるでしょう。

ふかふかのソファにふんぞり返って1分もすると天使のような優しい声が

貴方の名前を流暢な英語でコールしてくれるはずです。

支払い?要りません。サインだけしてやって下さい。
 

もしも、待合室で具合が悪くて、辛い状況になったなら

【指パッチン】で看護婦を呼びつけるのもいいでしょう。

南の島のプールサイドにいるように病院を使いこなすのがバンコク流です。
 

そういった意味で病院は日本人にとってホテルみたいな快適な場所でもあるのです。
 
 

しかし!!

歯医者だけは例外です!!

歯医者さんも日本人獲得施策のアイデアとその実践は3番目まで全く同じです。

最新の機材に確かな技術者。きちっと衛生管理された器具類に日本人の通訳。

けれど、肝心の保険が全く利きません。従ってキャッシュレスサービスなども存在しません。

私は先週、虫歯が腫れて激痛になりやむなく日本語対応可能な歯科医にいきました。

確かな技術で痛みも取れ、それはそれで良かったのですが、結局5回通うことになって

しまいました。なんだかよくわからないけど、いわゆる業界でいう《根の治療》とかいう奴を

しなきゃならなくなっていたからです。

この5回でかかった費用は、なんと32500バーツ!!(日本円で87,750円)でした。

虫歯一本9万弱じゃ、アンタかないませんよ。マジで。
 

普段このHPでバンコクの安いものなどを紹介しているわけですが、何がいくらで何が激安

などと喜んでいたのがバカなほど、見事一発でチャラにしてくれました。
 

なんでもかんでも安くて快適で暮らしやすいバンコクですが、歯医者だけはあきまへん。

こちらに長期で暮らすことを考えている方は是非とも歯を完璧にしてから起こしください。
 

純金の金歯入れたり、オール差し歯で歯並び直したり、メッツの新庄みたいに

歯を真っ白にして贅沢してるわけじゃないんだから保険を適用して下さいっつーの!!。
 
 

あ、ちなみにこの手の日本人向け歯科医にはカードが使えるところと使えないところが

ありますので、もしも当地で耐えられない歯の痛みに歯医者さんへ駆け込むことが

あったとしても、カード使用の可否確認を忘れずに。
 

(2001年 9月 7日)

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