ダブルスコアTO   4

 放課後――。
 その日のうちに、リサはチカこと大久保千夏に声を掛けた。
「折り入って、話したいことがあるんだけど、時間ないかな」
 机で帰り支度をするチカは、リサの顔を見もしなかった。
「ない」
 にべもない返事だった。
 カバンに教科書ノートを詰め終わると、さっさと教室を出ようとする。
「……ちょっと!」
 あまりと言えば、あまりな態度に、いくぶんムッとしながら、リサはあとを追った。
「待ちなさいよ。ちょっとでいいのよ。どうせヒマなんでしょ。帰宅部なんだから」
「帰宅部って、時間に厳しいのよ。インターハイが近いから」
「つまんねーよ!」
 互いに早足で歩きながら、そんな応酬をする。
「ねえ、ほんとにちょっとでいいの。私の話、聞いてくれたっていいじゃない」
「その必要はない。私の答えは、ノー」
「まだ、なんにも言ってないんですけど」
「聞く必要もない。用件はわかってる。スカウトでしょ。バスケ部に入れ。……違う?」
「……手間が省けたよ」

「いやな予感はしてた」
 チカは足を止めた。リサとじっくり話すためではなく、玄関の下駄箱に到着したからである。上履きをスニーカーに履き替える。
「眼ぇキラキラさせながら、私を見てたもんね。そしたら、案の定」
 肩をすくめてシュラッグする。彼女がすると、妙にサマになっているのが気に障った。
「なんでだよ……。やってたんだろ、中学では。それほどの腕を持ってて、なんでクラブに入んないだよ?」
「それを答える義理もない。さよなら」
 背を向けて、開放された校舎の扉を抜ける。無論、これで引き下がるリサではない。自分も靴を履き替えて、彼女のあとを追う。

「待ちなさいよ。まだ話は終わってないんだから」
「しつっこいわね、あんたも」
 足は止めず、振り向きもしない。
「安部夏陽に会ったぜ」
 とっておきの切り札を出した。効果はあった。チカは足を止め、初めてリサを振り向いた。
「やっと、まともに私の顔を見たな。……会ったんだよ。この前の予選会場でさ」
「知ってたの……? 私のこと」
「今日、やっとね。気付かなかったよ。チカ、チカって呼ばれてたからさ。まさかあの大久保千夏が、隣のクラスにいたなんてね」
「やっぱり、出るんじゃなかったな」
 軽く苦笑いする。バスケの試合に、という意味である。

「正面からのブロックショットに対して、こう、ボールを前後に支える……」
 リサは実際に、ボールの前と後を手で支える構えをしてみせる。
「後の手でブロックの衝撃に耐え、なおかつ前の手を相手に叩かせてファウルをもらう。そこからシュートを決め、バスケットカウント・ワンスロー。忘れもしない。中学県大会・準々決勝。あんたは残り3秒の土壇場で、あれを決めた。なんてヤツだって思ったよ」
(あれで今日みたいに、フリースロー決めてりゃ、MVPもんだったけどな……)
 それは口には出さなかった。
「あいつは……」
 自分の胸を指さして、チカが訊いた。
「ナンバー、つけてた?」
 ユニフォームのナンバー、という意味である。
「そこまでは、覚えてない。でも、ベンチ入りはしてなかったよ。あんたの訊きたいのが、そういう意味ならね」
「そう……」
 チカの表情からは、なにも読み取れなかった。
「残念? それとも、ホッとしてる?」
「………」
 チカは何も言わず、きびすを返して、校門に向かった。
「いまのあんたを見たら、安部夏陽はガッカリするだろうね」
 チカの反応は、ない。
「彼女はね、うちの控え室に訊きに来たんだよ。あんたが、うちでバスケを続けてるかどうかを!」
 校門を抜け、なおも追いすがって言う。
「なんであんたがバスケ部に入らないか、当ててみよっか? あんたはムチャクチャ安部夏陽を意識してて、勝ちたくってしょうがなかった。でも、勝てなかった。コンビでスター扱いされてても、西岡中のエースは安部で、あんたはサブだった。その安部が強豪の浄善に行ったのに、自分は名もない弱小公立校に通ってる。ここでどう頑張ってみたって、勝ち目はない。だから、勝負を投げた。ハナから競わなければ、負けることも、傷つくこともないもんね。どう、図星じゃない?」
 くるりと向き直って、チカはリサに顔を近づけた。
「わかったような口利いて、ひとの気持ちを創作しないでもらえる? ムカつくから!」
 声を荒げた自分を恥じるように、チカは眼を逸らし、深く息を吐き出した。
「どこまでついてくる気? 部活があるんでしょ。あんたは」
 駅へ向かって歩きだす。今度は、リサは追わなかった。
「諦めたわけじゃないからね!」
 チカの背に向けて、リサは大声で言った。
「絶対諦めないんだから! あんたが、バスケをやめられるわけないんだ!」

