5月9日「お笑い下剋上」レポ

 

始めに。

ゴールデンウィーク最後の日、わたしは、ずっと旅行と帰省をしていて、
この日の朝まで盛岡の実家にいました。実家の居心地がよく、このイベントの
チケットを持っていなかったらきっともっとしばらく実家にいたでしょう(^^;。
新幹線でいったん京都に帰ってチケットを持って、うめだ花月に向かいました。
昨秋の「シンドバットの血」シリーズ以来のうめだ花月となります。

このイベントは、近鉄小劇場などで行っている「お笑い戦国時代」を目指す芸人さん
のためのイベント、という位置づけでいいかと思います。戦国時代にも出られる
レギュラーメンバーのネタの他、「元・ブレイクメンバー」15組が戦国時代に出るための
オーディションを受ける、という形式のようです。この9日で2回目。
もちろんわたしにとっては、初めてとなりました。

前説:ブラックマヨネーズ

最近、前説っていったらビッキーズかブラマヨかしか見ないような気もします。
前説の重要性がとても上がったということもあるかと思いますが、この2組、前説だけで
とどめておくのはやはりもったいないような気がします。
だから、この2組は何回出てきても嬉しいのです。

吉田くんは相変わらず首に絆創膏を貼ったまま、なかなか治らないのね・・・(^^;
(でも治ってしまったらネタがひとつ減るからねぇ・・・)。
「少しはカオ、まともに見えますか!?」とお客さんに問いかけますが、その答えは
「うーん?」です。でも、いいのです、吉田くんはブツブツのカオのままで(おいおい)。
カップルで来ていたお客さんの男の子の方に「彼女(のこと)、愛してる?」なんて
問いかける小杉くんの口調もステキ(ちなみに小杉くん、わたしが前働いていた会社の
男の子に顔も声もそっくりなので、他人とは思えないのです)。
相変わらず、ブラマヨのお客いじり好きですー。
その他には「母の日どうした?」なんていう、お客さんとのやりとりが。

 

MC:シェイクダウン

出てきても、ゴトーさんは妙に静か。手にしたカンペを読みふけっています。
オープニングから変な感じ(^^)。ようやっとしゃべりだしたと思ったら、
久馬さんは「今日、母の日だ、っていう人!?」
なんて客席に問いかけたりしてました。「自分、(母の日に)なにかしたんかいな?」と
ゴトーさんに問いかけられ、

「俺オカンおれへん」(ゴトー「おるやないか!・・・心臓病のオカンが」←心臓病ってのはホントらしい・・・)

「オレは、母の日以外は全部なにかあげてるから。母の日だけはあげへん」

なんてボケる久馬さん。・・・シェイクって、MC向きじゃないかもね。
本当は、徹底してボケられから「ネタ」をずっとやっていたいんじゃないかしら?
芸歴8年、MCもずっとやっていただろうに、こんなことを考えてしまいました。

それから、ゴトーさんによるこのイベントの説明。カンペを、妙ぅに滑舌よく読み上げます。
オーディションでの、「合格音」「不合格音」を鳴らしてみせ、今日出場の15組は
100組の中から選ばれたんだと説明。そしてレギュラー出演コンビの紹介。

後藤「ルート33!」
久馬「あ〜、夫婦コンビ!」
後藤「違うやろー」 

後藤「LaLaLaー!」
久馬「おっ、吉本のカウス・ボタン!」
後藤「カウスボタンも吉本やないかい」

なんていうやりとりに笑いつつ、ネタへ。

 

ビッキーズ

漫才っ!最近のビッキーズ漫才は私服でやるんですね。そして、木部くんの
髪の毛はいつのまにやら(GAORAのとき見たけど)茶パツになっていて可愛らしい感じ。
「華」まで出てきたビッキーズ。もう無敵ですね。ネタは「今風になりたい」「背を伸ばしたい」
「整形したい」なんていう、須知くんのキャラを知っているならこのネタタイトルだけで
笑える感じの漫才。わりかし無表情でボケ続ける須知くんは、やっぱり「面白いお人形さん」
だなぁ・・・。
後半にはコント入りなんてしてみせて(漫才からコントへ、っていうの、ビッキーズでは
初めて見たんですー)、また新しいビッキーズの顔を見せてくれました。
ただちょっと、あまりにもテンポがよすぎて、笑う前に次のネタに行っちゃったりして、
もったいないなぁと思わせられる部分はありました。

市川塾

荒木くんがお父さん。娘の彼氏が、結婚を頼みにやってくるらしいので、
イライラしています。「絶対に結婚なんてさせへんからな」。
(関係ないんだけど、荒木くんのヅラがなんだか変で、気持ち悪いなぁ・・・)
そしてやってきた彼氏・・・めちゃめちゃ意外な人物です。ちなみに、ある有名な野球関係者
です・・・(だからわたしはめっちゃ可笑しかった)。荒木父はとても驚き、
しかしその人物はもっとめちゃめちゃな言動で荒木父をキレさせてしまいます。
市川塾で初めて観たロングコント(というか普通のサイズのコント)。
長いのもやればできんねや・・・面白かったですー。

