1月22日「ドレキグラム」レポ
始めに。
このイベントは、NSC14期生同士のドレスとエレキグラムの2組のコンビが
行うユニットコントイベントです。最近わたしのツボにハマりまくりのこの2組。
ワチャBのドレスはともかく、エレグラは実力はあるのになかなかブレイクから
抜け出せない苦しい状況下ということもあって、応援の意味も込めて、
このイベントを見に来ました。しかも、席がA列5番・・・最前列ど真ん中。
わたしのA列デビューともなった、記念すべきイベントです。
オープニング
それまで流れていたBGMが大きくなり、幕が開くと、もう4人はそこにいました。
後藤くんが軍人のような格好をして、他の3人は白いTシャツ姿。
ナレーション「ナチスドイツの支配下、ヒットラー総督の独裁により、吉田美和以外の
人間は、全員殺されることが決定した」・・・吉田美和?
そして、コントが始まります。
後藤くんの尋問「お前は吉田美和か!?」
金重「(震える声で)は、はい、そうです・・・」
後藤「じゃあ、歌ってみろ」。
スタンドマイクに向かう金重くん。ドリカムの歌を歌います、が、緊張のためか上手く
歌えない。バァン!(射殺された)。こんな感じで天満くんも殺されてしまい、残るは岩尾くん。
後藤「お前は吉田美和か!?」
岩尾「こんばんは、吉田美和です。」
後藤「じゃあ、歌ってみろ」
岩尾くんは「決戦は金曜日」を・・・これが、ビブラートなんか効かせたりして、後藤くんを
感嘆させます・・・
「う、う、上手い・・・」
しかし、後藤くんはやっぱり岩尾くんを射殺してしまう。
「上手いけど、きっしょいねん!!」
そして、「ドレキグラム」の始まり。
VTR
「ドレス」「エレキグラム」や4人の名前の字幕VTR。パズルみたいに組み合わさった
りしたあと、最後に「ドレキグラム」の文字。
そのまま、ドラえもんのアニメのVTRが流れ、コントタイトル「どこでもドア」という文字
が出ます。どうやら、次のコントの内容に即したVTRが流れるようです。
「どこでもドア」
学校帰りの金重くんと天満くん。通学路の途中に、ピンク色をしたドアを見つけます。
ドアの上の部分には「どこでもドア」の表示・・・でも、このドアはチェーンがかかっていて、
ドアの外の景色は覗けるけれど、入ることのできないドア。
ふたりは、「ハワイに行きたい」「北海道に行きたい」と、いろんな景色を眺めて楽しんで
いるけれど、だんだん物足りなくなってきて、抽象的な場所を言ったり、わざと難しい注文
を出し、「ドアを試そう」とします。
「イヤらしいところに連れていって」と注文をすると、出てきたのがストリップ劇場だったので
「お前ベタすぎるわ!」「どれだけ古いねん!」とドアにツッコみ、
「世界で3番目に高い山に連れていってくれ」と言ったときは、(どの山か分からないドアが)
扉が開けないので怒ってみたり。
「2流芸能人のところに連れていって」と言って、出てきたのが「喜多嶋麻衣」だったときは
納得したり。最後は、「こんな、ドアにチェーンなんかかけやがって、チェーンかけたの
誰やねん!」と叫ぶと、ドアの隙間からドラえもんの手が・・・「ドラえもんかい!」
最初は普通のコントだったのですが、後半から、ふたりのしゃべり方が何故か漫才口調に。
金重くんにしろ天満くんにしろ、漫才をしているところを見たことがないし、それじゃなくても
ベテラン口調だったのが新鮮で、ニコニコしてしまいました。金重くん、やっさんみたいでした(^^)。
「童話」
「ある日、ひとりの男が、気に入ったTシャツを手に入れて、歩いていました」・・・。
天満くんが、白地に文字の入ったTシャツを掲げながら歩いています。
でも、転んでそのTシャツを、池の中に落としてしまいました。
すると中から神様(岩尾)が現れ・・・
「お前が落としたのは、このミチコロンドンのTシャツか?それとも、このケンゾーの
Tシャツか?」
正直に答える天満くん。正直者には、ミチコロンドンのTシャツをくれようとする神様。
でも、
「今どきそんなダサいの要らんわ!」と天満くんはイヤがります。神様が驚いて、
「えーっ、これめっちゃオシャレやーん」と、ちっとも納得できない様子・・・
次のシーンでは、後藤くんが歩いている。「このTシャツいまいちだけど、まぁいっか」。
やはりコケて池に落としてしまい・・・同じ質問をされます。
「ぼ、僕が落としたのは、そのミチコロンドンのTシャツです!」と後藤くんが思わず嘘を
付くと神様は
「そうやんなぁ!?これ、めっちゃオシャレやんなぁ!?」と嬉しそう。ふたりの会話は弾みます・・・
この時代錯誤なファッション感覚を逆手に取った会話がめっちゃ面白かった!