 チカは苦笑いを浮かべた。リサの発した言葉が、かつての相棒のそれと酷似していたからだ。
(チカが、バスケをやめられるわけ、そんなわけないんだから!)
 桜舞う校庭で聞いた、夏陽の言葉。彼女はまた、そこでこうも言った。
(私を見ていて。いつかきっと、浄善でもエースになってみせる)
(きっとなってみせる。なってみせるんだから!)
 チカは立ち止まり、まだ日差しを緩めない、夕刻の太陽を細目になって見上げた。夏陽――夏の太陽。チカはまるで、それが夏陽自身であるかのように、高く眩い太陽に向かって思惟を紡いだ。
(ベンチ入りもできなかったんだって……?)
(だから言ったろ。お前クラスじゃ、三年間補欠だってさ。なにがエースだよ)
(私がバスケをやめられるわけないって? ハズれたね。見ろよ、やめたよ。バスケをさ。やめてやったよ。ザマーみろ)
――ザマーみろ。

  5

 リサの鬱々な日々は続く。

「おーい秋月ぃ、お茶だ、お茶」
「………」

「リサちゃんには、本当に申し訳ないと思ってるの。でも、もう少しだけ我慢してちょうだい。必ず、私がなんとかするから。だから、事を荒立てることだけはしないで。お願いだから……」
「………」

「しつこいね、あんたも。私はバスケをやめたの。何度来たって答は同じ。私はバスケ部には入らない。おととい来やがれ。以上」
「………」

 なにもかも思うにまかせず、どいつもこいつも気に入らなかった。前田美佳以下、部室を喫茶店代わりにし、あまつさえは給仕代わりにこき使う三年グループは言うに及ばず、ライバルに勝てなかったぐらいで、あっさりバスケをやめたと言い、バスケ部への誘いをにべもなく断り続ける大久保千夏も。
 ただひとりの味方と言っていいキャプテン、華南里奈にさえもである。単なる事なかれ主義ではないかと思う。ちゃんと言うべきことを言ってくれているのかどうかも怪しいものだ。リサの眉間には、いつしか深い皺が、恒常的に刻まれるようになった。
 そして、ほかの部員たちも。
「さあ、もういっちょいこう!」
「ごめん、リサ。今日はこれで上がるわ」
「おつかれー」
「ちょっと! もっと練習しようよ!」
「今日は、これでおしまいッ。残って練習したい人は、後かたづけ、忘れないようにね。以上ッ」
「ありがとうございましたー」
 副キャプテンの言葉で、その日の練習はお開きとなった。体育館には、リサがひとり残された。
「………」

