3月30日「六人の侍」レポ
始めに。
2丁目劇場も大詰め、残すところ1日となった、これが最後のアフターイベント。
このイベントは、ある意味、とても「2丁目らしい」イベントです。
出演は、シャンプーハット・小出水、次長課長・河本、満・諸岡、ドレス・岩尾、デモしかし・高山、
エレキグラム・後藤の6人。2丁目の中でも若手の方に属する6人による、コンビを超えた
ユニットイベント、ひとりがひとつのコントをプロデュースするという新しい試みです
(プロデューサーは自身のコントには出演しないというきまり)。
2丁目劇場っていう劇場は、「若手の実験場」としての位置づけも大きかったと思います。
これは、最後の「実験場」としての役割を果たそうとするイベントでもあったと思います。
オープニング
幕が開くと、真っ暗な中に、おそらく6人全員が立っている。
だんだん照明がつくと同時に、舞台の後ろの方からとてもまぶしいライトが照らし、
目つぶし状態・・・慣れてくると、6人の様子が見えてきます。・・・全員、白ブリーフ一丁でした(笑)
男らしく腕組みをして、いかにも「侍」っていう感じ。客席からは、歓声とも悲鳴ともつかない声が
上がっています。わたしはなんか、笑っちゃってました。
「野球部」
作・演出:高山カズ也
出演:諸岡立身、小出水直樹、後藤輝基、岩尾望
甲子園出場を目前にしながらライト・岩尾のエラーにより敗戦を喫した山田高校
(余談ですがこの高校名、後藤くんの出身高校です)。
彼のことを責める4番でエースの諸岡くん、岩尾くんをかばうマネージャの小出水直子(笑)、
そのケンカのようなやりとりに入り込んできた監督の後藤くん。
岩尾くんはいつものようにのらりくらりと諸岡くんの追求をかわし、このあたりはなんだか
ドレスワールドも残した高山くんの演出です。
岩尾くんに憧れていた女子マネージャの小出水直子の女装も、後藤監督の妙に高い声も
忘れられません。
ラスト、この予選の決勝で負けた相手の高校が不祥事で甲子園に出場できなくなり、
補欠として甲子園に出られる、バンザーイてな感じで終わります。
ちょっと、全体的にまとまりがなかったり、台詞の間が悪かったりというところは気には
なりました。演出なのかなんなのか。
とりあえず、高山くんのデモしかワールドと、このコントでは岩尾くんのドレス風のコント、
そんなのが混じり合ってすごく面白い雰囲気だったことはたしかです。
「浦島太郎」
作・演出:岩尾望
出演:諸岡立身、後藤輝基、河本準一
後藤くん扮する浦島太郎に助けられたていで、お礼に自宅に招待をするカメ(諸岡くん)。
家には、めちゃめちゃ愛想の悪い妻のヨネコ(河本くん)がいて、居心地の悪い浦島のやりとり
がまずあって、その浦島が次第に反撃に転じていく様子のコント。
浦島の態度の豹変ぶりが、コントと分かっていてもすごく真に迫っていて面白いー。
そして、あたふたしたあげくやっつけられるカメ一家。
やっつけられるといっても、カメなので「ひっくり返ったら負け」なのでした、
「あっ、ひっくり返ったらアカン!」と叫ぶ諸岡くんの声が未だに耳に残っています(笑)。
岩尾くん作のネタですが、ドレスにもこれに近いような雰囲気のネタはありましたよね。
「イヤミな笑い」なのでポカンとケラケラとは笑えないのですが、こういう笑いは好きだなぁ・・・
今考えると、ここにも伏線は張ってあったのかもしれませんね
(ドレス、エレキグラム解散、後藤・岩尾コンビ結成の・・・)。
「取材」
作・演出 : 小出水直樹
出演 : 河本準一、高山カズ也、岩尾望、諸岡立身、後藤輝基
5人全部が出演するネタは初めてですね。これは、「ピンク色の似合う芸能人を決める」
という趣旨の取材のコント。記者が後藤くん、「ピンクレディー」役に河本くんと高山くん、
「林家ペー・パー子」役に諸岡くんと岩尾くん・・・この2組の「対決」なわけです。
わたしはもー、諸岡くんと岩尾くんのペー・パー子が可笑しくて・・・。
特に岩尾くん・・・もともと、「彼自身のキャラ」が完全に確立されている岩尾くんなのに、
そこへこんなおかしな芸能人の真似事を加えたらもう・・・(^^)。
小出水くんの味とかそういう風なことは考えませんでした、シャンプーぽいとか
そういうのよりも、「このユニットとして」面白いなぁって感じていました。
見る人にこういう風に感じさせてきたということは、(もちろん3本目のネタだからという慣れ
もあると思いますが)イベントとしてはいいことなんじゃないでしょうか??