岩尾くんが神様で登場すると、それだけでも笑わざるを得ない雰囲気が漂っていたし・・・
天満くんや後藤くんがわざとらしくコケるところがほんとにわざとだということがよく見えたり、
最前列ならではの面白さもありました。
「パネルトーク」
トークがあるんだー、と、4人の話をとてもワクワクしながら聞いていました。
ひとつ目のテーマは「学生時代」。ドレスのふたりが大学で入っていたサークルは
「漫才研究会」だということが分かったり、後藤くんの出身高校は「山田高校」(吹田
にある高校ですねー)というので高校名を言うと冗談みたいに聞こえて困る、とか、
同じく後藤くんは予備校中退だとか、いろいろ新事実が分かって嬉しいテーマでした。
ただ、4人の雰囲気が何となくぎこちないのが気にはなりました・・・会話がちょっぴり、
台本を読んでいるように聞こえるときがあって・・・
それから、「お金の話」「趣味の話」と進んでいきます。岩尾くんは、携帯を持っている
のに公衆電話を使うとか、100万円あったら天満くんはNHK新人演芸コンクールのため
にスーツを作ったときにできた借金を返したい、金重くんはプリクラ手帳を持っている、
などのお話が聴けました
次にパネルをめくると、また、「趣味の話」というテーマが出てきました。
「スタッフが間違えたんや」
「ちゃんとしろや」
・・・しかし、またパネルをめくると、「yes-no枕」というパネル・・・
「じゃあこれで神経衰弱しようや」・・・とどんどん話が逸れていき、パネルには
「ティッシュ」(←「ワイドABCDE〜す」のコーナー「キャッシュかティッシュ」ヨリ)だとか、
「100ポイント」だとか、くまさんの似顔絵だとか、トークテーマとは関係のないモノ
ばかり出てきます。
「???」となる観客をよそに、
「くまさんチームだー、イェーイ!」「やったー、100ポイントGET〜!」
「じゃあ俺は500ポイントを・・・」と盛り上がる4人・・・。
・・・このトークコーナー自体、ネタだったんです。やられました。
だから、最初の雰囲気もぎこちなかったんだ。特にパネルをめくるときの会話は、
今思うとかなりわざとらしかったですし。
もちろんトークの内容は、本当のことだと思いますけれど、後半にこういう仕込みが
隠されていたから、失敗しちゃいけないと、ああいう雰囲気だったのでしょう。納得!
「中華料理」
中華料理店の扉に、張り紙を貼った映像。張り紙には、
「店長がSEXのことで頭がいっぱいなため、ただ今こみいった料理はできません」・・・
そして明転した舞台には、身もだえする岩尾くん(笑)。もう、全然落ち着きありません。
これが、「SEXのことで頭がいっぱいの店長」のようです。
「店長〜、エビのチリソースひとつ!」と店員から声がかかりますが、
「でけへんわ〜」。
店では「スイマセンねえ、今できないんですよ。なんせ、店長がSEXのことで頭が
いっぱいなもので・・・」という声が聞こえます。
・・・結局、この店は「店長がSEXのことで頭がいっぱいのため、閉店します」と
いう張り紙を残し、閉店してしまいました・・・
さっきからSEXと連発しているこの文章もどうかと思いますが(笑)、
なんとも感想の言いようがないネタです。面白かった・・・けど、苦笑も含まれてるし、
岩尾くんが店長役だから面白いし・・・不思議なネタ。
「演歌の花道」
着物を着た女役の岩尾くんが、自分の元から去ろうとする恋人(天満くん)に
取りすがるのですが、彼は何も言わず去っていってしまう・・・「あんたぁ!」と叫び、
そのまま曲紹介のナレーションが流れ、歌へ。というのがまず前振り。
