6月10日「みのながに首ったけ」レポ

 

始めに。

 

あれは、たむけんツアーの日の朝だから、3月24日のことでした。続けてふたつの悪い夢を見て、わたしは目を覚ましました。ひとつは、自分の住んでる街に戦争が起きて、というようなもの。そしてもうひとつが、「みのながが解散する」という悪夢。

起きたとき、どうしようもなく嫌な気分で、でも、「きっとモストの解散のせいに違いない」と自分に言い聞かせた。口に出すのもイヤで、その日ツアーに行って、友達に「今日悪い夢ふたつも見てん」と愚痴を言いはしたものの、その夢の内容がみのなが解散であることは言えなかった。でも、「悪い夢は口に出しておけば正夢にはならない」ということを聞いたことがある。ここで、友達にしゃべっておけばよかったのかもしれないと、今でも考えてしまう。

 

しばらくそのことを忘れていて、久しぶりに頭をよぎったのは、ファンクラブから自宅に郵送されてきた、夏の大阪城ホールのイベントのチラシを見たとき。なんでみのながの名前がないの?まさか・・・ね。モスト解散のショックから立ち直れてるとは言い難いのに、こんな立て続けになんて耐えられない。プリントミスとか、ダブルブッキングとかだよね。でなきゃ、G☆MEN’Sみたいに遠くへ行っちゃうだけだ。いなくなるわけじゃない。また自分に言い聞かせる。6月10日にソロあるけど、そのあともみのながの名前は出番表に載ってるし。しかも、6月10日はわたしツアーに行くからみのなが行けないよ、とも。でも、しばらくは気になって、みのなが情報が多そうな掲示板をいつもよりマメにチェックしたりしていた。もしも変に噂が立つようだったら、ツアーをキャンセルしてみのながに行く心づもりもできていた。

そして、愕然としたのが、5月28日の夜。わたしも入るつもりでいたけれど、都合でやめたスーパーベースライブで、みのながが解散宣言をしたという書き込みを見た。

その翌日、ツアーはキャンセル。同じ日に、みのながのチケットを買う。メールなどでいろんな人に教えてもらったけれど、でも、自分で見たわけじゃない。「解散」という言葉も出していなかったらしい。グランドスラムでみのながを見たけど、そこでも何も言ってなかった。まだ少し悪あがきしてる。そんな日々が続きました。

でも、「みのながに首ったけ」の前日、岡山の劇場で出番があったみのながが「解散してやめる」と告知していたと、人づてに聞く。

 

覚悟が決まったような、まだふらふらしているような、おかしな気分で迎えた、6月10日・土曜日。モストのときと同じ、雨が降りそうな空でした。 

 

baseに着いたら、ファン有志のかたたちが、みのながに贈るメッセージを集めていました。baseの上でも、劇場入口でも、いっぱいの人がそれに協力してた。こんなに素敵なファンにかこまれてるのに、勝手に去っていくつもり?と、嬉しかったけど、また悲しい気持ちになった。 

劇場に入ると、ファンの人が配ってくれたアンコール用のクラッカーと一緒に、構成作家さんからひとりひとりに封筒が手渡された。「お願い!指示があるまで開封厳禁!」って書いてある。どこかで見たことあるコトバ・・・あ、「ビガー」のときだ。あのときは、美濃VSお客さんでやるお芝居の台本が入っていたんだっけ。またみのながの想い出を思い出す。今日も、何か企画をやるのかな?

舞台には、白いカーテンが全面に張られてた。すっぽり舞台を覆い隠すような感じ。客席はいっぱいだけど、通路に立ち見で、若い男の子がいっぱいいる。なんかNSC生にも見えるなぁ、と思ったり。

入場のときにもらったアンケートには、「イベントの感想」なんていう普通の項目の他に、「みのながの想い出を書いてください」「みのながのふたりへ、最後のメッセージをお願いします」という項目があった。それを見ただけで泣きそうになった。ちょっとだけ気を取り直して、思い出せるだけの想い出を書き連ねておく。いっぱいありすぎるけど、みのながとの出逢いの頃のことを中心に・・・。いちばん最初に書いてしまったのが、「すんげー」で95年8月に放送された「夏を抱きしめて」という、美濃・大北・高僧のユニットコントだったのは、あのバカバカしくて大すきだったネタのことを思い出してちょっと自分で笑ってしまったけれど。

 

開演時間はだいぶおしていた。この期に及んで、「始まらなければ終わらないのに」なんて考えてしまう。6時半を10分以上過ぎて、イベントは始まりました。

 