 リサは足下に転がったボールを拾い上げ、シュートを放った。苛立ちながら撃った球は、リングに嫌われ、弾かれた。ダンクでもブチ込みたい気分だったが、無理な相談だった。
「へたくそー」
 誰が言ったのかは、声でわかった。声の主に向けて、思い切りボールを投げつける。平均的な女の子なら、怖がる球威があった。
 動じずに捕球したのは、さすがエースアタッカー候補というべきだった。
「上がんのが早えな、バスケ部は。全部、バレー部に使わせろよ」
 クラスメイトの長部(おさべ)京子だった。
 体育館の使用は、同じ室内競技のバレー部と、ローテーションで分け合っている。スケジュールは男女ともに、公式大会で実績のあるバレー部に優先的だ。体育館の使用ができない時間や日は、グランドでの練習か、トレーニングに充てられる。もっとも、バスケ部の場合、おしゃべりに興じるか、でなければ帰ることのほうが多かったのだが……。
「仏頂面――」
 長部がリサの顔を指さして言った。
「それで固まっちゃうよ」
「仏頂面にもならあ」
 リサは長部のいる、体育館出入り口の階段に腰を下ろして言った。
「ったく、どいつもこいつも……」
「大久保はまだ首を縦に振んないか」
 リサとチカの間のことは、すでに一、二組で知らない者はいない。
「強力な指導者がいない部は、ダメだ。バレー部が羨ましいよ。うちも、ハットリ君みたいな、経験者の顧問がいりゃあいいんだけどさ」
 チカの件には、取り合わなかった。
 ハットリ君とは、リサたち一年女子を受け持つ体育教師、服部久美子のアダ名である。天島体育大学でバレーをやっていた、女子バレー部の顧問で監督である。名前だけでなく、顔も忍者ハットリ君に似ていることから、そう呼ばれている。
「ハゲヅラって、練習に付き合ってるとこ、見たことないもんな」
「対外試合を除けば、入部手続きのときしか、会ったことねーよ」
 その判りやすい頭部のカブリモノから、ハゲヅラと呼ばれているバスケ部顧問、蔭妻教諭には、無論バスケの経験はない。籍を置いているだけの、名ばかりの顧問である。
「ねえ、リサ。パア〜ッと気晴らしでもしようや。カラオケ行こうよ、カラオケ」
「そんな気分じゃないよ」
「そんな気分じゃないからこそ、気晴らしが必要なんだよ。さあ、行こッ。奢るからさ」


 乗り気ではなかったリサだったが、マイクを手にした途端、ドライブがかかった。私はいいから、と言う長部をオーディエンスに、新旧東西のヒットソングを歌いに歌いまくった。
 リサは歌が巧い。裏声(ファルセット)の出し方など、堂に入っている。まるで場末の酒場で、実力はあるが日の目を見ないシンガーの歌声を聴きながら、一杯やってるようだと長部は思った。
 長部はこれまで一曲も歌わず、マイクをリサに預け、三杯目のギムレットを口にしていた。
 言うまでもなく、制服は着替えている。もともとが大柄な上に、真っ赤なエナメルのパンツと、見事な胸の隆起を際立たせたTシャツの裾を結び、大胆に臍を出した身なりをした彼女は、とても未成年には見えなかった。
「はあ〜、ちょっと休憩」
 スタンディングでアイルランドの最新ヒットナンバーを熱唱し終わったリサが、額にうっすら汗を滲ませて、どすんとソファーに腰を下ろした。
「長部ぇ、お前もなんか歌えよ〜。ひとにばっかり歌わせてさ〜」
「あんたの歌、聴かされたら、とても歌えたもんじゃないよ」
「こっちもいい加減、声枯れちゃうよ」
「いいから歌ってよ。リサの歌聴きながら呑んでると、いい気分なんだ」
「ヨシ。じゃあ、これ行こう。越路吹雪『ろくでなし』」
「……渋すぎ」

