第3Q 強敵

  27

 眠り姫の睡眠は深く、長い。
 分厚いカーテンの隙間から、朝の陽射しがこぼれ、その安らかな寝顔を照らすが、そんなことで眠り姫のもっとも幸せなひとときが妨げられることはない。
 だが、現代社会に生きる以上、眠り姫もまた、時間という軛から自由でいることはできない。フカフカのベッドの枕元、小さなデジタル時計が「ピピピ…」と目覚ましのアラームを鳴らすと、さすがの眠り姫も反応せずにはいられず、もそもそと動いて、電子音を発する時計に触れる。アラームは止まる。だが、眠り姫は起きない。また、すやすやと寝息を立てている。
 5分後。スヌース機能が再びアラームを鳴らす。眠り姫は再び動き、時計を沈黙させる。今度は裏面のスイッチを切り、スヌース機能も止めてしまう。だが、やはり起きる気配はない。目覚めて、二度寝しているというより、無意識にやっているようだ。
 さらに5分後。今度は出窓に置かれた、クラシカルなアナログ時計が、けたたましいベルを鳴らす。ガバッと上半身を起こした眠り姫は、乱暴に時計を叩いて黙らせる。すると、起こした上半身をスーッと元に戻し、三たび安らかな眠りへと帰ってゆく。
 それから、さらに10分。先程のアナログ時計の容積にして約4倍はあろうかという、ミッキーマウスの描かれた超ビッグサイズの目覚ましが、火事の警報もかくやという近所迷惑にもなりかねない、破壊的なベルを打ち鳴らす。
 部屋の隅に置かれたそれを止めるには、ベッドから出なければならない。さすがの眠り姫も、これで目を覚まさないわけにはいくまい。だが、ベッドを降り、特大目覚ましを止めた眠り姫の眼(まなこ)は、夢遊病者のように虚ろだ。そして、眠り姫はまたもベッドにもぐり、いま自分が最も欲する快楽に、その身をまかせるのだった。
 恐るべし、眠り姫。彼女はこれら一連の動作を、一度も目覚めることなく、眠りながらやってのけたのである。
 もはや、やんごとなき眠り姫の聖なる眠りを妨げる無礼者はいない。数度にわたり邪魔されたビハインドを取り戻すかのように、いっそう深く、長く、眠り姫は神聖な眠りを貪るのだった。すやすやと、すやすやと……。

 そんな眠り姫にも、やがて自発的な目覚めの時は訪れる。
 パチパチと、まるで野生動物が目覚めるように、瞼を瞬かせた彼女は、ガバと身を起こすと、恐る恐る時計のひとつに目をやる。
「あ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜」
 可能ならば濁点をつけたい「あ」を発して、彼女は叫んだ。
 最初の目覚ましがアラームを発してから、すでに1時間半が経過していた。
「や……やってもうた……」
 クラクラと立ち眩みするように、頭を抱える。
 だが、絶望にひたっている時間的余裕など、彼女にはない。ベッドから跳ぶように降りるや、姿見に我が身を写す。
「あ〜〜〜最悪ッ。寝癖ついてるぅぅぅ」
 長い髪の頭頂の一房が、ピンと跳ね上がっているのを見て悲鳴を上げる。

 ビデオの早送りのようなスピードで洗面と着替えを済ませると、スポーツバッグを手にエレベータホールに飛び出す。戸締まりの必要はない。自動ロック、住人の指紋でロック解除する、高級マンションである。
 1階から上ってくるゲージをジリジリしながら見つめる。階段を駆け下りたくなる衝動をこらえる。いかに走りの速さに自信ありとはいえ、14階からの競走ではエレベータに敵わない。そう判断する理性は残っている。
(まいったなあ。こんな日に限って、パパ出張なんだもん)

 自宅マンション前のコンビニで買った朝食を手に、バイクレースのスタートのような豪快さでスポーツサイクルに跨る。スポーツバッグをリュックのように背負っている。
 両手離しにしては驚くべきスピードでペダルを踏みながら、オニギリの包装を解く。その曲芸じみた疾走に、犬の散歩をさせていた中年女性が目を丸くする。
 想いを寄せる男の子が見たら、百年の恋も醒めそうな大口を開け、オニギリを丸ごと放り込み、モリモリ咀嚼する。その調子で、オニギリ3個とホットドッグを平らげると、牛乳パックを一気に飲み干す。クズを入れた袋を両手でプレスする。小さく圧縮されたゴミクズは、下のジャージのポケットに入れる。エチケットはしっかりしているようだ。
 そうして空いた両手でしっかりハンドルを握り、サドルから腰を上げると、以前に倍する猛スピードで一気に加速する。凄まじいスピードだ。恐るべき脚力の持ち主であることが、それだけで判る。過負荷に耐えかねたチェーンから、火花と煙が出るのではないかと思えるほどだ。交通標識の示す法定速度をあっさり凌駕する。