ルート33。

漫才。もうそろそろ飽きてきた感のあるつかみのギャグ「33」ですが、
やはりウケは薄かったなー。前半は、堂土くんが、ソブリオの西尾くんのモノマネ
「アホ・・・ですね」「ない、ですね」をアドリブでやり(たぶんアドリブ)、
増田くんを笑わせたり、これもアドリブでいきなり歌を歌い出し、落とせなくなって
焦って結局カオ芸でごまかしたり、みたいな変なノリ。
それから、増田くんがシモネタを言い、「引くな!」と客席に向かって怒鳴る、というシーン
があったのですが、シモネタを言ってから「引くな」と言うまでまったく間がなかったので、
「引く『間』くらい与えてよ・・・」と思ってしまいました。後半やっと、いつものルートらしい
テンポのいいネタに。こんな日も、あるんかな・・・。

LaLaLa

タムケンの家に遊びに来ている大北くん・・・彼は、「ものすごくオープンな」マザコン
で、タムケンがほっておいたら延々とお母さんの話をしていて、っていうネタ。
「お前、25歳にもなって」っていうタムケンの台詞が連発されます。
同い年だから、「・・・にもなって」っていう台詞はちょっと耳に痛い(笑)。
大北くんの「おかしな人」ぶりが、とてもいい感じ。それに驚きあきれるタムケンも、
いい感じ。面白かったー。ほんと、最近のLaLaLa、好きだなぁ・・・。

MC:シェイクダウン

これから始まるオーディションの前に、ちょっとおしゃべり。
「電車の中で俺のスケジュール帳を見られたら、普通の人は変に思うやろやなぁ」
なんて言う久馬さん。そーだよね、手帳に「下剋上」だとか「戦国時代」だとか
書いてあったら、「何!?」ってなるもんね。
それから、2丁目がなくなって仕事が減ったのでバイトしなくちゃ、っていう話。
久馬さんは、バーでバイトしたいんだそうです。「えっ、バーテンダー!?」と驚くゴトーさん
・・・そりゃ驚くよね。それで、久馬さんはバーテンの真似をやってみせるのですが、
ドリンクをシェイカーからグラスに移さずにお客さんに渡してしまったりして、
素でゴトーさんにツッコまれていたのでした。
ちなみに、カクテルのシェイクと、シェイクダウンが、かかっているらしい・・・。

 

オーディション

前半に漫才の組、後半にコント組。持ち時間は2分。合格したコンビにだけ、
インタビューがあります。

まず1組目。名前は聞き取れませんでした。話は達者だけど、ツッコミが
わざとらしい感じ。(不合格)

2組目。「ディ・・・」なんとかっていうコンビ名に聞こえました。
ネタ、忘れてしまいました、ごめんなさい。(不合格)

ちゃわんむし:。久しぶりに見たー。やっぱり慣れてる感じ。しゃべりは文句なし。
あとはネタが練れていたらいい感じ。(不合格)

大阪市:名前はかねてから聞いていたものの、ネタは初めて見ました。
14期だというので期待していたのですが、漫才、まったく聞き取れませんでした・・・
まったくですよー。早口すぎる!(不合格)

青空:あらー、青空もオーディション組なのかぁ。須藤さん、ガラ悪すぎ!
でもそれが青空らしいいい味を出している感じ。ガンバレ!(不合格)

後藤・岩尾:・・・実は、実家に帰っているあいだ、お笑いのことがすっかり
アタマから抜けた状態で過ごしていました。このイベントでこのふたりが
デビューするかも知れないことも、すっかり忘れていました。
舞台袖から、後藤くんがカオを出したときも、「あれ、今日エレグラ出番あったんだ」
なんて思ったくらい。だけど、彼に続いて出てきたのが岩尾くんだと気づき・・・
一瞬、声が出ませんでした。もちろん、客席は大騒ぎ、フラッシュもすごい!
しかも、ふたりとも、もともと漫才をしているところをほとんど見たことがありません。
しかし、わたしが見とれているあいだにネタはどんどん進むのでした。
ボケは岩尾くん、後藤くんはツッコミにまわっていました。岩尾くんのボケは
馴染みがあるけど、後藤くんのツッコミって、不思議・・・
それが、漫才だからか正統派なツッコミで、彼のこれまでのキャラとは違う感じで、
すごく変な気分でした・・・ネタは「コンビ名どうする?」「電気屋にて」なんて感じのもの。
この通りのコンビ名になったら、やだな(笑)。(合格)

合格音が流れた瞬間、客席は歓声&大拍手。シェイクがインタビューをします。
ゴトーさんは、このふたりがコンビを組んだことも(たぶんエレグラが解散したことも)
この日まで知らなかったようで、ビックリしてました。
岩尾くん「すんげーみたいでしょ」だって(^^)。
それから、「後藤ってツッコミがふたりやな」なんて久馬さんに言われて、笑ってました。
後藤・岩尾のふたりはこの日が初舞台!
わたしは、とても記念すべきものを見たかも知れません・・・!

