虎男の星座
〜言霊使い 平井和正の軌跡〜
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■幼年期〜人間ギライの原体験(1938〜)
 寅年の1938年5月13日(金曜日)、神奈川県横須賀市に生まれる。三人姉弟の長男。父親は教師。5歳のとき、神奈川県高座郡寒川村に疎開。そこでの地元児童によるいじめは、陰惨をきわめた。疎開児童が空井戸に投げ落とされ死ぬという、“同胞殺し”を目の当たりにする。ガキ大将を相手にナイフの決闘をしたのは、小学校一年のとき。終戦後、横須賀に帰郷。生地で視たものは、米兵の支配下におかれた“犯された日本”の姿だった。

■少年期〜小説への開眼(1952〜)
 1952年、中学生の平井少年は三百枚相当の処女作『消えたX』を書き上げる。大学ノートに書かれたこの作品は、級友に回し読みされ人気を博す。のちに『地球樹の女神』(1988年)として結実する、プロトタイプでもある。作家・平井和正の第一歩である。高校時代にも同人誌に小説を書き続ける。深山高、佐伯高、といったペンネームを使用。

■青年期〜アマチュア作家→プロデビュー(1959〜1962)
 中央大学法学部に進学。学内のペンクラブに籍を置き、『夜の干潮』『憎しみの罠』等のハードボイルドを会誌「白門文学」に発表する。チャンドラーに陶酔し、SFには無関心だった。
 SFに傾倒するきっかけは、60年安保の挫折感によってである。この年、1960年に『殺人地帯』を「SFマガジン」第一回コンテストに応募。翌1961年、奨励賞を受賞。1962年には、SF同人「宇宙塵」に発表した『レオノーラ』が「SFマガジン」に掲載。大学卒業後は、米テレビ映画の版権代理店の仕事をしながら執筆を続ける。

■漫画原作者としての成功と焦り(1963〜1967)
 1963年には、「少年マガジン」に『8マン』を連載。同年、TBSでアニメ放映も始まる。シナリオ陣のチーフを引き受け、フルタイムライターに。漫画、アニメで大人気を博したものの、1965年、コンビの漫画家・桑田次郎の拳銃不法所持による検挙で、思わぬ幕切れを遂げる。この年、結婚。その後も桑田とのコンビで『エリート』(少年キング)『超犬リープ』(漫画王)といった漫画作品を手がけるが、小説で芽が出ず、小松左京、筒井康隆ら、同期SF作家との格差に焦りを覚える。『宇宙エイ』『恐怖のムカデ怪獣』等、幼年向け読み物の多くを少年漫画誌に書いていたのもこの頃。1967年には、石森章太郎と組み『幻魔大戦』(少年マガシン)を発表している。この年、第一作品集『虎は目覚める』が上梓される。

■作家としての再スタート(1968〜1969)
 1968年、満を持して書き下ろし『メガロポリスの虎』を上梓。福島正実SFマガジン編集長のオーケーがなかなか出ず、改稿に改稿を重ねた苦心の作。この年、のちに『サイボーグ・ブルース』としてまとめられる「サイボーグ特捜官シリーズ」をSFマガジンにスタートする。翌1969年には、長編第二作『アンドロイドお雪』、アダルトウルフガイシリーズ第一作『狼男だよ』を刊行。「中二時代」の付録として「青い影の美女」(翌年刊行する『美女の青い影』の原型)が発表されたのもこの年。小説家・平井和正の新たなる始まり……になるはずだった。

■改竄事件〜少年ウルフガイ登場〜心臓発作(1970〜1971)
『狼男だよ』に数十箇所に及ぶ改竄が発覚。これをめぐって、出版社の大手・学研と事を構える。1970年、謝罪広告と改訂版の出版を勝ち取るが、まだ駆け出しであった平井和正は、完全に干されてしまう。この苦境に手を差し伸べたのは、かつて『8マン』の担当者だった、講談社の敏腕編集長・内田勝である。再び、漫画原作に戻り、「別冊少年マガジン」に池上遼一と『スパイダーマン』を、「ぼくらマガジン」には、前年の『デスハンター』(画・桑田次郎)に続き、坂口尚と『ウルフガイ』をスタート。
 1971年、第二作品集『エスパーお蘭』(のちの『悪徳学園』)、学習誌「中一時代」に連載したハチャハチャSF『超革命的中学生集団』を刊行。そして、SFマガジン編集長・森優の要請により、『狼の紋章』(漫画『ウルフガイ』前半部の原作)を日本初の書き下ろし文庫本で刊行する。挿絵は生頼範義。以後、長らく生頼のイラスト・パートナー時代が続く。この年、心臓発作に見舞われる。禁煙による、書けない苦しみに呻吟しながら、石森章太郎と『新幻魔大戦』をスタートする。漫画と小説が融合した、劇画ノベルである。