「ありがと……」
 利用時間のタイムアップに、あと十数分を残し、さすがに歌い疲れて、リサは深々とソファーに身体を埋めて言った。
「長部だけだよ。私の気持ち、わかってくれて、こんな風に慰めてくれんのは。長部がチームメイトだったら、仲間だったら良かったのにって、今日ほど思ったことはないよ」
「私はバレーのアタッカーだよ。バスケの仲間にはなれない。仲間にすべきなのは、ほかにいるんじゃないの?」
「ダメだ、あいつは」
 リサはずぶずぶと、さらに深くソファーに埋もれた。
「バスケはやめたとよ! なんでだと思う?」
 チカには中学時代、チームメイトのライバルがいたこと。そして、勝てなかったこと。また、そのライバルは強豪の浄善女学院に進み、さらに勝ち目が遠のいたことを、リサは語った。
「……あいつは勝負を投げた。諦めたんだ。負け犬だよ!」
 リサはひったくるように長部のギムレットを掴み取り、一気にあおった。
「ブハッ」
 咽せかえった。腰を折って咳き込むリサの背を長部がさすってやる。
「ほらもう、大して強くないクセに一気呑みするから。キツいんだよ、ギムレットは。ジンを割ったカクテルなんだから」
「よくこんなもん5杯も呑んで、平気でいられるな!? どんな肝臓してんだよ」
「伊達にウワバミと呼ばれてないってね。……ところで、その大久保のことだけどさ。あいつ、バスケはやめてないと思うよ」
「あん?」
「私さ、ご覧の通りのノッポで、おまけにスポーツ万能だからさ、中学ん頃はよくバスケの試合にも助っ人で駆り出されたことあんのよ。だから、バスケもまるっきりのシロートってわけじゃない。だから、わかるんだ」
「なにが」
「あいつ、相当なもんだよ」
「知ってるよ」
「見ただけだろ。実際に当たったわけじゃない。私は実際マッチアップして、目の当たりにしたんだよ。……あいつ、現役バリバリだよ」
「………」
「引退したのが、去年の夏として、約一年。どんなに巧いプレーヤーだって、そんだけブランクがありゃ勘も鈍る。とてもそうは思えなかったね。リサもアレ、見たでしょ。私がファウルしてまで叩いたブロック、あいつがしのいでシュート決めたの」
「見た」
 リサが中学時代に見た、県大会準々決勝のプレイと、何ら遜色はなかった。ブロックの強烈さを考えれば、それ以上のプレイだったかもしれない。
「自分で言うのもなんだけど、私のスパイクって、三年もビビるんだよ。私が叩いた左手、ひと晩腫れあがってたと思うよ」
 リサは手を腫らしたチカを想像して、ほくそ笑みたいような気分になった。
「バスケやめたやつが、なんでそこまでしてゴール獲りにいく? うちの大量リードをひっくり返しにかかっている時のあいつ、生き生きしてて、楽しそうだったよ。
 やめてないんだよ。バスケの情熱はなくしてないし、実際やめてない。練習も、トレーニングだって、どっかで続けてる。なのにバスケ部には入らない……」
 そこで長部は言葉を切った。リサの眼を見つめる。二人は真剣勝負のように、互いを睨み合う。
「結局、あんたらバスケ部が、あいつに見限られてるってことなんだよ」

  6

 その言葉は、リサを打ちのめした。見限られてしょうがないことは、リサ自身が一番身に染みて感じるところだったからだ。
「いい、リサ。あんたこそ、諦めちゃいけない。大久保はゼッタイ獲れ! バスケ部を強くする、またとない戦力になる」
「わかってるよ。私だって、そうしたい。あいつが欲しいよ。でも、あいつは取りつく島もなくて、これ以上どうしたらいいのか、もうなんにも考えつかないよ!」
「まだ、やってないことがあるでしょ。直接対決」
(!)
「秋月リサってプレイヤーを、あいつはまだ知らない。あんただって、相当なもんでしょうが。見せつけてやんなよ。あんたが、安部夏陽とかいう女に替わる、新しい相棒になれるプレイヤーなんだってことをさ」
 不安はあった。自分が果たして、中学バスケのスター、大久保千夏に太刀打ちできるかどうかという不安だ。さらに、もうひとつ。
「だけど、どうすればいい? 勝負を申し込んだって、受けてくれるヤツじゃないよ」
「体育の授業まで、エスケープするわけにはいかないでしょ。うまい具合に、来週から体育がバスケになる。私に考えがある。話はセンセーに通しとくよ。なんせハットリ君は、うちの監督なんだからさ」

