10月30日「モストのムチャ・リブレ」レポ
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1996年9月23日、メモを見ずとも不思議と憶えているこの日付が、モストデンジャラスコンビが初めてのソロイベント「悪魔の架け橋」を、2丁目劇場で開催した日でした。この日、わたしはなにか用事があって行けなったのを覚えています。あれから3年。「用事があって行けない」じゃなく、「これが大事な用事!」と、やっと開催されたモストのイベントに、やってきました。3年もあれば人は変わるけど、この3年のあいだわたしの変わったところといえば、ますます2丁目(base)を好きになったこと(あの頃だってたいがいだったのにね)くらいでしょうか。その分、モストのことを好きになったのは当たり前なのに、その底上げだけじゃなくもっと好きになったと思うんです・・・だから人生は楽しい。
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モストのふたりが手をうしろに組んで、舞台の両端に立っている。「国歌斉唄!」というアナウンスで流れてきたのは、今、我が国家を揺るがすあの曲・・・の替え歌!そんな不謹慎な歌を、上を向いてしみじみとうたいあげるモストのふたり・・・。 曲が終わると会場は暗転し、そして舞台上のモニターには、実に物哀しい音楽とともに、涙を流した能面の映像をバックにしたエンドロールが・・・えっもう終わり!?いくらモストとはいえ、イベント開始5分での終演には、唖然とするしかない、マジで。でも、エンドロールが終わるとほんとに客電がついて、「本日の『モストのムチャ・リブレ』は終了いたしました。お気をつけてお帰りください」なんていうアナウンスも流れてきた・・・モストならやりかねん、と思っていたら、アナウンスは「なお、このあと、モストデンジャラスコンビによるチャリティーイベント『モストのLike or Love』が行われます。このイベントの収益金は、恵まれない風俗嬢、のために寄付されます。」と続けた。爆笑。なんとも、モストらしいオープニング。
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「モストの『Like or Love』」レポ
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ヘンタイであるコバが、お馴染み東京大学村越周司教授に、ヘンタイでなくなるためのカウンセリングを受けるというネタ。牛乳瓶底眼鏡にサスペンダー姿でヘラヘラ笑っているコバの姿も、普段のカッコよさを忘れさせる気持ち悪さだけど、やっぱり「村越周司先生」は、見た目は何度も見て見慣れているはずなんだけど(金髪の長いカツラに白衣、タイツにハイヒール)、見た目もそーだししゃべりが怖いよね、このネタ、それが売りだろーけど(笑)。 この先生は、舞台袖に向かってわけの分からないことを怒鳴ってばっかり(ほんとにわけ分からないこと)。そう思ったらふたりともかなり気持ちが悪いということになりますね。もちろんカウンセリングもわけが分からなくて、ヘンタイくんも戸惑いまくり。ちなみに、村越周司先生は、男でも女でもない「両性具無」なんだそうです・・・。あー、のっけからモストの世界。堪能・・・?
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バックにアニメーション(アニメか?)が流れ、「タイヤキくん」の替え歌で、実写版ムラコシがちょろちょろ動いてる、っていう面白VTR。けっこう可愛いくせにやっぱり最低なムラコシくん。すごくよくできてました。
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わ〜、コバが陣くんのカッコしてるー!このネタは、コバ扮する、陣内ならぬ「陳内(ちんない)」が、(陣くんの持ちネタのひとつである)いたずら電話のネタのリハーサルを、音響の「村久保さん」(大久保さんのこと)とやろうとするものの、村久保さんがむちゃくちゃでキレる、って感じのネタでした。村久保さんは、陣くんのネタをめちゃめちゃにしちゃう・・・リハでよかったね、と言いたくなりました(笑)。でもなにより、陣くんをネタにしたということが嬉しかったです。同期の愛だねぇ・・・(^^)。 ちなみに、このイベントの最中は、会場やバルコニーをいろんな芸人さんがウロウロしてはったけど、このネタのときは、陣くんと松口くんがバルコニーにいて、笑い転げてました・・・!ステキだ。
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モストとサバンナのイベント「みゆき」のときにやっていた「八木・村越カウントダウン」と、ほぼ同じ形式のVTR。ただ今回の主人公はプロレスラー。「○○が飛行機乗る姿可愛いまであと10秒前。」とかそんな感じで、めちゃめちゃ面白かったです。プロレスのこと全然分からないんだけど、ほんとすっごい笑ってました。 実はこの企画(プロレスの面白ビデオ上映)って、前にハリガネのイベントで松口くんが何回かやってたんです。企画かぶっちゃうなんてさすが元コンビ!とちょっと感動しました。でも、内容の面白さは一緒やねんけど、見せ方としてはこのモストのイベントでの方が面白かった。ゴメンね松口くん(笑)。
