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市民・ネットワーク・パーティ(民主党香川)

 一年のうちでもっとも勢いの盛んな季節を迎え、夏を思わせる日差しに驚かされる今日この頃ですが、お変わりなくご健勝のことと存じます。
 さて小生、コープかがわを昨年末に退任して以来、ここらあたりで一度立ち止まり、これまでの来し方を振り返りながら、しばらく無為のままに過ごさんと、自宅に引き篭もってきました。
 4月中旬からは、予備校で講師をして、とりあえずの糊口を凌ぎながら、腰を据えて行く末を考えようとしていた折も折り、坂出でミニコミ誌「横丁通信」発刊以来の友人、小田象三氏より「民主党香川を六月一日に設立したい。ついては代表を引き受けないか。」との誘いを受けました。5月の連休以後、設立委員のみなさんともお会いし、別紙のような思いもお伝えし、ご理解もいただけました。いわゆる「党」としてではなく、おおぜいの人たちの思いを繋ぐネットワークとしてたちあげることができれば、未来を開くこともあらんと、及ばずながら、その列に伍していこうとと決意しました。二十年来の「一人一人では弱い力でも、力を合わせれば、お互いの夢や願いをを実現し、世の中だって変えることもできる」との思いをここ香川の地から、発信を始めようと思います。
 そのスタートとして、裏面のご案内の通り、5月29日の夜、膝を突き合わせて、ご一緒に語り合えればと思っています。

市民・ネットワーク・パーティ(民主党香川)

「民主党香川」は新時代のローカルパーティたりうるか
過日、民主党香川の設立に参加せぬかとの誘いを受け、イメージだけで思いつくまま、後先を考えず、羅列してみた。
 ご批判、補強を請う。新しい酒は新しい革袋に盛れとの諺もあるが、これからの時代、一人一人の思いが反映され、生かされるような政治組織は可能なのか。あるとすれば、単一のイデオロギーや利益共同体ではなく、ネットワーク型の連帯組織に存するのではないかと、従前より、漠然と考えてきた。ここにその機会をあたえられるなら、ローカルの地で、その試みを始めようと思う。
 ひとりでは弱い存在でしかない人たちが、違いは違いとして許容しあいながら、お互いの夢や思いの実現に手を携えることができれば、必ず状況を変えることができるということを証明したいと思う。
 以下のような思いを抱きながら、その実現を新しいネットワーク(民主党香川)のひろがりの中に求めたいと思う。
 大河は変化をそのうちに貯えながら一度にその流れを変えることを信じながら。「今が『未来をつくる』ときである。なぜならば、まさに今、すべてのものが流動的であって、 不安定だからである。
今こそが、『行動』のときである。」 (P・F・ドラッカー)

目指したい姿

  • それぞれの夢を自らの責任と努力で実現しようとする人たちのネットワーク
  • ひとりではできないことが力を合わせることで可能になるネットワーク。
  • 理想を高く掲げながら、実践的に活動する人たちのネットワーク
    ・建前を本音に近づけるのではなく、本音を建前に近づける
  • 理(理想・理念など)と利(経済性など)の攻めぎあいのうえにたったバランス
  • 画一的な価値でなく、集まった人たちのそれぞれの思いをゼロベースで受け止め、大切にできるネットワーク。 ◇ 議論は相手の否定でなく、一緒に創りあげる姿勢
  • 不透明な状況の中で、立ち止まる(成り行きに任す)よりも、自ら道を選択し、進もうと決意した人たちのネットっワーク
  • 地方が変われば社会が変わる、女性が変われば地方(地域)が変わる、その始まりは自分が変わることから。

こんなことを言われたことは

  • それは理屈 → 理屈も立たない、説明もできないことをなくしたいのだ。
  • しても同じ → しなければ絶対に変わらない。ダメモトなら、今より、悪くはならない。 ダメモト精神(だめでもともと、うまくいけばよくなる)を大切に
  • 成果は上がるか→ 成果をすぐに求め過ぎることが、政治を歪めているのでは。一人一人の生き方 が大切であって、結果はついてくると信じるオプティミストたらん。
  • うまくいくか → 簡単にうまく行くなら、すでに実現している。但、状況はいつも同じはでない。 内も外も変わらないものはない。諦らめずにやる価値が、今あるかどうかだ そして、どうやるかだ。ゼロベースで検討できるかだ。
  • 関係ない → 現在が過去の反映であると同じく、未来は現在の努力を映し出すだろう
  • 今よければ → 自分自身の数十年後、子や孫には必ず関係する

旗印は 旗幟鮮明にするものは何か 参加するメンバーの厚みで決まっていく
 夢 (vision) 例; 個人が大切にされ、誰もが主人公となれ、生き生きと暮らせる社会
 目的(plan) 例; 民主主義の実現(分野 経済:行政:政治 ……… )
 価値観の共有(ideas・ethics) ・友愛・信頼・※公正・※自由・※平等
 理解 + 共感 → 一体感 ・自発・責任・自主
 ・協同・※民主的精神・相互連帯・建設性
未来に繋がることを始めよう
「我々は何もない、でも諦めるのはよそう」
「やむをえないとは決して思わない、人が作ったものは人が壊すことができる」
ひとりではできないことが、力を合わせることにより実現するということを確信する人たち
何かが先にあって集まるのではなく、自分の理想を実現したくて集まってくる人たち