 

オープニング

カッコいい音楽と一緒に、白いカーテンの向こうから照明が射す。センターマイク、そしてシルエットだけで登場のみのなが。シルエットだけでも、タキシードにハットという格好でキメているのが分かる。歓声が起こる。幕が開いて、漫才が始まるんだ、と思ったそのとき、舞台の照明が落ちる。カーテンが開け放たれ、誰も居ない舞台。笑いとともに、「えっ?」と客席がどよめく。そして、お客さんの視線は、劇場後ろに向けられていた。舞台向かって左端に座っていたわたしから見えたのは、数人の男にかつがれて登場の、長岡くん!向こうには同じようにみのくんの姿も。そして、通路を陣取っていた若い男の子達が急に1列に並んで四つん這いになった。その上をえらそうに歩くみのながのふたり(笑)。男の子達からは「みーのなが!みーのなが!」とみのながコール、舞台にはチアリーダーなんかも登場して、まさに「みのながに首ったけ」状態(笑)。なななんだ、このオープニングは!すっかり悲しい気持ちが吹き飛んだ、華やかすぎるオープニングでした。

 

VTR

古い映画みたいな処理をかけた、すごくカッコよくて可愛いみのながの映像。時折、黒いバックに字幕が挟まる。これも映画みたい。素敵すぎて釘付けになる。

漫才

私服で出てくるふたり。「まぁ、今まで長いことやってきましたけどね」と、過去形で話すみのくんを見るのがちょっと辛かった。だけど、この漫才は本当に見ものでした(^^)。「いろいろやってきたけど、やってみたいことがあんねん」と無邪気な顔で話す長岡くん。
「ボケがやりたい!」。
「今までツッコんでばっかりやったやん?」と言う長岡くんに対し、「そ、そうかな??」と首を傾げるみのくんに共感して大笑い。
「じゃあ、『ながみの』になります」
と、出囃子・登場シーンからやり直し、立ち位置も変えての、「ボケツッコミ逆転漫才」。

ネタは、元々のみのながのネタ、「デートネタ(ゲーセン編)」でした。忠実に、みのくんのボケの台詞を再現する長岡くん・・・なんでこんなに笑えるんだろう?みのくんのツッコミには全然違和感がないのに。マリオになりきって舞台を走り回り、みのくんにぶつかって小さくなって「きのこにぶつかった!」って言うところなんて、ぶつかる相手が長岡くんだから成立してたボケだったのに(笑)。暴れ回る長岡くんを見て大笑い。みのくんってパワフルやねんな、とこんなときに感心したりしてる。でも、嬉しそうな長岡くんの顔がいちばん嬉しかった。みのくんは可笑しそうな顔をしてるしさ。それにしても、いろんな意味で面白かった。やっぱり長岡くんは、いくら天然でもツッコミに限るのね。

 

VTR

池みたいなところで、釣りをしているみのながのふたり。やっぱり字幕で、「暇やな」「歌でも歌おうかな」と、長岡くんの迷惑そうな顔も省みず「すとっぷざ・しーずんいんざさ〜ん」と歌うみのくん。「魚が逃げる」と制止する長岡くん。それでもみのくんは「歌いたいなぁ」「歌いたいなぁ」とつぶやき続ける。「歌いたいなぁ・・・桜坂」。

歌のコーナー

椅子や譜面台、マイクがセッティングされ、歓声が起きる。みのくんの歌のコーナーや!みのくん登場で、歓声はさらに大きくなる。こんなにキャーとか言われる人だったっけ?ってちょっと笑ってしまった。

ギターを構えて弾き出すけれど、何故か「桜坂」のカラオケの音も一緒に流れてる。ギター要らないやん(笑)。うん、みのくんは歌だけでも充分だからね。実際、みのくんの歌は聴き惚れる。歌っている姿も惚れ惚れして眺めてしまう。でもたぶん自分でもこの姿カッコいいって思ってるんだろうなぁ、と、ナルシスト美濃の姿を見守る。わたしはいっかいだけ、ツアーでの賞品で、この姿をひとり占めしたことがあったなぁ、と、またみのながの想い出を振り返っていた。