■ウルフガイ、人気沸騰!(1972〜1975)
 1972年に『狼の怨歌』(漫画『ウルフガイ』後半部の原作)、『死霊狩り』(漫画『デスハンター』の小説化)を刊行。翌1973年、SFマガジンにウルフガイ・エクストラ『女狼リツコ』掲載。『狼よ故郷を見よ』『リオの狼男』刊行。映画『狼の紋章』公開。さらに翌1974年、『人狼地獄篇』刊行。ほぼ同時期、のちの『人狼戦線』である「人狼作戦」を「宝石」に連載していた。
 同じ1974年、『新幻魔大戦』終了ののち、ウルフガイ新作『狼のレクイエム』の連載が始まるが、三回で中止。SFマガジン編集長・森優が退社した、早川書房と縁を切ったためである。これを機に、ウルフガイ全作品を祥伝社ノン・ノベルに移す。「問題小説」に「狼は泣かない」を掲載、『狼は泣かず』のタイトルで刊行。この頃には、ファンレターが殺到し、必ず眼を通し返事をしたためるという読者との密な関係が、執筆に支障を来すまでになり始める。『狼のレクイエム』をいまや遅しと待ち望む読者の声がプレッシャーとなり、仙台への夜逃げすら考るほど。この年、ファンクラブ「ウルフ会」が発足。会誌「ウルフ」には、小説『新幻魔大戦』の一部を寄稿している。読者との手紙のやりとりは、のちに往復書簡集『ウルフより若き友への手紙』(1976年)としてまとめられる。この年、角川文庫より短編集『虎は暗闇より』刊行。以後、続々と初期作品が角川文庫に収められる。
 1975年、アダルトウルフガイの映画化「ウルフガイ 燃えろ狼男」公開。『狼のレクイエム』第1部、第2部を同時刊行。ウルフガイ人気の絶頂期である。あまりの手紙の多さに返事を書き切れなくなり、コピーレター「狼通信」を開始、翌年まで続く。「問題小説」掲載『悪霊の女王』に苦心惨憺。高橋信次著「悪霊」を読んだのもこの頃。

■新宗教への傾倒と離脱(1976〜1977)
 高橋佳子との出逢いが、平井和正の人生観を大きく変え、それは作品世界にも多大な影響を及ぼした。1976年に「小説推理」および「GORO」で連載された『人狼白書』では、犬神明が天使の導きに従い、暗黒世界の魔族と戦端を交えるというストーリーに、読者の賛否は二分する。と同時に、まるでバランスを取るかのように、セルフパロディ『ウルフランド』を「奇想天外」に連載する。また、第一作から長らく書かれずにいた『死霊狩り2』を上梓。
 1977年には、彼女の主宰する教団に深くコミットし、教祖名義の著書の出版をプロデュースする。ミカエルを自称する女性教祖に、平井和正自身も心酔し、「天使と出逢った」とSF大会でスピーチするなどしている。だが、突然教祖の側近となった外様の作家に対する信者の嫉妬は凄まじく、愛と慈悲を説く宗教の醜悪な内幕を体験することにもなる。結局、平井和正と教祖・教団との関係は、長くは続かなかった。だが、教団離脱の苦い心境は、その後明らかにされるまで、十五年もの間、胸の裡に秘められることになる。この間、小説の執筆は一切なかった。

■“人類ダメ小説”の終焉〜“言霊使い”の開眼〜幻魔大戦へ(1978〜1981)
 1978年、積み残した仕事を片付けるかのように、シリーズ完結編『死霊狩り3』を上梓。そのあとがきで「“人類ダメ小説”の終り」を宣言する。同年、『新幻魔大戦』、『人狼天使』第1部、第2部を刊行。『人狼天使』第3部を「GORO」連載。この年、「別冊新評 平井和正・豊田有恒集」発売。『憎しみの罠』を掲載。同紙で中島梓が平井和正を「言霊つかい」と評する。これがきっかけとなり、以後、“言霊使い”を自称し始める。
 1979年、「SFアドベンチャー」創刊。アダルト犬神明の青年時代を描いた『若き狼の肖像』の一部が創刊号に掲載される。同年、刊行。この年、『幻魔大戦』が始まる。「野性時代」に掲載。翌1980年、『人狼天使』第3部刊行。これを最後に、アダルトウルフガイの新作は書かれていない。SFアドベンチャーに『真幻魔大戦』開始。「幻魔」と「真幻魔」のデュアル進行が長きにわたって続くことになる。1981年には、ファンクラブ「幻魔大戦読書研究会(GENKEN)」が発足。GENKENの会誌には、多くのエッセイを寄稿している。

■ムック「幻魔宇宙」〜アニメ映画化(1982〜1983)
 幻魔シリーズの怒濤の発表が続くなか、1982年、幻魔大戦スペシャルマガジン「平井和正の幻魔宇宙」(SFアドベンチャー増刊)が出版される。『真幻魔大戦』第3部を掲載。1983年、アニメ映画『幻魔大戦』公開。角川映画初のアニメ作品。「ハルマゲドン接近」という宣伝コピーが流行、人気に拍車をかけるも、あっさり人類が勝利する結末にファン激怒。幻魔ブームの社会現象ぶりは、一般誌である「HOT DOG PRESS」や「平凡パンチ」が特集を組んだほど。
 幻魔大戦を“ルシフェル伝”に突入させ、死さえ覚悟していた平井和正を襲ったのは、不可解な高熱であった。幻魔のラストスパートに水を注された作者のもとに訪れたのは、新たな幻魔大戦『ハルマゲドンの少女』の言霊であった。シナリオノベルという台本形式で始まったこの作品は、「平井和正の幻魔宇宙2」より連載される。