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おんなじ名前(名字)の後輩がいるなぁ、と思い浮かべながら見ていたら、全然違うの出てきた(笑)。殺し屋のカッコをしたコバ(カッコいいねん・・・)が、エロ本屋に銃を持って仕事をしに行くコントです。とんちんかんな殺しの理由・・・でも、カッコいいねん(何回言うねん)。なんともレポしようのない、不思議な面白さのいっぱいつまったネタでした。レポしようもないのはこのイベント全体がそーなんだけどね(笑)。
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上記タイトルの映画の予告編としてのVTR。モストのふたりが、そう、コバだけじゃなくてムラコまでがカッコいいなんて・・・映像処理に驚きました(ウソウソ)。でも、目に見えるだけでもちょっとずつ、おかしな映像や字幕が挟まれてるんです。ムラコの映像と一緒に流れる「あたい・・・」って字幕はなんだったんだろー?(笑)。この映画は、来春ロードショーだそうです。絶対見に行こ(←?)。
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ナレーションで、「パラリンピック」に関する説明が流れて、そして、その模様を映し出すコントでした。 投てき競技っぽいかけ声とともに舞台袖から飛んできたのは、松葉杖・・・「松葉杖投げ」。 車椅子に乗ったムラコが後ろから押し出され、その車椅子の前をブルーム(ほうき)で掃いているコバ・・・「車椅子カーリング」。 同じく車椅子に乗ったムラコが、後ろにパラシュートをつけて舞台上をモーターの力ですごい勢いで走り去る・・・「車椅子ジェットレース」。 めちゃくちゃや!パラリンピックってこんなんちゃう!でもオモロイ・・・テレビでは絶対にできないネタ。そう考えると、モストってば、舞台でできるネタとできないネタをに使い分けてコンビでやっていくバランスをとっている、けっこう器用なコンビなのかもしれない・・・。
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芸人マイナス何冠王だかもう数えきれない、しかも「最低」なムラコが、芸人のなんたるかを学ぶべく、スミス夫人の灘儀さんのところへ弟子入りするというドキュメントVTR。灘儀さんていうのは、「芸人のなんたるか」を学ぶためには、ぴったりな人選ですよね。 ムラコは、灘儀さんに向かって「前々から、楽屋でミニコントとかする灘儀さんをうらやましいと思ってたんですよ」といつものように噛みながら言い、灘儀さん特有のリアクションなど習い、・・・どれもこれも、やる気のないことないこと。もちろんその予想はついていたんですが(笑)。灘儀さんもあきれながらもよくやめずに教えてくれたモンですね。・・・続く。
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ふたりの役どころは、AV男優!ある日、仕事終わりのマグナム(村越)が、チョコ(小林)に話をし出すところから始まるストーリィです。 まるきり「ゆず」そっくりの成りあがりストーリィで以てふたりは、3P専門のAV男優として、「AV界のゆず」の名をほしいままにしてきました(またの名を「AV界のスミス夫人」)。でも、マグナムは、ある理由で、AV界を去ってしまうのです・・・何年かのち、チョコの元にマグナムから手紙が届きます。ある場所にいる彼は、元気にしているようで、そして相変わらずで・・・とホノボノオチと思いきや、でございます、いつものことだけどね。 テーマがAVなんてものなのに、面白い面白い!「素直に笑えた」って意味では、この日いちばんでした!マグナム(ムラコ)が去るところでチョコ(コバ)が叫ぶ、「AV」という略語の意外な意味が、もーほんとツボだった・・・
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相変わらず、灘儀さんに呆れられながら、修行は続きます・・・灘儀風驚いたときの3点倒立とか、コケ方とか、やっぱり灘儀さんなので、体をめいっぱい使ったモノが多い・・・そして、あまりにぎこちないムラコ・・・。ムラコのやる気はどんどん失われていくように見えます・・・。 途中、村越くんは灘儀さんにトイレ休憩を申し出ます。仕方がないので待っている灘儀さん・・・でも、ムラコは20分経っても戻ってこないんです。そこへ、偶然にコバが通りかかりました。「どうですか?あいつの様子は」「いや、あいつアカンわ」なんてしゃべっているのですが、「いや、トイレ行く言うたまま戻ってこーへんねん」と灘儀さんに言われて、小林くんがトイレへムラコを探しにいくと・・・「カバンなくなってる!あいつ帰ってましたわ」だって!ついにムラコは、VTR撮りという仕事も放棄してしまいました。ムラコの最低っぷりがいかんなく発揮されたVTR。わたしたちが毎回予想している以上に、彼の最低っぷりにはほんと・・・感心せざるを得ない!だからこそ、モストデンジャラスコンビ。