チケット売場のカウンター(店員・金重)。さきほど登場した着物姿の岩尾くんが
チケットを買いに来ます。
「UAのチケットください」「スイマセンもう完売したんですよ」
「えー、立ち見とかもないんですか?」「立ち見も完売です」「じゃあ、当日並びます」
「当日は出ないんですよ」・・・悲しむ岩尾くん。そのまま歌へ。
「♪UAのチケット売り切れて〜」という歌詞の演歌を歌います。
場面は変わって、エレキグラムのふたりが舞台にいます。ネタの終わりのところ
をやっている感じ・・・で、ネタを終えると、「ありがとうございました〜」とドレスのふたり
がマイクを持って舞台へ。
「えっ、どこかで見たことある光景だけど・・・?」と思っていると、舞台の端には構成作家
の橋本さんがスケッチブックを持って客席を見回してる。
そう、ブレイクです!エレグラが、ドレスMCのブレイクに挑戦しているという設定・・・
対戦相手は、架空(たぶん)のコンビ「パイナップルサンド(NSC17期生)」。
橋本さんは会場を見渡して票を計算し、結果・・・「9対21でパイナップルサンドの勝ち〜」。
そしてそのままエレグラのふたりが歌います・・・
ハァ・・・(笑)。めっちゃ笑いました。なんて自虐的なんだ!とちょっぴり悲しくなった
りもしたのですが、それでも涙が出るほど笑いました。これほど、自分たちの状況を
揶揄したネタもなかなかないです。その冒険心だけでも感心しました。
後藤くんが、歌を歌いながら「これホンマやねんぞ!」と言っていたのも、泣けました(笑)。
「ビートたけし」
舞台上には、ビートたけしのパネルだけが置いてあります。そこへ、たけしの
モノマネの声だけ流れる・・・「コマネチ!」「ダンカン、このやろう!」と、
たけしお馴染みのモノマネ。
しかし、だんだんおかしくなって行く・・・「差別、このやろう!肌の色で判断するん
じゃねえこのやろう!」(笑・この笑の意味はまたあとのネタにて)に代表されるように
・・・客席がだんだん静かになってゆくと
「俺ひとりが考えたんじゃねえこのやろう!」
なんていうアドリブも入ったりして。
最初、誰がモノマネをしているのか分かりませんでした。「後藤くんぽいけど、
彼はそんなんするのか?」と自問自答したりして。でも、消去法で行くと後藤くん
しかいないのです。影マイクのその姿を想像したら、笑ってしまいました。
「焼きそばパン」
ある学校のお昼休み。後藤くんと金重くんが、岩尾くんに「焼きそばパンを
買ってこい」とパシりに使います。だけど、岩尾くんはなかなか帰ってこない。
やっと帰ってきて、渡された焼きそばパン・・・
「お前、これ、作ったのか!?」
・・・岩尾くんは、いったん家に帰って、焼きそばパンを作ってふたりに渡したのです。
「オレらは、買ってこいって言うたんや。なんで、作ってくんねん?」
と問いつめても、岩尾流の言い訳で、ちっとも要領を得なくてふたりをイライラさせます。
しかも、勇気を振り絞って食べてみたら、これが「普通に美味しいやん!」とさらに
イライラ(隠し味にカレー粉とふりかけなんか使ってあったりして)。
後藤くんと金重くんは、そんな行動をとる岩尾くんが分からなくなって、パニック
みたいになってしまう。そんなネタ・・・
このイベントに共通したものですが、いっぽん筋の通ったものはあるし、よくできて
いるし、個人的にはすごく好きなんだけど、なにか、不思議な雰囲気の漂うネタ
が多くて、感想を書くのに困ります・・・「面白かった」としか、言えないですー。
ドレスだけ、エレグラだけじゃなく、この4人だから出せる味だと思うので、
この「わけの分からない面白さ」を、是非大事にしていって欲しいです!