と、そんなしみじみした気分は途中まで。本当にいい声で、心に響く声で歌を歌うみのくんの後ろから、ブリーフ一丁の男たちが、手に桜の枝を持ってツツツーと歩いてくる。その数、10人程度?そして、そのいちばんうしろを走ってるのは長岡くん(笑)。何してんねん(笑)。構わず歌い続けるみのくんの周りを2周したあと、男たちは去りました。そしてまたしばらくして、今度はひとりだけが、ブリーフを半分ずらした格好で、やっぱり桜の枝を振りながら、みのくんの周りを舞い始めた・・・長岡くん(笑)。長岡くんは、みのくんが歌を終えるちょっと前に、舞台からハケていきました。

歌を終え、ガックリとうなだれながら帰るみのくんの姿にみんなで爆笑しました。

 

VTR

河原で、フリスビーをするみのながのふたり。晴れた空にその姿がよく似合う。ふと、みのくんが言い出します。「犬フリスビーしよう」と字幕で。次の画面では、犬の着ぐるみを着たみのくん。長岡くんが投げたフリスビーを、犬みたいに拾って帰ってくる、っていうのをやるみたい。「罰ゲームやんけ」と長岡くん。「いいなぁ・・・あんなの、やってみたいなぁ」と長岡くんは憧れの表情・・・

罰ゲーム

今まで、ボケの人たちが受ける罰ゲームを「ほんとに痛いの?」「ほんとに熱いの?」と言い続けてきた長岡くんのためのコーナー。「あんなの痛いわけないやろー」と未だに言い放つ長岡くんに、みのくんが「何言うてんねんツッコマーズ」、そしてさらに長岡くんが「なんやボケーズ」と返したところ、そーいや5年前、2丁目の野球大会で「ボケーズ」「ツッコマーズ」に分かれて試合してたなぁって思い出したり。Tシャツにジャージ姿のみのなが、舞台には青いビニールシートが敷かれ、みのながのイベントらしからぬ物々しい雰囲気(^^;

まずは「ケツバットフルスイング」。それを聞いて何故か「ヤッター!」と喜ぶ長岡くん。ホンマにやってみたかったみたい。「普通、そんなリアクションとらない・・・」と呆れてるみのくんも可笑しい。しかし、フルスイングしてくれる人はこちら、と出てきたゲストを見て、ちょっとかたまる長岡くん。背は低いけどものすごく胸板の厚い、マッチョの黒人だったからです。陽気な黒人は、スイングの練習をしたりして、どんどん長岡くんを怯えさせてる。それでも、まだまだ大丈夫、みたいな顔をしてた長岡くんは、一発目ケツバットをくらって、声も出さずに前へ倒れてました。リアクションゼロ(笑)。でも、そのスイングでは「ファールだった」ということで、みのくん有無を言わさずもういっぱつ要求。ものすごくいい音がしてた(^^)。細い長岡くんの体、それから腰、大丈夫かな?そして、長岡くんは、「ホンマに痛かった」ということが分かったようでした。

でもまだ続く。次は「熱々おでん」。これも、「よっしゃ!」と嬉しそうな長岡大祐(笑)。熱いわけないやん、と、学習能力のない様子(^^)。早速舞台には、金属のお鍋に入ったおでんが運び込まれる。まず大根を、普通に紙のお皿に載せて食べ始める・・・もちろん、みのくんはそれを思い切り口に押し込んだり、おでんのつゆを長岡くんにかけたり。「熱!!」と、今度はちゃんとしたリアクション。だってホンマに熱そうやねんもん、容赦なくおでんのつゆをかけまくるみのくん、逃げる長岡くん。ほんと、みのながらしくない光景だけど、なんて楽しそうなのー。

最後は「パイ投げ」。これは長岡くん、マジで喜んでるみたい(^^)。「これこれ!」ってほんと嬉しそう。鼻に詰まったクリームを息で出す仕草をしながら、「これがやりたい」とも。白いパイが4つ、舞台に運ばれてくる。罰ゲームということで、「僕は悪いことしました、ゴメンナサイ!」って謝ってみせたりしてる。みのくんも嬉しそうに、ちょっとフェイントかましながら、ひとつ目のパイを長岡くんの顔へ。真っ白で表情は読みとれないけど、とりあえず憧れの「鼻に詰まったのを出す」仕草を、そんなに詰まってもいないくせにやってた。目を開けても全然目が見えない様子を「視界がメルヘンやわー!」と評していたそのコトバにも笑った。はしゃぎまくる長岡くんは、もうひとつとみのくんにねだり、しまいにはみのくんもパイを被り、舞台には白い人ふたり。ふたりとも、罰ゲーム受けてなんでこんなに嬉しそうやねん。

 