次からコント組です。

エグザミア:東北新幹線での車内販売のネタ。さっきまで乗っていた東北新幹線
だったので嬉しかったのですが、ネタはイマイチだったな。ベタな感じ。(不合格)

プラモデル:これも久しぶりー。「時代劇ニュース」というコント。いい目のつけどころ
だと思いました・・・もっと練れば、よくなりそう。(不合格)

パレード:初めて観ました。「大村さん(という女の子)に告白」といった感じのコント。
ちょっと、気持ちの悪いキャラ・・・面白かったけど、気持ち悪かった(笑)。

棟梁:地獄に堕ちたツッコミくんが目にした地獄は・・・っていう感じのネタ。
よくできてたなー。あとは台詞がこなれてきたら、もっといいのに。(不合格)

ゴルゴルゴ:「いたずら電話」みたいなネタ。ふたりとも黒いスーツを着て濃いカオを
している・・・なんか、東京芸人みたい、って思っちゃいました。テンポがすごくよかった。(合格)

インタビューです。シェイクのふたりは、彼らのことを何も知らないみたいで、
「何年目?」とか「何期生?」とかいろいろ訊いてくれました。わたしも知らなかったので、
ちょうどよかった。彼らは、(元ジャリの山下さんと同じ)摂南大出身で、卒業して2年目
なんだそうです。NSCではなく、「WCCLJr.」から受けていたオーディション組。
その他、バイトの話などしてました。なんか、普通やん(笑)。

君と僕:殺人事件の現場、その場でボケ続ける刑事、って感じのネタ。
ちょっとした小道具を、とてもよく使っていました。たった3文字があんなに可笑しいなんて。
間とかもとてもよかったし。よくできていました。(合格)

インタビュー。これも、初歩的な質問から。「何期生?」とかそんな感じ。
君と僕はその昔、吹田のイベントでシェイクと一緒になったことがあるんだそうです、
当然そんなことは覚えていないシェイクですが、イベントの存在だけは覚えてました。
それでちょっと盛り上がったりしてね。

レイザーラモン:「歌舞伎界のプリンスinフロリダ」っていうネタ。設定だけですごく
おかしー。これも、もちょっと暴れて欲しかったなって思うんですけど・・・
それは酷なこと?(合格)

インタビュー。今回、スーツじゃなくプロレスのコスチュームでネタに臨んだレイラモの
ふたり・・・その格好を見て後藤さん、「余興とかが入ってもこの格好で行くのか?」と、
ため息混じりに訊くと(笑)、「当然!」みたいな感じの出渕くん(でも彼のしゃべりを
文字にするのは難しい・・・)。レイザーラモンは、余興のことを「試合」って呼んでました。
しかし、シェイクのふたりは、レイザーラモンととっっても絡みにくそうでした・・・
ほんと、とっても(笑)。

 

エンディング

レギュラーメンバーと、オーディションで合格したコンビが舞台上にいます。
最初から、ソワソワした感じのタムケン。ゴトーさんが訊くと
「今日、母の日やろ。これから、嫁の実家に行かなあかんねん」
と時計を見たりしてソワソワ。・・・となると、みんなで、時間引き延ばし作戦ー。

荒木くんは、「えー、僕ら14期生、市川塾、後藤・岩尾、それから大阪市、
3組だけになっちゃったんで、これから24期に入り直します」

大北くんは「プライベートなことなんですけれど、あしたから中型免許取りにいきます」

住谷くんは「えー、じゃあ、これから、筋肉のメカニズムについて説明したいと思います・・・」

と、みんな、どーーでもいい告知ばっかり!タムケンはキレはじめ、その鉾先は
岩尾くんへ。

「ちょっと、服装、可愛いぶってるんちゃう?」
「オシャレするな!」
「コンビ名、カッコイイのつけようと思ってるんやろ!?」

・・・岩尾くんはちょっとヘコんだみたい(笑)。でもいちいち、

「えー、これ、なんばCITYで買ったんですよ?いいじゃないですか」
「えー、コンビ名『ロンリーチャップリン』とかカッコいいの付けようと思ってたのにー」

なんて、あの口調で言い返していました。

 

感想。

まさか、後藤くんと岩尾くんのコンビが見られるとはねぇ・・・。
下剋上そのものよりも、そのことにまずビックリ。そして感動。
ドレスもエレキグラムも、大好きなコンビでした。
そのコンビから飛び出し、新しく組んだふたり。もちろん、大好きなふたりです。
もう絶対、頑張って欲しい。大成して欲しい。
その、第一歩を踏み出した、記念すべき日が、5月9日になるかも知れませんね。

レギュラーメンバーのネタは、G.W.に「戦国時代」に行かなかったので、
わたしとしては全ては初めて観るネタだったので、とても楽しませてもらいました。
オーディションも、「ワチャチャブレイク」とは違って、このイベントに出られること自体
オーディションをくぐり抜けてきているので、さすが厳選されている感じでよかったです。
出てくるコンビ、とても真剣なのが感じ取れました。合格したコンビはもちろんのこと、
不合格のコンビでも、充分面白いコンビが居ました。このイベントのレベルの高さを
表していると思います。

 

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