◆ 大きなおともだち向け くるくるりんね入門 ◆

■くるくるりんねってナンデスカ?

2002年4月から2003年3月に渡り、小学館の発行する児童向け学年誌「小学一年生」に連載された漫画です。
作者は「いわおか めめ」先生です。
表題ページも含め、毎月8ページずつ連載されていました。
全体を通して、運動おんちな主人公りんねちゃんが様々な出来事の中で、バトンを好きになって上達していく課程が描かれています。
玩具メーカー、タカラの商品である「トワールバトン」の販促用漫画として企画されたようで、4月号には、各種トワールバトンの紹介写真が載っています。
「小学一年生」という、大きなおともだちには一見無縁な(?)雑誌に連載されていたにもかかわらず、登場するキャラクターの絵柄や作品の雰囲気が、一部の人の琴線に触れるものがあった様で、ネットや口コミを介して広まっていったようです。
原作の絵柄が気になる方は、こちらのサイトで紹介されているので、チェックしてみて下さい。

■登場人物

◆りんね


運動おんちな事を気にしている小学一年生の女の子。
学校帰りに通りかかったバトン教室で、サユリン先生の華麗なバトンダンスを見たことがきっかけで、バトン教室に通うことになります。
性格は素直で頑張り屋さん。
気が弱いところがあり、素直な性格もあってか、ちあきにいじめられると、言葉通りに受け取り、落ち込むことが多いようです。
ですが、いじめられたことを根に持つことはなく、なつきのはげましと、持ち前の頑張り屋の性格で克服しています。
黄色い髪、碧眼、頭につけた大きな赤いリボンがポイントです。
りんね天翔では、プレイヤー、4面のボスとして登場します。

◆ちあき(フルネーム:おのでら ちあき)


3歳の頃からバトンを習っている小学一年生の女の子。
あこがれであるサユリン先生に可愛がられるりんねに嫉妬し、様々な意地悪をしますが、失敗に終わることが多いようです。
性格は気が強くて負けず嫌い。頑張り屋な所はりんねと変わりません。
紺色の髪、お団子頭、中華風(?)な衣装がポイントです。
りんね天翔では、プレイヤー、3面のボスとして登場します。

◆サユリン先生


レインボートワラーという肩書きを持つ、子供達のあこがれのトワラー。
りんねのバトンに対するポテンシャルを見いだし、自分が昔使っていたバトンをりんねにプレゼントし、何かと世話を焼くようになります。
りんね天翔では、5面のボスとして登場します。

◆なつき


りんねの親友である小学一年生の女の子。
性格は明るく友達思いな所があり、落ち込むりんねをいつも励ましています。
りんねがステージに出るときは、いつも応援に来ます。
はねた後ろ髪、微妙な男の子ことばがポイントです。
りんね天翔では、1面中ボス、4面ボス演出で登場します。

◆あいら


サユリン先生バックダンサーの一人。
サユリン先生のバックダンサーを選抜するオーディションで、りんね、ちあき、ここと共に選ばれました。
作品中、ほとんど台詞がなかったのですが、性格は明るそうに見受けられます。
ウェーブのかかった緑の髪、ドラゴンボールの一星球のような形の髪留めがポイントです。
りんね天翔では、1面ボスとして登場します。

◆ここ


サユリン先生バックダンサーの一人。
作品中、ほとんど台詞がなかったのですが、性格はおしとやかそうに見受けられます。
おジャ魔女どれみのあいこやコメットさんのような髪型と、いちご型の髪留めがポイントです。
りんね天翔では、2面ボスとして登場します。

◆さなえ


りんねと同じバトン教室に通う女の子。
バトンはあまり上手くないようで、失敗しますが、初めは上手くなかったりんねが上達していった姿を思い起こし、「がっつ」で頑張ります。
めがねっ娘なところがポイントです。
りんね天翔では、4面中ボスとして登場します。

◆おさげのクラスメイト


りんねと同じバトン教室に通う女の子。
りんねが初めてバトン教室に来たときに、ちあきを紹介しました。
2本のおさげ髪がポイントです。
りんね天翔では、2面中ボスとして登場します。

◆ショートカットのクラスメイト

りんねと同じバトン教室に通う女の子。
ToHeartの志保のような髪型がポイントです。
りんね天翔では、登場しません。

◆バトン教室の先生


りんねの通うパトン教室の先生。
女性の体育の先生の様な外見で、性格もさばさばしてそうです。
りんね天翔では、3面中ボスとして登場します。

◆りんねの担任の先生(?)