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出囃しも何もあるわけじゃなく、コバがおもむろに舞台に出てきたので、なんだか笑っちゃいました。今からじゃんけん大会をして、勝った人にはゴーカプレゼント!なんだそうです。わープレゼントって何だろ?と思う気ももちろんあって、でもそれより、「コバが(コバと)ジャンケンする」という事実が妙にくすぐったくて・・・男らしい彼には、ジャンケンとかって似合わない気がしますもん。 さて、ジャンケンの結果の方は、コバと同じのを出したら残れるのは負けなのかのルールがコロコロ変わったこともあって、わたしは最後の10人ちょっとくらいに勝ち残ってしまいました。「微妙に残ってしまいました」っていうコバがおかしい。・・・でも、その次の勝負でわたしは負けてしまいました。 優勝した女の子に対するプレゼントは、「楽屋で、村越くんがその子のためだけにギャグ10連発をしてくれる」というもの・・・!いいなぁ・・・。 楽屋の様子が舞台上の大モニターに映し出されます。女の子は楽屋にちょこんと正座して、ムラコだけは声は聞こえるけれど姿が見えない状態で、ギャグ10連発!声だけで客席爆笑っていうのもあるし、楽屋で坐ってる女の子だけは笑ってるのもあるし、どちらもまったく笑えずもものもあるし・・・あー、やっぱり姿が見たい!その子のこと、めっちゃうらやましい・・・
ちなみに、舞台のセッティングに現れた進行の原口くん(元ブギウギズ)を指してコバは、「彼は、○○○○の息子です」と。○○○○にソ字4文字が入ります。オープニングのモストのネタと併せ、ネットなどで公表してしまうと、コバが消されてしまうと、コバ直々のお願いがあったので、伏せ字(^^)。あ、そうそう、公表した人も消されてしまうでしょう、怖いので、やっぱり伏せ字(笑)。
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コバが、楽屋みたいなところでお話をしている映像。そのお話は、彼が今まで寝た女性との、赤裸々なエピソード。こんな話をしていてもダンディでセクシーなコバってすごい・・・と、感心すべきはその部分ではなくて、おかしいのは、彼がその話を終えると、「AC〜」と、公共広告機構のCMのジングルが流れてくることでした、アハハ、コバってこのCMすきだよねぇ。昔、現「盆地で一位」の3人と組んでいて、コバがボーカルをしていたバンドの名前も、そこからとったんだもんね。 そして、次のコバのエッチ話のあとには、「AC〜」ならぬ「ムラコシ〜」っていうジングルが流れてきてました。このジングルの方が似合うよね。
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わ〜、大好きなネタ「モストデンジャラスラジオ」の続編やぁ〜。モストのふたりが深夜放送ラジオをするってだけの、シンプルなネタ。妙にかしわなどのお肉にこだわり、提供にはある共通点を持つふたつの国がなっていたり、流す曲なんかはもちろん一筋縄ではいかないし・・・これが、正統なモストワールドな気もします。こういうモストを見て、彼らを好きになったんだと、改めて知ったんだなぁ、なんて思いながら笑っていました。
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「モストデンジャラスラジオ2」が、「ではまた来週。さようなら〜」と終わってゆき、そのままふたりでエンディング。 「では、今日手伝ってくれた人を呼びましょか」とコバに言われ、この日の出演者はモストだけなのに一瞬「え、誰が来るの」と泳いだ目をしていたムラコ。「オレ、『ダイモンくん』のネタ思いついたとき、(あまりに素晴らしいネタを思いついたので)ゴメンって思った(のに客席の反応はイマイチだった)」と首をかしげるコバ。一仕事やり終えても、自然体な彼らがステキです。 次回の告知で、次のモストソロは12月25日「さようならモストデンジャラスコンビ モストの告別式」だそうです。次ももちろん行きますが、この意味深なタイトルは何〜?でも、いかにも意味ありげに告知するコバの表情を見て、たぶん「Dr.スランプ」の「さようならガッチャン」みたいなものなんだろうなと、勝手に想像して楽しんでいます。
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まさに、モストの「おもちゃ箱」。彼らが面白いと思うものが、いっぱいにつまって、あふれだしていました。この3年間、彼らは彼らのペースをきっちり守った上で、着々と、「今のモスト」を築きあげてきたように思います。わたしも、3年のあいだに、ここまでモストに夢中になるとは思いませんでした。baseができて、明らかに今までのペースとは違った波に、まきこまれていくのだと思います。でもね、彼らは「絶対」に、今彼らが持っている自分らしさを失わないと、これは不思議と何も考えずともわたしの心の中にあるから、心配はまったくしていません。 (1999.12.8記)
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