 およそ実際的でない速度制限をオーバーしたというかどで、憐れなバイク乗りが警官の点数稼ぎの犠牲になっていた。
「勘弁してくださいよ。たったの20キロオーバーじゃないすかあ」
「こちらの計測では25キロ! さっさと免許証出して」
 そんなやりとりをしている警官とバイク乗りの眼の前を、さきほどの猛スピード自転車少女が疾りぬける。さながら一陣の突風のようだ。
「……おまわりさん。アレは取り締まらなくていいの?」
「……キップの切りようがない」

 バイク乗りも呆れるスピードで、自転車は疾る。セミロングのサラサラの髪が、切り裂かれた空気になびく。
 前傾姿勢でヒップを上げて走るその姿は、助平な男性の眼には妙にエロティックに映る。均整のとれたスタイルは抜群のプロポーションだ。そしてそのかんばせは、男女を問わず、すれ違った者が振り返らずにはいられない磁力を具えている。大人っぽいが、淫靡さとは程遠い。仄暗い照明よりも、真昼の太陽がよく似合う。野生美、と評するのが相応しい。
 そして、視る者が視れば、ジャージ越しに躍動する肉体に、その野生美を裏切ることのない、アスリートとしての優れた資質を見出すだろう。全身がバネだ。
(あーあ、完全に遅刻だあ。ま〜たアベっちにドヤされちゃうよ)
 とほほ〜。と、リストウォッチの針を見て独りごちる。
 だが、その表情は、どこか愉しげだ。状況がどうあれ、全力で身体を動かすことが、愉しくてしょうがない。そんな感じだ。そして彼女には、どんな苦境も逆境も、平然と笑い飛ばしてしまいそうな、そんな朗らかさと、芯の剛さが感じられた。
 ジャージの背には「JOHZEN」の文字が見て取れる。
 行く先は、浄善女学院。自らの通う高校であり、これから始まるインターハイ県予選一回戦の試合会場でもある。
 寝坊によって、しばしば遅刻する彼女をチームメイトはこう呼ぶ。ねぼすけマッキー、と。
 彼女の名は、伊東真希。この物語の最大のライバルにして、もうひとりの主人公。にしては、あまりにも緊張感に欠ける、まるでオーソドックスな少女漫画のような、これが初登場であった。

  28

――夢はかなうなんて、誰が言った?
(それが出来んのは、限られた“特別”な人間だけさ)
 鈴姉ちゃんはそう言った。
 試合会場へ向かう地下鉄の車中。部員のみんなは言葉少なだ。なんか話しかけてよ。ヒカル、モエミ、リサ姉、チカ姉、コーハイ達。誰でもいい。なんか話しかけてよ。でないと、どんどんつまらない考えに、沈んじゃいそうだよ。

 目覚まし時計の音で起こされて、わたしは少しでも眠ることができたのだと知った。寝付きはいいはずのわたしが、昨夜はさっぱり寝付けなかった。眠らないと。眠らなきゃ。そう思うほどに、目は冴え、焦りはつのり、時計の針だけが無情にも、1時間、また1時間と、時を刻んでゆく。いつもは意識すらしない、秒針の音さえ、妙に耳につく。
 羊も数えた。二十六匹まで数えた。二十六匹まで数えたところで、二十六匹目のそいつが、ニヤニヤしながら「羊って¥(円マーク)に似てない?」などとブサケたことを言いやがるので、莫迦らしくなってやめた。
 浄善女学院。伊東真希。アカネ様ともあろう者が、その名にビビッているようで、そんな自分が赦せなかった。
 このまま、朝まで一睡もできないのでは? そんな恐ろしい思いが頭をよぎる。冗談じゃない。明日は大事な試合なんだ。徹夜明けで勝てるか!
(本気で勝つつもりなのかい?)
 二十六匹目の羊が、あいかわらずニヤけた面でそう言った。
(自信ありげに振る舞ってみせても、しょせんは弱虫の虚勢。やーい、弱虫弱虫〜)
「やかましいッ。そんなことあるか!」
 妄想の羊に、声に出して言い返している自分が情けない。そうだ。ビビッてなんかいるもんか。県ベスト8まで行ったチームの、エースなんだ。わたしは。闘志の炎が燃えすぎて、高ぶっているだけだ。
 いっそ、いますぐコートに出て戦えるなら、どんなにいいだろう。コートに出て、暴れ回りたい。ウズウズする。身体が熱い。
 鎮まれ。荒ぶる奔馬をなだめるように、わたしは自分にそう言い聞かす。じっとしてろ。いまだけは。明日になれば、思う存分、イヤと言うほど戦えるんだ。眠れないなら、せめて、身体を横たえて、眼を閉じていろ。そうしていれば、いつかは……。

