こなたよりかなたまで


最初に言っておくと、このレビューで言う耕介はとらハの槙原 耕介です。

このゲームに出てくる島田 耕介のことではありません。







シナリオA(90点)

簡単に言ってしまえばゲーム版僕が生きる道(マテ

IFSとかDLSを搭載している人間には、ちときつい部分があったりします(何)

まぁ、ようするに想像力豊かな人間とか

文章を読んで意味を考えるのではなく、文章からいきなりイメージを引き出す人間は

序盤、油断すると持っていかれて気分が悪くなります………

しかし、世の中は『吸血鬼と言ったらブラム・ストーカーのドラキュラ』なんだよな。

主人公も完全に誤解してるし………

いかにブラム・ストーカーの吸血鬼ドラキャラが世に浸透してるかが分かるわな。

自発的にくれる奴でいい奴なのは1人知ってるぞ

やたらと女顔で身長低くて、でかい幼馴染と小さい幼馴染のいる彼だ(笑)

………でも、ブラム・ストーカーのドラキュラじゃないんだから

吸血『鬼』ってぇのは変じゃなかろうか?

やっぱ、吸血種が妥当だと思うんだがなぁ………

話がそれまくってますな………元に戻して

値段が安いのが原因かなんか知らんが、シナリオはやけに短いです。

ゲームのシナリオとして成り立ってはいますが

あえて本当の始まりと終わりをぼやかしている感じですね。

この手のゲームは、最後を描くとどうしても泣きを狙った話になるので

それを避ける意図があったかどうか走りませんが

ラストが明確で無くても何気ないところでジーンと来るし

ある意味とらハに近いものがあるのではなかろうかと。

決して優しくない世界と運命、その中で生きる優しい人々。

非日常的な日常と、優しい雰囲気に萌え。

あからさまに泣きを狙うためのラストではなく、シナリオの中の何気ないシーンで感動させる。

自分が非常に好むシナリオです(笑)

んで、シナリオそのものは、短編集って感じですね。

そんなわけだから、シナリオの短さもあって、選択肢が極端に少ないです。

まぁ、余分なものが無いのは良いことですよ、胸と同じで(マテ

ただ、ハッピーエンドっぽい終わり方をするものの

語られることの無い、本当の結末が見えてるだけに、切ない気持ちになります。

たとえ、その結末で悲しむことがあっても、不幸だとは思わないことが分かっていても………

最初からハッピーエンドにならないことは分かっているのだけども

ハッピーエンド至上主義者としては、あまり嬉しくない終わり方してるが………

それでも、安直な奇跡やなにやらが起きないのは良かった。

これでもし全てに簡単な救いがあってしまったら、興ざめだし

ここまで好きに離れなかったと思う。





グラフィックA(80点)

まず教室の時間割表を見て一言。

ここは小学校か………

んじゃ、まずは1枚絵について

クオリティは申し分ないんだけどさ………枚数少なすぎ

シナリオも短いけど、それ以上に枚数が少ない。

まぁ、ゲムの値段が値段だし、普通のえちぃゲムと同じ量にしろとは言わんが

せめて1人10枚は欲しかったかのぉ………

立ち絵については、表情のみが変わるだけで、他は変わりません。

ただ、表情がなんつ〜か………柔らかいのがいいね。

背景は良い。

1人部屋なのに何故か2人部屋だったりするが、まぁ気にするな(笑)





ミュージックA(95点)

ゲームを起動すると、いきなりOPムービーが始まるのですが

OP曲、I'veっぽい曲だなと思ったら、やっぱりI'veだった。

そうなるとEDも勿論のことI'veなわけです。

ま、そんなわけでOP、EDに関しては文句なし。

BGMは無限の彼方からって曲が、やけに僕夏を思い出させる。

いや、出だしの1つ以外は音階全然違うんけど、使ってる楽器が完全に同じなんだよね(多分)