■ウルフガイ復活(1984〜1985)
 長男所有の「めぞん一刻」をふと手に取ったことから、思いがけない転機が訪れる。これに耽溺した平井和正は作品論『めぞん一刻考』を書き上げ、これが縁で、熱心なウルフガイファンでもあった作者の高橋留美子との対談が実現する。この対談のさなか、平井和正はウルフガイの言霊の帰還を感じるのである。これらは、1984年、「平井和正の幻魔宇宙3」に収録され、「ウルフガイ復活」が報じられる。のちに数多くの作品の挿絵を務めることになる泉谷あゆみの投稿イラストが掲載されたのも、この号。平井和正の眼に留まることになる。
 巨編・幻魔大戦の執筆にピリオドを打ち、ウルフガイの新作「狼のレクイエム第三部」に取り組み始める。最終号となる「平井和正の幻魔宇宙4」に導入部を掲載。タイトルは『黄金の少女』。また、同紙に「彼女」との出逢いからウルフガイ再開までを私小説的に綴った『あとがき小説 ビューティフル・ドリーマー』を発表。
 この年、上石神井から藤沢市に転居。“ウルフガイ・プロジェクト・オフィス”を設立。プロジェクトの一環として、「新ウルフ会」を発足。高橋留美子作品から想を得た“おもしろユートピア”の概念を提唱、その建設を目的として掲げる。入会員千名を超える大ファンクラブとなる。SFアドベンチャーに情報コラム「ウルフランド・レポート」が始まる。難波弘之プロデュース、イメージアルバム「真幻魔大戦」発売。GENKEN休会、荒廃する会誌に、最後には厳しい訣別の辞を寄せている。紙面を汚染する荒んだ文章を“ガチャ文”と名付け、ウルフ会会誌「狼火」紙上にも警鐘を鳴らした。
 1985年、SFアドベンチャーに『黄金の少女』連載開始。だが、キンケイドを主役に据えたヘヴィーな作風に、アクション志向のファンの期待は打ち砕かれる。翌年連載を終えるまで、遂に犬神明は登場せず。大橋薫・画「狼のエンブレム」が「少年キャプテン」創刊号より全6回連載。読者が書いた模作をもとにウルプロスタッフが脚色、商業誌初登場の大橋薫が作画した異色の企画。SFアドベンチャー増刊「ウルフランド」刊行、『黄金の少女』を再掲。エドワード・リプセット訳、英語版狼の紋章『Wolfcrest』上下巻刊行、挿絵に初めて泉谷あゆみを起用。少年ウルフガイシリーズの徳間書店からの刊行が始まる、ハードカバー装幀に戸惑う読者も。

■“リアル犬神明”氏現る!(1986〜1987)
 1986年、GENKEN、ウルフ会に寄せたエッセイ等をまとめた『ウルフの神話』、アマチュア時代のハードボイルド作品集『虎はねむらない』を刊行。年末には『ハルマゲドンの少女』上下巻が、挿絵に泉谷あゆみを迎えて初の単行本化、B5版ハードカバーの豪華装幀。この年、不思議な人物が平井和正の前に現れる。アダルトウルフガイを読み「自分のことが書いてある!」と吃驚した人物がいたのである。塩野氏なるこの人物は、なんの予備知識もなく、「犬神明」を名乗ったこともあるという。アダルトウルフガイさながらの半生を送ってきたという塩野氏は、その作者に会うべく、つてを頼りにコンタクトをはかる。かくして、旧友で超常現象研究家の南山宏(森優)の仲介により、作者と本物の登場人物“リアル犬神明”との鼎談が実現するのである。
“リアル犬神明”の出現に、容易ならぬものを感じた平井和正は、何度も接触を重ね、そのインタヴューの一部を『黄金の少女』の連載を終えたばかりのSFアドベンチャーに掲載する。この対談は大反響を呼び、その後“犬神少女”と称される不可思議な体験を持つ女性から連絡が届く。
“リアル犬神明”氏はウルフ会のファイナル・イベントである全国大会にも参加するが、特にステージに立つようなことはなかった。これが一般読者の前に姿を見せた最初で最後となる。その後の“リアル犬神明”氏の消息は、杳として知れない。
 すでに『犬神明』篇に突入していた第二期ウルフガイは、“リアル犬神明”の出現により中断を余儀なくされる。平井和正はこの顛末を自ら戯画化した小説『女神變生』を一年がかりで書き上げる。この作品は、1987年刊行された愛蔵版『幻魔大戦』に付録冊子として連載、挿絵は高橋留美子。愛蔵版『幻魔大戦』では、幻の続編『ハルマゲドン』(1200枚)を初収録。郁江の姿をした霊体が高鳥とまぐわうシーンに郁江ファン大ショック。入浴中に新作のインスピレーションを得る。処女作『消えたX』の復活であった。
 この頃、読者からの手紙で知ったビタミンC等の健康法を実践。その効果は著しく、この年の誕生日をもって「生まれ直した」とウルフランド・レポートで談話を発表している。

