航空用語辞典

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 飛行機に関する言葉って専門的過ぎてあまり聞き慣れていないと思います。
ここにはそんな言葉と意味を載せてみました。
 
  
エルロン
aileron
 フランス語から英語になった代表語。日本語では補助翼とい
います。
飛行機の横の操縦、つまり傾けたり、直したりするための小
翼で、主翼の両端後ろに付いています。操縦舵とも言います。
 
エレベーター
elevator
 水平安定板と共に一つの翼を成し、飛行機の尾部(最後部)
にあります。縦の釣り合いや、飛行機の上昇、降下の操縦に
使われます。日本語では昇降舵と言います。
 
円筐材
(えんきょう)
フレーム参照。
 
 
カタパルト
Catapult
 


 
 飛ばす。射出する。という意味で、レールに乗った飛行機を機械
の力によって強制的にレールから発射する(打ち出す)装置をいい
ます。
 
カンチレバー
cantilever
 工業力学で言う「片持ち」のこと、簡単にいうと単葉機(翼が
1枚)で、支柱やワイヤー無しの構造。
空気抵抗の低減がねらい。
欠点は、フラッターに対して不利となり、対策が必要なこと。
 
ゴードン・ベネット・
 トロフィー・レース
Gordon Benett
       trophy





 
 1909年に始まったシャンパーニュ・グランプリが後にタイトルを
設定したアメリカの新聞王ゴードン・ベネットの名前を付けてこう
呼ばれるようになりました。陸上機の発展に大きく貢献しました。
弟1次大戦を挟んで1920年まで開催され、フランスがトロフィー
の永久保有権を獲得して終了し、ピューリッツァ・レースに引き
継がれました。
 
 
縦通材 ストリンガー参照。
 
シュナイダー・
 トロフィー・レース
Schneider trophy

 
 
 
 水上機の発展を願うフランス人富豪ジャック・シュナイダー(鉄
鋼王)の提唱によって1913年に始まった水上機のレースです。
1913〜1931年の間に計12回開催されました。
イギリスがトロフィーの永久保有権を獲得して終了しました。
シュナイダーカップ優勝機リスト
  年度 機  種 平均時速
 (km/h)
第1回 1913 ドゥペルデュサンU(仏) 73.57
第2回 1914 ソッピースSS・タブロイド(英) 139.9
第3回 1919 ノーコンテスト  
第4回 1920 SIAIサボイヤ S.12 bis(伊) 170.19
第5回 1921 マッキM.7 bis(伊) 189.6
第6回 1922 スーパーマリーン・シーライオンU(英) 234.5
第7回 1923 カーチスCR-3(米) 285.303
第8回 1925 カーチスR3C(米) 374.24
第9回 1926 マッキM.39(伊) 396.6
第10回 1927 スーパーマリーンS.5(英) 453.2
第11回 1929 スーパーマリーンS.6(英) 529.9
第12回 1931 スーパーマリーンS.6B(英) 547.3
                                  ”Schneider”より
 
昇降舵 エレベーター参照。
 
ストリンガー
stringer
 日本語では縦通材と言います。
飛行機の前後方向に貫通して通っている構造材で、前後方向
へのズレを防いでいます。
 通常ストリンガーの間隔は約200mmくらいですが、小型機で
はその倍近い間隔のものもあります。
 
スピナー
spiner
 プロペラの軸を保護するために付けられている円すい状のカ
バーのことをいいます。
  
スポンソン
sponson
 飛行艇や水上機が、水上での安定を保つために左右の舷側に
設けてある舷側張出しのことをいいます。
 
全高
overall height
 地面からその飛行機の最も高い点までの長さ。
一般に飛行機では垂直尾翼の上端まで、ヘリコプターではロー
ター・ヘッドの頂部までを言います。
また、アンテナなどは含みません。
 
全長
overall length
 航空機の最先端から最高端までの長さ。飛行機では機首、プ
ロペラ・ボス(主軸)あるいはスピナーの先端から尾部または尾
翼の最も後方の位置までの長さをいう。
ただし、機首にあるピトー管やアンテナ、給油パイプなどが長く
出ていても含まないことが多い。 
 