 寝足りたわけではなかったが、眠気はなかった。血が沸いている。適度なテンション。いい感じだ。洗面所で顔を洗う。顔を打つ、ひんやりとした水が心地よい。
 朝食の支度をする。家族はまだ、寝静まっている。鈴姉ちゃんは、どうだか知らないが。鰯の干物をオーブンで焼き、フライパンでハムエッグを作る。ご飯は冷凍した昨日の残りをレンジで解凍する。わたしはご飯党だ。パンでは力が入らない。
 ほうれん草のおひたしと、豆腐とお味噌汁を加えて、朝食の出来上がり。いざいただきます、というタイミングで、くわえ煙草の鈴姉ちゃんが、眼をしばしばさせながら現れた。
「いい匂いさせてんじゃん。ひとつちょうだい」
「ダメ」
 鰯の一匹に手を伸ばした鈴姉ちゃんの手を平手で駆逐する。
「いいじゃん。ケチぃ」
「あげませーん。試合前の大事なエネルギー源なんだから」
「そっか。道理で妙に朝早いと思った」
 鈴姉ちゃんはそう言うと、冷蔵庫を開け、缶ビールを取り出した。
 くわえ煙草の火を灰皿でもみ消し、居間のソファーに腰を下ろすと、プルトップを開け、缶ビールをあおる。
「かーッ、んめえええ。仕事を終えたあとの一杯は、んめえええッ」
「朝っぱらからビール? けっこうなご身分ですね〜」
「何がけっこうなもんかよ」
 鈴姉ちゃんが言い返す。
「人様がおネンネしてる時間に、こちとら時間と勝負の原稿書きよ。ギリチョンでセーフ! やっと眠れる」
 ふわぁ〜っ、と大欠伸をする。
「締切間際になるまで、仕事始めないくせに。編集部から『こんなの使えない』って、電話が来なきゃいいけどね」
「うぐッ。ヤなこと言いやがる」
 鈴姉ちゃん。本名、上田鈴音(すずね)。22歳。上田家三姉妹の次女。自称、フリーライター。妙にカルトな月刊カルチャー誌に連載を持っているほか、あちこちで雑文を書き散らしている。だが、収入は乏しく、自立には程遠い。実態は、家事をしない家事手伝い。両親の悩みの種。
「そういえば、静姉ちゃんは?」
「帰ってきてねーよ。また研究室で泊まりだろー。アイツもある意味、カタギとは言えねーな。一世紀前に生まれてたら、石井部隊に入ってたぜ、ありゃ」
 そんなヒドイことを言われている長女の名を静嶺(しずね)という。26歳。大手殺虫剤メーカーに勤務し、大学と共同でゴキブリの息の根を止める新しい薬剤の開発に日夜取り組んでいる。
「姉ちゃんは理系マッドサイエンティスト。あたしはヤクザな文系物書き。そして、茜は体育会系熱血バスケ少女。よくもまあ、こんな極端なのが、三人も揃ったもんだよねえ」
 上田家奇人三姉妹だね。と言って、鈴姉ちゃんは笑った。
「いっしょに括らないでよ」
 わたしは言った。
「わたしは健全だい。姉ちゃんたちと違って」
 なんのなんの。と鈴姉ちゃんは返して寄越す。
「茜の業の深さときたら、三姉妹で一番だよ」
「………」

「……鈴姉ちゃん」
「んー?」
「夢ってかなうものかな?」
「なんだよ急に。さては今日の対戦相手は、相当な強敵かあ?」
 さすがは鈴姉ちゃん。鋭い。
 なんて思ってたら、鈴姉ちゃんは胸の前で掌を組んで、2オクターブ高い声で、こんなことを言った。
「頑張れば、きっと夢はかなうよッ」
「ケッ」
 箸をテーブルに置いて、わたしは吐き捨てた。
「そんなアニメ声優の深夜ラジオみてーな、おためごかしを聴きたくて訊いたんじゃねーやい。ごちそうさまッ」
 わたしの言葉がよほどオカしかったのか、鈴姉ちゃんはゲラゲラ大ウケしていた。
「あーッ」
 ムッとしながら冷蔵庫の扉を開けたわたしを、扉のポケットにあった牛乳パックが、さらにムッとさせた。
「また安売りの牛乳買ってるうッ。低温殺菌のにしてって、あれほど言ってるのにい。母さんってばあ、もうッ」
「しょうがないじゃん。低温殺菌って、高いんだから。うちもローン残ってるし、家計のやりくり、大変なんだから」
「家計を支えてないひとに、言われたくないんですけど?」
「ホンッッット、口だけは達者よねー。だいたい家族で牛乳飲むの、茜だけじゃん。好きでもないくせに」
「好きでもないのに飲むからこそ、栄養価が重要なんです。瞬間高温殺菌って、大事な栄養素を破壊しちゃうんだから。キライな牛乳飲む、意味がなくなるの」
「上田家の低身長は、両親から受け継いだ遺伝よ、遺伝。DNA。無駄な抵抗はよしな。末っ子のくせして、生意気にひとり150を突破しただけで満足しなさい。茜の背はそれでマックス。リミット。う・ち・ど・め」
 気の悪いセリフを聞き流しながら、コップの牛乳を飲み干す。年齢的にはまだ成長期のはずだが、成人した150に満たない姉二人を見るにつけ、絶望的な気分に襲われる。