ヒューマン・リソースの開発(human resourse)
一人一人の能力を大切にするネットワーク
個人の能力の発揮 ・柔組織の人材ネットワーク ・

◎ 自分たちが自分たちの責任で 自発・自主・継続が力
  それを支えるネットワーク mutual selfhelp
  発信し、受信する 智恵・経験
  支えかた 自分たちの問題として、自らの地で提起する
  様々な運動との関わりかた 支援でなく学び(共感から真似びへ)
  例; 市民オンブズ・豊島ネット

◎ 参加
  自らの解決を自らの参加なく傍観者として、他に委ねたとき衰退、腐敗、セクト化が始まる
  政党、労組、住民運動、消費者運動、学生運動
  参加とはかかわること 関わる、係わる、懸わる、繋わる、架かわる ×拘わる
  担うことだけがかかわるのではなく、それぞれの時期、関心によってかかわり方は変わる

  • 単一でなく雑多
    ヒエラルキーでなく 離合集散、輻湊多重構造
    様々な色が集まって、ひとつの色(イメージ)に
    点描であって、一色でない 和して同ぜず
    組織維持が目的となったとき、官僚化、保守化が始まる
  • 情報公開
    もっとも影響の大きいもっとも立遅れている分野
    まず、自らの情報公開から
    ex 予備選挙 候補者選考に市民の参加の模索も
  • 直感・匂い(それまでの自分《過去の総体》が下す識別する能力)に敏感に
    いい匂い、悪い臭い 慣れないことの大切さ 匂いはすぐに慣れる(過去になる)
    記憶づけること(判断…分析・論理づけ)で持続する
    素朴な なぜ、なぜ、なぜで突き止めよう
    主語のない言葉、自発・受け身に注意(責任の所在・因果関係を明らかにしない)
  • 優先順位 ◇判断基準 重大性・拡大性・緊急性 ◇実施基準 最大効果
    あれもこれもでなく、何から始めるか
    100%主義でなく、費用と効果のバランスを基礎に 前進・改善の積み重ね
    暮らしの不安定要因 平和・環境・高齢化 …

組織のあり方 市民のネットワーク

公約数でなくそれぞれのネットが重なり合い、支え合う
一致を前提でなく、お互いの交流により、共通部分の拡大を目指す
指導部、当事者でなく頼りになる相談者、応援者、… … …
議員後援会との関係(もたれあわない、自己撞着に陥らない)
相互に最大のサポーターたることを目指す
新しい姿
従来のいわゆる政党と全く異なるネットワーク型ローカルパーティとして、その性格をハッキリさせる。

  • ひとりひとりが思いの実現を目指して、自由に参加できる組織であり、自明のものとして選挙に取り組む組織ではない。選挙は目的を実現するための大きな手段。人と時宜を得た時に取り組む。
  • 中央"ナショナル"から支部"ローカル"ではない。それぞれが独立して、しかも有機的に結合
  • 各級議員はサポーターとしての役割、メンバーとしての役割をあわせ持つ
  • 地方議員の参加の仕方の検討 無所属のままの参加も可能にしては。
     (地方議会では、民主クラブ等、できるだけ統一した活動を追求、)
    議員との関係は身元保証の関係(公認、推薦、支持);当然のこととするのでなく、ネットワークが拡がることと本人の献身的な貢献で、結果的に支持が大きく拡がることをお互いに目指す
  • 個人(地方議員を含む)はローカルパーティ"民主党香川"に参加するも自らの基盤(ネットワーク)はそれに拘束されない。それぞれの運動目的を統合することもしない。むしろそれぞれの運動目的を全体に呼びかけたり、考えたりする場としてのネットワークの集合がある。
  • 代表のあり方の検討
    例:代表は市民(任期は3期6年等の制限も)。国政候補者は、顧問(最大の応援者・サポーターであり、その市民の党の要望を受けて、実現に努力する行動者)その間の協力関係や、実績を「市民の党」が判断して応援(公認、推薦、支持)を考え、決定する。当然の前提ではない。

運営原則 個の尊重 民主的精神

モラル 社会に対してロマンを忘れない楽観主義者
倫理的(道徳的)であろうと努力すること
公感覚を鈍らせない

人と人 ネットワークの結合

力の集中と分散 呼び込みと呼びかけ 交流の中心が必要 場所・人・情報
集まる場所(溜まり場) 事務所 インターネット
中心 県で一個所 あとは私塾型ネットワーク
香川県は日本一狭い どこからでも集まれる これを特性に
平日昼間 ※有識者中心
夜間 有職者中心
日祭日 全体で
中心県で一個所 あとは私塾型ネットワーク
常に全体に呼びかけ(掛け算)ながら、個別に力を貯えていく(足し算)
出身を問わない 今から始まる 過去ではなく あるのは現在と未来だけ
それぞれが、それぞれに自分の思いを呼びかけ 一色でないことが、なにより大切
こんな思いの人と一緒にこんなことを始めたいという呼びかけを
集まった人、集まって欲しい人に、内外に同時に発信することで始まる。
コンセプト(誰に、何を、どのようにして) 自分と相手の具体的な姿を明確に描く
商業における「業種から業態(フォーマット)へ」とされるのと同様な考え方が必要
時代の変化 自分が変わる 成功体験、経験が障害になる。「宋人、くいぜ株を守る」の喩え