みのながって、罰ゲームとかを積極的にやるキャラクターじゃなかった。シモネタなんかも言っているのをあんまり見ないし、長岡くんとかが言ったとしてもなんだか可愛いし。そういう意味で、すごく「品がある」コンビだったな、って思います。今までそういうことに気づかなかったんだけどね。今になって気づくなんて。そして、そういうところも好きだったんだって。

 

VTR

薄暗い、雰囲気のあるプールバー。ビリヤードをするみのながのふたり。そこには、トーナメント表が貼ってある。いろんな出場者を倒して、決勝まで勝ち上がったのは、美濃、長岡のふたり。字幕「初めての対決やな」。

初対決のコーナー

顔を洗ってサッパリしたみのながふたり。「対決するの初めてですね」「いや、呼び出しとかでやってましたやん」という間抜けなやりとりのあと、「対決ということで、仕切りの達人のこの人をお呼びしています」と、みのくんからコールが。あっ、もしかして・・・?「たむらけんじくんです!」と思った通り!嬉しかった・・・ひとり足りないけど、ロクサイを思い出す。みのながといえばLaLaLa、LaLaLaといえばみのながやった。うん、仲良し11期生をあらわす、いちばん顕著なコンビ2組だったもの。だから、たむけんの登場は嬉しかった。みのながのライブを飾るにはもってこいの人。

容赦なく場を仕切っていくたむけん。まず最初の対決は、モノマネ対決!とコール。それを聞いて、みのくんが、「うわー!イヤやーーーーー!」と、異様に嫌がっていた。尋常じゃない嫌がりかた。そうか、なんでもできるって思ってたみのくんだけど、モノマネしてるところは見たことなかった・・・ものすごく、苦手なんだそうです。そんな嫌がったりするみのくんの姿、あんまり見たことなかっただけにちょっと嬉しかったり(^^;

箱に入ったお題をたむけんがひいて、当たったものをやる形式。
まずはみのくん「J−WALK」。バンド??と首を傾げながら、ボーカル・ギター・ドラムなど全てのパートをやってみせてた。でも全員が歌ってた(笑)。似てるか似てないかのレベルではなかったです(笑)。
次、長岡くんは「瀬川瑛子」。頑張って声を作ってて、けっこう似てた。みんなも感心してた。
次、みのくんが引いたのは「田原俊彦」。これってたむけんの十八番やん!とみんな思ったと思います。やっぱり似てないみのくんを差し置いて、たむけんのトシちゃんショーになったときは嬉しかった!「ごめんよ、涙」が生で見られるなんてー。
長岡くんの「立松和平」はかなり面白かったー(東京湾の水中をレポートする様子のモノマネ)。
あと、みのくんの「尾崎豊」は普通に歌上手くて、さっきのコーナーみたいに見惚れてしまいました。でも判定はアウトだった、たむけん、尾崎には厳しい(たむけんもお前やれ、って言われてたけど、「イントレがないとやらない」って言ってた・・・どんだけテンション上げるねん(^^;)。

最終判定はたむけんが。ここは長岡くんの勝ち!

 

次の対決は「お絵かき対決」。長岡くんが絵が下手なことは重々承知しています(笑)、みのくんだってたいがいなことも知ってます。そんなわけで、すごく面白そうだわ。

まずはお題「アラレちゃん」。わたしもみのながばりにまったく絵が描けないからよく分かる。大好きなキャラクターだけど、どう描いていいのやら。フリップに一生懸命描いてるふたり。長岡くんは自分の絵に満足げ(笑)。そしてオープンとなりました。ドン。
長岡くんの絵を見て「ああ、上手い上手い」と素で言うみのくんに驚愕(笑)、ど・どこが・・・?なんでメガネが四角なん??そしてみのくんの絵も、長岡くんを上手いと言うだけのことはありました。うーん、もちょっとマシかと思ってたのに〜(^^;

次のテーマ「スヌーピーとウッドストック」。これも大好きなキャラだけど・・・と、わたしは自分のポーチに描いてあるスヌーピーとウッドストックを確認したりしてました。ふたりの絵をオープンする前に、正解の絵が出されるのですが、そのときの長岡くんの台詞にビックリ。「ウッドストックってあれかよー」。分かってなかったんかい・・・。
そして、長岡くんの絵を見てみると、ウッドストックが分からなかったので、よくある丸と線だけの人間の絵を点線で描いたものを、犬(と思われる)絵の隣に置いているのでした。みのくんのもやっぱりたいがいでした。たむけんはそんなふたりを見ながら、「昔、イベントでTシャツ作ろうってなったとき、みのながのがあんまりひどいから、相方と真剣に相談してん。『あいつらの意見も少しは採り入れたらなアカンよな・・・』って」だって。気使わせて悪かった、と、今さらみのながは謝っていました(^^)。そして、長岡くんの絵を下げながら「これいっぺん二科展に出してみる」だそうです(笑)。