■地球樹の女神、始動〜改竄事件再び(1988〜1989)
 1988年、SFアドベンチャー「ウルフランド・レポート」が「月刊變生倶楽部」にリニューアル。6回で終了、平井和正情報コラムが終わる。未収録エッセイ集『HIRAIST』を刊行。
 同年、新作『地球樹の女神』を野性時代に掲載開始。「ラスト・ハルマゲドン」と銘打ち、作者の神秘主義がふんだんに盛り込まれた問題作へと深化する。
 1989年、『狼男だよ』から二十年目を数えるこの年、『地球樹の女神』に加えられた改竄が発覚。雑誌、書籍ともに中断。これを境に、数多くの作品をカバーしていた角川文庫による書籍が店頭より姿を消す。この年の暮れ、リム出版より『8マン』復刻全集の刊行が始まる。

■新パートナー・リム出版〜地球樹再開〜玉置山(1990〜1991)
 リム出版版『8マン』は、検挙により代筆となった“幻の16頁”を桑田二郎自身が描き下ろした画期的なものとなった。編集人・宮崎満教の熱意の賜である。かくして、完全版『8マン』が世に出た1990年、『地球樹の女神』を徳間書店に移し、SFアドベンチャーに掲載を再開する。単行本はハードカバーで刊行された。新しいあとがきとして書かれた『書きたくない小説のこと』が、その実例を書き進めるうち、地球樹アナザーストーリーに発展する。挿絵は角川版に引き続き、山田章博が務めたが、病のため泉谷あゆみにバトンタッチ。この年、初めて玉置山を訪れる。地球樹に登場する「神成り山」のモデル。この体験を綴った山田章博への手紙は、『夜にかかる虹』(後述)に収録される。
 リム出版との新たなパートナーシップが始まり、『夜にかかる虹』上下巻(HIRAIST増補改題)、『虎はねむらない』を続けて刊行。平井和正がその才能を買い、ウルプロ改め“平井和正事務所”に専従していた佐々木君紀が「アトランティス」で同社よりデビュー。翌1991年には、平井和正全集刊行開始。
 1991年、玉置山を訪れた知己の読者の紹介により、“熊野の申し子”N氏と知遇を得る。以後、玉置詣でが度重なり、“熊野事務所”を設けたほど。これらの経緯を『地球樹の女神』のあとがきで紹介している。『地球樹の女神』映画化の話も、あとがきで触れている。ご息女、平井摩利がこの年漫画家デビュー。

■地球樹完結〜8マン・ザ・ムービー〜犬神明(1992〜1993)
 1992年初頭、SFアドベンチャーに『地球樹の女神』最終回掲載。完結を迎える。奇しくも、この号を最後にSFアドベンチャー休刊。また、全集で刊行された『幻魔大戦』巻末企画で教団離脱の心中を明かしたことが、一部読者、関係者に衝撃を与える。映画「8マン」の公開に向け、ノベライズ本の出版や、サウンドトラックCDのリリースなど、賑やかになる。12月、「8マン すべての寂しい夜のために」が東京ドームで二日間上映。しかし、興行的には大失敗に終わる。全集の刊行も、この年ストップ。少年ウルフガイシリーズのトクマノベルズでの刊行が始まる。『黄金の少女2』のあとがきでは、楢崎皐月の論ずる「カタカムナ文明」についてコメント。OVA「ウルフガイ」がリリース開始。この頃から、ニフティサーブを中心に、平井和正読者の電子ネットワーク上での交流が始まる。
 1993年、初期短編『転生』の漫画化(月刊少年マガジンGREAT)で、余湖ゆうきがデビューしたこの年、『黄金の少女3』のあとがきで「T山が閉ざされた」と告げる。ムック「犬神」刊行。ウルフガイ完結編『犬神明』、泉谷あゆみ画・コミック『クリスタル・チャイルド』を掲載。林応承神父に感銘を受け、ペンデュラムに凝っていることが紹介されている。「犬神」はこの年、Vol.2まで刊行され、以後出版されていない。TVアニメ『エイトマン』LDボックス発売。「ウルフガイ」に続き、OVA「エイトマンAFTER」リリース開始。『8マン』のその後を描いたオリジナル。アニメ関連がにぎやかな一年だった。

