Paradise Lost


lightの作品群でも異彩を放つ作品。
自分が好むまた〜りほのぼ〜のどころか、恋愛ゲムかどうかすら怪しい(をぃ





シナリオA(85点)

いきなりリルに萌えるわけですよ。

絵は凄い好みだけど、漣紫音さんの予想だと萌えはあんまり無いかなぁと思っていたのですが

これがまた、結構やられるのです、予想外に。

ま、それはそれとして、主人公は2人いるわけなのですが、ライルはまだしも

ノウは見ててちときつくなりますな………

強者と弱者、あえて両極端な2人を主人公に持ってくると言う手法は

悪いものではないと言うよりも、良いと思うのですが………

弱者の物語ってのは、螺旋回廊なんかもそうですけど

どうしても痛い話になりますからねぇ………

同じ世界、同じ時間で主人公が2人いることで、それぞれの視点から世界を見ることが出来

キャラの心情も分かりやすいので、キャラがしっかりと立っているのは非常に良い。

シナリオは聖書辺りが基本設定になっている………と思うのですが

自分は神話とか宗教的なものの知識が無いので間違っているかもしれません。

まぁ、女神転生とかペルソナが好きな人からすれば、かなり馴染みのある名前が出てくるし

神話の知識があればシナリオそのもの以外のところでも楽しめるかも知れません。

世界観的にはブラックマトリクスが一番近いかもしれない。

シナリオの長さはそれなりに長いです。

展開そのものが恋愛ゲムというよりも、RPGとかS・RPGの類なので

分岐が少ないと言うか、大まかな分岐は、ラストで2人の主人公

ライルとノウ、どっちのルートに行くかくらいです。

選択肢で所々どっちを選んだらいいのか、全く分からないものが出てきたりするし

どの選択肢で分岐するのか分からなくて、暫くの間悩んだから

プレイした時間だけで考えると結構かかってるけどね(笑)





グラフィックA(80点)

ゲームの出だし、メニューページで悪魔城ドラキュラでも始まんのかって感じだった(何)

OPムービーはまぁ、出来は良いんだけど………

曲が、結構好きな気もするけど、あんまり好きじゃない気もする………

良いと思うには思うものの、何故か素直に良いと思えない、良く分からん(爆)

あと、シナリオの分かれ目、1話が終わるごとにOPムービーが流れるのだが

毎回同じなのが残念でならないね………

話が進むごとに、CGや曲が変わってくれると非常に良かったのだが………

1枚絵

基本的に出来は非常に良いが

時々崩れた絵が出てきたりするのが少々気になる………

枚数は正直言って少ない。

日常シーンにしても、戦闘シーンにしても

もっと一枚絵を増やして欲しいところ………

でもまぁ、クオリティは良いのでよしとする。

立ち絵

リルが立ち絵の状態から萌えるわけで

萌えに関しては問題ないし、絵のクオリティそのものも問題ない。

ただ、キャラによってバリエーションが多かったり少なかったり、結構差がある。

全体としてみると、正直バリエーションは少ない。

背景

なんか違う場所なのに同じ背景が使いまわされて足りもするが

その点にさえ目をつぶれば、クオリティも申し分ないので問題ありません。

総合的に見ると、CGに関してはもう少し頑張って欲しかった………

クオリティの面でだけ言えば、時々崩れた絵が出てくる以外は問題ないんだけど

1枚絵にしても、立ち絵にしても枚数が少ないのが残念。





ミュージックA(95点)

まずはBGM

シナリオがシナリオなだけに、普通のえちぃゲムとは違い

そのままRPGやらSLGに使えそうな曲が多いです。

なんというか、久しぶりにサントラがついてて本当に嬉しくなるほど

非常に自分好みな曲が多い。

続いてCV

良い、まぁ名の売れてる実力のある人たちを起用してるから

これで悪くなったらある意味演出上の問題なんでしょうけど

良いので文句は何もありません。

リルの中の人もいいけど、やっぱソフィアの中の人だよね(名前出せよ)

妹キャラだしさ、やっぱこの人は妹キャラが似合うね。

ただ………CVを当てている人は名が売れてる人たちだから問題なくとも

フルボイスじゃないってぇのはちょっといただけません。

脇役っつったって、それなりに役割のあるキャラがいるのに

そのキャラ達に声が無いのはかなり残念です………

これで、全キャラ声がついてれば100点にしても良かっただろうに………





総評A(85点)

良い。

シナリオ、音楽、CG全て自分好み。

もとよりそれが目的じゃなかった濡れ場や

テンションの下がるシーンでやめておかないと、下手すると徹夜するくらい好き(爆)

燃えも萌えもあるし、痛いシーンもある………

それでも、基本的にハッピーエンドだから良い。

まぁ、いまいち釈然としないところもあるが………

システムは必要なものは全部揃ってますね。

クイックセーブ、ロード、スキップの既読未読判定、バックログ、オートモード。

余計なエフェクトがあるので、セーブロードがスムーズとは言いがたいですが

システムとして重いわけではないので、まぁ良いかなと。

スキップも早いし、非アクティブでも動くから快適だし。

んで、最終的な結論を言うと

これは本当にlightの作品なのかと(笑)

まぁ、このブランドは結構色んな方面のシナリオのゲームを出すので

そこまで違和感は無かったわけですが………

アレだギャグが極端に少なくなったマギステルテンプル………とは違うか(爆)

兎に角、良作ですね、残念ながら名作には届きません。

主人公が2人いることによって、視点が変わり、声のあるサブキャラについては

それぞれの事情とかがあるのが分かるようになってるのは悪くないのですが

それによって、感情移入がしづらいのが難点です………

これが、単純に単一の物語であるなれば、もっと感情移入できるだろうし

もしかしたら名作判定を出していたかもしれない。

2004年初の新作は、プレイ前多少不安があったものの良作でした。

プレイ前は眼中になかったアストに萌えたしね(爆)


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