「科学戦隊ビ・エイブラン」
作・演出 : 後藤輝基
出演 : 岩尾望、諸岡立身、高山カズ也、小出水直樹、河本準一
「ビ・エイブラン」ってどういう意味でしょう・・・?「be able」とかそういうことかな?
(にしても意味は分かりません(^^;)。ヒーローものコントっていうのはけっこう分かりやすい
ベタなものになることが多いような気がしますが、このネタは果たして・・・?
ビ・エイブラン役の岩尾くん、「クモ男」が出現したということで出動して家を
なんとかいう(忘れた)カッコいい名前の車で出動しようとするのですが、
家の前に路上駐車してあって車が出せません、そこへ警官(諸岡くん)がやってきて
「なんとかしてください」「なんともならんなぁ」みたいなやりとりをしているうちに、
敵のクモ男、いや、雲男(アタマが雲でできているだけ。河本くんの役です)が
しびれを切らしてビ・エイブランのもとにやってきてしまう、というなんともおマヌケ、
あまりに日常的すぎるヒーローコント、というような内容です。
・・・たったしかに分かりやすいけど、ベタなのかもしれないけど、こういうの好きだぁ!
そして最後は、路上駐車の犯人のヤンキーカップル(高山、小出水)が
やってきてにらみ合い、字幕「次回、第27話・怪奇!路上駐車男」が出て幕。
やっぱり日常的な事件にしか巻き込まれないビ・エイブラン、ということなのでした。
「天使と悪魔と」
作・演出 : 諸岡立身
出演 : 河本準一、後藤輝基、小出水直樹、岩尾望、高山カズ也
これもタイトルからで分かるように、主人公(河本くん)の心の中に芽生えた葛藤を
天使と悪魔のやりとりにした、まぁよくある感じのコント。天使が小出水くん、悪魔が後藤くん
という配役もいちばんぴったり合ってる感じがします。
しかし、10万円の借金の不足分をパチンコで稼ぐかどうしようか悩んでいるあたりの
天使と悪魔のやりとりはまぁ普通なのですが・・・。
床屋(岩尾くん)とのやりとり、電車の中での竹内力(高山くん)とのやりとりあたりから、
河本くんを経由せず直接天使と悪魔のケンカみたいになっていき、
しかもみんな河本くんに向かって「居酒屋連れていって」と・・・。
結局、河本くんは関目(笑)の居酒屋にみんなを連れていっておごるハメになる、という、
このへんは普通じゃない「天使と悪魔コント」でした。
「見合い」
作・演出 : 河本準一
出演 : 岩尾望、小出水直樹、高山カズ也、諸岡立身
お見合いをすることになった岩尾くん。お見合い会場へ行くと、相手の女性(小出水)
とその父(高山)がいます。が、父は、そこへ一緒に現れたおっさん(諸岡)と岩尾くんとを
お見合いさせようとする、というコント。岩尾くんがなんとツッコミを担当しています・・・
しかも、ボケられる相手はもろっち、一筋縄ではいかないこのネタで・・・
もろっちのしつこいボケはいつも通りだから、岩尾くんの、のたーっとしたツッコミが何とも新鮮
だったのでした。なんども「そんなんちゃうねん」とあの言い方で言ったのが耳に残っています・・・
このネタ、ラストがどうなったのか忘れてしまいました。