処女はお姉さまに恋してる


おねにーさま?(古)





シナリオA(80点)

次第に主人公が男であるということを忘れてしまうのはなんとも(笑)

序盤はそれこそ、主人公そのものが女性らしい立ち振る舞いで自己嫌悪したりもするわけですが

後半から終盤にかけては、もう完全にお嬢学の女子生徒になってしまって

なんだかとても違和感があったりなかったり(何)

んでだ………シナリオの長さはかなり長いですね。

固有部分が長いと言うよりも、共通部分が長い。

序盤の方はまだいいんだけど、後半になると大きな事件も出尽くして

まったりとした感じになるから、その辺りで中だるみを感じた。

と言うか、むしろ固有部分が殆ど無い状態なわけだけどもね。

あとは………地味に長台詞が多かったりするね。

ライターさんの癖なんだろうけど、もう少し短くすっきりさせるか

もしくは、ちょうどいいところで改行できないものなのかねぇ?

いや、自分自身小説書くと、かなり長台詞が多くなるから、人のことは言えんのだけども(爆)

取り敢えず、このライターさんはあまりゲーム向きなライターさんじゃないかも知れない。

で、肝心の内容そのものについてですが

簡潔に良い話であります。

色々と台詞に不自然な部分があったりとかもするにはするんですが

その辺のことはさておいて、良いシーンが多いですね。

全体的に見ると上で言っている通り、中だるみする部分もあるし

固有部分が結構薄かったりもするんですが、単体で見ると良い話が多いです。

ただ、どうにも主人公がヒロインを好きになっていく描写が薄すぎるんだよな。

でもまぁアレだ、上で言っている通り、個々のシーンでは良いものが多いし

おまけシナリオも充実(?)しているから

まぁ、こういった百合物(ではないんだけどね)が苦手と言うのでなければ

問題は無いでしょう。

あ、書き忘れたけど、えちぃシーンは1人辺り複数回あったりなかったり………

見事に数がバラけていますが、どれも総じて濃いとは言えませんので

使用目的としては微妙なところであります。





グラフィックA(90点)

1枚絵について

クオリティは問題なしと言うか、このブランドでクオリティに問題があるなんてことは

まずありえない話なので、その点は安心してプレイできます。

ただ………ちと気になった絵が数枚ありました。

絵の出来としては何の問題も無いんだけど、テーブルにおいてる食事の向きが

右にご飯、左にオカズになってるキャラがいるのがどうにも………

重箱の隅をつついてるのは重々承知してはいるけど、どうしても気になったわけです。

で、枚数は84枚、数を見るとちっと少ないかなって気もしますが

シナリオの方で特にCGが欲しいと思うような派手なイベントが多くないので

プレイ中はそんなに気になりませんでした。 と言うか、さりげなく差分が10枚以上ある絵とかが存在しているので

その辺りを考えたら十分と言える枚数でしょう。

あと、CGモードには登録されないけど、妙なアニメーションの1枚絵もあるし

オフィシャルサイトにある4コマ(?)の絵が登場したりと、芸が結構細かいです。

続いて立ち絵についてですが、これも芸が細かいと言うか

赤面を表現する際の演出はなかなかによろしいですな。

古典的っちゃ古典的な演出ですけど、古典的なものと言うのはそれだけでよさがあるものですし。

兎も角、種類問題なしクオリティ問題なし

絵が好きならば、何の問題も無いでしょう。

ラスト、背景について

体験版やったときに、ゲーマーズライフの方にも書いたのですが

どうにもモブが絵画チックなのが気になる。

そのうち気にならなくなるけどね。

1つ大きな問題点としては、映画館で映画を見ているときの背景が

薄めの茶色と白が交互に点滅してるスクリーンが表示されるから

目がちかちかして文字が読みづらいし、目も痛くなる。

そこはもう少し配慮してもらいたかった。

それ以外に関しては桜並木なんかがちゃんと季節が変わるごとに背景も変わるし

他の背景の種類も豊富です。

グラフィックは不安材料が元から無いので、これくらいの評価になるのは予想通りですな。





ミュージックA(80点)

な〜んか、BGMがどっかで聞いたことあるような感じの曲があったり………

鍵作品………じゃないな、D.O.作品………でもないし

あ、ねこねこ作品かな?

あと、とらハ1を思い出すような感じの曲もあるな………

まぁ、どんな方向性の作品においても、飽和状態になりつつあるんだから

似たような印象を受ける曲があるのは仕方ないことなんだろうけどね。

で、まずはOP曲………これは特にどうとも………悪いとは言わないけどね。

純然たる個人の趣味で好きじゃないからね………

挿入歌は良い曲であります。

ちゃんと印象的なシーンで使われてるし、そのシーンにもマッチしています。

ED曲も良い曲ではあるのですが

この作品のボーカル付きの曲は、あまり自分の好みじゃないですな。

まぁ………そもそも静かな曲とかは、好きになれるものとなれないものの差が大きいから

たまたま好きになれない曲が集まってしまっただけで

悪い曲があるというわけではありません。

BGMについては、好きな曲が何曲かありますね。

特に確かな想いと強い絆はお気に入り。

曲数は18曲、少なくもなく多くもなくってところです。





総評A(80点)

そ〜いや、メイズってあかほり作品の中では珍しく

ちゃんと完結した作品だったような記憶があるな………

………関係ない話はさておいて

まずはシステム面なんだけど、これは問題なし。

ただ、既読スキップと未読も含めた全文スキップがボタンで分かれてるから

油断してたり、説明書読んでないで適当に押したりすると

未読ごとスキップするボタンを押したりする可能性があるので注意

(↑体験版で思いっきりひっかかった奴(爆))

それ以外は必要なものも揃ってるし問題ないね。

強いてあげるなら、バックログがロード以前のものが読めないってことくらいだな。

と言うか、起動直後のロードじゃないと

ロード前までプレイしていた、先の話がバックログで読めてしまうのが微妙なところだが………

それと、スキップはシーン単位で管理してるのか

同じシーンでも、後の展開が違うだけで既読部分が飛ばせなくなります。

同ブランド前作のシャマナシャマナはそんなことなかったんだけど………

まぁ、これは人によってはこっちの方がいいって人もいるだろうし、一概にどうとは言えんか。

で、これは問題点ではないけれども、シナリオの方に書くかどうか迷ったシステム面の話(何)

シナリオは基本的に主人公の一人称で進んでいくのですが

結構他のキャラへと、ころころ視点が変わるんですよね。

文章読むだけでもすぐに分かるっちゃ分かるのですが

それをフォローするように、主人公じゃない他のキャラの視点になると、

メッセージウィンドウのフレームの色が変化するのは、なかなか良い手法ではないかと。

いやまぁ、これくらい文章だけでも、視点が変わったことが分かりやすいシナリオならば

なくても問題は無いんだけれども、備えあれば憂い無しだしね。

こういったゲームは、親切すぎるくらいでちょうどいいと思うし、なかなか評価できると思います。

………なんか、いつも以上に総評が長くなってる気がするが

全体的に見ると、やはりしっかりとまとまった作品と言う印象が強いかな?

えちぃシーンは、複数回あっても濃いとはいえないのが残念ではあったが

大きく問題視するほどの難点があるわけでも無いし

多少萌えが足り無い感じはするにはするんだが

萌えってのは、個人の主観で完全に変化するものだしね。

兎も角、マリみてとかその辺りが好きな人は好きになれる作品じゃないですかね?

自分は原作読んでないし、アニメも見てないからなんとも言えないのですが。

気になったのならやってみても損はしないと思われます。


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