■“ひらりん”登場!〜電子書籍の幕開け(1994〜1995)
1994年
 『犬神明』脱稿。徳間書店「月刊MANGA BOYS」創刊。内田勝の興した幼児向け漫画雑誌である。ここに余湖ゆうきを絵師に迎え、久々の原作漫画『BACHI・GAMI』を連載。カツシン姿のトリックスター“ひらりん”のデビューである。「黄金の少女」3、4のあとがきでも触れた、「罰神」の真相をスラプスちックに描いたお子様必読の教育漫画。同紙に、末松政博による「エイトマン」も始まる。
 この年、初めてパソコン(ノート)を購入。疝痛に見舞われ、病床で運命的な作品と遭遇する。「きまぐれオレンジ☆ロード」である。再放送のアニメーションを観た平井和正は、一冊分の「オレンジ☆ロード」のビビッドな夢を視る。だが、まつもと泉の著作の夢を作品化するわけにはいかず、自己の作品として昇華することを思い立つのである。また、原作コミックス全18巻が手に入らないという出版界への憤りから、自作のオンライン出版を決意。かくして、1994年末、商用ネット10社で『ボヘミアンガラス・ストリート』提供が開始されるのである。平井和正の新作は、開始当初「作者当てクイズ」が開催され、平井和正の名は「MASK−MAN」として伏せられた。プレーン・テキストでのリリースである。版元はアスキー。新たなパートナーシップの始まりとなる。
『黄金の少女5』刊行。以前のハードカバー版にもれた終盤部分が『狼女リツコ』(女狼リツコ改題)とともに収載され、ようやく『黄金の少女』全編が書籍として日の目を見る。同時に、「犬神」以来長らく未発表だった『犬神明』が刊行開始。
1995年
 『ボヘミアンガラス・ストリート』が挿絵に高橋有紀を得て、アスペクトノベルズから刊行開始。同社のパソコン通信マガジン「NetWorks」に情報コーナー「ボヘミアン・カフェ」スタート。『BACHI・GAMI』が新展開突入とともに突然の連載終了。同じ年に単行本化された。カバー折り返しの作者メッセージには「ハルマゲドン、これから起こるんじゃない。もう終わってしまっているのだぞ。驚いたか?」という驚くべき発言も飛び出す。コミック『クリスタル・チャイルド』上下巻の刊行も、この年。『犬神明』が10巻で終了。少年ウルフガイが完結する。続いて『ボヘミアンガラス・ストリート』が第9部をもって完結。平井和正が最初の自作パソコンの完成を「ボヘミアン・カフェ番外編」に報告。

■アスキー時代〜電子書籍本格始動(1996〜1998)
1996年
 まつもと泉企画制作、CD-ROMマガジン「COMIC ON」リリース開始。VOL.1,2には、貴重な平井和正のインタヴュー映像を収録。この年、新作『月光魔術團』がアスペクトノベルズから書き下ろしで刊行を開始する。『狼の紋章』を漫画化したいという泉谷あゆみの懇願に応じ、新たにシナリオを書き起こしたことをきっかけに生まれた作品。章扉はカラー印刷された。途中の頁にカラーイラストを配した小説は、業界初。挿絵はモノクロだが、デジタルノベルをにらんで、泉谷あゆみの原稿はカラーで描かれている。同年、かどたひろしのアダルトウルフガイ漫画化「Wolf Guy」が、ぶんか社「ヤングテイオー」(のちの「まぁるまん」)に連載開始。初の平井和正ファンサイト「Hiraist Magical Garden」開設。平井和正所有のイラスト画像やメッセージを寄せている。
1997年
 アスキーサイトに平井和正公式ホームページ「Moonlight Campus」が本格オープン。『地球樹の女神』脱稿後に書かれたコア・ストーリー『クリスタル・チャイルド』がPDFで初公開された。ノート機能を用いた「著者コメント」を記載。開始当初、Adobe Acrobat Reader日本語版は、まだベータ版であった。週一更新、期間限定の無料公開だった。ほかに、未発表の「リアル犬神明インタヴュー」を公開。掲示板も設置されたが、掲示板サービスを提供するアスキーネットの業務終了に伴い翌年初頭に終了。
 PDF版『クリスタル・チャイルド』に好評を得て、『月光魔術團』ほかアスキー書籍のPDFリリースが始まる。カラーイラストを配し、書物同様の美観を具えるPDFに、平井和正絶賛。『地球樹の女神』『幻魔大戦』(表紙画:寺田克也)『死霊狩り』(挿絵:山口譲司)をアスペクトノベルズより刊行。『幻魔大戦』がカルト宗教にテキスト扱いされたことに、怒気も露わに宗教否定の書であることを力説する。「平井和正・世紀末[ハルマゲドン]フェア」と銘打ち、帯の応募券によるオリジナル・マウスパッドのプレゼントも行われた。『月光魔術團』が全12巻で第一期終了。
1998年
 星新一死去。星氏ゆかりの作品『星新一のインナースペース』『星さんへのファンレター』をPDFにまとめ公開。「SPA!」で大槻ケンヂと対談。文化放送「アニゲマスター」にラジオ出演。「週刊アスキー」のコンピューター使用レポートコーナーに5週にわたって連載。テーマは東芝Libretto。“ひらりん”が大暴れする、異色のレポート記事となった。
『第二期月光魔術團 WolfGuyDNA』がPDFで先行リリース。4巻まで発表された。この年、アスペクトが委託販売をやめ、書店の買い取り制のみに営業形態を改変。これにより、アスキーでの小説本、デジタルノベルの出版を断念。「コミックビーム」で始まった、韓国人漫画家・梁慶一(ヤン・ギョンイル)描く『死霊狩り』のみが継続。