学校で、りんねに体育を教えていた先生。
りんね天翔では、登場しません。

◆オーディションの司会

サユリン先生バックダンサーオーディションで、司会を務めた女性。
大会の司会が天職のように見受けられます。
りんね天翔では、登場しません。

◆オーディションの審査員

サユリン先生バックダンサーオーディションで、審査員を務めた男性。
審査員というよりは、解説員に見えます。
りんね天翔では、登場しません。

◆ばとんけんきゅうじょのしょちょう


バトン教室でりんねのバトンダンスを見て感銘を受け、りんねが入手できなかった「ちびレインボートワラーコンテスト」の参加券を手渡した初老の人。
もじゃもじゃな髪とひげがポイントです。
りんね天翔では、5面中ボスとして登場します。

◆コンテストの審査員A

パーマのかかった頭をした男性の審査員。
結構濃い顔をしています。
むすっとしており、りんねには恐怖心を与えたようです。
りんね天翔では、登場しません。

◆コンテストの審査員B

着物を着て、三角眼鏡をかけた女性の審査員。
指には何個も指輪を付けています。
ざます言葉をしゃべるところがポイントです。
りんね天翔では、登場しません。

■ほんわかやさしい「くるくるりんね」の世界

「くるくるりんね」の魅力は、何と言っても、そのほんわかした世界観にあると思います。
お稽古ごとを題材にした作品ですから、とかく、少女漫画やスポ根もののようなトゲトゲしたノリになり易いと思うのですが、この作品では、いわおかめめ先生の作品の持つ独特の「やさしさ」が溢れており、心地よく読むことが出来ます。
これなら、「バトンをやってみたい」という子供もきっと現れたことでしょう。
そして、特筆すべきは、その「やさしさ」は子供に媚びたものではなく、自然な「やさしさ」であることです。
それは、ディック・ブルーナの児童向け絵本の持つ魅力に近いものがあると言えるかも知れません。
時折コマの片隅に登場する、うさぎや、火星人などの動物キャラクターが、作品の持つ「やさしさ」に花を添えています。

■大きなおともだちのもう一つの読み方

りんねちゃんは、うんどうおんちです。
とびばこをしっぱいしたり、バトンをうまくまわせずにこまったかおをします。
かなり萌えです。
ちあきちゃんは、いじわるです。
りんねちゃんにおおぜいのまえではじをかかせようとしたり、けがをしたてをおもいっきりにぎったりします。
かなり萌えです。
純粋な気持ち、よこしまな気持ちで、それぞれ違った楽しみ方が出来る、すばらしい作品であります。

■どうやったら読めるの?

現在の所、単行本への収録は行われていないため、「くるくるりんね」を読むには、「小学一年生」2002年4月号〜2003年3月号を何らかの形で手に入れるか借りるしかありません。
ネットオークションで出品されたものを落札するか、身内や知り合いから借りるなどの手が考えられますが、どれも色々な意味でリスクが高そうです。
一番確実なのは、国会図書館に行くことでしょう。
しかし、全冊を借りるのは相当な時間がかかりそうです。
また、こちらからごく一部ですが、バックナンバーを手に入れることも出来るようです。3月号の表題ページには、「くるくるりんね」に登場した全キャラクターが総登場しているので、買いかも知れません(?)。
いわおかめめ先生が「ちゃお」本誌に連載を持つようになれば、単行本に収録されることも十分考えられます。
その時が来るのを天に祈りながら待つことにしましょう。
こちらのサークルさんが、原作の構成のまま忠実に18禁化した(要するにバトンをナニに持ち替えているわけですな)同人誌を発行されているので、そちらをゲットして、雰囲気を楽しむのも手かも知れません。

■がんばる!いわおかめめ先生

「くるくるりんね」の作者である、いわおかめめ先生は2003/06/10現在、小学館の少女向け漫画雑誌「ちゃお」の読者投稿コーナーである、「とつげき!ちゃおTV」コーナーを担当されています。
それ以外では、ちゃお増刊号に作品を掲載されています。
いわおかめめ先生のメジャー誌でのデビューは、2001年ちゃお夏の増刊号になるのですが、それ以前は、さくまあきら氏の編集する投稿専門誌「チョコバナナ」に作品を投稿していらっしゃったようです。
しかし、なかなか採用してもらえず、苦労されたようですが、毎回相当量の葉書を描き続けるという不屈の根性で挑んでいらっしゃったそうです。
そして、「チョコバナナ」誌上で漫画を連載するという企画が立ち上がり、その時も何度かの苦労の末、やっと採用。
その後、一度も落とすことなく毎月描き続け、とうとうチョコバナナコミックス初の単行本「わるわ〜るど 1巻」を出版するという快挙を成し遂げます。
残念ながら、「チョコバナナ」誌自体が1998年9月に出た号を最後に廃刊になってしまったので、2巻が出ることはなかったのですが、単行本という結果を世の中に残せたのは大きいと思います。
その他、チョコバナナ時代には、桃太郎電鉄のゲーム中に出てくる2コマ漫画を担当されたこともあったようです。
その後もめげずに、ちゃおまんがスクールに作品を投稿し続け、とうとう「ちゃお増刊号」上でデビューを果たされ、現在に至ります。
ちゃお本誌に連載を持たれる日も近いかも知れません。
がんばれ!いわおかめめ先生!

■くるくるりんね公式ゲーム

既にご存じの方も多いかと思いますが、小学館謹製のくるくるりんねのゲームがあります。
その名も、「まねまねりんねちゃん」。
サユリン先生のバトンの動きをまねして、マウスで、右上、左上、左下、右下のいずれかをクリックしていきます。
わざと失敗してゲームオーバーになってみるのも一興です。
萌え〜。

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