すーさんのバンコクコラム その10
 

バンコクで時間があるなら映画はいかが?
 


 

今まであまり取り上げようとしなかったのだけれど、やはりいいモノはいいので、

今回はバンコクの映画館を紹介します。
 

近年に大型ショッピングセンターの発展が著しいバンコクでは

映画館と言えばコンプレックス型シネマを指します。

日本でも郊外型の新しいモールには

こういったコンプレックスシネマが増えていますから

同じフロアに入場口がひとつに対し、映画館が6つ〜8つ程度

入っているアレのことだと言えばお分かりでしょう。
 

このシステムは客側にとっても経営側にとっても非常に効率の良いシステムです。

人気のある映画の場合、全会場を時間違いで同じ作品にしたり、人気薄であれば

急遽一会場に絞ってしまうことも可能だからです。

客側も現地に着いてから見る作品を選べますし、ホールが多いので時間効率が

とても良いのです。またシネマコンプレックスの主な特徴の一つとして、会場全てが

同一にコンピュータ管理されていることがあげられます。

これにより、指定席の発行が即座に行えるというわけです。

例えば1番と2番のホールで同じ作品を時間をずらして上映してるとします。

1番で希望の時間に見たい作品があったとして、窓口のモニターで空き席を確認したところ

一番前の端しか空いてないことが解かったとします。だけど、時間を30分ずらせば実は2番の会場で

ど真中の席で見れるということも同時に同じ窓口のモニターで確認できますので

自分の都合に合わせ、気に入った時間や席を選べばよいわけです。

時間が決まって、席も確保できてるわけですからハンバーガーでも食べて時間を

潰したってなんら問題ありません。

極端な話、ちょろっと席だけ抑えに行って、別の場所で所用を済ませてから

夜にゆっくり特等席で映画を鑑賞するなんてことも全然可能です。

ま、こうまでしなくても2時間もずらせば超人気作品であっても大抵ど真ん中の席で鑑賞することは

できますし、逆にみんなが同じ発想をしますから、どの席でもいいから見たい!って場合、

5分後に始まるような直近の時間帯でも前2列ぐらいに空席があったりします。

これは時間がない時などに非常に助かります。
 

この時間と席を希望に合わせて当日予約して買う作業は、新幹線の切符購入にも似ています

ただし、ここまで読んでお分かりかと思いますが、

バンコクのコンプレックスタイプの映画館(今はほとんどこのタイプ)は、

全て指定席制になっています。自由席はありません。

従って席の奪い合いや作品終了前から後ろに立っている

背後霊野郎なんかは絶対に存在しないことになります。

新幹線と同じだって言うならグリーン席や個室もあるんだろうな?と企業経営者クラスの方から

脅かされそうですが、ショッピングモールに入っている映画配給会社により若干の違いは

あるものの、概ねどの映画館でも座席クラスは2〜3タイプは用意してあります。
 

カップルで寝そべりながら見るシートやファーストクラス並のシートが備え付けてある席など様々です。

特徴としては同じ上映会場に違うタイプの椅子が混在しているのではなく、

シート別に会場自体が異なっていることです。

まさにその上映スペースそのものがグリーン車、個室車になっているようなものなのです。

このスペシャル系シートは、そのシネコン全体の5分の1程度です。

どうしてもこのシートで見たいという方は時間を調整しなくてはなりません。
 

ですが、一般の席でも全然問題ないくらい良いシートです。基本的に新しい映画館ばかりですから

音響、椅子配置の間隔、高さ、前列との段差や幅などが完璧に計算されており、一番安い一般席でも

快適に映画を鑑賞することができます。(しかも前述通り全席指定です)
 

そんなわけですから、バンコクで映画を見ることはものすごくカジュアルです。

日曜日にプラっと出かけて行っても簡単に見ることができます。

しかも数が多いので満席で見れないとか、死ぬほど待たなくてはならないってことはあり得ません。

金額ですが一般席で100バーツ(なぜかWTCだけは120バーツ)=300円〜360円。

カップル用スペシャルカウチが2人分料金で300バーツ=900円ってところです。

安いからといって決してチープではありません。最新の音響、巨大なスクリーン、

快適な空調は日本と遜色ないか、あるいはそれより良いぐらいです。
 
 
 

しかし、そんな快適なバンコクの映画館でも大きな問題が一つあります。

言語です。

当然字幕はタイ語になりますので、タイ語がガンガン読めるか、もしくは英語ヒアリングが

かなり得意かでないと100%内容を理解できないことになります。

実は私はサスペンス系映画の大ファンです。

しかし、この手の会話重視みたいな映画は30%程度も

理解できないようでは面白くもなんともないので残念ながらパスとなります。

やはり最高にイージーなのはアクション系でしょう。

言葉なんかなくたっていいぐらいの勢いのストーリーがベストですね。

バンコクでは【スターウォーズ・エピソード2】が5月17日よりロードショー公開になっていたため

早速堪能してきましたが、全く問題なくストーリーを100%把握することができました。

(殆どの映画は日本より2ヶ月程度早く封切られます。)
 
 

すーさんのアパートはワールドトレードセンターのシネマコンプレックスに徒歩10分。

サイアムセンターの各シネマコンプレックスにBTSで5分という環境ですので

映画を見るには非常に便利な状況なのです。

皆さんがお泊りのどのホテルからでも映画館にはすぐに行ける環境でしょう。

なんつったってあちこちにありますから。
 

もし、バンコクで時間があるようでしたら一度映画を経験してみてはいかがでしょうか?

どうせ夜しか活動しなくて買い物にも興味ないような方は日中暇なはずですから

映画ぐらい見る時間はあるでしょう。絶対、話のネタになると思いますよ。

あ、映画が始まる前(というか全てのエンターテイメント前)には起立して王室をあがめる

曲を聴くのがエチケットですから忘れないように。
 
 

(2002年 5月 28日)

  トップページへ