最後のテーマは「ルパンと不二子ちゃん」。
みのくんがルパン、長岡くんが不二子ちゃんを描くことに。髪の毛がまばらにしか生えてないルパン・・・。手がドラえもんみたいに丸いわ、ピストルは自分に向けて撃ってるわ、上半身服を着ているのか来ていないのかすら不明だわ、な不二子ちゃん・・・。どっちも、最高でした・・・最高?

甲乙付けがたい名(迷)勝負でしたが、この対決はみのくんの勝ち!

 

最後の対決は「ギャグ対決」でした。なるほど、どれもみのなががあまり採り入れてこなかったことばかりをやらせているわけですね。新鮮な姿が見られるのは、とっても嬉しいことです。

1分間時間が与えられるので、自由にギャグをしてよい。連発でもいいし、一発必殺でもよい、とのことです。
まずは長岡くんから。最初の50秒、会場はほとんど失笑・・・ただ、最後にやった「サメが出たぞー」という「ジョーズギャグ」がたむけんの心をとらえたようです(笑)。
対するみのくんは、最初こそ「んっ?」って感じだったものの、後半はさすがセンスを見せつけてくれた、って感じですごく面白かったです。ギャグもできるんやん・・・。

 

たむけんによる総合判定は、2対1でみのくんの勝利でした!
この日になって初めて見たみのながの新しい顔・・・新鮮で、すごく楽しかった。いっぱい笑った。なのに、今日で最後なん・・・?

 

VTR

あるお店。ゲーム機が置いてある。パチンコのような、ピンボールのような。懐かしそうに触るみのながのふたり。字幕で「昔、よくこんなんやったなぁ」。そして「昔ネタ」。

コーナー「昔ネタトーク」

こんなコーナーがあること自体、ちょっと辛い。だけど、舞台に出てきた、みのながのネタ一覧を見て、思わずメモをとってしまった。漫才とコントで、たいだい30個ずつくらいが並んでたかな?ほんとはもっとあるんだろうけど、主なものをもってきたんだと思う(今ちょっと手元に全部はないので、手に入り次第公開します)。コントの中に、ホモコントが5つもある!とか、漫才もデートネタ多いなぁとかみのながもちょっと盛り上がり、わたしも客席で、懐かしいー、とか、これ知らんー、とか、ひとりでもちょっと盛り上がってしまい、ちょっと辛いことを忘れていました。

舞台の真ん中には、そのネタの台本も置いてあって、懐かしそうにめくるふたり。
コントの
「世界旅行記」のネタの話。名古屋のソロイベントでやったネタで、みのくんが冒険から帰ってきた探検家で、テレビに出てしゃべっているっていうようなものなんですが、みのくんは「このネタすきやわー」と、懐かしそうにいろいろしゃべってくれました。

あと「ヨイサー」というネタ。サイアクのネタだったそうで・・・このあと、箱に入っているネタカードを引いて、引いたものをやるっていう企画になったのですが、そこで「コレ出たらどうする?」と何度も話題に上がっていました。

そして引いたのが、「オヤジと息子」。NSCの卒業公演でやったネタなんだそうです。うわー、すごい!
「みのながのコント!」というコール、初めて見た・・・その頃は、やってたん?ネタを見ているうちに思い出しました。このネタ、2丁目最後の「あれれれれれれれ」で、11期生が次に登場するコンビのネタをカバーするっていう企画でLaLaLaがやってたネタだー。長岡くんが息子で受験生、散歩から帰ってきたおやじ(みのくん)は息子の邪魔をして・・・っていうようなネタ。みのなががやっているのを初めて見た、っていう不思議な状況でした(^^)。ネタを終えて、すごく恥ずかしげにしているみのくんが可愛い。