■ルナテック創業〜月光完結〜メガビタ・センセーション(1999〜2000)
1999年
 「Moonlight Campus!」がアスキーサイトを離れ、リニューアルオープン。新年のメッセージで、電子出版の新会社「ルナテック」の創設が発表される。代表はリム出版、アスキーを通じて長く編集担当を務めた本城剛史氏。販売サイト「LUNATECHデジタルブックストア」では、第一期『月光魔術團』全12巻、『クリスタル・チャイルド』を皮切りに、新旧作品が続々とリリースを開始。フォーマットはT-Timeを用いるTTZファイル。
 メディアワーククス電撃文庫で『月光魔術團』を、集英社文庫で『幻魔大戦』(表紙画:勝連)を全巻刊行。第ニ期『ウルフガイDNA』が、デジタルノベルの先行リリースで新書版刊行開始。ハルキ文庫から、アダルトウルフガイシリーズの刊行を開始、挿絵は泉谷あゆみ。「エイトマン」のDVD全14巻リリース。伝説のコミック、余湖裕輝・画『BACHI・GAMI』が大都社より復刊。梁慶一・画『死霊狩り』が韓国コミック誌「YOUNG CHAMP」で連載開始。
2000年
 Moonlight Campus!が「ウルフガイ・ドットコム」に、デジタルブックストアが「e文庫」にリニューアル。PDF版も提供開始。『月光魔術團』全37巻分を脱稿。掲示板等を開設。平井和正もメッセージを寄せている。「掘り出し物」コーナーでは、過去の未発表作品を加筆、リライトし次々に発表。87年頃に始めたメガ・ビダミン健康法を大々的にPR。読者にビタミンCブームを巻き起こす。ポーリング博士の理論に基づくこのムーブメントは同年暮れ、コミックパートに余湖裕輝を迎え、『メガビタミン・ショック』(駿台曜曜社)として結実する。
 ウルフガイDNAが全12巻で終了。メディアワークスでの月光魔術團の刊行が終わる。シリーズ最終章『幻魔大戦DNA』がe文庫より刊行開始。幻の原作漫画『エクストラ・リュウ』(絵・石川球太)全2巻を刊行、e文庫コミックのリリースが始まる。『ウルフガイ』全31回の週刊リリース開始。この年、「21世紀8マン」と称する新作小説の執筆を開始。ハルキ文庫のあとがきに、「8マン」の言霊の来訪を祈願したことがきっかけ。

■ネオジェネシス8マン〜ルナテックに暗雲?(2001〜2002)
2001年
 e文庫の幻魔大戦DNA(全13巻)が完結。足掛け6年に渡る、月光魔術團の発表を終える。集英社文庫より『時空暴走きまぐれバス』(全1巻)、さらに三十年ぶりの新作短編集『ストレンジ・ランデヴー』を刊行。ともに、月光魔術團脱稿後の「漂流期」のさなか、生家より送付された少年期の習作に、リメイクを試みた作品。昨年より書き始めた、「21世紀8マン」全9巻相当を脱稿。後の正式タイトルは、「∞BLUE」(インフィニティー・ブルー)。
 この年、ボイジャーがT-TimeのPDA版を発表。これに伴い、e文庫よりTTZ形式でリリースされた全作品を.book形式に変更。手のひらマシンでのe文庫の読書が可能となった。一方で、e文庫のリリースが「時空暴走きまぐれバス」を最後にストップする。「時空暴走きまぐれバス」の関連新作に着手。当初の呼称は「次元暴走きまぐれバス」。
2002年
 予約限定制作による幻魔大戦DNAの書籍版(全6集)が駿台曜曜社より刊行。特典として、『BLUE HIGHWAYS』が付けられた。「21世紀8マン」の“ビッグ・プレリュード篇”と言われていた中篇。続けて駿台曜曜社より『∞BLUE』(全4集)刊行。こちらも予約限定本。限定本購入者に対する謝恩のための平井和正講演会が本決まりとなる。その一環として、お礼心のサイト「SALTISH.COM」が期間限定でオープンする。掲示板やチャットのほか、未発表のエッセイや画像等、マニアックなメニューが揃う。また、e文庫を元気にするオークションや、きまぐれバス関連新作「ストレイ・シープ」の試読者募集も行われた。管理人は平井和正のご子息、アラタ(平井新)氏。
「∞BLUE」が早くも集英社より文庫化。『インフィニティー・ブルー』上下2巻(下巻は2003年発売)。ルナテック社長・本城氏が、専業をやめ他社に就職していたことが明らかに。この年のe文庫のリリースはなかった。

■e文庫、どん底からの再出発〜LIBRIe登場(2003〜2004)
2003年
 「∞BLUE」購入特典の講演会「幻魔大戦と私」を開催。健康上の都合により中止となった読者交流会も、読者ボランティア主催で行われた。平井和正・平井摩利の親娘共演による公式の場の登場はこれが初。だがすでに、駿台曜曜社との関係に亀裂が生じていたことは、のちに掲示板等の発言で明らかになる。SALTISH.COMがリニューアルし、一般公開。漫画「バチガミ」「クリスタル・チャイルド」の原作小説が連載される。
ABDUCTION -拉致-』(全20巻)をCD-ROMで刊行。「時空暴走きまぐれバス」の大改訂版を含む巨編。平井和正自ら校正を行い、ご子息アラタ氏が制作する、新生e文庫の第一歩となった。だが、プロを介さない編集には誤りも目立ち、読者から多数の指摘が寄せられるなど、課題も残した。また、一万枚を超える大作の数度にわたる校正は眼を酷使し、眼精疲労にも悩まされることに。本では「超革命的中学生集団」を大胆に改稿した『超人騎士団リーパーズ』が、講談社青い鳥文庫から刊行された。
2004年
 ソニーがLIBRIeを発売。E INK方式電子ペーパーを採用した理想的な携帯読書端末を自らも大応援。LIBRIe応援団を開設し、ユーザーに専用ファイルによる特別コンテンツを配布するなどした。新作「幻魔大戦deep」を脱稿。幻魔大戦映画化の打ち合わせに足を運ぶうち、言霊が来訪したのがきっかけ。映画化は企画段階で幕を閉じたものの、2400枚の大作として結実した。七月鏡一原作による『8マン・インフィニティ』が「マガジンZ」に連載を開始。2007年に第一部完。年末には、新作『その日の午後、砲台山で』(700枚)を収録した「地球樹の女神」全巻セットの発売を開始した。