 自分の部屋に戻って、着替えをする。7番のユニフォームを着る。正規の戦闘服だ。今日は赤いほう。バスケでは、ユニフォームは白とカラーの二種類を用意しなければならない。対戦するチームの一方が白を、もう一方がカラーを着る。今日の試合では、浄善が白、うちが赤になる。
 ユニフォームのうえに、赤と黒を基調にした上下のジャージを纏う。姿見に映した自分の姿をしばし見つめる。うん、カッコイイぜ、アカネ!
「みとれちゃってま〜、このナルシスト」
 いつの間にそこにいたのか、鈴姉ちゃんが開け放した扉の間から、くわえ煙草の顔を覗かせていた。
「ちょっといいかな」
 わたしの返事も聞かず、勝手に入り込んでベッドに腰掛ける。
「煙草の灰、落とさないでよ」
「さっきの話だけどさあ」
 携帯の吸い殻入れに灰を落としながら言う。
「あたしもアニメ声優の深夜ラジオの励ましみてえな、おためごかしは嫌いだよ。てめーが夢を叶えたからってさ、他人の夢まで叶うなんて、どうして言えんだんよ。なあ? その言葉を信じて、必死に頑張って、努力した挙げ句に挫折した奴らの費やした、取り返しのつかない労力と時間に、一体どうやって責任を取ろうっていうんだい。責任なんて取りやしない。無責任なんだ。だから、そんな甘ったるいセリフを平然と吐ける」
「……それで?」
「真実は苦いもんさ。夢なんて、滅多に叶うもんじゃない。それが出来んのは、限られた“特別”な人間だけさ。でもなあ、茜――」
「………」
「あたしは不特定多数のリスナーに言ったわけじゃない。茜、お前に言ったんだよ。茜だけに。茜だから。頑張れば、きっと夢は叶う。ってな」
「鈴姉ちゃん……」
「大学中退して、親泣かしたけど、あたしはいま曲がりなりにもプロの物書きやってる。科学者になるのが夢だった姉ちゃんも、白衣の研究者様だよ。夢を叶えた特別な姉ちゃん達だよ。まあ、夢の叶い方はまだまだショボイけどさ。
 茜はその特別な姉ちゃん達の血を分けた妹だよ。だから、その可能性はある。自信持ちな。あたしも姉ちゃんも、茜が未熟児で保育器ん中で生死を彷徨ってた時分から今まで、茜を見続けて来たんだよ。茜のことは、お前自身よりもよく知ってる。その鈴姉ちゃんが、責任もって断言してやるよ。茜が本気で望むなら、その夢は叶う! 茜にはそれだけの強運と、倒されても突き落とされても、立ち上がり這い上がる不屈の根性がある。手ぇ伸ばしてみろよ。きっと届く。きっと掴める」

 なんて言ったらいいのか、わからなかった。こそばゆくて、照れ臭くて、嬉しくて。
「……行ってくる」
 それしか言えなかった。もちろん、そんなわたしの気持ちがわからない鈴姉ちゃんではない。
「頑張ってきな」
 わたしに向かって、拳の親指を立ててみせる。
「うん。勝ってくる」
 わたしも同じように親指を立てて言った。
「……鈴姉ちゃん」
「んー?」
 大好きだよ。と、言おうと思った。鈴姉ちゃんはきっと「わかってるよ」と言うだろう。だから、やめた。三文芝居は御免だ。
 そこで、こんなことを言ってみた。
「わたし、背ぇ高くなりたい」
「それはムリ」

続く 29〜31

次回予告
「ダブルスコアや。倍以上の点差で勝て。それがお前らに課せる、この試合の最低合格ラインや」
 勝つのは当たり前。問題はその勝ち方だ。打倒・天女を睨む浄善監督・君津の言葉に、負けへの不安は微塵もなかった。だがそれを、控え室の前で、日之出が丘スタメン5人組が、運悪く耳にしてしまう! 怒髪天を衝くアカネら5人。ナメんじゃねえ、フザけやがって。怒りの炎は奇蹟を呼ぶか? 次回『強敵』第二幕。試合を前に波乱は必至!?

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特別公開版第0稿 2002.05.29
第1稿 2002.06.07
第2稿 2002.06.19