「ものがしゃべる」。これはわたしも覚えている。「爆笑BOOING」で勝ち抜いてたときのネタだ、って思っていたら、わたしの想い出とまったく同じ想い出を、みのながのふたりもしゃべっていたのでビックリしました。合格したとき遙洋子にあのすごく派手な服装で、ネタのことを「ディズニーみたいやねーっ」って言われたこととかね。このときのBOOINGは今でもたまにビデオで見ます。すごく面白いネタやった・・・って思っていたら、実際にやってくれることになりました。漫才用のマイクは舞台向かって右端に立てられ、みのくんがその前に立ちます。長岡くんは、演じる人。帰宅した長岡くんが、カップラーメンを食べようとしたり、ネタ帳にネタを書こうとしたりするたびに、お箸や、やかんや、シャーペンや、冷蔵庫etc・・・が、しゃべるしゃべる。テンポがよくて、息つく間もなく笑わされるネタです。BOOINGのときは3分で合格だったので、それ以降の部分は見たことがなくて、それを見られたのも嬉しかった。たぶん、割り箸を見るたびに、みのながのことを思い出すんだろうな。そして「苗字は『おてもと』なんだ」って思うんだろうな・・・。

長岡くんの「もうええわ」のやり方が変、という指摘がみのくんから。コントでオチのとき、相方がどれだけ遠くにいても小さく手で「もうええわ」をする長岡くん。たしかに、そうやなぁ。漫才のときはそれでもいいけど。でも、長岡くんは直す気はないようでした(^^)。

さて、ネタのくじ引き。「これだけあったらそろそろホモ出るんちゃうか?」というみのくんの予言通り、長岡くんが引いたのは「ホモ」(オリジナルバージョン)。みんな、みのながのホモコント大好きなんだね、大拍手が起こってました。わたしももちろん、ホモコント大好きです。ここに載ってる5つは、どれも生で見たことないものばかりだから、すごく嬉しかった!台本を読み直してから、コントへ入ります。オリジナルバージョンは「ベンチでネタ合わせ」ネタ。長岡くんが舞台からハケ、板付きになるみのくんがちょっと恥ずかしそうな顔を見せたのですが、一瞬下を向いて役にスッと入り込んでいた瞬間がすごいと思った・・・。そして、ハジけ出すみのくん。これこれ、これが見たかったんだー。だって、わたしにとってこれが初めて見た「みのながのコント」だったんだもん、衝撃的にもほどがある。ホモコントを引いてくれて本当に嬉しかったです。「よっ、ばれてーら!」

 

こんな企画をやること自体は、すごく辛いことでした。もう過去しか振り返ろうとしないっていうことだから。でも、その過去が、あまりにも楽しかったから・・・今までいっぱい見てきた、大好きだったみのながのネタに埋もれて、幸せだなぁ、ってすごく思った。このあとに、どうしようもなく悲しくなるだろうということも、よく分かっていたけれど、それでも幸せでした。だからこそ悲しみとの落差が大きかったんだ、って、今になってよく分かります。みのながのバカ。

 

VTR

小綺麗な服屋さんで、洋服を買う。鏡の前で、とっかえひっかえ試着してみるみのながのふたり。ふたりとも嬉しそう。字幕「やっぱり新品はええな」。

新ネタ

みのくんの茶色いスーツ、長岡くんの黒いスーツ。ソロイベントのたびに見てきたような気がする服装。「この格好の漫才を見るのももう最後なんだね」って友達としゃべっていた。最後まで、新ネタをやってくれる心意気が嬉しい。もしかしたら、これがみのながにとって、本当に最後の漫才?

最後の漫才も、デートネタ。「デートしたい!」と元気に言う長岡くんに「また!!!!!」とめっちゃ驚いてみせるみのくん。「俺ら、付き合ってんちゃうかっていうくらい疑似デートしてきたなぁ」っていう台詞が微笑ましい。ほんとだ、最後まで、付き合ってるみたいに仲のいいふたり。

デートは遊園地で。「こんなデートがしたいねん」と長岡くんのひとり芝居。弾けすぎ。設定も飛びすぎ。そしてわたしたちは相変わらず笑いすぎ。その後、メリーゴーランド、お化け屋敷、ジェットコースター、観覧車とデートを重ねるふたり。いつのまにかみのくんがちゃんとボケになってる。でも長岡くんもまだボケたりツッコんだりして負けてない。イキオイの良さは最後まで変わらず、いつまでも、こんな楽しいデートを目の前で見ていたかったと、終わったときには思いました。今日のソロイベントでこのネタを下ろしたから、次のスーパーベースあたりでまた見たいな、って思っている自分がまだ居ました。

 

数え切れないくらい見てきたみのながの漫才。これで、終止符だったんです。まだ、実感できません。 

 

VTR

カフェのようなところ?それよりももっと秘密めいたお洒落な場所に居るふたり。楽しそうにしゃべっている様子。「そろそろ行こうか?」「もっとしゃべろうよ」。静かに字幕が出る。そして