自分は楽器に詳しくないんで、なんて楽器かは分からんが

ハープとかそういった弦楽器だと思う………

あと、ささやかな一歩って曲が、聞いてるだけで何故か泣きそうになる………

………今更になってやっと気付いたけど、自分は弦楽器がメインの曲に弱いらしい

アコギがメインの曲に弱いのは前々から分かってたけど

今回のハープ(?)の曲にもやられてるしなぁ………

それはそれとして、普通(?)のえちぃゲムでは久しぶりに本当に良いと思えるBGM

CVも完全にフルボイスなので文句無いし

このゲームの音に関しては、本当にけちのつけようがありません。





総評A(90点)

まずいえることは、安いです。

定価が6800円、通常のえちぃゲムより2000ほど安い。

作品としては良い作品、それこそ名作レベルで、コストパフォーマンスは上記の通り

ただ、シナリオが短かったり、1枚絵が少なすぎたりするけど………

CVとOPEDに歌をつけた分、そっちに金がかけられなかったのだろうか?

総合的に見て、非常にF&Cっぽくないのですが

水月と同じでF&Cの作品は、F&Cっぽくないほど良い作品である可能性が高いわけで(笑)

しかも、水月と同じくジャンルがVNで、テキストの縦書き横書きが選択できるし

自分はもちろん縦書き派。

システム面においては、さすが老舗ブランドだけあって不便は無いものの

オプションやセーブの文字などが非常に小さいので、遠目だと何が書いてあるか読めない。

もう1サイズ大きくしてくれれば良いものを………

それとうって変わって、ゲームのテキストは文字サイズが大きめ。

あと、時々マウスクリックやエンターに対するレスポンスが遅くなると言うか

反応しなくなるのは、うちだけだろうか?

それから、非アクティブだとプログラムが止まるのはちと減点だな………

ま、ゲーム進行に関わるようなバグや、使えないシステムではないので問題なし。

判定は名作か名作に足半分突っ込んだ良作。

全体的にクオリティが高く、シナリオの締め方が良く

とらハ、僕夏、ひらたいに次ぐ良い作品だと思いました。

シナリオのところでも言っていますが、安直な救いが無いのが良かった。

と言うのも本音ですが、ハッピーエンド至上主義者の性か………

どうしても救いを求めてしまうのです、でも終わり方はこれで良かったと思う。

もしこれが、完全なハッピーエンドなら殿堂入りしていると思いますが

かと言って設定を変えたらシナリオも変わるわけで、殿堂入りにならないし

設定を変えなかったらこれが最良のシナリオだろうし………

二律背反のジレンマに完全にとらわれてしまっています………

………何にせよ、絵が気に入ったならやるべきです、と言うかやりなさい(爆)

え〜、最後にちょっと余談。

これを始める1日前に名言投稿(MNO,3252)で

AAMさんが耕介を超えたといっていましたが

やってみて思いましたよ『なるほどな』と

本当にいい奴なんですよね。

耕介と言うよりは、どっちかと言うと、年齢的にも真一郎に近いかな

でも………自分の中の耕介は超えられないなぁと………

ほぼ同着でシンクロ率がわずかに及ばず2位の真一郎とはタイですが………

いい奴って意味では、彼方も耕介も真一郎も同じくらいいい奴でして

その中で一番シンクロが出来るのが耕介ですから、地位はなかなか揺らぎませんね………

それでも、自分がやったえちぃゲムの主人公の中でトップランクなのは確かです。

正直言って、耕介や真一郎に並ぶことで十分偉業だしね。

つ〜か、こっちの『耕介』もいい奴だがな(笑)

まぁ、あれだ………色々いっても、結局はこの不満が残るのですよ。

なんで優を序盤から小学生ってことにしてえちぃシーンなしかな!!(爆)

いやまぁ、こじつけで18歳以上にしたとしても

設定が設定だから、さすがの自分もそこまで無茶は言わないつもりだったし

大きくなってからでいいからなんて、口が裂けても言うべきじゃないんだろうけど

やっぱりさロリコンお兄さんとしては

それが目的でゲームを買ってるわけだから?(もういい黙れ)





































んっんっ!! マイクテスマイクテス。

小学生時代の佐倉萌え!!

………ふっ、たとえ先を読まれても自分は叫ぶぞ、ではさらばだ(二度と帰ってくるな)


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