■再興、e文庫〜自主出版への道(2005〜2007)
2005年
 「ABDUCTION」がLIBRIe対応版でリリース。そして、平井和正の携帯小説が鮮烈デビュー。「幻魔大戦」「月光魔術團」を皮切りに、『幻魔大戦deep』も携帯小説として初お目見え(年内に書き下ろしエッセイ『ひらりんの気まぐれ雑記帳』を加えて、CD-ROMでも販売)、週刊リリースでファンの話題をさらった。以後、新旧作が続々とリリースされる。また、PDABOOK.jpにe文庫が参加。携帯小説で初デジタル化された「BLUE HIGHWAYS」『BLUE LADY』や「メガビタミン・ショック」等の、PC版デジタルブックがルナテックの直販サイトを離れて販売を開始した。新作小説では「幻魔大戦deep」の続編に着手。タイトルは「トルテック」。
2006年
 「トルテック」2700枚を脱稿後、自らDTP(デスクトップパブリッシング)に取り組み始める。紙の本による出版を「近況+」に予告する。
2007年
 「ヤングチャンピオン」に少年ウルフガイの漫画化『ウルフガイ』が連載開始。作画は挿絵師・泉谷あゆみ。脚本に田畑由秋、作画監督に余湖裕輝を迎えた豪華スタッフ。その後「狼の紋章」パートがコミックス全12巻にわたって刊行された。

■自主出版、試練の船出(2008〜2009)
2008年
 『幻魔大戦deep トルテック』発売。e文庫による初の書籍。平井和正のDTPへの取り組みが実を結んだが、発売が当初の予定よりも大幅に遅れ、掲示板に抗議が寄せられるなど、課題を残した。また、近況+がブログへのリニューアルを予告して終了する。
2009年
 近況+に替わるブログは開設されないまま、この年、公表した文章は、秋田文庫刊・漫画「幻魔大戦」「新幻魔大戦」の書き下ろし後書きの2本のみとなった。

■モバイル端末対応eブック配信〜幻魔大戦 Rebirth〜(2010〜2015)
2010年〜
 iPhone/iPad、Android、Kindle等に対応した電子書籍の配信が始まる。2011年、e文庫/ウルフガイ・ドットコム公式ツイッター開始。2014年には『幻魔大戦 Rebirth』が小学館クラブサンデーで連載開始。七月鏡一が脚本を書き、早瀬マサト・石森プロが石ノ森章太郎の絵柄そのままに幻魔シリーズの“その後”を描く。
 一方、平井和正自身からの発信は一切なかった。闘病生活を送っていたことが後に明らかになる。
2015年
 平成27年1月17日、永眠。享年76歳。この年の日本SF作家クラブが主催する第35回日本SF大賞で功績賞が授与された。

 謹んで平井和正先生のご冥福をお祈りいたします。先生がこの世を去っても、遺した作品の数々はいま電子書籍として続々と新たに刊行され、『幻魔大戦 Rebirth』のような先生の遺志と魂を受け継ぐ新作が創られています。本ページもこれで完結することなく、今後も折に触れて更新していきたいと思います。引き続き、ご利用いただければ幸いです。

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虎男の星座のポスト  ゲストブック(ご意見ご感想、お気づきの点等はこちらに)
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ハードカバー装幀
安価な文庫本での提供が低劣な読者の増加を招いた反省から、ハードカバー路線に転向。「文庫が似合う作家になりたい」(角川文庫版『人狼戦線』あとがき)と言っていたのになんだ、と一部読者から物議をかもした。


健康法
「SFアドベンチャー」87年9,10月号、「ウルフランド・レポート」に掲載。ビタミンC摂取ほか、玄米食、発汗の効能を紹介している。「未完の帝王」と言われた氏が、この後、新旧作を次々に完結させたことを思えば、平井和正史における《体質改善》は、かなり重要なポイントと言えよう。


平井摩利
『後ろむきの愛してる』。「LaLa」91年12月号掲載。第108回LMSトップ賞(努力賞)受賞。

参考リンク
http://payoco.com/


ボヘミアン・カフェ
「NetWorks」95年4月号から12月号にかけて掲載。96年1月号に番外篇。高橋有紀の4コマが連載された。


ボヘミアン・カフェ番外篇
当時のいきつけのお店は「アズテック」。『月光魔術團』が扶桑社より刊行と告知されていた。


本城剛史
ファンクラブを通じて平井和正とは知遇があった程度の一読者であった本城氏が、熊野を機縁にリム出版で担当編集者となり、その後アスキー、ルナテック独立開業へと至るプロセスは、下記サイトの談話に詳しい。