「トーク」

登場したのは、先ほどの漫才と同じスーツ姿のふたり。先に口を開いたのはみのくんでした。が、すぐに長岡くんが受け取ってしゃべり出す。「ほとんどの方が知ってると思いますが、今日をもって、僕らは解散します」。そのまま続けて、それに至った理由を、しゃべっていってくれました。お笑いよりも、やりたいことができたから。長岡くんの方から言い出して、ふたりで話し合って決めたこと。受けてみのくんがフォローのような形。お笑いも、長岡くんのやりたいことも、片手間ではできない。加えてこの仕事(お笑い)は、「気持ち」が大切だから、仕方ないと思う。僕も、とりあえず一緒にやめます。やりたいことを見つけます。みんな静かに聞いていた。あらかた、わたしたちが納得できるくらいに理由をしゃべり終わったあたり、一瞬みのくんが声をつまらせた。自分でそれに気づいてか、話を別のところに振ろうとした、ように見えた。それはふたりの出逢いの話。「もう8年になるのか。初めて会ったのが高校のときだから、12年目・・・」。ここまでで、もうふたりともしゃべれなくなっていた。先に長岡くんがクルッと背を向けた。みのくんは客席の方を向いたまま、こらえきれないように、ずっと涙をこぼしてる。

ふたりとも肩をふるわせている、しばらくそんな風に時が過ぎました。ようやっと少ししゃべれるようになって、それでも声をつまらせながら、みのくんの、お客さんへの言葉。僕らがいなくなってもここには面白い芸人がいっぱいいるから、これからもみんなをよろしく。お笑いずきの人に悪い人はいないから。みんなが笑っているのが好きだから、泣かないで笑っていてほしい。そして、でも、みのくんにいちばん感謝している、と長岡くん。また泣いている。これからも、元気で明るくて遅刻の多い長岡なら、新しいことでも成功するやろ、とみのくんが応える。頭をさげてふたりが舞台から去る。

 

モニターにはエンドロールが流れる。字幕のバックには、みのなが(美濃・長岡)のいろんなテレビでの漫才の映像が流れる。懐かしい映像から、最近のものまで。漫才の映像というよりも、漫才のときの登場シーンをいくつもつなげたもの。わたしはいつも、みのながが出てくるのを、出てきて漫才をするのをこうやってワクワクして待っていたっけ、って思ったら、ふたりの涙でこぼれそうになっていた心が、弾けてしまった。客席のすみで、ボロボロ涙をこぼしていたら、客席からアンコールがかかる。なんとかクラッカーだけ準備する。

 

アンコールが最高潮に達した頃、もういちど幕が開く。私服に着替えたふたりがまだ涙の乾かない顔で出てきたところで、客席の合図で一斉にクラッカーが鳴った。それをまた合図にするように、舞台には、花束を持ったハリガネのふたりとたむけんが。お疲れさん、と、ひとりずつ手渡された花束を受け取って、みのながのふたりはまた、花束に顔をうずめるみたいにして泣いていた。

 