誰が
ギルド → 楽市楽座
政治結社(イデオロギー・利益)、一族郎党(血縁) → クラブ活動型

誰に
特定客 → 不特定客
閉鎖型 → 開放型(ネットワーク)
例 × 誰にでも、あれもこれも 売れるものは何でも よろずや 高齢化と衰退
〇 30〜40代の主婦に、価格帯を絞って スーパーマーケット 子供から、お年寄りまで拡大

備考

※公正・※自由
公正(ルールの明示と違反に対するハッキリとした処置)を担保として自由が保たれる。公正のない規制(依らしむべし、知らしむべからず)や、自由は野放しとなる

※平等 個人の尊厳としての平等を言い、均一を意味しない。多様な個性の尊重がベース

※民主的精神
多数決主義(多数で決まったことは善)とは異なり、多数で決まったということは意見がまとまらなかったことをあらわす。情報の量と質は個々人の過去現在の環境や、関心により異なり、そのため、意見が異なっていることから、何よりも、説得、啓蒙をお互いに行い、つねによりよい合意を得ようとする努力が必要。決まったことは尊重することと、それが正しいことであることとは全く違うことの理解が前提。やるのも、見守るのも、行動では反対しないが、粘り強くその結論を変えるべく説得し続けるのも立派な態度。お互いに対する寛恕(思いやり、配慮)を根底に据える。あわせて、選択(加入、脱退や中止を含む)の自由のないところに強制がないことも銘記したい。一度選んだら変更中止できないものは民主主義ではない。(cf血の掟)民主主義は多様性を保証するもの、絶対の真はないというのが前提。少数者の意志を大切にして、その意思決定の中に組み入れていく過程

※有識者 識があって 職を持っていないもの 主婦や高齢者など昼間の方が集まりやすい人たちを差すためにここで便宜的に用いた。生活の本当の有識者(プロ)たるとの思いもあわせている

参考

 思いは、15年前に、坂出でミニコミ誌「横丁通信」を発刊、6年間にわたってかかわってきたことと重なる。当時の拙ない文章をそのまま抜粋する。「横丁通信」「ミニコミ」を『民主香川』に、「坂出」を『香川』あるいは『日本』に置き換えて読んでいただければ、よりご理解がいただけるのではと思う。

「横丁通信の願い」 1983年6月結成呼びかけ(前文)
☆ 横丁通信に集まり、語り合った人たちが手をつなぎ、輪を拡げていきましょう。
いま、一人一人のできることを合わせて、まちを変えていく力に。ひとつひとついま始められることから。
横丁通信はこんなことを願っています。
いろいろな世代がいろいろな方向から。しかし、「坂出を愛する気持ち」は一緒に

「横丁通信の歩み(5周年)」より抜粋 1989年新年の呼びかけより
☆ わがまちを「なんとかせねば」、ここから我々の活動は始まった。地域社会の中で、単なる豊かさでなく、充足感、安らぎを想像するために。おのおのの果たせる範囲と責任で、行動力をもって次代に胸をはって渡せる「わがまち」を溢れる友情と共に創り出そう。

☆ 様々な活動をとおして、市民と共に考え、一緒に行動する気風を育てたい。 …略… 幅広い視点を確立し、活動の裾野を拡げるためにもいろいろな人、様々な団体と接触を深め協力していきたい。まちの動きで共感できるものには何でも応援していきたい。

☆ 今までの組織は、タテの枠組みの中で、運営されてきました。私たちは横のつながり、いいかえれば、みんなが同じ立場で手を取りあえばどんな組織が運営でき、どんな仕事ができるのかを試していきたいと思います。

☆ 「繋げよう、まちと人と心とを」
立派な建設的な意見を持った方、深い文化、文化知識を身につけた人、社会に働きかけられる考えを持った人……と、さまざまな立場でもっと何かができるはずの可能性を有した人たちがたくさんいます。なのに、その人たちの力(影響)あらわれていません。それは、ちょうど「一言居士」が大勢いて、素直に手を取り合って、仲間もつくれず、互いに競い合い、傷つけあっているさまとよく似ています。
今求められているのは、「活性化」にあるに違いないがその前にまず大切な「人と人との信頼、協調関係」がどのようにすれば芽生えるのでしょうか。
これがまちが生まれ変わる第一条件になってくるのではないでしょうか。
森に群生している大木は、互いにその高さだけを競っているかのように、見えますが、大地の地面深く、どっしりと張った埋もれたその根を考えることが必要なのです。
その根が…まちへの思い…であり、共通の養分(まちづくり)を注いでこそ大きく成長していくのです。
 まちの樹を一本、二本と互いに手を取り合って繋げていくことが必要だと考えています。

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