主要ホームページのバリアフリー度チェック
 インターネット読み上げソフトのおかげで、視覚を失った人の情報アクセスは飛躍的に向上しました。しかしながら、ホームページの作り手が読み上げソフトの存在を意識していないことも多く、見るに見られない(聞くに聞けない)サイトも数多く存在します。そこで、視覚障害を持つ友人の声を元に、自分のホームページについては(とりあえず)棚に上げ、公共性の高い団体や個人のホームページのバリアフリー度をチェックしてみました。

<チェック対象サイト>
  政党   官公庁  政治家  新聞  一般企業

<チェック方法>
 1)トップページを中心に、読み上げソフトでの閲覧に不向きな点がないかをチェック
 2)IBMホームページリーダーにより、1)で見つけた問題箇所が音声対応しているかを確認
 3)不便さの度合いによって、問題箇所を点数化し、10点満点の減点法で評価

*問題箇所の点数
そのサイトにアクセスすると、別ウィンドウが勝手に開く(読み上げソフトでは、何が起こったか謎) −4点
メニューの中で、画像にリンクが貼ってあり、かつ代替テキストが全く設定されていない −4点
メニューの中で代替テキスト貼り忘れがある −1点×個数
メニュー項目のトップ5以内のリンク先がPDF形式 −3
その他不具合 −1


<結果>    

政党ホームページ(2003年3月時点)
評価 備考
自由民主党 2 サイトにアクセスすると、いきなり別ウィンドウの「デイリー自民」が開く。また、メニュー項目の画像に代替テキストを貼っていない。テキスト主体の以前のホームページの方が親切だった。
公明党 9 盛りだくさんの割に親切な作り。ただし、リンク先へ飛んだ後でも、初めと同じメニュー項目をいきなり読み上げるのは鬱陶しい。ホームページの下の方に置くなど、位置を工夫して欲しい。
保守新党 7 肝心の政策がPDF形式。視覚障害者の票はいらないということだろうか?
民主党 9 まぁまぁ親切な作り。ただし、トップページ左端の「メルマガ登録」などは、できれば最後に読み上げるよう位置を工夫して欲しい。
自由党 8 まぁまぁ親切な作り。ただし、トップページの写真(リンク先あり)に代替テキストを貼り忘れている。
社会民主党 9 「人権」が売り物の党らしくW3C準拠を謳うのはよいが、読み上げチェックをしていない模様。随所で党名を「やしろみんとう」と読み上げている。
共産党 8 まぁまぁ親切な作り。一箇所代替テキスト貼り忘れ

政治家ホームページ(2003年3月時点。小泉首相、土井社会民主党党首は、ホームページを持っていない)
評価 備考
山崎拓
(自民党幹事長)
9 まぁまぁ親切なつくり。ホームページタイトル下のコピーに内容と関係ない代替テキストが貼られている。
神崎武法
(公明党党首)
6 メニュー項目に代替テキストが貼られていない。党のホームページはとても親切なのに。
熊谷弘
(保守新党党首)
9 メニュー項目の代替テキストと、顔写真の代替テキストとが入れ子になっていて分かりにくい。
菅直人
(民主党党首)
9 まぁまぁ親切なつくり。「今日のひと言」が内部フレームになっているため、初心者には若干使いにくいかもしれない。
小沢一郎
(自由党党首)
9 PDFとHTMLを併設するなど、かなり親切なつくり。「スローガンと政策」で肝心なところに代替テキストを貼り忘れているのが惜しい。
福島瑞穂
(社会民主党幹事長)
5 非常に不親切なつくり。代替テキストが貼られていないだけでなく、読み上げソフトではリンク先が存在することすら分からない。
志位和夫
(共産党委員長)
6 メニュー項目に代替テキストが貼られていない。党のホームページはとても親切なのに。