納得した形でよかったな、でも、いい解散なんてないけどな、ずっとふたりで舞台にいるのがいちばんいいんだ、と、たむけんがみのながに優しく声をかける。その横で松口くんが笑顔でうなずいてる。
でも、前から長岡に話を聞いていて、長岡はあいつの人生狂わせるんじゃないかって心配してたけど、美濃なら大丈夫やろ、これが逆ならすごく心配だけど、とたむけんに言われて長岡くんがツッコむ。
中川家も来たがってたけど、岡山のロケで来られなかったからよろしく言っておいてって言ってた、という話。
今、村越も来てるんだけどな、あいつやめてから気が抜けて太ってもーて、とても人前に出られる姿じゃないねん、と言うたむけんの言葉にみんなで笑う。
カバンをぶら下げたまま舞台に出てきた松口くんに、長岡くんが、なんでカバン持ってるの?と訊くと、オフだったってことを強調したかってんや、とイヤミな松口くん。
ファン有志のかたたちが用意した、ファンのみんなのメッセージを手渡されるみのながを見ながら、みのながのイベント「呼び出し」を終えたときファンが暖かくいろんな企画をしてくれたけど、陣内が1年くらい続けたイベントを終えたときは終わって3分で客席から人が居なくなったんやで、というたむけんの笑い話。
みのながファンはいいよな、俺らのときはこんなん全然なかったよな、とみのながをうらやましがるたむけんに、「お前らはケンカ別れだからな」と松口くんがチャチャを入れて、「それは黙っといて!」とたむけんがツッコむミニコント。
舞台に出てきて全然しゃべってなかった大上くんがやっと口を開いたとき、みんなで驚いたこと。
ちゃんと6時半に間に合うように来るつもりだったのに、5時にトイレが爆発してん、だからみのながどころじゃなかってん、と笑わせる大上くん。
俺、さっきの美濃の歌のコーナーのとき、ひとりだけ出てきた長岡見て、モニターで見てたから、NSC生が暴挙を起こしたと思ってん、と驚いてみせてたたむけん。
長岡、また遊んでや、溝上とかアサゴエとか、オレの仲いい人みんなやめていくねん、やめても遊んでや、と松口くん。
それを聞いて、おれ祐樹とけっこう仲いいやんけ、次やめるのオレか!?イヤやで!!とたむけんが慌ててみせる。
松口くんの、長岡は、お金やゲーム借りたいときにしか電話してこないからな、格闘ゲームとか、という言葉に、こいつ未だに強くなりたいらしいで、やりたいことっていうのもプロレスラーやろ、とたむけん。それを聞いてみのくんもやっと笑う。うん、それならしゃあないなって思ってん。
コレ終わったら長岡、ダメ出しするからな、と松口くん。えっまだダメ出しされるの?と長岡くんが驚くと、ウソウソ、と笑って訂正してみせる。

 

ちっちゃいちっちゃい、11期生の集まり。花束を持ってたむけんとハリガネが出てきたのを見たとき、舞台を直視できないくらいに泣いてしまった。嬉しかったのもある。みのなががいなくなることがどうしようもなく寂しかったのもある。自分でもよく分からなかった。なんかもう号泣してしまった。でも、こんなときでも、こんなときだからこそ、明るく舞台を盛り上げてくれる11期生たち。同期、って感じやな、って自分たちで笑ってた。まだ涙は乾いていないけど、みのながのふたりも笑ってる。わたしも笑ってた。楽しかった。みのながの舞台、最後の最後で、すごく楽しかった。すごくすごく幸せな、素敵な光景・・・。この楽しい空間からみのなががいなくなることが、すごく寂しかった。でも、最後まで、みのながのイベントは爽やかでした。

 

舞台のみんなが頭を下げて、最後は5人がカーテンコールみたいに手を挙げて、幕が閉まり、客電が付く。本当に、終わったんだ。みのながは解散したんだ。また涙が残ってる。アンケートを書きながら、また泣いてた。涙もろいのは歳のせいだけじゃないよね・・・。

 

 

 

客席を立つ前に、開演前に手渡された封筒が目に付いた。そういえば指示、なかったよね・・・開けていいよね?と友達と言いながら、おそるおそる開けて見てみた。アルバム?小さいアルバムには、みのながのふたりの生写真が6枚入っていた。友達のも同じ写真。打ち合わせのときの様子かな。いい顔をして笑ってる。長岡くんがふざけてる写真もある。形には残らないものも、形に残るものもくれるなんて、やっぱりみのなが、最後まで、心憎いことをしてくれる・・・。

劇場を出て、ファンのみんなからのメッセージを書く大きなボードに、わたしも言葉を寄せた。これを用意したのもファンの人たち。みのながって、素敵なファンがいっぱいいたんだな。ファンの人たちのおかげで、このイベントがさらに爽やかになった。まだ前を向いていられた。感謝します。その後、みのくんと長岡くんの出待ちの様子をちょっとだけ眺めて、劇場をあとにしました。いっぱい泣いて、少しだけすっきりして、でもどうしようもなく寂しくて。今日は、みのながとみのながファンの卒業式だった。できたら卒業したくない、すごく楽しい学校みたいだった。これをずっと続けていけると思っていた。勝手に卒業のラインをひいてしまった長岡くんのことは、たぶんしばらくうらんでしまうと思う。いつか時が来たら、これがよかったんだと思えるときが来ることを願いたい。
こうやって、また追悼しなくてはいけないコンビが増えた。みのながと過ごした5年間のことを思い出すと、やっぱりまた泣きそうになる。だけど、ライブが終わったあと、みのながも、11期もずっと大好きで、みのながはいつまでもわたしたちの大好きな11期生なんだ、って考えていた。みのながというコンビに出逢えて、好きになったことを感謝したい。しばらくはその気持ちだけを確認しながら頑張っていきたい。

 

(2000.6.13記) 

 

 

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