 そんな心温まる友情の一幕はしかし、会計の悶着で台無しとなった。支払料金の額を告げられた長部は、バツの悪そうな笑みを浮かべ、こんなことを言った。
「悪りぃ、リサ。やっぱり半分持って」
「ちょ――っと。なにそれ? 奢るっつったじゃん!」
「持ち合わせ、足んなくて」
「ひとりであんだけガバガバ飲んどいて、私に半分払えっての? 冗談じゃないよ!」
「リサだってひとりで歌ってたじゃん。あんたは歌。私は酒。それで、半々ってことで。悪い。ごめん。赦して。お願い」
 手を合わせ、拝むように頭を下げる。
「もう信じらんねー。人間不信! 私はもう誰も信じないッ」


「集合〜ッ」
 数日の後、その機会は訪れた。
「これから実際に、試合をしてもらいます。ここまで学んだことを実戦で生かすように。名前を呼ばれた人はコートに出て。まず一組、秋月」
「はい」
 ハットリ君こと服部教諭に名前を呼ばれたリサがコートに出る。続いて一組の生徒の名が、五十音順に四人呼ばれた。
「次、二組。浅田――」
 磯辺、植野、江崎、の名前が呼ばれ、続く及川が腰を上げかける。
「大久保」
 意外さと期待の入り交じった囁きで、双方のクラスがざわめいた。
 コートのリサは、体育座りしている長部に、ニッと視線を送った。ハットリ君を抱き込んでくれたことへの感謝である。長部が小さく頷いた。
「先生」
 立ち上がったチカが訊いた。
「及川さんを抜かしてますけど?」
「別に出席番号順とは言ってないよ。私の独断で、メンバーは選んでます」
「なら、いいんですけど」
「ゴチャゴチャ言わずに来いよ」
 チカに向けた手の甲の、その一本だけ立てた指を、リサはクイクイと曲げてみせた。生徒達が歓声を上げる。
 腰に両手を当てたチカは、鬱陶しげに荒い鼻息をついた。
「ま、戦力バランスってやつね。秋月、バスケ部だし。それに、私も見てみたいのよ」
 チカ指名の理由について、服部が付け加えた。
「大久保と、秋月のバスケ勝負」
 先日の球技大会、その一組対二組のバスケの試合で審判を務めたのが、この服部教諭である。
「先生!」
 ここで、長部が立ち上がった。
「あいよ?」
「なら、一組のチームのメンバーに、私を入れてください」
 またも、甲高い生徒達の歓声が上がった。
「彼女には、借りがあるんです。ここで返させてください。お願いします」
 やんややんやの喝采が巻き起こった。
「おっしゃ。悪い、小川。長部と交替したって」
「ありがとうございます!」
 やれやれ、というようにチカが天井を仰いだ。この展開には、リサも眼を丸くしていた。
「よしろくな。バスケ部」
 長部が手の甲で、リサの二の腕を叩いた。

「大久保、ひとつ約束しろ」
 センターサークルに立った長部は、ジャンプボールを争うチカに向かって、またも驚くべき言葉を口にした。
「この試合、こっちが勝ったら、お前にバスケ部に入ってもらう。文句はないよな」
 この要求は、チカばかりか、リサさえ唖然とさせた。無論、このドラマちックな成り行きに、ギャラリーは大喜びである。
 チカは再び、大きく鼻息をついた。

続く 7〜9

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特別公開版第0稿 2002.11.10
第1稿 2003.01.28