「芸能界生き残りゲーム」
4人でのゲームコーナー。「わあ、コーナーがあるのね!」と喜んだものの、
さっきのトークコーナーの前例があるので、慎重に(?)見ていました。
内容は、ドレスとエレキグラムも芸能人の端くれですから(でもお給料8000円)、
芸能界で勝ち残っていくために、いろんな一流芸能人に戦いを挑んでいこう、
という感じです。。
後藤くんと岩尾くんが司会のようになってパネルをめくってゆきます。
まずは、「安室奈美恵」。
後藤「新聞で読んだんだけど、子供を産んで、顔がふっくらしたと、話題になって
いた。でも、あれくらいでふっくらしたといえるのか?それなら、こっちは、もっと
ふっくらしようじゃないかと。顔を叩いて、安室よりも顔をはらせよう!」
ということで、天満くんが張り扇で顔を叩かれることに・・・
要は、後藤くんと岩尾くんが仕掛け人になって、金重くんと天満くんが罰ゲーム
をする、というコーナーなんですね。
「石橋貴明」の「電撃入籍」に対抗して「金重くんに低周波治療器で、貴さん以上の
<電撃>を体験してもらおう」
「中田英寿」の「オーバーヘッドキック」に対抗して、「ただのゆるま湯を熱湯と
見立てて、ふたりに<オーバーなリアクション>をしてもらおう」
「小室哲哉」の「プロデュース」に対抗して、「<プロポーズ>をしてもらおう
(ただし、事前にインタビューを録っておいた、天満くんのお父さんの、お母さん
へのプロポーズの言葉の再現)」
などなど。「オーバーなリアクション」のときのふたりの寒いリアクション、低周波治療器
で手が震えてしまい自分で治療器を外せなくなった金重くん、なども笑ったのですが、
やっぱりいちばん盛り上がったのがこれ。
「kinki
kids」の「全部抱きしめて」に対抗して、「ふたりに<お客さんを全員抱きしめて>
もらおう」・・・!
「できない数じゃないからな」(苦笑)と、岩尾くんと後藤くんは強引に勧めるし、
お客さんは期待しちゃうし(笑)、天満・金重コンビはめちゃめちゃ戸惑っていて、
とりあえず客席に降りてはみたものの、はしっこのお客さんにちょっと抱きついてみたり
したくらいで、なかなか(お客さんの)期待通りにはいきません(^^;。
そのうち、「以上、芸能界生き残りゲームでした!」と後藤・岩尾は舞台からハケて
いってしまったので、ふたりも慌てて帰っちゃいました。
うーん、残念!抱きしめられたかったのにぃ。
「現場検証」
場所は、男の子の部屋といった感じ。シートにくるまれた遺体らしきものが
転がっていて、刑事の後藤くん、おかん役の岩尾くんがいます。どうやら岩尾くん
の息子が殺されたらしい。ふたりが協力して、息子の部屋を現場検証してゆくと
意外な事実が・・・
実は彼は、吉本の若手で頑張ってた「ライス大」という漫才コンビだったのでした。
ネタ帳や、彼が出演していたオールザッツのビデオが見つかり、それを見ていく
うちに、後藤くんと岩尾くんは意気投合し、ネタについての論議を始め、終いには
聞き込みをしてきた刑事の天満くんを無視してまでネタ合わせを始める始末
(その中に、先ほどやった「ビートたけし」のネタが紛れ込んでいて、却下されて
いたのです・・・後藤くんの生モノマネ付きで・・・)。
ふたりが夢中になってネタ合わせをしていると、天満くんが犯人(金重くん)を捕ま
えてきます。そのうちに、天満くんがコントのメンバーに加えられ、それをひとりで
眺めている金重くんがネタの内容に口出ししてきて、とうとう4人でのコントが始まり、
「そしたら、この4人でイベントやろうや!」・・・
・・・これが、この「ドレキグラム」のイベント開催のきっかけになったということ・・・
そして、オープニングで流れた字幕VTRが流れ、END。
感心しちゃいました。このネタの前半部分は、後藤くんと岩尾くんふたりきりで
延々ネタを進めていっていたので、後半でこんな風に上手く落とす素振りもなくて、
よけい驚いてしまいました。こういうオチがなくても、充分面白いネタだったのに、
こんな伏線が隠されていたなんて、4人の構成力にほんと、感心でした。
エンディング
4人で並んで軽くトーク。「また機会があったらやりたいですね」という言葉は、
いいイベントのあとはいつ聞いても嬉しい言葉ですね。
感想。
なんと言うか、期待した通りの雰囲気を持ったイベントだったので、嬉しくて
仕方ありませんでした。最近ハマってきた2組なので、そんなになんでも知って
いるわけじゃないけれど、イメージを壊さないでいてくれたし、レポのしようがない
ような不思議で面白いネタは、わたしのツボにガンガン入ってきましたし。
特に、岩尾くんと後藤くんは、かなり前へ出てきていたということもあって、個人として
もとても印象に残っています・・・ずっと、こういうイベントが見られたらいいのにな。
2丁目がなくなっても、また「ドレキグラム」、やって欲しいです。