参考リンク
のんぶる 平井和正電子出版プロデューサー 本城剛史さん http://dcc.kyodoprinting.co.jp/nonburu/butaiura/novels/17/index.html


過去の未発表作品を加筆、リライトし次々に発表。
当時、「掘り出し物」で公開されていたリライト小説には『ストレンジ・ランデヴー』の他に、『レクイエム……赤い眼鏡』『恋人……さらば愛しきもの』『ロスト・ウィング』の三作があった。これらは短編集として出版されるということで、取り下げられたのだが、果たして明くる年上梓された『ストレンジ・ランデヴー』に収録されたのは、表題作と二本の書き下ろしだった。この三作品、昏いトーンながら、哀愁感あふれる筆者お気に入りの小説なので、出版されないのなら、ぜひe文庫オリジナルでの販売をお願いしたい。


「21世紀8マン」と称する新作小説
作者が新たな8マンを志して書いたであろうことは間違いあるまい。しかし、『BLUE HIGHWAYS』にしろ、『∞BLUE』にしろ、はっきり8マン=東八郎と判る人物が登場するわけでもなく、漫画『8マン』のストレートな未来を描いた作品かどうかは判然としない。記憶を失った少女、サチコの存在が、わずかに繋がりを匂わせるものの、真相は謎に包まれている。


「ストレイ・シープ」
全6部・20巻の『ABDUCTION -拉致-』の、『WAYWARD BUS -気まぐれバス-』(大改訂版)に続く第二部。正式タイトルは『STRAY SHEEP -迷い子-』


「幻魔大戦と私」
講演に使用された原稿は、『ABDUCTION -拉致-』収録の「あとがき雑記帳」に記載されている。


掲示板等の発言
いずれも、SALTISH.COM。
-(2003/07/31)【マニアック画像】 #105 インブルの函
-(2003/08/01)【ひらりん掲示板】 #60 Re^3: 匿名に隠れる人々への提言


特別コンテンツを配布
リブリエ・ユーザーのチェック協力者に特別コンテンツを提供。以下の8作品。
憎しみの罠/夜の干潮/夜に憑かれて/狼男だよ/狼よ、故郷を見よ/悪夢を作る男/虎は眠らない/言霊使い(未発表)


幻魔大戦映画化の打ち合わせ
2004/09/21付「近況+」(幻魔大戦のまぼろし)より。


LIBRIe対応版
Timebook Townで配本。60日間の閲覧ができる。Timebook Townは2009年2月28日にサービス終了。
http://www.timebooktown.jp/


PDABOOK.jp
平井和正の著作が販売されているケータイ読書サイトとともに、株式会社モバイルブック・ジェーピーが運営している。ルナテック代表・本城氏は2005年現在、ここで統括部長を務めている。2015年11月30日にサービス終了。
http://pdabook.jp/
http://mobilebook.jp/


掲示板に抗議
当初の発売予定は2月だったが、最終的に6月までずれ込んだ。日程の遅れに加えて、先行予約者は代金2万円あまりを事前に振り込んでいたこと、またその連絡も滞りがちであったことが、抗議の激化を招いた。さらに、先行予約者特典であるCD-ROM(『幻魔大戦deep トルテック』のPDF版を収録)の発送も11月と遅れに遅れた。
HIRAIST BBS
近況+


近況+
ウルフガイ・ドットコムに設けられた平井和正の日記的コンテンツ。身辺雑記から告知まで、平井和正自ら「近況」を伝え、ファンに親しまれた。2008/10/6付の更新を最後に停止。


iPhone/iPad、Android、Kindle等に対応した電子書籍の配信
配信年月/配信サイト/初回配信作品
2010年
 Handyコミック 「8マン 1-132話」
2011年5月
 アップル「App Store」 「狼の紋章」「狼の怨歌」
2012年2月
 Google「Android Market」
  「狼の紋章」「狼の怨歌」「狼のレクイエム 第一部」「狼のレクイエム 第二部」
2013年
 3月 アマゾン「Kindleストア」 「幻魔大戦deep 1」
 6月 アップル「iBooks」 「狼男だよ」「狼よ、故郷を見よ」「リオの狼男」
 6月 楽天「楽天kobo」 「狼男だよ」「狼よ、故郷を見よ」「リオの狼男」
 9月
 モバイルブック・ジェーピー「どこでも読書」
  「狼男だよ」「狼よ、故郷を見よ」「リオの狼男」「人狼、暁に死す」「人狼戦線」「超革命的中学生集団」「ウルフガイ 1-53」
 紀伊國屋書店「Kinoppy」
  「狼男だよ」「狼よ、故郷を見よ」「リオの狼男」「人狼、暁に死す」「人狼戦線」「超革命的中学生集団」
 12月
 eBookJapan
  「8マン 1-7巻」「エリート 1-3巻」「デスハンター 1-4巻」「超犬リープ 1-2巻」
2014年12月
 KADOKAWA「BOOK☆WALKER」
  「幻魔大戦 1-10」


日本SF大賞で功績賞が授与
4月24日におこなわれた贈賞式には平井摩利さんが出席、功績賞を受け取られました。
http://sfwj.jp/awards/Nihon-SF-Taisho-Award/35/
http://sfwj.jp/awards/Nihon-SF-Taisho-Award/35/201508261558.html