全幅
overall width
 飛行機の横幅の最も広いところを指します。
ヘリコプターの場合は、回転翼直径及び胴体幅などで表します。
 
操縦翼
操舵翼
飛行機を操縦するための補助翼。
エレベータエルロンラダーをそれぞれ参照。
 
 
タブ
tab
 補助翼(エルロン)に付いている小さな稼働翼で、とても重
要な働きをしています。
 タブの種類には、トリム・タブ、バランス・タブ、アンチサーボ
・タブ、コントロール・タブなどがある。
 
 トリム・タブ:
   飛行機の釣り合いをとるためのタブで、飛行機を安定さ
  せてくれる。パイロットは飛行機を安定させ、操縦するとい
  う2つの作業のうちの一つ、安定させるという行為に必要
  な力が0にできるので、操縦に専念できることになる。
 バランス・タブ:
   これは釣り合いのためではなく、飛行機の操縦を助けて
  軽くするためのものです。これによりパイロットは、より軽く
  操縦桿を動かすことができます。
 アンチサーボ・タブ:
   操縦桿の3舵(エレベータ→飛行機を上下させる、エル
  ロン→飛行機を傾かせる、ラダー→飛行機の向きを変え
  る)のバランスを調整するためのもので、適度な重さを感じ
  て操縦をしやすくする。
  コントロール・タブ:
   大型機に使われているもので、操縦するときに最初にこ
  のタブを動かして、その時に発生する力によって舵面を動
  かすという仕組みになっています。
 
 
ハル式
hull type
 日本語では船底式といい、飛行艇の胴体の下半分(腹の部分)
が船のような構造になっていることをいいます。
通常これだけでは安定が悪いので、両主翼にフロートを付けて
水上で機体を安定させています。
 
ピトー管
pitot tube
 飛行機の対気速度(飛行機に当たる空気の速度:IAS)を測定
するための中空のパイプで、ジェット機の機首先端や主翼の端
などに付いています。
 
ピューリッツァー・
 トロフィー・レース
Puliter trophy

 
 
 シュナイダー・トロフィー・レース(水上機)と並ぶ陸上機のスピ
ード競技レース。ジャーナリズム、文学、音楽の賞とは違います
よ。
新聞王のピューリッツァ兄弟が主催で行われたレースで1920年
〜1925年まで開催されました。
 
フラッター
flutter
 フラッターとは空気の流れで発生する振動で、いったん発生
すると振動は急速に広がって、空中分解することもあります。
 
フレーム
frame
 日本語で円筐材(えんきょう)、または肋材と言い、胴体にかか
る外圧から機体側面の外板や縦通材がズレるのを防ぐ構造材
です。
 通常フレームの間隔は約500mmくらいですが、小型機ではそ
の倍近い間隔のものもあります。
 
フロート
flotage
 飛行艇の左右の主翼の下や、水上機の脚にタイヤの代わりに
付いている、横から見ると潜水艦の胴体のような形をしたウキの
ことです。
  
方向舵 ラダー参照。
 
補助翼 エルロン参照。
 
 
マンマユート
 

 
 映画『紅の豚』に出てきた空賊の一つ。
イタリア語で、『ママ助けて』という意味だそうです。
 
無尾翼

 その名の通り、垂直尾翼の無い飛行機のことをいいます。
例:B−2爆撃機(米)
 
モノコック
monocoque
 外側だけのカラ、つまり外板だけで飛行機を支えて、骨(フレ
ーム
)がなくても持つ構造をいいます。
フランスのドペデュサン社の設計者ベシュローの発明で、『モノ』
はひとつ、『コック』は卵などのカラを意味し、このフランス語が
飛行機だけでなく自動車その他にまで広がり、この種の構造を
さす言葉になりました。
 
 
ラダー
rudder
 方向の操縦に使われる操縦翼で、左右の足で操作します。
垂直尾翼の後端にあり、日本語では方向舵と言います。
 
肋材 フレーム参照。
 
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